恋姫無双 普通の人と乱世を駆けろ! 第26話
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前回までのあらすじ

 

1 戦闘開始ッ

 

2 姫・・・先に逃げて!

 

3 顔良捕縛

 

 

 

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袁紹side

 

 

「ん・・・・ん・・・」

 

「あ!姫!」

 

「ここは・・・・」

 

確か・・・白蓮さんの所に攻め込んで、火計を受け・・・

 

「顔良さんは!顔良さんはどこですの!?」

 

「・・・・・」

 

文醜さんは少し黙りこう言いました。

 

「斗詩はアタイ達を先に逃げさせて一人で殿に残ったんです・・・」

 

「そんな・・・」

 

此処まで聞けば流石の私にも顔良さんがどうなったのかは分かる。

 

「アタイに力が無かったから・・・斗詩を守れなかった・・・」

 

と文醜さんが言う。でも、これは文醜さんが悪いのではない。

 

「わたくしが・・・私がもっとしっかりして・・・顔良さんの言うことを聞いていれば・・・」

 

でも此処でくじけて居ても・・・

 

「文醜さん・・・冀州へ戻りますわよ・・・。

 もどって体勢を立て直し、再び幽州に攻め込みます・・・。

 顔良さんが繋いでくれたこの命、無駄にするわけにはいきませんわよ」

 

「・・・おう」

 

そこに伝令の兵が走ってきた。

 

「え、袁紹様!先ほど南皮から伝令が来て・・・陥落寸前、援軍を求める、と

 戦闘をしている間に敵の別働隊が動いていたものと・・・」

 

「南皮には兵は殆ど居なかった筈・・・」

 

「分かりましたわ・・・下がっていいですわよ・・・」

 

「ぎょ、御意」

 

「・・・姫、どうしますか?」

 

「本拠地も落とされ、あとは?のみ・・・辿り着ければ抵抗は出来るでしょう・・・

 でも、兵をそこまで連れて行く兵糧ありませんわ・・・」

 

名家に生まれ、幼いころから教育を受けてきたから分かる。

 

「白蓮さんに下るか・・・華琳さんか・・・」

 

そういうと

 

「戦いだけど・・・アタイは斗詩を殺した白蓮様の所には行けないです」

 

「分かりましたわ・・・兵達は親衛隊のみ残して、後は白蓮さんに降伏してもらうように

 親衛隊1000と私達は曹操さんの所へ向かいますわよ」

 

「御意」

 

わたくしが・・・わたしがしっかりしていれば・・・。

 

 

袁紹side end

 

 

劉備side

 

 

昨日、私達の斥候の情報で袁紹軍が白蓮ちゃんの所に攻め込んだのを知った。

 

白蓮ちゃんの戦力はどう見積もっても2万5000・・・対して袁紹軍は15万。

 

旧董卓軍の将が入ったといっても10万以上の兵力差・・・勝利は絶望的だった。

 

「朱里ちゃん・・・援軍に行くのは・・・無理だよね」

 

私だって一領主。分かってはいるけどやっぱり言ってしまう。

 

「桃香様、それは無理です。北から幽州に行くには青州を通らなくては行けません。

 あそこは、未だに黄巾党の残党が5万以上いてそこを通るのは不可能でしゅ」

 

「そ、それに袁紹さんの本拠地の冀州へ行くにしても曹操さんの領地を通らないと行けないのです。

 もし、軍を動かしたりすれば曹操さんの守備隊が出てきて戦闘になってしまいます」

 

朱里ちゃんと雛里ちゃんが冷静に発言してくれる。

 

「・・・そうだよね」

 

出来ればすぐにでも援軍に行きたい。白蓮ちゃんにはお世話になったし

 

御使い様にも私の悩みを聞いて助言をして貰った。そんな人たちを見殺しにはしたくない。

 

したくないけど・・・今の私は領主だから・・・。

 

でも・・・もしかしたら勝てるかもしれない。あの人なら、どうにかする気がする。

 

「ごめんね、白蓮ちゃん。御使い様・・・」

 

こうしてこの日の会議は終了して、その日の夜・・・私は城壁の上で愛紗ちゃんと一緒にいた。

 

「ねぇ、愛紗ちゃん。白蓮ちゃん大丈夫かな・・・?」

 

「彼女には世話になりました。勝って欲しいですが・・・10万以上が相手では・・・。

 生きていて欲しいですが」

 

そんなとき、ウチの自慢の軍師が走ってくる。

 

「と、桃香様〜!」

 

「どこでしゅか〜!」

 

「ん・・・あれは朱里と雛里か?こんな夜にどうしたのだ?」

 

二人は走りながら階段を上がってくる。

 

「どうしたの二人とも?」

 

私は二人に聞く。

 

「そ、それが・・・公孫賛さんが勝ったようなのでしゅ!」

 

「え!それって本当!?」

 

「斥候の確かな情報でしゅので間違いないです!」

 

「そうか・・・良かったですな桃香様」

 

「うん・・・良かったよ!」

 

正直、10万差で勝利は絶望的だと思っていた私はとても驚いた。

 

でも、今は幼い頃からの友達が生きていることの方が私の中ではとても嬉しいことだった。

 

 

劉備side end

 

 

 

曹操side

 

 

「そう・・・麗羽がねぇ」

 

今、私は涼州攻略戦の途中で許昌からの報告を聞いていた。

 

「袁紹軍は15万。対する公孫賛軍は多く見積もっても2万5000・・・。

 どうやら兵数差で袁紹の勝ちでしょうね」

 

「稟はそう思うのね?風はどう?」

 

「そうですね〜・・・。

 もしかしたら公孫賛軍が勝つかもしれませんよ?」

 

「どうしてそう思うのかしら?」

 

「公孫賛さんの軍には、旧董卓軍の呂布さんや張遼さんなどの勇将もいますし

 荀ケさんを初めとした頭脳も揃っていますし。何より御使いさんですね〜」

 

「そう・・・いずれにしても立ちふさがる敵は排除して進むけど・・・。

 ここで公孫賛軍の将を失うのは惜しいわね・・・」

 

御使いと荀ケに限ったことではないが、あの軍には大陸随一の将が揃っている。

 

なぜ公孫賛に仕えるのかは分からないが・・・。

 

「さすがに、10数万差は苦しいでしょうけどね・・・」

 

次の日の夜私達が公孫賛軍勝利の話を聞いて軍師の二人はとても驚いていた。のかしら?

 

風は『予想通り』という顔をしていたけど・・・彼女達に言った通りに立ちふさがる敵は排除するわよ

 

まってなさいね。公孫賛、御使い・・・北郷一刀。

 

 

曹操side end

 

 

 

孫策side

 

 

「雪蓮!どうやら公孫賛が勝利した見たいだぞ」

 

「へ〜」

 

「へ〜じゃない。これで北の勢力はほぼ決まったようなものなんだぞ?」

 

「だって、正直関係ないじゃない。今は袁術を倒すことに専念するわ」

 

「はぁ・・・言ってることは正しいのだがなぁ」

 

「ちょっと!何よ冥琳!」

 

「もういい。そろそろだ。皆待ってるぞ、雪蓮」

 

「はぁ・・・そうね・・・」

 

これから孫呉独立に向けた戦いが始まる。

 

 

孫策side end

 

 

 

 

一刀side

 

 

戦いが終わった。

 

星、円、霞の伏兵部隊が帰還して、その後に恋、渚の待ち伏せ部隊が帰還した。

 

いずれも袁紹を捕らえることは出来なかった。俺達に下った敵兵は約5万程度。・・・おおいな。

 

やっぱり恋の旗が出てきた事と兵の殆どが元農民だった事、袁紹への忠誠を誓っていなかった者など

 

理由は様々だと思う。敵総大将は捕らえられなかったが

 

ここに居ない将達が袁紹の本拠地の南皮とその周辺に進軍し、冀州のほぼ全域のを目だった抵抗も

 

無く、制圧に成功した。これほどの大勝利があっていいんだろうか・・・?

 

投降した兵や捕縛された敵兵には、このまま兵士として生きるか農民に戻るかを選ばせた。

 

暫くの問題は冀州の治安の回復、隣の青州それと・・・顔良だ。

 

それと此処は上手くやれば幽州以上の作物の収穫が望める。もっと豊かな土地になるはずだ。

 

「さて・・・顔良に会いに行くか・・・」

 

途中で白蓮の部屋により、同行してもらう。

 

「はいるぞ」

 

部屋のなかに入ると、床に座って黙り込んでいる彼女の姿があった。

 

 

 

 

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おひさしぶり?です。

 

此処まで着ました。正直、呉は手抜きです。

 

そして次回は蜂蜜姫とスチュワーデスさんがくるかも?&各戦いに決着をつけようと思います。

 

何かあれば言ってくださいね。

 

お付き合いいただきありがとうございました。

 

何かあれば気軽に言ってくださいね。

 

 

 

 

 

説明
27話です〜。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
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コメント
さてどうやって斗詩を誑し・・・・・・もとい仲間にするのか気になりますね(アルヤ)
一刀は青州兵を手に入れようとするんだろうね。(陸奥守)
すいません。勘違いでしたw(ssnoww)
お〜い!26話の間違いじゃねーか?(XOP)
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白蓮 北郷一刀 一刀 普通 恋姫†無双 恋姫無双 

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