雛里のラブラブご主人様計画〜マジックマッシュルーム事件・最終回〜 |
「なぁ、そう言えば愛紗と朱里はどこに行ったんだ?」
「あわわ、知らないですぅ」
えっと・・・・確か、中庭の隅で泣いておりましたよ?」
一刀と雛里、そして相変わらずのロリータ服の紫苑は、廊下を歩いていた。先ほど、桂花の部屋から出てきたのだが、連続して個性豊かな武将たちの相手をしていたので、雛里と一刀は疲れ切っていた。なので、あの二人の助けを借りようとしていた。
とりあえず3人は中庭へ行き、そこに泣き崩れていた雛里と愛紗を慰めて、後日一刀が個人的に慰めるという約束をして、仲間になってくれた。
「よし!これからあえて避けてきた大広間の方へ行ってくるぞ!」
「「さー・いえす・さー!」」
「もし面倒な奴が出てきたら、愛紗の毒料理でもなげつけてやれ!」
「あわわ、どうせそれぐらいしか使い道ありませんしね」
「・・・・(無言で武器を構える)」
「あわ!す、すみません、どうも今の私は本音ダダ漏れですぅ」
「と、とにかく!大広間へいくぞ!」
「「おー」」
そして大広間へついた5人だったが・・・・・・
翠「おしっこ♪おしっこ♪おしっこ♪(じょろじょろ)ほらほらーこれがいいんだろ?ご主人様はこれが飲みたいんだろう?あははは8203ぐぁえpszkじょj@p」
桃花「あっはっは!殺せ殺せ!平和!?何それ美味しいの!?ご主人様を手に入れるために私の前に屍をさらせ!」
桔梗「熟女で悪いか!熟女には熟女の良さがあるんじゃ!小娘なんかに負けるか!」
鈴々「鈴々の股間が火を噴くのだ!!お兄ちゃんのおしりに噴くのだ!お兄ちゃんのアへ顔をさらすのだ!」
ばたん、
「・・・・何も見なかったことにしてもいいか?」
「あわわ、お尻の穴が小さいですぅ。ついでに、ちん○も小さいですぅ」
「・・・・ぐす」
「あわわ!?ご、ごめんなさいですぅ。と、とにかく、あの部屋にいる武将さんたちは、普段は温厚な方ばかり。きっと、普段の鬱憤が幻覚のせいで爆発しているのだと思います」
「まったく・・・・・桔梗まで・・・・・困ったものね」
「紫苑は桔梗みたいには思わないのか?」
「えぇ。考えてみたんです。武将たちで、ご主人様と同年代の女性は多くいますけど、年上は数少ないです。そう考えると、希少価値は我々、お姉さん組が高いと」
「なるほど。でも、俺は歳とかはあんまり考えないぞ。例え、紫苑がもっと歳をとって・・・いや、違う。間違った。だから弓はやめてくれ・・・・・・えっと・・・・紫苑がもっと『成長』しても、俺は変わらず紫苑を愛し続けるぞ。見た目じゃない。紫苑だから、愛し続けられるんだ」
「まぁ、ご主人様・・・・」
「あわわ、と、とにかく、私が思うに、普段は温厚な人たちが普段の鬱憤を発散しているのだと思います。なので、いっそうのこと、すべて発散させればいいと思います」
「発散って言っても・・・雛里、何か策はあるか?」
雛里は少し顎に手を当て考える。そして、何か閃いたのか、雛里は朱里に声をかけた。
「あわわ、朱里ちゃん。ちょっとこっちに来てくれる?」
「はわ?何か思いついた?」
不思議そうに顔をかしげる朱里が雛里へと近づいていく。
「あわ!」
その時、雛里は一瞬にして大広間のドアを開け、そして朱里の体をちょっと手で押した。似た体格である朱里は急な雛里の攻撃に耐えきれず、扉の中へと押し込まれた。そしてすぐさま扉を閉めて朱里を閉じ込めた。
「はわ!?ちょ、ちょっと雛里ちゃん!・・・・・・・はわ!や、やめてくださぁい!」
扉の中では朱里の悲鳴と走り回る音がしばらく続いたと思ったら「ドカ」「バキ」「じゅわ」「食らうのだ!鈴々の股間の八尺打棒!」と不穏な音が聞こえてきた。
「ひ、雛里・・・・」
「あわわ!ご主人様!これは朱里ちゃんが身を挺して私たちを守ってくれたんです!」
「いや、でも、お前、押しただろ?」
「違います!朱里ちゃんが長年連れ添った夫婦のように、目で合図を送ってくれたんです!今の私たちにできることは、朱里ちゃんの犠牲を無駄にしないことですぅ!」
「そ、そうだな・・・・・本当にこれでいいのか?・・・・・」
「あわわ!さっ!次に行きましょう!」
扉の中からは朱里の悲鳴が聞こえていた気がしたが、雛里は振り向きもせず、次の広間へと向かっていった。
次に一刀たちが来たのは、玉座の間だった。はやくも仲間を一人失った一刀たちの士気は低いが、ここで敗走するわけにもいかず、仕方がなく玉座の間を開けた。
そこには残りの武将たちが隊列をなして起立していた。そのようすはまるで軍のようで、もしかしたら、正気を保っているのではないか、と一瞬期待してしまう。
しかし玉座の横に立っている二人の王、華琳と蓮華を見て、すぐにおかしいことに気が付く。
華琳は一歩前に出ると、自分の上の服をばさっと脱いだ。
胸にはさらしが巻かれており、かすかにあった胸の膨らみは見る影もなくなっていた。しかし、華琳はまるで自分が巨乳であるかのように胸をもんでいる。
そんな華琳の目は焦点が合っておらず、薄ら笑いを浮かべて胸をもんでいる。
「狂ってやがる・・・・・遅すぎたんだ」
「あわわ!見てください!何かするようですよ!」
雛里の指の先には玉座に立って、大きくてを上げる華琳。それにならうように隊列をなしていた武将たちが手を挙げた。
華琳「さぁーみんな!おっぱい体操始めるわよー!」
いたいけな少女「「わーーーーーーー」」
覇王「おっぱい♪おっぱい♪」
いたいけな少女?「おっぱい♪おっぱい♪」
覇王(笑)「みぎーのおっぱい♪」
いたいけだった少女「みぎーのおっぱい♪」
覇www王www「ひだーりのおっぱい♪」
いたい少女「ひだーりのおっぱい♪」
「おっぱい♪おっぱい♪」
「雛里!?」
「あわわ、思わず体が動いていました」
「それにしても、あの魏の王、曹操が・・・・酷いな」
「あわわ。あの覇王(笑)曹操が・・・・・ひwどwいwでwす」
「ご主人様!今度は蓮華殿の様子がおかしいです!」
愛紗の指の先には華琳と同じように玉座に立つ蓮華。そして勢いよく服を脱いだ。そこにはふんどし姿で、自分の自慢のお尻を自慢するかのように突き出していた。そしてそれを真似するかのように、隊列をなしていた武将たちがスカートを捲りあげ、尻を突き出す。一刀は思わず前かがみになった、
蓮華「さぁ!みんな!おしり体操始めるわよ!」
いたい少女MK2「「わーーーーーー!!」」
蓮華だったもの「おしり♪おしり♪」
いたい少女カスタム「おしり♪おしり♪」
尻神様「右にーーくぱぁ、あぁん♪」
いたい少女隊長機体「右にーーーくぱぁ、あぁん♪」
尻「左にーーーーくぱぁ、はぁん♪」
いたい少女(白い悪魔)「左にーーーくぱぁ、はぁん♪」
「おしり♪おしり♪」
「紫苑!?」
「あ、あらいけないですわ。思わず体が・・・・」
「それにしても、蓮華までがこんな始末なんて・・・・。三国の平和は終わってしまったのか・・・」
「あわわ!ご主人様!諦めるのは早いです!」
「雛里・・・何か策であるのか?」
「はい!実はここに、蓋をした愛紗さんの料理鍋があります!蓋を閉めていたので、きっと鍋の中身は凄いことになっていると思います!さらに、見つけましたのは、台所にあった愛紗さん特製のだし汁です」
「いつの間に!?ひ、雛里!食べ物は粗末にしてはならんと私は思うが・・・」
「あわわ(笑)愛紗さんがよりにもよって言いますかぁ。もし本当にそう思うのでしたら、料理は一生しない方がいいと思うのですぅ」
「・・・・っく」
「ま、まぁ、それで雛里。その鍋をどうするんだ?」
「簡単ですぅ。これを部屋に入れて、この異物とこの異物汁を調合するんですぅ。すると、あわわ、びっくり一瞬で楽になれる煙が出るんですぅ」
「なるほど。俺の世界でも洗剤と入浴剤を組み合わせて・・・・おっと、この話はいい。それじゃあ、やってみるか」
「はーい」
雛里は扉を開けると、鍋の蓋をあけて、そして汁を入れる。すると、料理を掛け合わせたものとは思えない煙が勢いよく発生した。かすかにじゅわぁ、と音が聞こえる。
雛里は扉を閉めると、用心としてカンヌキで固く扉に鍵を閉めた。
すると、にぎやかだった声は次第にうめき声に変わり、そして悲鳴になった。どんどん、と扉を叩く音が聞こえ、「助けてー!」という声も聞こえた。しかし、その声も、すぐさまなくなり、代わりに人が倒れるような男が次々に聞こえた。
「・・・・・あのさ、俺の世界の昔にな、ガス室っていう部屋があってだな・・・・・人を一か所に集めてガスで・・・・うぅ、これ以上は俺でも言えない」
「あわわ、ご主人様しっかりしてください!これは、仕方がないことなんですぅ。あわわ、すべては平和のため。すべては平和のためなんですぅ!」
「す、すまないがみんな、具合が悪いから、いったん部屋に戻ろう」
ふらふらと一刀は雛里、愛紗、紫苑をつれて自室へと戻っていった。
部屋に戻ると一刀はベッドに腰掛け、大きくため息をついた。
「これでだいぶ武将たちは元に戻ったと思うけど・・・・それにしても、美以のお土産のせいで大変なことになったよ」
「美以・・・・・?まぁ、それより、ご主人様はさすがですね。惨劇を回避できるなんて、さすがは天の知識」
「いや、俺はただ危ないと思ったから・・・・それだったら、雛里の方がすごいぞ。よくまぬがれたな」
「あ、あわわ・・・・華陀さんが教えてくれたんですぅ」
「あら?華陀さんなら、屋根の上にいるわよ?」
紫苑が外を指さすと、そこには屋根の上で半裸になっている華陀がいた。
「ご、ご、ゴットヴェイドー!!病魔を倒す正義の使徒―♪」
華陀は戦隊ヒーローのような歌を歌って、見えない敵にパンチやキックを繰り出していた。
「まじかよ・・・・・ん?それじゃあ、雛里はどうしてキノコを食べなかったんだ?」
「あ、あわわー・・・・・・・・・」
「えっ?キノコ?キノコだったんですか?」
「えっ?美以が持ってきたのはキノコだろ?ちょっと見せてもらったけど、毒々しい色のキノコだったぞ」
「私たちはキノコなんて食べておりませんよ?えっと・・・・私たちがおかしくなってしまう前、武将全員でお茶をしておりまして・・・・・えっと・・・・・そうですわ。雛里ちゃんの特製のお菓子を食べたら、次々に武将たちが変になっていって・・・・ですので、キノコなんて食べておりませんわ」
「話がかみ合わないな。俺は雛里からキノコを見せてもらって、今からこれを食べるっていうから、お茶会には参加しなかったんだよ。そんでベッドで寝てたら、雛里がやってきて・・・・・」
「・・・・・雛里?詳しい話を聞かせてもらえるかな?」
「あ、あわわ」
雛里は詰め寄る愛紗に冷や汗をかき、そして諦めたのか、雛里は帽子をとった。
「実は先日、南蛮に視察しにいった時に、珍しい植物や食べ物を見つけまして・・・・聞いてみると、それらは人を眠らせたり、幻覚をみせたりなど、いろいろな効果があることがわかりました」
「ほぅ、それは分かった。だが、どうして我々を騙してあんなものを食べさせたのだ?」
「それはですね・・・・・あわわ!」
雛里は帽子の中から小さな玉を取り出すと、それを地面に叩きつけた。すると、急に煙が立ちこめ、あっと言う間に部屋中が白く染まった。
雛里は布を取り出すと、自分の口を覆う。
愛紗と紫苑はとっさのことで反応できず、煙を直接吸い込んでしまい、あっと言う間にその場に倒れてしまった。
一刀は雛里の後ろにいたので、直接煙を吸うことはなかったが、それでもいくらかは吸い込んでしまった。
一刀に急な眠気がおそい、必死に自分の頬を叩き我慢しようとしたが、体がしびれたように動かなくなり、床に倒れてしまった。
雛里はそれを確認すると、窓を開けて換気をした。
「ひ、雛里・・・・・」
「これは急な眠気と記憶障害を起こす煙ですので、死ぬことはありませんよ」
「ど、どうして・・・・・」
「あわわ・・・ご主人様がいけないんですよ。変になった武将たちに幻滅してくれると思ったら、変な性癖に目覚めたりして、全然効果ないんですから」
「あ・・・・・あ・・・・・」
「全然、私を見てくれないご主人様が悪いんですぅ。でも大丈夫。今度はキノコではなく、葉っぱを火で炙ってみようと思いますぅ」
「・・・・・」
「あわわ、ご主人様が私だけを見てくれるまで、何度でも試しますぅ」
雛里は眠ってしまった一刀の頭を優しくなで、そしてにっこりと笑ったのであった。
――――しばらくして、一刀はベッドで目が覚めた。
「あれ?いつのまに眠ってたんだろう」
「あわわ!ご主人様!」
「どうしたんだ雛里」
「実は、武将のみなさんが美以ちゃんが持ってきた珍しいお香の煙を嗅いで、おかしくなってしまったんですぅ!私は厠に行っていたので助かったのですが、どうすることもできなくて・・・・」
「本当か!?みんな、どんな風におかしくなったんだ!?」
「あわわ、まるでお酒を飲んだように酔ってしまって、しかも幻覚も見えているらしくて、暴れまくっているんですぅ」
「くそ!どうすれば・・・・・」
「華陀さんが言うには、幻覚が覚めるような現実を叩きつければいいらしいですぅ。だから、ご主人様!いっしょに頑張りましょう!」
「そうだな・・・・よし。頑張るぞ!」
「あわわー!」
雛里のラブラブご主人様計画〜マジックマッシュルーム事件〜
結果 継続中
終わり
戯言使いです。大変遅くなりまして、申し訳ございません。
次回ですが、また遅れそうです。ですが、必ずいつか書きます
次回は短編の番外編
題名は
「その時、歴史が動いてしまった〜我慢大会編〜」
です。短編で、三国すべて書きます。
それでは、息災と友愛と再会を
説明 | ||
大変お待たせいたしました。実は、ネット回線を切りまして、大学で投稿しています。遅れてしまって、本当にごめんなさい! PS、少し前にやっていた、文芸社の秋コンテストをご存じですか?実は、そのコンテストで大賞をいただきました! 題名は「忘れ坂」PNは角倉です(PNは適当に歴史上の人物からとりました) オリジナル作品なのですが、このように評価していただき、とてもうれしく思います。 これからも、戯言使いをよろしくお願いします。 |
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コメント | ||
すごい事になってますねぇ、後、受賞おめでとうございます!(惣三) | ||
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