草食動物 |
草 食 動 物
好きなものは昔から、どうしても手に入れないと気が済まない性分は、
二十歳を過ぎても直ることはなかった。
そもそも、自分が欲しいと願ったもので、手に入ったものの方が圧倒的に少ないというのに、
それでもどうしても、欲してしまうことは、きっと堪え様がないことなのだ。
いつも思っていた。
自分が欲しいと思うものは、どうしていつも、他人のものなのだろうか。
小学生時代に必死にねだったのも、
隣のクラスの勇次が持っていたのと同じゲームソフトだったし、
中学時代に欲しかったものは、榊先輩と同じ懐中時計だった。
ただ、それらが最終的に手に入らない理由も、いつも同じだった。
つまり、「欲しくなくなる」のだ。他人のものだと解った瞬間に。
前の日にテレビで見て、あんなに欲しいと思っていたのに、
翌日登校したら勇次の手の中にあったのを見ると、突然に欲しくなくなった。
ずっと欲しいと思って、学校帰りに毎日時計屋に展示してあるのを眺めて帰っていたのに、
その懐中時計を榊先輩が誕生日に買ってもらって使い始めたと聞くと、
途端に自分にはもう必要なくなったような、そんな気がしてしまう。
ああ、要するに、
俺は、往生際が良過ぎるのだ。
その日は、夏には少し早いような、雲だけが先に夏になったような、そんな空模様の日だった。
レポートを無造作に鞄に放り込んで、そのままゼミ室を出ると、いつもの珈琲屋へ足が向かう。
いつもの角を曲がった辺りから、少しずつ、香ばしい香りがしてくるのもいつものことで、
焙煎中の珈琲豆がはじける音がすぐ隣で聞こえてくるような気がする。
この濃密な空気感が好きなのだろう。
ぎぃ、と音を立てて、いつものように真っ直ぐに奥のカウンターへ座り、
しばらくすると貰い物の葉巻に火を点ける。
正面で先月寄稿したばかりの『珈琲と文化』の最新号を抱えてにやついているマスターに、
チョコレート色の狼煙をあげる。
葉巻は香りを楽しむものらしいが、そもそも甘い煙草は好きじゃない。
だから、結局吸わずに灰皿の中で少しずつ朽ちていくのを眺める。
だから、本当に「狼煙」だ。
チョコレートの狼煙に気付いたマスターは、いつものように口元だけで薄く笑うと、
黙って珈琲を淹れ始めた。注文は何もしない。マスターも聞かない。
「今日は、チョコレートケーキを新しく開封したんだ。
ミミが出たから食ってけよ。」
そう言いながらマスターは、見慣れない紙袋から豆を取り出して挽き始めた。
「お前のいる部活じゃなかったか? 源司。
今日、飲んでみてくれと置いてったぞ。」
源司という名の変わり者は、確かに同じゼミに居た。
理学部でもないのに白衣を着て、分厚い眼鏡をかけた、背の高い男だ。
冴えない地味な男のようでいて、そのふらりと何処かへ行ってしまいそうな、
気付けばいつも一人で寂しげにしているところが魅力なのか、
不思議と常に女の匂いのするような男だった。
「最初の試飲、俺で良いんですか。」
「昨日一日、水分比が難しいと言って焙煎をしていたらしい。
力作らしいぞ。 飲んでけ。」
マスターは、悪戯っぽく笑いながら、いつもの試飲カップ…と呼ぶには少し粗末な、
透明なプラスチックの計量カップに半分ずつ注いだ源司の珈琲をカウンターに置いた。
舌先にちりと少し刺さる、苦味の強い豆で、二口目は一気だ。
つまり、その、不味かった。
「あいつは、ちょっと不器用だからな。
それでも最近は、マシになったもんだよ、まあ。」
マスターは、少し口元を歪めながら、それでも愛おしそうに少量の珈琲をいつまでも啜った。
若い青年が、自分の店に通ってきて、自分の見様見真似で珈琲豆をいじり始めたことに、
かつての自分を重ねているようだった。
丁寧に一つお辞儀をして、珈琲屋を出ると、大学の御大に出くわした。
学長ではないものの、その権力・威厳故に、そうあだ名されている彼は、
にやりと笑うと、「おう」と声をかけた。 …彼も、此処でよく会う常連なのだ。
「どうも。 出張講義はいかがでしたか。」
「お前くらい熱心に聞く聴講者もいないな。全くどうして
うちのゼミに来なかったんだ。今日も教職なんぞサボって
来ちまえば良かったのにお前は…」
愛想笑いが失敗した日はここから小一時間は捕まりそうになる。
しかし幸いに御大も暇ではない。対岸から声をかけられると、
話の途中で「お、じゃあな」と片手をあげて早足で去っていく。
ゼミ室に戻ると、研究会の会員でごった返して、研究どころではなかった。
嘆息しながら会釈をし、ロビーへと歩き出す。
………午後三時、今なら居るかも知れない。
「先輩。 これから授業ですか。」
居た。
「終わったよ。 これから部室だ。」
振り返らずに言う。
後ろ頭の髪一本一本が、彼女に向かって逆立っていく気がする。
「じゃあ、一緒に行きませんか。 今日使うテキストを持って
行くの、手伝って下さいよ。」
先輩を使うなよ、といつも口では言うのだが、
差し出した手にずしりと重い資料の、少し温かいのにつられて、
自分の体温も少し上がった気がした。
本当は、月水金は教習所へ行く予定だ。
しかし彼女が責任者になってから、自然と足が向かなくなった。
教官は会う度不平を言うが、仕方がない。
彼女は、「今日は●●の授業で、先生がこんなことを言って、」といった類の、
どうでも良いような、取りとめのない話をした。
「うん」 「そうか」 「なるほど」
自分の語彙のなさに嫌気がするものの、
彼女はそんなことは全く気にせずにどんどん前へ進む。
足も、話も。さくさく歩く。
「おー。 お疲れー。」
こだま、いや輪唱か。 自然に席が開けられる。
誘蛾灯に集うように、人が集う。
悪趣味なおもちゃ箱の中で、悪戯の相談でもしているような感じ。
そんな気配のする部屋だ。
彼女は両隣と話しながら、資料を回した。
毎週行われる討論の、今回の議題は正直言って苦手分野だった。
斜め前に座る彼女は、淡々と討論の司会を進めていく。
その白い手をじっと見て、資料へ視線を落とす振りをする。
一年前に彼女が同じ位置に座った時は、隣に座って潰れかけの部活へ必死に勧誘をした。
自分の拙い説明を、目を見て聞いてくれ、時折笑顔を見せる彼女に惹かれる心の余裕すらなく、
ただただ、「距離が近い」と心で呟きながら、
討論研究会の就職やゼミでの有利さなどをたどたどしく説明した。
それでも冷やかしの見学が多い中で、彼女が残ってくれた時は、嬉しかった。
あれから一度も、彼女の隣には座らない。
沸騰する体温が届くといけない。
顔を見るのも駄目だ。
何故かは知らないが逃げ出したい気分に駆られる。
ただただ、じっと手を見ているのが精一杯。
それが、俺の限界だった。
討論が終わっても、すぐには席を立たない。
そして酒を囲んで、あれやこれや話すうちに夜も白んで、朝方になると散り散りになる。
誘蛾灯の、火が 消える。
最後に戸締りをして、部室を後にすると、部室棟の玄関から動けなくなった。
天敵に遭遇した昆虫か何かのように、息を殺してそっと後ろに下がる。
目を凝らして遠くを見る。
全身から、どっと汗が出て、一八〇度のオーブンで、全身を
こんがり焼かれていく気がした。
「お前、好きな奴居るのか。」
鳥が、啼き始めた。
「急にどうしたんですか。」
朝もやが主張を始める。
「…………が、 好きです。」
あ。 駄目だ。 これは聞けない。
気が付くと、大分先のコンビニの前まで来ていた。
随分走って、顔も服も酷いものだ。
「何、どうしたの。衡。」
コンビニから出て来た数人が振り向く。
後から後から流れる汗の熱さに、血が流れているんじゃないかと思わず皆を見回す。
「み。 見てはいけないものを。 」
後が、 続かなかった。
一人が、「出たの、幽霊!!」と素っ頓狂な声をあげて、
皆呑気に、俺を囲んで笑った。
しばらくの間、二人は学校へ姿を見せなかった。
そうは言えど狭い学生街だ。時々姿を見かけることもあった。
一度、CD店の前で見かけたときは、手をつないで歩いていた。
心の中に黒い狼煙があがるのが解る。例の奴だ。
きっと今回も、すぐに諦めがつく。きっと大丈夫だ。
手の早いあいつだ、 きっと もう…
要るものか。他人のものなど要らない。俺は要らない。そうだ、最初から欲しくなんかなかった。
だから、ほら、視線を合わせたこともなかった。隣に座らないのも避けてたんだ。最初から、
きっと好きじゃなかった。好きなんかじゃなかった。全身に汗をかくのも体温があがるのも、
虫唾が走っただけだ。俺はあんなへらへら笑う女は嫌なんだ。
あの猫っ毛も、男の子のような短い髪も、白い細い掴んだら折れそうな腕も、太ももは太いのに
膝から下が妙に細いバランスの悪い脚も、そもそも存在感の薄い胸だって…、
少し芝居がかったような声も、大声をあげて笑う癖も、耳に残る言葉選びも、本当に嬉しいときに
だけ出来る片えくぼも、誰かに尽くしてもなかなか気付かれないのも、そんなときに浮かぶ
寂しそうな笑顔も、本当は笑うのが苦手なのに一生懸命笑っているところも、
だいっ きらい ………だ。
冷たいシャワーを頭から浴びながら、最後は声にならない。
どんどん逃げていく体温に、「これでいい」という気がおきる。
二人の姿が視界に入っても平気になるのに、結局、二カ月かかった。
その日は日差しだけ秋の面影を残して、けれど肌寒いような、
夜になってからは特に雪でも降り出しそうな、妙な日だった。
珈琲屋に十五分ほど遅れて来た源司が、マスターに最近炒った豆の自慢をしている。
しばらくして手元に届いた新作を勧めながら、源司が目だけは笑っていないのに気付いた。
しばしの沈黙を破って、源司が喉元でくくと笑った。
携帯を取り出し、指が滑る。それをまたしまうと、マスターに酒を注文した。
「俺はいいよ」と言ったのに、二つ出て来たグラスを面白半分に大きな音で鳴らして、
源司はただ、外を見ている。
何も言わない。 ただ、酒を飲みつまみを食う。
「そう言えば、前回のレポート、成績出たな」などと言ってみても、
特に盛り上がりもしない。
マスターは看板をしまって「鍵掛けて行け」とだけ言って帰った。
一時間ほどして、からりと戸が開く。
心臓が…、
どうしてもまだ跳ねるのが、
悔しい。
「こんばんは。」
片えくぼを見ないように、会釈をした。
上手く笑えているかは、よく解らない。
「お風呂上がりに、急に呼ばれたから」と呟いて、席に座る彼女を見て、
源司は悪巧みの顔だ。
それから急に饒舌になった源司と言葉の出ない自分。
源司の冗談に、ころころと笑う彼女の声。
ただただ、窓の外を見て、帰るに帰れない自分を呪う。
二人の楽しそうな声に絶望するのにも飽きて、ただただ酒を飲むのに全く酔えないまま、
「どうして俺は今ここに居るんだ」と無現に心中で繰り返していたら、
源司はある余興を提案した。
それは、こんな占いだった。
配られた紙切れに、ただ、指定された条件を書く、というだけの単純な診断で、
出された項目も、意図の予測の甲斐もなさそうな、簡素な内容だった。
「同性の名前を一つ書いて下さい。
異性の名前を一つ書いて下さい。
別の同性の名前を一つ書いて下さい。
別の異性の名前を一つ書いて下さい。」
三人別々に紙に書いて、裏返して席についた。
源司が声をかけて、同時に表に返す。
源司の紙には、彼女の名前、俺の名前、もう二人の友人の名前があった。
彼女の紙にも、俺の名前、源司の名前、他の先輩や友人の名前があった。
俺の紙にも、源司と彼女の名前が、小さな情けない字で書いてあった。
源司は三枚の紙を並べて、内容を読まずに診断の結果を読み上げた。
それは噂好きの学科の女子が書いたルーズリーフの切れ端で、結果はこんなものだった。
「一番に書いた同性は、あなたのライバル、
二番に書いた異性は、あなたの愛する人、
三番に書いた同性は、あなたの生涯の友、
四番に書いた異性は、いつか好きだった人」
源司は、楽しげに診断結果をテーブルに置いて、紙に書いた内容を見ると、
一瞬妙な表情をした。
そして、「なんだよお前、俺をライバル視か。」と言って笑い、
煙草を買ってくると言って出て行った。
それは、カンニングが見つかった時のような、いや違う、
隠していたエロ本が見つかった時のような、それも少し違うか、
大事にしまっておいた好物を勝手に食べられてしまったような、
何とも言い様のない気まずさだった。
「他愛のない、単なる占いだろ。」
無理やり絞り出した言葉を、彼女が「でも」と遮る。
駄目だ、これは聞いてはいけない。
「占いの中では、両想いなんだな。」
自分の声じゃないような声で言って、
自分じゃないような大声で、げらげら笑った。
つられて彼女も笑ったような気がしたが、お互い顔を見ることは出来なかった。
「ああ。 泣いちゃった。」
そう、彼女が言った気がして、長い沈黙の後に顔をあげた。
彼女は今までに見た中で一番、苦しそうな笑顔を浮かべて、
「あーあ」と震えた声で言った。
いつの間にか降り出した雨音が、雨樋を伝って侵食してくる。
その雨音は時に途切れ、時に嗚咽のように、次第にこれが雨音なのか泣き声なのか、
ましてや夢なのか現実なのかまで、徐々に思考を蝕んでいくようだった。
「先輩が居たから、部に入ったんです。」
俺に都合の良い夢を見ているに違いない。
「そうか、ありがとな。」
彼女は片えくぼと眉間の皺を器用に浮かべて、ぼろぼろの笑顔で、泣きながら微笑んだ。
口はへの字になっていて、きっと声を出したら嗚咽になるのだろう。
やっとの思いでようやく絞り出した言葉が、
「うい えう」
…………だった。
…俺も悪気があって噴き出したんじゃないんだが。
彼女は、「ひどい!」と言って本格的に泣き出してしまった。
しばらくの間、店の外も中も二重に響く嗚咽に、途方に暮れていると、
底まで落ち込み切って上がってきたのか、今度は彼女らしくない小さな声で、
たどたどしく笑った。
ふふ、と言っているのか、うう、と泣いているのか聞き取れない。
そんな下手な笑顔を、それでも綺麗だと思った。
しばらくして落ち着いた彼女は「来月で学校を辞めるんです」と言った。
父親が倒れて、実家に戻って働くことにしたのだ。
彼女は、「元気でいて下さいね」と精一杯笑った。
その拍子に涙が転がっていって、やっぱり少し泣いていた。
思考が停止してから数分、源司がずぶ濡れで戻ってきた。
「濡れたな、煙草も。」と言う源司の目が赤いのも、気付かない振りをした。
結局源司は、朝方まで珈琲屋に居ると言い張ったのを二人で制して、施錠をして帰った。
夜中の三時、見えない星を探しながら、帰り路とは反対側の天文台へ足が向いた。
天文台の下へ来ると、源司は「じゃあな」と、家とは逆方向へ歩いて行った。
しばらく黙って二人で歩く。
彼女は、ぽつりぽつりと、話を始めた。
夏に見たあの光景は、付き合って欲しいと言われて断ったのだということ、
その後も何度か好きだと言われたこと、そして先月になって、
友だちとして傍に居ることしか出来ない、と初めてはっきり言ったこと。
知らぬ間に雨は雪に変わっていて、彼女を送る道すがら、ずっと手を留守にしていた。
彼女の方も反対の手で傘を持っていたのに、彼女の家の前まで、とうとう繋げなかった。
指先から思いが転がり落ちてしまう気がした。
帰り際、玄関で大きく振られた白い手は、いつも見ていたそれだった。
いつものように冷たいシャワーを頭から浴びて、近所迷惑も構わず叫びたかった。
とは言えやはり気候には勝てずに、温かい湯が浴槽に溜まっていくのをじっと見ていた。
どうしてなんだろう。
どうしていつも、欲しいものは、俺のものにならないんだろう。
手に入れたいと思ってしまうと、結局自分のものにならないから。
そんな理由で今まで幾つも諦めてきたのに、
何故また俺は欲しいと思ってしまうんだろう。
このままずっと、手に入らないまま、諦めて生きていくのは嫌なのに、
どうして今回も、こうなってしまうんだろう。
彼女が学校を辞めてしまったら、もう斜め後ろから白い手を眺めることも、
視線が合わないように斜め前を歩いて荷物を持ってやることも、
部活帰りに家まで送ることも…、
きっともう、会うこともないんだ。
「宛先:北条早苗
件名:無題
占い当たってたな。 お前のも、 俺のも。 」
携帯の音で目が覚めた。
危うく風呂場の水が溢れて水漏れ事故になるところだった。
未だまどろみ中の頭は、携帯の場所を思い出せない。
ああ、そうか、台所の充電器に放置中だ。
…と思った携帯が、足元でもう一度鳴ったので、危うく蹴飛ばしそうになった。
下書保存の画面で止まったメールは、いつ書いたんだろう。
結局送信したのかしなかったのか…?
「宛先:衡治巳先輩
件名:でも当たったのは二番目だけでした。
先輩の声が、聞きたいです。一緒にいたかったです。
実家に戻っても、また、会いに来てもいいですか?」
動揺し過ぎて、直後にかかってきた電話を、一度切ってしまったのは、
もうご愛嬌だと思っておこう。
どんな話をしたのかは、残念ながらあまりよく覚えていない。
ただ、こめかみの辺りがむずむず痒くて、体温がどんどん上がっていって、
ただ、電話の向こうで彼女が泣きながら笑っていたのが、
ずっとずっと聞こえていた気がした。
それはある晴れた日曜日、無造作にレポートを鞄に放り込むと、珈琲屋に向かって歩き出す。
自然と早足になるのは、多分今日から連休になるからじゃない。
きっともう来てるに違いない。働き始めてすぐに買った、彼女の青い愛車が。
からりといつもの戸を開けると、片えくぼの彼女がマスターに会釈をしながら出てくる。
俺はゆっくりと彼女の隣に腰を下ろした。
新しい車を普通に走らせることに、全神経を費やしている彼女の必死の形相は、
やっぱり、それでも愛おしくて、
これがずっと俺の欲しかったものかも知れない、と思った。
今まで諦めてきたものの分だけ、彼女の隣に居られたらいい。
車内で歌う音痴な彼女を横目で見ながら、ふとそう思った。
fin
説明 | ||
昨年の夏に書いた作品です。 大学生の純愛物語…になっていると良いのですが…。 後日挿絵を描いて手直ししていこうと思います。 |
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