スーパーヒーロー大集合! グミの大冒険! #4 ぺっちゃんこ・後編
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<前編・末文より>

 

RIN:ほぉ〜!、人形かぁ。ぺっちゃんこにしがいがあるわね

LEN:そうだね。のしイカにしてあげようか!

RIN:プレシオンロボ!!!!、いっっけーーーーー!!

 

 ドドドドドドドドドドド!!!!!!!

 

 め〜こ人形とプレシオンロボ(ロードローラー)は、接触地点になるであろう“闘技場中央”に向かって、つっこんでいった!!!!

 

(キノコネット・ジューキの村・闘技場・夕方)

 

RIN&LEN:ファイナルプレシオンプレッシャー!!!!

 

 ビロン!

 

 RIN&LENの巨大ロードローラーのローラーは、無情にもめ〜こ人形を伸していってしまった

 

メグロイドX:め〜こ人形さん!!!!

 

RIN&LEN:は!は!は! 一撃必殺! これで残りは、あのメグロイドXだけ! 髭! さっさと戦闘不能選手をエリアからどけたらどうだ!

 

髭のリングアナウンサー:・・・・まだめ〜こ人形さんは戦闘不能ではないですよ。よって、何もせずに試合はこのまま続行します

 

RIN:何!? だってめ〜こ人形はさっき私が“伸した”じゃないの!?

め〜こ人形:だーかーらー、あちしは、のしたくらいじゃ、けーおーされないんだお!

 

LEN:げ! ぺらぺらになっているのに、喋ってる!?

メグロイドX:め〜こ人形さん!!

め〜こ人形:これからは、あちしのすてーじがはじまるんだお! ひっさつ!“きょだいか”だお!

 

 め〜こ人形はぺらぺらの状態のまま、まるで棒で生地を伸ばしていくように、どんどん巨大化していった。その大きさは闘技場の天井を突き破りそうな程だった!

 

RIN:う・・・うわ・・・・なにこれ!?

LEN:な・・なんか・・・もの凄くやばい予感がする・・・・

 

め〜こ人形:そのよかんは、てきちゅーなんだお! くらえ! ふぁいなるあたっく! べったんこだお!!!!!

 

RIN&LEN:う! うわ!!!!

 

 ぺらぺらの状態で巨大化しため〜こ人形の“巨大な両手”が、プレシオンの二人とプレシオンロボであるロードローラーの真上に振り下ろされた!!!!

 

 プチッ

 

 その巨大な両手は、見事にターゲット全部にヒットし、彼らのぺっちゃんこ攻撃のお株を奪うかのように、逆に相手をべったんこにしてしまった! そして、その両手が再び彼らの真上に戻ると、ぺらぺらになったプレシオンツインズとロボが見えた。

 

 カンカンカン!!!

 

髭のリングアナウンサー:チャンプ両名が戦闘続行不能になりましたので、この試合、MEIKOチームの勝利と致します!!!

 

 め〜こ人形は縮小化し、口から空気を吸い込んで、中に空気をもう一度入れたのか、元の姿に戻っていた。メグロイドXもGUMIに戻っていた。

 

髭のリングアナウンサー:おめでとうございます! はい、これファイトマネー

MEIKO:はいよ、ありがと

 

 MEIKOはファイトマネーを受け取った。そしてGUMIはぺらぺらになった二人の所に駆け寄った。

 

GUMI:元に戻れる? というか、あなた達も現実世界から来たんでしょ? 元に戻ったら話をきk

 

???:黙れ! 我が部下に触るな!

GUMI:!! いつもと違うパターン! だ、誰!?

 

 キュイーーーーン!

 

 変な音と共に、闘技場中央に、突然、見たこともない“男”が現れた。

 

髭のリングアナウンサー:ちょっと! 私と選手以外は立入禁止でs

 

 シュ!

 

 その男は、ムチのように漆黒の帯状の物を操り、まっすぐに固定して“刀”のような物にし、髭のリングアナウンサーの髭を剃ってしまった!

 

髭のリングアナウンサー:ひ! 髭が!

 

男:私もある意味関係者だ。安心しろ。それより、我が派遣した部下を、こんな“のしイカ”にしてくれおって・・・。部下は返してもらい、私が治すことにする

GUMI:ちょっと! この子達も私たちと同じように、どうせ現実世界から来てしまったクチなんでしょ!? あんた突然ワープしたから私たち側じゃないとして、あんたら側の存在に、現実世界からの渡来人を渡すわけにはいかないわ!

男:? この二人は確かに私が現実世界から派遣した双子だが、おまえ達をこっちへ送り込んだ記憶はないぞ・・・・・あー、あれのβ版を使ったヤツがいるのか・・・。全く“使い方が下手なユーザー”にも困った物だ・・・

MEIKO:何を一人でブツブツ訳の分からないことを! とにかく二人は私たちg

 

 ビュン!

 

GUMI:うわ!

 

 男は帯状の物を扇風機の羽のように回転させ、簡易の吹雪を発生させた! GUMI達は足が凍り付き、動けなくなってしまった

 

MEIKO:グッ・・・動けない・・・

 

男:私に刃向かうのは賢明じゃないぞ。“絶対に勝てない”のだから。とにかく二人は貰っていく。さらばだ

 

 男とぺらぺらになったRINとLENとロボは、姿が半透明になり、そして消えてしまった。

 

 足が凍り付いていたGUMI達は姿が消えた後、氷も消えて、動けるようになった。

 

GUMI:ちょっと! 髭・・・・があったあんた!あの男、誰よ!

髭があったリングアナウンサー:いや、さっきも言ったとおり、私も知らないんです。少なくてもここの観客や村の全員、知らないと思いますよ

 

GAKU:安心しろ、携帯のデジカメで、あの男の写真を撮っておいた

MEIKO:GJ!

GUMI:ここでダメなら、明日、メイテイの街に戻って、聞き込みする事にしましょう。ヤツが言っていた事もちょっと気がかりだし

GAKU:でも、少なくてもはっきりしたことが1つある。私たちもあの双子もやっぱり“現実世界から連れてこられた”、って事だ。それだけでも大きな収穫だ

MEIKO:とにかく今日はここの宿で一泊しましょう。今夜は作戦会議で酒無し。明日は早朝に出発して、メイテイの街に戻りましょう

 

リングアナウンサー:あの、あなた達、メイテイの街に行くんですか? あの双子がメインでやっていた道路工事ですが、こんな事になってしまったので、鏡音建設には工事を休止して貰うように連絡しておきます。少なくても人は通れるはずの道ですから、メイテイの街に一番近いこのメインの道路をお使いください

MEIKO:サンキュー、助かるわ

 

 こうして一行は、この街の宿“安全第一”に移動し、風呂と食事を済まし、学歩の部屋に集まった。

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(ジューキの村・旅の宿“安全第一”・学歩の部屋・夜)

 

MEIKO:さて、始めましょうか

GAKU:まぁ何も用意しないで会議するのもなんですから、さっき売店で買った“ざんぎ”をおつまみに、ジュースの“ガラナ”でも飲んでやりましょう

GUMI:“ざんぎ“・・・・あー、”唐揚げ“!

GAKU:さすがですね! そう、北海道の唐揚げです(微妙に違うけどね)

MEIKO:ほんじゃ、“ガラナ“は? なんのジュースなの?

GAKU:炭酸のジュースです。北海道じゃ有名だけど、ちょっとクセがあるかな。売店に売っていて驚いたよ

MEIKO:ふ〜ん。んじゃ、ざんぎは皿によそって、ガラナはコップかな

 

 サッ、サッ、コポコポコポ・・・

 

GAKU:準備完了ですね。さて、集まったものの、わからないことが増える一方だな

 

MEIKO:パクパク。まぁ、1つだけ大きな事実ははっきりしたけどね。というか今回の“作戦会議”の議題って、実は、めぐみさんが“気がかりに思った事”なのよ

GUMI:ゴクゴク。ありがとうです。私もこの場でその“気がかりに思って引っかかっている事”を皆さんにも訊こうと思っていたんです

GAKU:パクパク。どんなこと?

 

GUMI:あの男が言っていた“あれのβ版を使ったヤツ”、“使い方が下手なユーザー”の事です。一応大前提で最初にお訊きしますが、ミクさん以外は全員“パソコン”と“ネット”を使ったことはありますか?

GAKU:うん。毎日結構やっていたよ

MEIKO:私も夜、やることが多かったわね

GUMI:そして当然、私もやる時間が長いです。ここに引き込まれた方法とか誰がやったとかは勿論わからないし、キノコネットなんてネットサービスも知らないです。でも、現実世界で聞いたことがある“噂”を1つ、思い出したんです。それがさっきの気になるワード

MEIKO:β版・・・・・ユーザー・・・・・・・!

GAKU:そして“こちらに引き込まれた”・・・・・ん? あ・・・もしかして・・・・そうか!

 

GUMI、MEIKO、GAKU:『スナイパーウェア』!!!!!

 

ミク:い・・・・いたたたたた・・・・頭が・・・・痛いミク・・・・

GUMI:ちょ! ミクちゃんどうしたの!?

ミク:いたた・・・その“なんたらウェア”って言葉を聞いた瞬間に・・・・頭が・・・・

MEIKO:困ったわね。核心に迫る大事なワードだから使わないわけにはいかないのよ

GAKU:あ、僕が持っているmp3プレーヤーで、音楽でも聴いていてよ。ボーカロイドってアーティストの曲ばかりだけど

 

 学歩はインナーステレオイヤホンと本体をミクに渡し、音楽を聴いていて貰うことにした。

 

 シャカシャカ・・・・みっくみっくに・・・・・シャカシャカ・・・・・

 

***

 

GUMI:やっとこ2つ目の謎に踏みいることが出来たみたいね

MEIKO:そっか、ネットで噂になっていた、『スナイパーウェア』のβ版を使ったのか・・・・・

GAKU:確かに合点がいく。『ターゲットを電脳空間に引き込むことが出来る』と噂されていたアレか・・・

GUMI:でも、あくまでそれはネットでの噂だったはずだし、本当にそんな機能なんてあるはずないって、無視していたんだけど、自分たちが被害に遭うと、信じざるを得ないわね

MEIKO:あの男の話が正しいなら、私たちをここへ引き込んだのは、アノ男じゃなくて、他の別人・・・

GAKU:いずれにしても、アノ男が『スナイパーウェア』に関わっている事は間違いない・・・

GUMI:私たちの本題である、元の世界に戻るって事、どうやら“現実味”を帯びてきたわね

MEIKO:今までは、ある意味、同胞探しに傾倒していたけど、そろそろマジになりましょうかね

GAKU:そうだね・・・・とはいえ、“他の別人”が相手で、こっちの世界での行動に限定されると、まだまだ情報が足りないよね

GUMI:いっそ、あの男だったら、探せるからまだ楽なんだけど

MEIKO:でも、あの男のデジカメ写真を元に、捜査していこうよ。その線上で、その他の別人ってのも浮かび上がると思うのよね。同じ『スナイパーウェア』のユーザーなわけだし

GUMI:あの男の話からすると、あの男だけは“ユーザー”ではないみたいだけどね。むしろ・・・・・重要関係者?

GAKU:よし! じゃあ、明日街に戻ってから、あの男の聞き込みを徹底的にしてみよう!

MEIKO:じゃあそろそろミクちゃんの音楽を止めないとね

 

 MEIKOは部屋の奥で音楽を聴いているミクの所に行ったが、どうやらミクは寝てしまっていたようだ。そっとイヤホンを外し、女性陣の部屋まで抱えていき、各人の部屋でそれぞれ、就寝する事にした。

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(キノコネット・位置不明・秘密基地・夜)

 

 多くのPCと機械が置かれている部屋、赤い中型の祭壇の上に置かれている半透明の幕に、老人と思われる人物らしきシルエットが1つ。そしてその手前で、ぺらぺらのネルハクテトに、空気入れで空気を入れているプリマ博士が一人、そして奥に5人の戦隊ヒーローが控えている、そういう秘密基地だった。

 

 シュコシュコ

 

プリマ博士:(汗)ふぅ〜。御前様、3人とも復活致しました

 

 シルエットだけしか見えない存在である老人の姿、“御前”は頷いた。

 

御前:ご苦労だった。下がってよいぞ

プリマ博士:御意

 

ネル:いっつー、まーさか、ロードローラーで“ぺっちゃんこ“とは思わなかったぞ! 御前様、プリマ博士、サンキュー♪

ハク:復活できて良かった・・・

テト:ヾ(*´∀`*)ノ゛

 

御前:さて、今回は結果としてだが、“いろいろな問題”を確認できた。皮肉な物だが、おまえ達の寝坊とぺっちゃんこの功績だ。でかしたぞ!

ネル:はーはっはっ! 凄いだろ!

ハク:それって素直に喜べないんですが・・・・

テト:( ̄ー ̄)

 

プリマ博士:御前様、それほどまでに大きな“功績”が発生したのですか?

御前:うむ。この3人に抹殺を命じておいた、我らが追いかけているターゲット、“GUMI達一行”がジューキの村の闘技場で、今日、とんでもない存在に出くわした

プリマ博士:そう言えば、そのときのTV中継を見てましたが、なんか、やたら強い“謎の男”が出てきましたね。結局、ぺしゃんこになった対戦相手を持っていって消えたみたいですが

 

御前:あの男が闘技場で言っていた文言。まさにそれに尽きる

プリマ博士:そういえば、“あの双子はあの男が現実世界から召還した”、なんて事を言ってましたね・・・・・あれ? ということは、あの男は、私たちとは「別に」“スナイパーウェアのβ版”を試したユーザーという事になりますね

御前:実はそれだけではないのだ。この3人がペシャンコにされた事、それを行ったあの双子は、アノ男が現実世界から召還した人物だったことから、我々に友好的な存在ではない事は明白

プリマ博士:確かに、“危害を加えない対象”と認識しているなら、“ペシャンコ“、は無いですね。そしてその行動はターゲット一行と同じ扱いなわけだから、偶然を加味しても、”友好的“と判断は出来ませんね

 

御前:さらに、あの男の言葉を正確に解釈すると、あの男が使ったソフトウェアは“β版”では無い。我々がわざわざターゲットを消しにかかっている面倒事を、あの男は行っていない。もっと上位ヴァージョンで更に完成されたソフトウェアのはず

プリマ博士:そうですね。我々は『スナイパーウェアβ版』の脆弱性のために起こった問題を解決するために、わざわざターゲットを消しているわけですからね。あの男の文言では、そんな事をするためだけに、あの双子を送ったとは思えません。双子は昼間は働いていましたし

 

御前:あげくに、あの男のスタンスは“エンドユーザー”ではない。少なくても『スナイパーウェア』の関係者の疑いがある

プリマ博士:そうですね。言葉の中に、“使い方が下手なユーザーにも困った物だ“、と、上から目線のセリフがありました

 

ネル:で? 御前様や博士は、その男の見当はついているんですか?

御前:残念ながら、全くわからない状態だ。『スナイパーウェア=狙撃ソフト』の名前の通り、一般開放されているソフトではないため、β版ユーザー同士の検索はできない事になっているのだ

プリマ博士:こちらでもいろいろ調査検索をかけているのですが、今のところ全く・・・

 

プリマ博士:いずれにしてもだ。“あの男を追う事“が増えてしまった関係で、我々ももう1つ”別働隊“を作ることにしたのだ。それが彼ら、”ガイジン戦隊フジヤマニッポン“だ!

 

 後ろに控えていた謎の5人が、光がある所まで歩いてきて、その姿を現した。

 

赤いヒーロー:オレサマワ、リーダーの“レオン・レッド”、っていいやがりますでござる。ドウゾ、おひかえなすって!

青いヒーロー:ホーホッホッホ! ワタクシ、サブリーダーの“ローラ・ブルー”デース。よろしくデース!

ピンク色のヒーロー:あちきは武器担当の“アン・ピンク”でありんすー。よろしくでありんす

黄色のヒーロー:おれっちは生活担当の“アル・イエロー”ってもんだ。異国の“かれー”なら任せてくれよ!

黒いヒーロー:・・・・・・・・・・・・・

 

プリマ博士:こら! ミリアム! 御前様の前だ! ちゃんと名乗りをあげなさい!

 

ミリアム:フッ。情報担当の“ミリアム・ブラック”だ。一応女だ。コンゴトモヨロシク。フッ

プリマ博士:すみません、御前様

御前:よいよい。そもそも、私が紹介した人物だ。ミリアムに関してはタメ言葉でかまわないと思っている

ミリアム:そういうわけだ

プリマ博士:うぬぬ・・・。まぁいい。とにかく、ミリアムを除く4人は、アポをちゃんと取り、『スナイパーウェアβ版』を利用してこっちに来て貰った外人さんの精鋭部隊だ。この5人を新たに組織の部隊に加える事にする

 

ネル:え!? じゃあ、私たちはお払い箱っすか!?

ハク:シクシクシクシク・・・・

テト:(/□\*)

 

プリマ博士:違う違う! “新たに”だ。良くも悪くも、おまえ達は私が作り出した“改造人間”だ。コレまでの山のような“失敗”の分、ちゃんと働いて貰うことにする。御前様と話した結果、おまえ達は今まで通り、GUMI達一行を追跡して貰う事になった。そしてコレまでのように、御前様から指令を頂く事になる。今度こそは寝坊とかしないで、ちゃんと指令を遂行してちょーだいね。ほんと

 

ネル:仕方ねーなー、やってやるよ!

ハク:頑張ります!

テト:(`・ω・´)ノ

 

プリマ博士:・・・な、なんかもの凄く腑に落ちないのが1名いるけど、まぁいいです。GUMI達一行は、今はジューキの村の宿で寝てます。今日は遅いですから、あなた達は明日早朝、ここを出発し、GUMI達が戻る“メイテイの街”に入り、GUMI達を尾行してください

 

ハク:あれ? いつもの“やっつける”ではないんですか?

 

御前:あの男と唯一遭遇している人間達であり、すぐに消すのは賢明ではないと判断した。彼らもあの男の情報とおそらくその情報の線上で我々の事も見つけだしてくるだろう。あの双子は彼らの仲間にならなかった事を考えても、戦力はそれほどでないと判断し、“尾行”という手段に切り替えることにした。“利用できる物は最後まで利用する“、これは鉄則だからな

 

ネル:さすが悪の親玉っすね!

テト:。(`Д´)ノ

 

プリマ博士:だから、この新規5人の戦隊は、“あの男”の追跡を別行動で行って貰うことにした。GUMI達の探索の方向性から考えて、出会う可能性が非常に高い故、そのときは、おまえ達3人の方からも説明しておいてくれ。それと戦闘だが、この5人にも伝えてあるのだが、出来るだけ避けて欲しい。理由は御前様が伝えた通り、彼らを倒すのが目的ではないからだ。宜しく頼む

 

ハク:わかりました

レオン:わかったでござるよ、ニンニン!

 

プリマ博士:では説明を終わる。各自明日のミッションに備えて、自室でゆっくり休んで欲しい。くれぐれも“疲れる事”は控えるように!

 

ネル:はーかせー! 携帯ゲームはだめっすかー!

プリマ博士:質問自体却下

ネル:はえー

 

アル:これから夕ご飯のカレーを仕込もうと思ったんだが、出前に変えた方がいいかい?

プリマ博士:いえ、それは是非やってください。お腹空きましたから。あ、それと、カレーは“甘口”でお願いします

ネル:えー! カレーは激辛っすよねー?

ハク:私は甘口・・・・・

テト:(≧▽≦)ノ[激辛]

御前:わしは中辛だな

ローラ:ワタクシは激辛デース!

アン:あちきは激甘口でありんす

ミリアム:・・・・・

 

アル:あーもーわかりましたわかりました! 人数を計算して、その分だけ別のズンドウで作りますから!。喧嘩しないで!

 

 結局、アルは手早く各辛さのカレーとご飯を用意し、全員でカレーを食べて、風呂に入って、明日のために早めに寝た、秘密組織のメンツでした。

 

***

 

ナレーター(妖精ミク):少しマジメな展開になった主人公チームと、やたらアットホームな秘密組織、そして、全てが謎の男・・・。運命の歯車は、今、動き出す!

 

(続く)

 

CAST

 

GUMI(勇気めぐみ) & メグロイドX:GUMI

GAKU(神威学歩) & 剣神ガクポ:神威がくぽ

妖精ミク & ナレーター:初音ミク

MEIKO(咲音メイコ) & ぷりちーどーる・め〜こ(め〜こ人形):MEIKO

 

RIN(プレシオン・ライト、鏡音リン):鏡音リン

LEN(プレシオン・レフト、鏡音レン):鏡音レン

 

ネル:亞北ネル

ハク:弱音ハク

テト:重音テト

 

御前:???

プリマ博士:Prima

 

レオン・レッド:LEON

ローラ・ブルー:LOLA

アン・ピンク:Sweet・Ann

アル・イエロー:BIG・AL

ミリアム・ブラック:MIRIAM

 

髭のリングアナウンサー、観客:エキストラの皆さん

説明
○ボーカロイド小説シリーズ第6作目の”スーパーヒーロー大集合! グミの大冒険!“シリーズの第4話です。
☆ちょっと変わった、RPG風冒険小説です!
○今回はGUMIを筆頭とした“ボカロ達”が、色々なヒーローに変身して戦います。
○ゲームをプレイしている感じで、お読みいただけると有り難いです。
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タグ
Vocaloid ボカロ小説 GUMI 初音ミク 神威がくぽ MEIKO 鏡音リン 鏡音レン 亜種 海外組 

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