蒲公英 (気持ち)
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蒲公英「ふん♪ふふ〜ん♪ふ〜ん♪」

 

ふきふき

 

蒲公英「よし!綺麗になった!さてと」

 

自分の武器を手入れしていた蒲公英は、中庭に移動する

 

 

蒲公英「あれ、誰か居る?」

 

中庭には、既に先客が居た

 

 

凪「はああ!!」

 

バシ!バシ!バシ!

 

一刀「ふんっ!よっと!」

 

ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 

蒲公英「おお!」

 

一刀と模擬戦をしている凪の姿であった

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凪「ふうー」

 

一刀「もう大丈夫そうだな」

 

凪「はい、明日からまた警備に復帰できます」

 

一刀「そうか、また頼むな凪」

 

なでなで

 

凪「あっ・・・はい////」

 

蒲公英「へぇー」(ニヤニヤ)

 

凪「た、蒲公英!?」

 

一刀「???」

 

一刀に頭を撫でられて、顔を赤くしていた凪は、突然現れた蒲公英を見て驚いた

 

 

蒲公英「普段の凪とは思えないね〜」(ニヤニヤ)

 

凪「い、何時からそこに!?////」

 

蒲公英「少し前だよ、それより凄いね!凪の攻撃全部避けちゃうんだもん!」

 

一刀「え?ああ、慣れだよ慣れ、凪の動きは何時も見てたからね」

 

蒲公英「そうなんだ、ねえ!蒲公英とも鍛錬しよ♪」

 

一刀「良いよ」

 

凪「じゃあ、審判をやりますね」

 

一刀「ああ、頼む」

 

互いに離れて、向かい合う

 

 

凪「それでは、お二人ともよろしいですね?」

 

一刀「ああ」

 

蒲公英「ねえ、無手で良いの?」

 

一刀「無手じゃないよ」

 

スウゥ!シュイン!

 

蒲公英「ええ!?」

 

凪「手が剣に!?」

 

一刀「少し違うぞ凪、これは氣を刀に模っただけだ」

 

今一刀の右手が、青色の光の刀の様な物に包まれている

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蒲公英「大丈夫なのそれ?蒲公英スパって切れちゃわない?」

 

一刀「大丈夫だ、殺傷能力は無い」

 

蒲公英「よかったー」

 

一刀「だが質量は普通の剣と変わらない」

 

蒲公英「そ、そうなんだ」

 

蒲公英は少し複雑な気持ちになっていた

 

 

凪「それでは・・・始め!!」

 

蒲公英「先手必勝!!」

 

一刀「・・・」

 

蒲公英「でえええい!!」

 

ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 

一刀「甘い!!」

 

ガン!ガン!ガン!

 

先に攻めてきた蒲公英の連続突きを、冷静に予測して防いでいく

 

 

蒲公英「まだまだ!!」

 

ヒュン!ヒュん!ヒュン!ヒュン!ヒュン!

 

一刀(何だこの違和感?)

 

一刀は蒲公英の動きに違和感を感じていた

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凪(隊長は余裕があるな、でも何か考えてるみたいだが、何だろう)

 

審判をしていた凪も、一刀の動きを見続けていた

 

 

一刀(そうか!)

 

蒲公英「はあ・・・はあ・・・」

 

一刀「ねえ馬岱ちゃん、陸上戦の経験どれだけ有る?」

 

蒲公英「えっ陸上戦?余り無いけど、ほとんど騎馬隊で戦うし」

 

一刀「やっぱり・・・今のまま鍛錬しても、無意味だな」

 

蒲公英「えっ何で!?」

 

一刀「理由は簡単だ、体の重心の移動がうまく出来ていない、それじゃあ攻撃を半減させてしまう」

 

凪「隊長?もしかして、さっきから何か考えながら戦っていたのは、この為ですか?」

 

一刀「ああ、何か違和感が有ったんでな」

 

蒲公英「あれだけ攻撃したのに、そんな事してたの!?」

 

一刀「まあな、観察力は大切だからね」

 

蒲公英「でも、重心の移動ってどうゆう事?」

 

一刀「君は無意識の内に、前に出している右足より、後ろに下がっている左足に重心が行っている、護りの時は良いけど、攻めの時は余り良くない」

 

蒲公英「そうなんだ、それじゃあどうすればいいの?」

 

一刀「攻撃のときの踏み込みを、前の足に力を入れる様にすれば良い、馬岱ちゃんの場合は右足かな」

 

蒲公英「ふーん、判った!やってみる」

 

一刀「ああ、頑張れよ」

 

なでなで

 

蒲公英「えっ!?」

 

一刀「ああ!?ゴメンゴメン!?凪みたいについ!?」

 

凪「た、隊長!?そんな事大声で言わないで下さい!?」

 

蒲公英「////」

 

一刀「お、怒ってる?」

 

蒲公英「もう一回・・・////」

 

一刀・凪「「えっ・・・」」

 

蒲公英「もう一回なでで欲しいかな〜て////」

 

一刀「あ、ああ良いよ」

 

なでなで

 

蒲公英「えへへ〜何だか凪の気持ちが判ったかも////」

 

凪(また一人増えた)

 

凪は、頭を抱えていた

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翌日

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桃香「それじゃあ華琳さん、また次の会議の時に」

 

華琳「ええ、今度は成都で会いましょう」

 

洛陽から一番遠い蜀は、早めに帰らなければいけない

 

 

蒲公英「あ!そうだ、ちょっと待って」

 

翠「蒲公英?どうしたんだよ?」

 

蒲公英「ちょっと忘れ物♪」

 

一刀「?」

 

一刀に向かって走ってくる、蒲公英、そして

 

 

トン!

 

蒲公英「チュ」

 

一刀「むぐ!?」

 

一刀・蒲公英以外「「「ああああああああ!!!!!!!」」」

 

いきなり一刀に抱きついた蒲公英は、一刀にキスをする

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蒲公英「えへへ〜////」

 

一刀「ちょ!?馬岱ちゃん!?」

 

蒲公英「今度会うときは、もっと成長した蒲公英見せてあげるね、お兄様♪」

 

季衣「お!!」

 

流琉「お兄様!?」

 

蒲公英「じゃあね、お兄様♪蒲公英の事は、蒲公英って呼んでねー!!」

 

一刀「あ・・・」

 

桃香達の場所に戻った蒲公英は、翠に「何やってんだお前!?////」と怒鳴られていた

 

 

一刀「・・・はっ!?」

 

華琳「ヘエーオモシロイコトシテタノネ」(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!)

 

季衣「ミタイデスネ」(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!)

 

流琉「ホントウニヨカッタデスネ、ニイサマ」(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!)

 

一刀の後ろには、純粋な怒りと殺気を放つ三人が居た

 

 

華琳「カズト、チョットハナシシマショウカ」(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!)

 

一刀「さらばだー!!!!!」

 

ドヒューン!!

 

華琳「キイ・ルル、ツカマエナサイ!!!!!」

 

季衣・流琉「「御意!!」」

 

その後の事は、皆さんのご想像に任せます

説明
どうも皆さん、カイです。
スランプ地獄の中から何とか搾り出して、書き上げました。
それではどうぞ
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コメント
ヴェル=セイン さん 確かにそうですね(カイ)
殴って退場さん そうですね(カイ)
茂夫さん 気に入ってもらえて嬉しいです(カイ)
JDAさん その可能性は高いです(カイ)
蒲公英って心にオアシスだよね♪(さまよう人)
その光景がすぐ想像できそう(笑)(殴って退場)
蒲公英だー俺得なチョイスに大喜びです。(茂夫)
絞り取られたな・・・ww(JDA)
mokiti1976-2010さん ご冥福の時に笑ったら失礼ですよ(笑)(カイ)
ファイズさん それは今さらです(カイ)
一刀さんのご冥福をお祈りします(笑)。(mokiti1976-2010)
FFF団に追われる異端者みたい(ファイズ)
タグ
真・恋姫†無双 蒲公英 一刀 

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