恋姫で霊帝になってみた 第4話
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=建寧二年 八月中旬(晴れ)=

 

 

董卓ちゃんがかわいい。いや、かわい過ぎる。

愛玩動物でもこんなに癒される事はないだろう。

 

それにしても「冥土服」皇帝に歯向かう者を冥土に送るとかいう意味らしいが・・・どう見てもメイド服です。

 

それを着て守るとか精神年齢がアレな俺、いや、朕にはたまらない。

羽林中郎将の歴代の方々グッジョブb

 

もう強さなんてどうでもいいよ!

 

 

 

 

=建寧二年 八月中旬2(晴れ)=

 

現在、近衛のマスコットとなっている董卓ちゃん。

近衛は宦官に騙されて清流派士大夫を殺してしまった事で各中郎将が責任を取って辞めたが、清流派からかなり厳しい目で見られていた。濁流派に付いたと思われてるらしい。そんな中、マスコットな董卓ちゃんに癒されてるとか。

 

もともと、近衛は武力が高い涼州の出身者が多いらしいので董卓ちゃんを中心にまた団結し始めたっぽい。

 

 

 

 

=建寧二年 八月中旬3(曇り)=

 

反乱の鎮圧が完了。

本当は鈴音ちゃんと皇甫規という人の二人で鎮圧するはずだったのだが并州から段?さんが援軍に来て、漢三将と言われる三人でフルぼっこにしたとか。

 

帰宅途中布異民族に捕まった状態で、北の異民族全員に恐れられている段?さんの親族を名乗り

 

「私を殺したと聞けば、我が家が遺体を引き取るだろう。」

 

 

と、自分を殺せば段?が報復に来るぞ。と意味を込めて?族を脅して、土産を持たされて帰ってきたという話を聞き、段?さん本人が面白がってその人を招いて軍師にした所、大活躍したようでかなり早く終わったらしい。

 

 

鎮圧は早く終わったが、反乱軍が兵をそろえる為に略奪とかしてしまったので平定に時間がかかるとか。

内乱なんて何にも良い事ない。

 

物資は略奪で補うのが最も優れた方法とか兵法書に書かれちゃってるせいか平気でやるからな〜

本当に勘弁してほしい。

 

 

 

=建寧二年 九月上旬(雨)=

 

南陽の新野付近で洪水が発生。

二千戸(約8000人〜10000人)分の田畑が駄目になったとか。

 

「流浪民には、規定量の穀物を与えるのではなく田を耕し、それを与えるべきだ。」

 

「しかし、陛下それでは多くの金銭がかかります。」

 

「そうして穀物を与えたとしても、彼らは穀物が尽きれば生きる為に賊となり、村々を襲うだろう。そしてそれを鎮圧するために多くの金銭と命が使われる。ならば土地を与え、自活できるようになるまで国が支えてやれば、その先、税を取る事ができる。どちらが得かどうか考えるまでもないだろう。…それに、光武の代より役人の数は十三倍にまで増えた。その時代の臣下に劣らないと言うのであれば出来るのではないか?」

 

「……わかりました。手配いたします。」

 

「粟1粒たりとも横領が起きないようにしてくれ。」

 

 

 

 

「なあ、董卓?」

 

「はい。なんでしょうか?」

 

「十年以上先の事を考えれば開拓の支援をした方が良いと思うのだが、胡広はなぜ、意見に反対したと思う?なにか朕に見落としをしている点があったのだろうか?」

 

「いえ、おそらく、…彼の故郷は南陽だそうで、荘園をしています。二千戸、約一万人の流民が出ます。それだけの人数をタダ同然で雇い、開墾させ、搾取する事が出来れば…。そんな事を彼は期待したのかもしれません。ただの妄想ですが…」

 

本当だったらまじで利害関係でグチャグチャになってるな。漢が善政するほど豪族の力が失われて行って、漢が悪政をするほど、彼らは肥える。

 

濁流なんて派閥が生き残ってきたのも、わざと悪政を行わさせる事で、流民化させて荘園に招き入れる為なのかもしれない。

 

荘園の民はそのまま兵となる。その軍事力を盾にその地での発言権を高める。光武帝決起の際の主力も盗賊と荘園の民だったそうだし、まじ、どうにかしてほしい。

 

しかし、董卓ちゃんは政治も、武芸も一流でかわいいとか反則すぎる。

 

でもなんか堅い…

 

なんかやった方がいいのだろうか

 

フレンドリーに接しろとか?

 

う〜ん、なんか妾になれ命令しているみたいだ…

 

 

そういえば成人したし、そろそろ妻とか欲しい。

誰か陛下は早く世継ぎ作らなきゃいけないとか言って勝手に美人な人とか集めてくれないかな?

まだ13歳だがこの時代はもう結婚OKな年齢。

 

周りが女性ばかりだからねだるのが恥ずかしすぎる。

 

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〇規定量の穀物を与えるだけ

 

桓帝は1人につき2000銭の見舞金を支給すると同時に穀物を与えた結果、国庫が破産した。

 

与えられた農民も農地を失った為、支援金を使い終わった後は、荘園に行くことになった。

悪政をすればするほど豪族の力が強くなり、大荘園主になると万を超える軍隊を個人で持つ。

もともと後漢は各県に駐屯していた騎士を廃して、軍事費の削減していた為、各郡の治安は豪族の部曲(私兵)によって守られていたという背景がある。

 

豪族は四方に高い壁を作り、四隅には軍事用のやぐらを備え、望桜と呼ばれる高くそびえる建物があり、戦時に備えて穀物倉庫があり、一つ辺り1万石以上備蓄していたとされる。

その強大な軍事力を使い、時には反乱を犯した。

 

董卓の荘園には30年分の食料、黄金6,7トン、銀9万斤があったとされる。

 

荘園民は奴客と呼ばれ、農奴と変わりない扱いだったが、重税によって5割〜7割ほどの徴税を受けるけれど荘園民の方が扱いがいいとこぞって荘園に行くものが増えた。

三国志では後漢代に5600万を超える人口が1000万程度にまで落ちており、減った者の殆どが豪族の荘園の下にいたとされる。

説明
情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ。そして何よりも〜速さが足りない!!!
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クーガーさんじゃないか(アルヤ)
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