一刀の晋王転生録 第一章二十話
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姓:司馬 名:昭  性別:男

 

字:子上

 

真名:一刀(カズト)

 

北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

姓:司馬 名:懿  性別:女

 

字:仲達 

 

真名:理鎖(リサ)

 

一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

姓:司馬 名:師  性別:女

 

字:子元

 

真名:瑠理(ルリ)

 

母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

姓:張  名:春華 性別:男

 

真名:解刀(カイト)

 

一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

姓:王  名:元姫 性別:女

 

真名:美華(ミカ)

 

一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

姓:ケ  名:艾  性別:女

 

字:士載

 

真名:江里香(エリカ)

 

後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

姓:賈  名:充  性別:女

 

字:公閭

 

真名:闇那(アンナ)

 

司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

姓:王  名:濬  性別:女

 

字:士治

 

真名:澪羅(レイラ)

後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

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 第20話

    「黄巾の乱 太平妖術の書」

 

戦は終わった。

 

だが新たな疑問が浮上した。

 

母、理鎖が危険と判断し厳重に封印したはずの太平要術の書がなぜか張三姉妹の手に渡ったという事実が発覚。

 

本は本陣に残したままでもはや燃えているかも知れないということだった。

 

とりあえず張三姉妹には焼かれた敵本陣もろとも燃えさかり死んだことになった。

 

他の諸侯達も必死になって探したが、まったく情報が入ってこなかったためそう判断したのだ。

 

だが実際は司馬昭の手によって保護されていた。

 

とりあえず姉の瑠理に事情を説明し張三姉妹を屋敷に連れて行くことを承諾。

 

そして屋敷に着いたところで理鎖に太要妖術の書のことを説明した。

 

説明を受けた後理鎖、解刀はすぐに漢室の宮殿を確認のために動いた。

 

一刀、瑠理達は屋敷内でしばらく待機することになった。

 

「屋敷内は自由に動いて良いけど君達三人はしばらく屋敷からは出せない、許してくれ。」

 

「分かったー。」

 

「えー、そんなー。」

 

「姉さん、文句は言わない。」

 

一刀は侍女に案内を頼んだ後三人は侍女についていった。

 

そして・・・

 

「一君・・・・・」

 

そのすぐ後美香が現れた。

 

「美華か、どうした?」

 

「・・・・・あの三人は?」

 

「ああ、実は・・・」

 

一刀は美華に三人の事情を説明した。

 

「やっぱり一君は優しいね。」

 

そう言いながら美華は三人を見つめていた。

 

「どうした?」

 

「ううん、なんでもないわ。さぁ一君、部屋に入りましょう。」

 

「ああ。」

 

一刀と美香は部屋に入っていった。

 

(・・・あの三人を監視しよう・・・)

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しばらく時が経ち、

 

理鎖と解刀が戻ってきて、一刀と瑠理を呼び出した。

 

「調べてみたけど確かにあの本は無かった。」

 

「じゃあやっぱり、あの三人は本物を手にしていたのか・・・」

 

理鎖の調べで張三姉妹が使っていた本は本物である可能性が高くなった。

 

そして・・・

 

「封印された場所の警護をした兵なのだが最近無礼を働いたとかで死刑にされているらしい。」

 

「・・・隠蔽するために殺された?だとすれば持ち出したのは漢室内でも相当な実権を持っていたものが・・・」

 

解刀の報告により瑠理は、封印を解いたのが漢室の人間であるということを推理した。

 

「死刑を行った人物は?」

 

「いや、まったく情報が入ってこない、巧妙に隠蔽しているようだ。」

 

理鎖の質問にやれやれっと言った感じで解刀は答えた。

 

「一刀、あの三姉妹を呼んで・・・」

 

「分かった、母上。」

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「三人に質問したい、三人に太平要術の書を渡した人物がどういう人間だったか分かるか?」

 

「うーん、顔隠してたからわかんない。」

 

「でも声は聞いたわ。」

 

「私達は歌で稼いだから声については自信があります。」

 

顔は分からないが声なら分かるっと言った。

 

「・・・そうか、じゃあその人間の声を聞けば断定できるってことでいいかな?。」

 

三人は自信を持って頷いた。

 

「ならばしばらくその方法で犯人探しを手伝ってもらう、宮殿内に連れて行くときは顔を隠しながら漢室の人物の声を

 

 聞き分けてもらう、屋敷内ではしばらく侍女の仕事をしてもらうことにする。」

 

理鎖はこれから三人にどう動いてもらうかを説明し、太平妖術の書の話は一旦終わった。

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瑠理は洛陽の城門前に向かっていた。

 

先の討伐に参加した諸侯の戦功に対する褒美を授けるためだ。

 

瑠理自身を始め、それぞれの諸侯の大将が褒美を授かった。

 

だがしかし、

 

「司馬昭には?、彼が一番活躍していたと思ったのだけれど?」

 

曹操が一刀の功について質問した。

 

「・・・一刀は降格処分。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「な、何だと!?どういうことだ?」

 

孫権は信じられないと言った感じで詳しく聞こうとした。

 

「・・・前回の敗北の責任を負わされた。」

 

瑠理がその理由を言うとさらに周りは驚く。

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい!?、あれは何進大将軍の失態でしょう?」

 

孫策は納得がいかないと何進はどうしたっと聞くと、

 

「何進には何のお咎めも無い。」

 

「そ、そんな・・・・・」

 

劉備はこの不平に衝撃を隠せなかった。

 

「お前達、感謝しなさい、一刀が全ての責任を背負わなかったら。」

 

ここに全員が罰を受けていただろう。

 

瑠理のこの言葉にもはやここにいる人間が言葉を出すことが出来なかった。

 

「・・・これからあまり大きくはないけど、この付近で戦勝の宴を始める。準備して・・・」

 

こうして黄巾の乱は終幕を迎えた。

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     おまけ

 

侍女として働くことになった三人組み。

 

自由時間となったら歌の練習、または一刀と話をしていた。

 

どうやら三人は一刀のことが気に入ったようだ。

 

「ねぇ、ここの歌詞はどうかな?」

 

「この振り付けどう思う?。」

 

「歌う時間なんだけど短すぎないかしら?。」

 

話といっても主に歌関係のものだが楽しげに話していた。

 

時折、三人は少し顔を赤らめながら。

 

そんな中・・・・・

 

(ナンナノヨアノ雌豚ドモハァ!!!)

 

ガリガリガリ

 

三人の睨みつけるは一刀の妻、美華。

 

そんなに嫌なら邪魔をすればよいのだが、一刀が楽しそうな顔をしている。

 

一刀の楽しそうにしているのを邪魔をしたくないといういうのがあった。

 

結局矛先は全て三姉妹のほうに向く。

 

(ソウヨ、一君ハワルクナイ、ワルイノハアノ雌豚達・・・)

 

美華は部屋に戻り、木彫りの人形に三人の名前を書き、

 

小さな金槌に己の血をこすりつけ、

 

「・・・・・・・・」

 

声を出さず、無表情で、

 

木彫り人形の腹の部分を叩き割った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

翌日三姉妹は腹に激痛が走り、その日は動くことが出来なかった。

 

そのため美華は一刀とほとんど二人っきりでいられたため上機嫌だった。

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次は宴に一刀が参加します。

 

それぞれの諸侯に顔を出す一刀。

 

そしてついに雪蓮が一刀に?

 

次回どうなる?

説明
二十話目を投稿します。
はたして、太平要術は?諸侯は?
そして・・・
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コメント
こわっ!?(アサシン)
せっかくの侍女三姉妹でもこの一刀ではメイドが生まれない……いや、しかし魂の記憶が(ry(pk0)
原作ヒロインがみんな呪い殺されてしまう!!(よしお)
病神様が呪いを・・・((( ;゚Д゚)))(量産型第一次強化式骸骨)
呪いまで使えるとは、もうそれで敵を倒してしまえ!(笑)(BLACK)
宴会では自重しろよ雪蓮www!? さもないと毒矢じゃなく呪いで死ぬことのなるぞwwwwwwwwwwww!?(劉邦柾棟)
何進のやったことなのか何太皇のやったことなのかどっちにしろそれ相応の報いを受けて欲しいですね。(アルヤ)
さぁ、病神様のご降臨だ。 皆の者、控えおろう!!(IFZ)
呪いの純度が上がってきているような・・・・・(ガクブル)(黄昏☆ハリマエ)
ついに、ついに呪いまで習得してしまったぞ…(summon)
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真恋姫無双 恋姫†無双 恋姫  転生 

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