2012年賀絵・福
説明
毎年、年賀状に入れている賀詞を今年は入れようかどうか迷ったのですが、
様々な願いを込めて『福』という文字を入れることにいたしました。
これからも日本中の皆で支えていかなければならない福島県の「福」。
そして、被災地の方々をはじめ皆様に「福」多き年でありますように…との願いを込めて描きました。
ちなみに、菊花はヨーロッパの一部の国で献花として用いられるために、
日本でも仏花のイメージをもつ方も多いと思いますが、元来は薬草として、
また長寿を願う重陽の節句の花として、平安時代に日本にもたらされた花でもあります。
そんなわけで今年の年賀絵は弔いと生きることへの願いをこの菊花に託しました。
全体的な色合いも菊の花に見られる、黄、藤、紅、紫を使ってみたり。
それと、縮小したら判りづらくなってしまったのですが、各所に和柄を使っています。
青海波の模様が判りやすいかなw
青海波は源氏物語にも出てくる舞曲の名前で有名ですが、絶え間なく寄せては返す波の文様に、
いつまでも平穏な暮らしが続きますようにという願いと、その扇の形には末広がりという意味が込められてます。
また水は浄めや厄除けの象徴でもあるので、ひとつの文様の中に様々な吉祥の意味が込められていたりします。
他にもコッソリそういった柄を使っています。和のものって奥が深いですねvv
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