一刀の晋王転生録 第一章十七話
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姓:司馬 名:昭  性別:男

 

字:子上

 

真名:一刀(カズト)

 

北郷一刀が転生した者。

 

 

 

姓:司馬 名:懿  性別:女

 

字:仲達 

 

真名:理鎖(リサ)

 

一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

姓:司馬 名:師  性別:女

 

字:子元

 

真名:瑠理(ルリ)

 

母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

姓:張  名:春華 性別:男

 

真名:解刀(カイト)

 

一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

姓:王  名:元姫 性別:女

 

真名:美華(ミカ)

 

一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

姓:ケ  名:艾  性別:女

 

字:士載

 

真名:江里香(エリカ)

 

後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

姓:賈  名:充、 性別:女

 

字:公閭

 

真名:闇那(アンナ)

 

司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

姓:王  名:濬  性別:女

 

字:士治

 

真名:澪羅(レイラ)

 

後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

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第17話

    「黄巾の乱 殲滅戦 前編」

 

これから再び黄巾党の討伐をするのだが、前回と違い兵士数は敵が上、さらに前回の戦で勝った事による敵の士気の向上、

 

とても通常のやり方では敗北は必至である。

 

「さて、これからどうするべきかしら?」

 

「数ではこちらが圧倒的に不利だが・・・」

 

「どうしたら良いんでしょうか?・・・」

 

曹操、孫権、劉備の言葉から軍議は始まった。

 

ちなみにこの軍議に参加しているのは、

 

曹操軍、孫堅軍、劉備軍は前回の討伐と同じで

 

公孫賛軍からは公孫賛、趙雲の二人。

 

袁紹軍からは袁紹、文醜、顔良の三人。

 

袁術軍からは袁術、張勲の二人。

 

董卓軍からは董卓、賈?、華雄の三人である。

 

「しかも黄巾党は勝利したことでさらに士気が上がっているって話があるな。」

 

「兵力差、士気の差・・・これらをどうにかしなくてはいけません。」

 

公孫賛、董卓も問題点を確認するように呟く。

 

「きー忌々しいですわ!、どうにかなりませんの!?」

 

「じゃが先の戦いのような思いはしたくないのじゃ・・・」

 

袁紹、袁術はこのまま前進!、と本来なら言うのだろうが前回、危険な目にあったので流石に控えていた。

 

「まぁ、甘く見られてると思うから最初はあまり大勢では来ないのだろうってのがが救いってとこだな。」

 

皮肉にも、っといった感じで一刀は言った。

 

「まず、士気を低下させるっていうんなら兵糧庫を奇襲して燃やすのが一番なんだろうけど・・・」

 

「ふむ・・・同感だ・・・だがもう一つ何か策を用意しなければなるまい?」

 

荀ケが意見を言い周瑜が同意しさらにもう一つ必要だといった。

 

「そうですね、兵糧庫を燃やしただけで士気が下がるか分かりません。」

 

「難しいと思います。」

 

諸葛亮、?統も特に反対はしなかった。

 

「でもそのもう一つっていうのが問題よ。」

 

賈?はそういうと他の軍師達もそうだったのか難しい顔をしていた。

 

「む?、どういうことだ?」

 

「なんで食い物燃やすだけじゃ難しいんだ?」

 

華雄、文醜がわからないと言った顔で問う。

 

「兵糧庫を燃やした後、開き直って敵全てが突撃するかもしれない・・・ですね?」

 

張勲が人指し指を立てながら言った。

 

「開き直る・・・ですか?」

 

「普通は動揺すると思うが?」

 

顔良、趙雲がわからないっと言った感じで敵の動き方を言った。

 

「・・・前回で負けていなければそうなっただろうね・・・確実に。」

 

一刀は疑問の答えを言った。

 

「先の戦いで負けたからそうならない可能性がある?・・・・・」

 

「どうゆうことだ?」

 

関羽、夏候惇は全然分からないといった顔で聞き返した。

 

「そうだな・・・例えばだ、自分が飲むはずだった酒が誰かに奪われたとする・・・その誰かが自分より格下だった場合

 

 どう思う。」

 

「そりゃあ腹立つに決まって・・・あ!」

 

「!、なるほど・・・」

 

孫策、夏候淵、そして孫堅は理解した。

 

「なるほど・・・こっちは先の戦いで負けている・・・相手にとっちゃあアタシ達は隠格下扱い、そんな相手に味な真似

 

 をされてしまった・・・って感じで腹が立って逆に士気を上げちまって突撃しちまう可能性がある訳か。」

 

「そういうこと・・・負けていなきゃ兵糧攻めだけで事足りたかもしれないんだけどな・・・」

 

孫堅が解説した後一刀はため息をつきながら官軍に対して愚痴を言った。

 

「流石にあの数でいきなり全員突撃されたら、抑えきれずに本陣に攻撃されるかもしれないわね。」

 

「そんなことになったら敗北必至だな・・・。」

 

曹操、孫権はそうなった場合の危険をいうとこの場にいる全員が理解した。

 

「じゃあどうやったら相手を動揺させることができるんですか?」

 

「・・・兵糧庫を燃やす前に敵の数を大幅に減らす必要がある。」

 

劉備の質問に一刀は答える。

 

「数で圧倒していたにも関わらず互角にさせられ兵糧が無くなる・・・そんな状況を目にすれば前回勝ったことは払拭させて

 

 動揺させることができるはずだ・・・問題はどうやって互角の兵力まで減らせるか・・・ってことなんだ。」

 

一刀は頭を少し抱えながら言う、

 

「せめて相手の行軍をほぼ限定させることができればいいんだが・・・・」

 

「それが出来れば苦労しないわよ。」

 

「だが実際それぐらいしなければならない状態なのは事実だ。」

 

「はわわ・・・どうしましょう?」

 

「あわわ・・・ちょっと考えつきません。」

 

一刀が行軍の限定させるっと言う言葉に反応する軍師達。

 

だが一向に考えは纏まらない。

 

そこに・・・

 

「行軍が限定できればそれぞれ対応が可能・・・そういうこと?」

 

今まで黙っていた瑠理が言葉を放つ。

 

「姉上?、何か考えがあるのか?」

 

「こうすると効果的・・・」

 

瑠理の考えを聞いてみると・・・・

 

「それは・・・盲点だったな・・・」

 

「でも確かにそれなら・・・」

 

「敵はほぼ一定の動きになるかもしれん。」

 

「それなら罠も仕掛けやすいです。」

 

「ええ、行けるかもしれない。」

 

一刀、荀ケ、周瑜、諸葛亮、賈?はそれぞれの反応示し、そして策を次々に提案する。

 

「最後にこうすれば大幅に減らせる。」

 

瑠理は最後の策を提案する。

 

そうして方針は決まった。

 

「どういうことですの?」

 

「わからんのじゃ。」

 

「すまん、どう動いたらいいのか分からない。」

 

「ならば袁紹軍は曹操軍と、袁術軍は孫堅軍と、公孫賛軍は劉備軍と行動を共にせよ、董卓軍は我らと共に行動せよ、

 

 明日、我らは奴らを殲滅させる。」

 

瑠理のその言葉でその場は解散となった。

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翌日、

 

ついに黄巾党を殲滅させる戦が始まる。

 

「司馬昭隊、ケ艾隊、王濬隊、賈充隊、董卓隊は黄巾党の進軍を押さえよ。」

 

まず瑠理は黄巾党の進軍を抑える指示をする。

 

そして・・・

 

「残りの部隊は潜伏し、兵糧庫を抑えよ。」

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あとがき

 

ついに始まりました、本格的な殲滅が。

 

瑠理が皆を納得させた策とは・・・

 

次回それが披露されることになります。

説明
十七話になります。
戦に関してはほぼ全て個人的解説がありますので
ご注意を・・・
それと以前誰が誰だか分かりずらいという意見があったので
本編前に簡単な紹介をつけました。
詳しい紹介は後ほどするつもりです。
12月13日少し編集しました。
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コメント
狭い道に誘い込むのかそれともそれを作るのか。どちらにしろ相手の動き限定はきついですな。(BLACK)
冒頭のオリキャラ紹介、とても助かります。(アルヤ)
タグ
真恋姫無双 恋姫†無双 恋姫 転生  

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