恋姫無双 普通の人と乱世を駆けろ! 第25話
[全3ページ]
-1ページ-

 

前回までのあらすじ

 

1 来たぞー袁将軍だー

 

2 さくせんかいしー

 

3 何・・・これ?

 

 

 

 

-2ページ-

 

一刀side

 

 

「作戦開始だ!全軍弓を構えろ!三段射撃の用意で3人目は火炎瓶を持て!」

 

白蓮の声が戦場に響く。

 

「放てー!!」

 

白蓮の号令と共に数百の火矢が袁紹軍目掛けて飛んでいく。

 

2回、矢が放たれた後に新兵器の火炎瓶が飛んでいく。

 

火炎瓶の火の回りは火矢の比ではなく、とんでもない速さで火がまわっていく。

 

当然敵軍は大混乱。どうやら城内だけではなく城外の敵も混乱しているらしい。

 

この攻撃を数回繰り返し、完全に火が回った瞬間・・・。

 

「全軍抜刀!突撃するぞ!

 敵は混乱していて更に鍛錬も積んでいない弱兵だ!

 援軍が来るまで耐えるぞ!全軍突撃!」

 

騎馬兵だけではなく、歩兵もそれなりの練度な公孫賛軍が突撃していく。

 

「白蓮!俺も行って来る!」

 

「あぁ!気をつけて来い!」

 

そして俺は、二枚看板と敵総大将を捕らえるために出撃した・・・。

 

 

一刀side end

 

 

 

霞side

 

 

「暇やなぁ・・・」

 

ウチは今回の戦いの伏兵に選ばれて、他の二人と一緒に伏せとる。

 

「そういわないで下さいよ霞さん」

 

「そうだぞ霞、それに・・・もうそろそろ始まりそうだがな。

 先ほど白蓮殿から伝令が来たからな」

 

「ホンマか!ひっさしぶりの戦いや!ゾクゾクするなぁ!」

 

「俺はそう思いませんよ・・・」

 

「私にとっても久しぶりだし、敵は15万だ。我が槍を存分に振るうことができるからな」

 

「そうや、分かっとらんな円は」

 

「分かりたくもありませんよ・・・はぁ」

 

久しぶりの戦いにゾクゾクしていると・・・。

 

「報告!城の方角の空が赤くなっております!同時に大量の煙を確認しました!」

 

「ホンマか!よっしゃいくでー!」

 

「そうだな・・・一刀様達助けなきゃいけないから」

 

「よし!全軍出撃だ!

 15万と戦っている友軍を助けにいくぞ!」

 

「「「「オオオオオオオオォォォ!!」」」」

 

霞side end

 

 

 

 

顔良side

 

 

 

「・・・・・なに・・・これ?」

 

自分の天幕から出た私を待っていたのは、一面の火の海と斬られていく自軍の兵達だった。

 

鎧も着ないで武器だけを持ち天幕を出、兵に話を聞く。

 

「そこの貴方!何があったの?説明してください!」

 

「が、顔良将軍!そ、それが・・・公孫賛軍の火計です!」

 

・・・悪い予感は当たってしまった用だ。

 

「それに城外には火計に乗じて敵の伏兵の張遼、趙雲、張?が出現し

 城外の友軍が四散しています!」

 

「なんて事・・・此処から撤退します。私は麗羽様達を助けるので貴方は撤退の指揮を!」

 

「ぎょ、御意!」

 

私は麗羽様の天幕へ向かう・・・。

 

 

 

「麗羽様!!」

 

天幕に飛び込む。すると中には数名の敵兵に囲まれた文ちゃんと麗羽様がいた。

 

・・・文ちゃんがいつもの斬山刀を持ってない?何が・・・今はそんな事!

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

金光鉄槌を振って敵兵を薙ぎ倒す。どうやら私が来て動揺していたようですぐに倒れた。

 

「麗羽様!お怪我は?」

 

「あ・・・ありませんけど、何が起こっているのですの!?」

 

「公孫賛軍の謀反・・・攻撃です!既に外は火の海です!

 それと文ちゃん、斬山刀は?」

 

「どうやら寝ている間にどこかに隠されたみたいなんだよ・・・」

 

「そう・・・今すぐ撤退しましょう!」

 

「そ、そんな事ができるわけ『麗羽様!』わ・・・分かりましたわ。

 全軍撤退しますわよ!」

 

「文ちゃん今すぐ準備を!」

 

「お、おうよ!」

 

と天幕を出て撤退を開始しようとした私達の前に・・・

 

「悪いけどそれはさせないよ」

 

反董卓連合で呂布に勝った北郷さんが居た。

 

 

顔良side end

 

 

一刀side

 

 

「悪いけどそれはさせないよ」

 

俺は目の前で固まっている三人に声を掛ける。

 

すると顔良が・・・

 

「二人とも先に逃げて・・・私が時間を稼ぐから・・・」

 

と言った。すると・・・

 

「そ、そんな事できるわけないだろ!斗詩を置いて行くなんて!」

 

「そ、そうですわよ!」

 

「駄目です!今すぐ撤退してください!」

 

「だから、そんな事『文醜!武器を持たない貴方がここに居ても邪魔になるだけです!

 ここで姫を殺させる訳には行かない!だから・・・』・・・斗詩・・・分かった。必ず、必ず!

 追いついてくれよな!」

 

「な、何を言っているん『袁紹様!貴方の命を配下の将の命!どちらが大切ですか?

 貴方にはまだ死んでもらう訳には行かないんです!』・・・顔良さん・・・でも!・・・グッ!!」

 

袁紹を文醜が殴る。袁紹は気を失ったようだ。

 

「斗詩・・・絶対に帰ってこいよ!」

 

「・・・うん」

 

こういうと袁紹を抱えた文醜が撤退していく。

 

「待っていただきありがとうございました・・・」

 

「いや・・・別に構わないよ」

 

「私はここで捕まる訳には・・・殺される訳にはいかない!

 貴方を倒し、姫の所へもどります!はぁぁぁぁ!!」

 

顔良が槌を振り上げて向かってくる。俺は氣を込めた十天で受け止める。

 

ガキン!

 

「っ!・・・たいした力だ」

 

「私は・・・貴方を倒す!」

 

鍔迫り合いから離れ地面に足が付いた瞬間に氣を込めた足で地面を全力で蹴る。

 

「ッ!は・・・はやい!」

 

ガキンッ!

 

キンッ!

 

速さを上げて払いと突きを連続で放つ。

 

重い武器だったので、段々と俺の攻撃を防ぎきれず体に傷がついていく。

 

「はぁ・・・はぁ・・・負ける・・・訳には」

 

「諦めろ。君の負けだ」

 

「あああぁぁぁぁ!!」

 

上段に構え突っ込んできた顔良に槍の柄で溝に一撃を与える。

 

すると、体から力が抜け、手から大槌が落ちる。

 

「ほ・・・さん・・・麗羽さまと・・・文ちゃん・・・だけは・・・殺さ・・・で」

 

こういうと気を失ったらしい。

 

「大丈夫。元から殺す気なんてないよ。

 敵将顔良この北郷一刀が討ち取った!速やかに降伏しろ!命は取らんぞ!」

 

こういうと周りの敵兵は戦意を喪失したのか剣を捨てていた。

 

「俺の任務は完了だ。後は任せたよ三人とも・・・」

 

 

一刀side end

 

 

 

趙雲side

 

 

「城から歓声が・・・一刀殿が敵将を討ち取ったか・・・」

 

「すごいですよね一刀様」

 

視界の端に移った緑色の髪と金色の髪が一瞬見えた。

 

「・・・討ち取ったのは顔良か」

 

「そろそろ接触するで!」

 

「よし・・・全軍戦闘開始だ!各自敵を掻き回してやれ!

 降伏するという敵は丁重に扱え!突撃!」

 

私の号令と共に3万の騎馬隊が突撃していく。

 

「私達もいくぞ!」

 

「「応!」」

 

私も敵軍に突っ込む。

 

「常山の趙子龍だ!我が槍に貫かれたくない者は降伏せよ!!

 命までは取らんぞ!」

 

そういうと、敵の中から・・・

 

「趙雲!私が討ち取ってやる!いくぞ!」

 

と、突っ込んできたので

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

ブスッ!

 

一突き・・・一合で討ち取ると・・・

 

「うわああ高覧将軍がやられたぞぉ!」

 

「もうだめだぁぁ!!」

 

と、声が聞こえる。

 

「敵将討ち取った!袁紹軍の兵達よ!今すぐ降伏するのだ!

 今なら命はとらんぞ!」

 

というと周りの敵兵達は次々と剣や槍を捨てていった。

 

周りでも円、霞も奮戦している様でほぼ半数は降伏したようだ。

 

「こんなものか・・・逃げるものは捨て置け!

 我等は城に撤退するぞ!・・・後は任せたぞ・・・渚,恋」

 

戦闘を終え、私達は城へと撤退する。

 

 

 

-3ページ-

 

 

袁紹戦終了です。

 

今回も簡単すぎましたね。ごめんなさい。

 

結局前回アンケートの4になりました。

 

他の希望の方、申し訳ございませんでした。

 

あの二人は・・・曹操軍に行く・・・?

 

次回はこの戦いの諸侯の反応です。

 

お付き合い頂きありがとうございました。

 

 

 

説明
袁紹戦終了です
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
3043 2623 25
コメント
誤字指摘、アドバイスありがとうございます。次回から気をつけるようにします。あと白蓮の戦いは3000vs5000で霞たちは3万の騎馬隊vs14万5000です(ssnoww)
ちょろっと思ったのですが白蓮って何万で戦ったのでしょうか?2万?8万?たまーに思うのですが、具体的な数字があると分かりやすいと思います。一刀隊5千対袁紹隊2万とか。(陸奥守)
1p「袁将軍だ」→「袁紹軍だ」、2p「当たってしまった用だ」→「当たってしまった様だ」では?(量産型第一次強化式骸骨)
斗詩一人だけだと登用に応じないと思いますが。袁紹領曹操に横取りされない事を祈ります。曹操って原作恋姫で覇道とか言って正々堂々動こうとしているけど時々卑怯な事やらかしてるし。(陸奥守)
タグ
北郷一刀 白蓮 一刀 普通 恋姫†無双 恋姫無双 

ssnowwさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com