恋姫で霊帝になってみた 第2話 |
=建寧二年 一月上旬(晴れ)=
なんか洪水が起きたので大赦して罪許す。
儒教は基本的に性善説だから、人が罪を犯すのは何か意味があっての事。
庶民が罪を犯すのは俺の徳が悪いせいで田畑が荒れて、犯罪しないと生きていけないせいで罪を犯したと…なんだそりゃ!
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
「犯罪が起きるのは俺のせいらしい。」
おれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
まあ、犯罪に対して98%は里の村長的な役割の人が裁いているから、大赦で許されるのは大体、政治犯なんだが…
もういいや。文句言ったら自覚がどうとか言われるし。
「党人」は駄目だとか宦官が言っていたが知らん。
俺じゃなくて太后に言えよ。
=建寧二年 二月上旬=
今日も元気に天を祀って勉強かな〜とか思っていたら、宦官の曹節が慌てた様子で突っ込んできて
「今、陳蕃や竇武が陛下を廃そうとしています。謀反です。宦官一同、身命を賭して、陛下をお守りいたしますのでお力をお与えくださいませ。」
とか一気に言ってきた。
俺を皇帝にしたの竇武さんだぞ?
陳蕃さんだって今までの名声を失うような事してなんの得になるって言うんだ?
全く意味がわからん。
俺はちゃんとパンダしてたぞ。
「近衛軍を使い、陛下を害そうとしているのです。しかし、ご安心ください。勅命さえ頂ければ、後は我々が片付けて御覧にいれましょう。」
「それならば竇太后に止めてもらうように頼むべきだ。朕は幼き故、竇太后が政治を担っている。朕は何の力にもなれないぞ。」
「なにをおっしゃているのですか!!陛下は偉大なる漢の皇帝ですぞ!ここに詔書と玉璽を用意しました。これを書いてくださるだけでよいのです。
なんか背後に詔書とか玉璽を持っている宦官が居る。
詔書はともかく、なんで玉璽持ってんだ?
…こいつらこんなこと言って清流派との喧嘩に巻き込もうって魂胆だな。そんなもん書くか!
陳蕃さんとか5、6回しか会ったことないからよく性格とかわからんが、臭いおっさんと美女なら美女を選ぶ!それで死んでも本望だ。
「だが断る。」
そう言った瞬間、宦官の…誰だっけ?張なんたらだやって来て
「まだか!! 奴らは何時行動を起こすか分からんのだぞ!」
とか吠える。何時からここはお前らの場所になってんだ。
「…しょうがない。今から行動を起こす事にする。陛下、少し眠っていただきます。」
「陛下は錯乱しているようですね。賊の排除はお任せください」
え、なにこのシリアス展開。というか小物臭がするよ君たち。
逃げるぜーーーーー!!
「うげ…。」
うお、気持ち悪。
「なあに、目が覚めた時には忘れているさ。それよりも詔勅はどうする?」
「なに、字を似せて書けばいい。皇帝の書いた字も我らが書いた字も奴らにはわからんだろう。」
「なんだったら、新たな皇帝を用意すればいい。」
「そうだな。先代の弟君などがよろしいのでは?」
「とりあえず、陛下は賊に襲われ、我らが助けたというこ・・・・と・・で
……なんだこれ
=建寧二年 二月上旬2=
ふかふかなベットの上で目が覚めると
状況をまとめると
清流派が宦官皆殺しにしようとする→竇太后に詔勅で宦官皆殺ししろと出させようとする→竇太后が宦官に居ないと不便とごねる→未決済の書類に置きっぱなし→宦官が盗み見る→皆協力して士大夫ぶっ殺そう→皆考える→皇帝使おう→玉璽盗んで書かせようとする→俺がごねる→事後報告して誤魔化そうと詔勅を偽造して指導者層の士大夫皆殺し→遠征から帰ってきた張奐登場→曹節詔勅見せて「包囲しなさい」命令→竇太后は「知らない。」+俺気絶中。→真名間違ってるし、字が陛下と違いすぎ…偽造だろ→宦官殺す。
結果。大将軍であった竇武さんを始め、馮述、尹勲、劉淑、虞放、杜密、朱寓、劉儒と言った漢の中枢の清流派士大夫が自殺させられ、宦官は皆殺し。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「寝てる間に漢王朝の指導者層が壊滅してた。」
…やべーー。漢の中枢がほぼ全滅してんじゃん。
とりあえず、宦官を悪者として公表して財産でも没収するか。
「玉璽をなんで持っていたんだ!」
とか言われても困る。
俺は管理してないのに悪役とか洒落にならない。
皇帝を廃そうとした挙句に清流派を殺そうとした逆賊とか宣伝して明確な悪役を作って誤魔化そう。
そして今回死んだ高官の子供とかに漢に巣食う害悪を払ったとか言って爵位とか配ればいいか?
おい、座ってるだけで良いんじゃなかったのか
後ろ盾居なくなってんじゃん。なにこの状態。
〇儒教は性善説
ここまでの中国は基本的に性善説だけど、三国志の辺りからは性悪説とかが広まる。
司馬懿辺りから…
司馬家は政権を奪う為に色々と工作をして貴族階級を築き上げて、家柄が高くて始めから善人な人と、中庸で悪人にも善人にもなれる人、どんなに頑張っても悪人な人でグループ分け。
劉備&諸葛亮さんも結構貴族化に熱心。
蜀の初期は丞相府、尚書系統、侍中等の枢要官に荊州人士が80%で、太守等の地位が77%。益州人の殆どは州郡の属吏までと制限有。
ちなみに劉焉政権は69%が益州名士、その他、31%。
蜀はもともと獣偏が付いており、意味は蛮族にくっついている虫けら
虫けらな蜀人を楚人の俺たちが導いてやんぜー…なのかもしれない。
蜀政権内で諸葛亮さんの派閥が8割GETしているので集権化が進んでいる証拠なのかも知れない。
議席の8割を与えるとか劉備と諸葛亮の信頼関係がわかるデータ。
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俺のストックは108式まであるぞ!…嘘です。 13話しかありません。 ここって何を書けばいいんでしょうね? 相変わらずよくわかってません。 |
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コメント | ||
ちょっと宦官を悪っぽくしてみました。宦官からしてみればお飾りの皇帝なんて10万人から選べるわけので、別に主人公にこだわる必要がないので強引な手段に出たって感じで…正史でも勝手に玉璽を持ちだしていたり、皇帝をだましていたりとやりたい放題だったのでこれくらいアリかなあと思い書いてます、(ぐる) 宦官馬鹿じゃねぇの?(アルヤ) |
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