桂花エンド 中篇
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   [桂花side]

   

   なぜか、アイツに見つかってしまった。

   アイツに呼ばれたから、しょうがなくそう、しょうがなくよ、アイツのそばに

   行って、思わず言ってしまった

 

   「なんなのよ、精液全身白濁男」

   (…・や…・やってしまった〜、なに言ってるのよ私、もういっそ殺して・・)

 

   「だから、それはやめろって。いい加減、名前で呼んでくれないかな〜?」

   (これは好機よね、やっと想いを話せる機会でもあり、名前で呼べる好機だわ。)

 

   「わかったわよ、かz…・北郷。私になんか用でもあるっていうの、それに

    早く宴に戻るわよ、みんな北郷のことを待ってるんだから」

   (せっかく、一刀と言える機会をなんてもったいないことをしたの、私。)

 

   「ごめん、宴には行けそうにないよ」

 

   「まさか、アナタ。体調でも悪いの。悪いなら、しっかり休みなさいよね、皆も心

    配するから」

   (アナタがいないと私も心配なんだから)

 

   「ははっ、ごめんごめん」

 

   「宴に行かないんだったら、少し私の話に付き合いなさいよね!」

   (やっと、想いを話せるわ)

 

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   [一刀side]

    

   (いきなり罵られた。まあ、予想通り。

   そうだ、少し桂花をいじってみようかな、最後くらいはいいだろ。)

 

   「だから、それはやめろって。いい加減、名前で呼んでくれないかな〜。」

 

   「わかったわよ、かz…・北郷。私になんか用でもあるっていうの、それに

    早く宴に戻るわよ、みんな北郷のことを待ってるんだから」

 

   (桂花が俺のことをなんか言いかけたけど、北郷って呼んでくれた。

    思わず、涙が出そうだった。しかも、そのあとにメチャクチャ心配

    してくれてる、これホントに桂花なのか。いやホントに)

 

   (桂花が話をしてくれるらしい、でもごめん、だんだん近づいてきてるみたいだ。

    だが、話が終わるまでは待ってくれてもいいだろ、頼むから。)

 

    「あぁ、じっくりと聞いてやるから話してみろよ」

     そう言って、俺は桂花の話に耳を傾ける

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   [桂花side]

 

   「私ね、北郷に初めて会った時、男なんて嫌いだし、華琳様を真名で呼んだし、

    しかも呼び捨てにしたから、驚いたのよ。だから、あんな罵声を発しちゃった

    のよ」

 

   「あぁ、そうだな。あの時は無視され続けられたし、散々罵られたよな。」

 

   「うるさいわね、あの時は悪かったよ」

 

   「・・・・っ、いいよ。謝ってくれてありがと。」

 

   「北郷に本を取ってもらった時、嬉しかったのよ。でも男嫌いのせいで、つい本を

    投げちゃったけど、その時から華琳様一筋だった心に北郷が入ってきたのよ。」

 

   「それって、好き・・・ってことなのかな?そうならとてもうれしいんだけど。」

 

   「……っ、察しなさいよね、バカ!落とし穴を用意したのだって、アンタの気を

    引こうと頑張ったんだからね。」

 

   「・・・・・・・・」

 

   「華琳様の命でアンタに犯された時、嫌悪しているように見えたかもしれないけど、

    心の中がアンタで全部染まりそうになっていたのよ。」

 

   「………。そうだったのか。」

 

   「それで、アンタのことが好きって気付いたのに、アンタは私の部屋にも自分の閨にも

    誘わないし、寂しかったんだから。」

 

   「ははっ、俺は鈍感だよな、まったく。それにしても桂花は天邪鬼だったんだな。」

 

   「アンタらしいじゃない、鈍感の女たらし、魏の種馬。その「あまのじゃく」って

    なによ?」

 

   「天邪鬼っていうのはな、思っていることと行動が逆になるんだよ。

    まあ、今の桂花はツンデレかな。」

 

   「確かに私かもね。で、その「つんでれ」ってあまのじゃくに似てるの?」

 

   「いや、違うよ。ツンデレっていうのはみんなの周りではツンツンしてて、

    二人っきりにだとデレデレするんだよ。」

 

   「…うっ、た、確かにそうね。それにしても華琳様にご褒美として可愛がって

    貰っているときにアンタのナニを咥えされた時、驚いたけども嬉しかった

    から、頑張ったんだからね!」

 

   「そういや、華琳に嬉しそうな顔してるって、言われてたよな。」

 

   「まさか、バレたんじゃないかって不安だったんだから、それにしても

    アンタって凄いわよね。」

 

   「ん〜、精力が?」

 

   「バ、バカ。それはそうだけど、違うわよ。アンタが凄いっていうのは、私たちを

    、いえ華琳様まで支え、魏の民みんなをも支えてるところよ、まったく。」

 

   「俺は全然凄くなんかないよ。俺の天の知識を少し使っただけだよ。民だって、

    警備隊のみんなが頑張ってくれたからだし。」

 

   「知識っていうのは。使いこなせてこそ意味をもつんだから、だからアンタは

    凄いの、わかった?それにアンタのおかげで魏の民がどんだけ笑みを浮かべる

    ことができるか、わかってるの?誇りに思いなさいよね。」

   (私の言いたいことは全部言えたかな。)

 

   「そう言ってくれと嬉しいよ。ありがとう、桂花。」

 

   「…・っ。じゃあ、話も終わったし、さっさと華琳様の所に戻るわよ。

    ほら、アンタもはやく」

 

   「ごめん、もう無理みたいだ。」

 

   「えっ……………」

 

   すると、一刀が月光のような淡い光に包まれていた。

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   [一刀side]

 

(桂花は昔のことを思い返して話してくれた。俺も思い出したら、軽く

    へこんだ。だって、よく昔の俺、耐えたなって思えた。)

 

   「うるさいわね、あの時は悪かったよ」

   (あれ?今、桂花が俺に対して謝らなかったか?今のは聞き間違いじゃ・・

    ないよね。)

 

   「北郷に本を取ってもらった時、嬉しかったのよ。でも男嫌いのせいで、つい本を

    投げちゃったけど、その時から華琳様一筋だった心に北郷が入ってきたのよ。」

   (今日の桂花は酔っぱらってでもいるのか?メッチャ嬉しいことを言ってくれてるぞ、

    おい!!!今にも体が臨界点突破しそうだぜ、特に俺の愚息が!)

 

    「……っ、察しなさいよね、バカ!落とし穴を用意したのだって、アンタの気を

    引こうと頑張ったんだからね。」

    (おいおい、なんか桂花が赤いぞ。まさか、あれにはそんなトリックが・・・。

     それにしたって、あの桂花がだよ、そうあの桂花がだよ。やばいやばい、顔が

     ニヤけそうだ。ここは落ち着くんだ、俺!!!)

 

    「華琳様の命でアンタに犯された時、嫌悪しているように見えたかもしれないけど、

     心の中がアンタで全部染まりそうになっていたのよ。」

    (俺ってやつはなぜ、あの時はSになってしまったんだ。あの時に戻れるなら、

     あの頃の俺をぶん殴ってるぞ。それにしても…いや、ここは冷静に…)

 

    「それで、アンタのことが好きって気付いたのに、アンタは私の部屋にも自分の閨

     にも誘わないし、寂しかったんだから。」

    (はい、冷静になんてなれるかぁああああああああ!!俺は何やってんだよ。

     こんなにも愛らしい少女を悲しませるなんて)

 

    「アンタらしいじゃない、鈍感の女たらし、魏の種馬。その「あまのじゃく」って

    なによ?」

    (俺のどこが鈍感だ………スイマセンでした、返す言葉もございません。)

 

    「確かに私かもね。で、その「つんでれ」ってあまのじゃくに似てるの?」

    (あぁ、でも今の桂花はデレデレだがな(キリッ……いや〜、流石の俺も

     恥ずかしくて言えない。」

      

    「…うっ、た、確かにそうね。それにしても華琳様にご褒美として可愛がって

    貰っているときにアンタのナニを咥えされた時、驚いたけども嬉しかった

    から、頑張ったんだからね!」

    (い、言っちまったぁぁああああ、しかも桂花がこんなにも可愛いだなんて、

     我が一生一片の悔いなし)

 

    「まさか、バレたんじゃないかって不安だったんだから、それにしても

     アンタって凄いわよね。」

    (俺のどこが凄いんだ?まさか・・・・!)

 

    「バ、バカ。それはそうだけど、違うわよ。アンタが凄いっていうのは、私たちを

    、いえ華琳様まで支え、魏の民みんなをも支えてるところよ、まったく。」

    (華琳や将のみんなを支えられてるのか、俺?そう思ってくれてるなら、

     嬉しいんだけどさ。みんなはみんなで毎日、楽しそうだから俺は関係ない

     ・・・と思うんだけどな。)

 

    「…・っ。じゃあ、話も終わったし、さっさと華琳様の所に戻るわよ。

     ほら、アンタもはやく」

    (今日の桂花は素直…なんだよな。それにしてもなんでだろう?まさか…

     バレてるのか、俺の体の異常に!それにしてもさ、楽しい時間ってすぐ

     なんだな、ホントに。)

 

     (ごめんな、桂花)

-5ページ-

 

あとがき 今回で終わるはずだったのに終わりませんでした、スイマセン

     ???の正体は次のあとがきで明かします。

     たぶん、明日には続きを書くので少々お待ちくださいね。

     

    ちなみにこれ、学校で考えて書いてるので勉強に集中できてないですwww

     しかも、友達に見られて・・・・・・・・ええ、ご想像にお任せしますよ、はい

 

     では、またね〜 ノシ

説明
今回で終わるはずだったのに・・・・
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コメント
★REN★さん、ありがとうございます。自分の作品って泣けないんですけど変じゃないですよね?w(帽子屋)
桂花〜可愛い!だけど(/ω\)(リンドウ)
gyaoさん、ありがとうございます。これからもガンバって作品を書いていこうと思います(帽子屋)
グッスン(p_-)泣けてくる(gyao)
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