背中を貸して
説明
カイト「テッド君、ちょっと前向いてて」
テッド「……なんでだよ?」
カイト「いいから、こっち向かないで」
テッド「?……あぁ。」
カイト「……(ぐしぐし)」
テッド「……、……何かあったのか?」
カイト「何にもないよ(ぐす)」
テッド「……、……わかった、もう何も聞かない。背中ならいくらでも貸してやるよ」カイト「ごめんなさい……」
テッド「謝る事でもあったのか?」
カイト「ううん……すぐ、元気になるから。だから今だけ、背中貸して」
テッド「期待してる」

失敗して凹むカイトの話。
失敗を気にして、落ち込んで。でも誰にもそんな所見せられなくて。
けれど、辛くて仕方ない。
そうして、心の逃げ道を探して辿り着いたのが相棒の所。
何も言わないでくれる相棒の背中に縋って、ひたすら泣いて。
気持ちの整理がついたなら、何もなかったかのようにまた笑って歌えるから。
……そんなイメージ。

男の子同士の、この『何も言わない関係』ってのが好きです。
言わなくてもわかってくれる。理解してくれる。
言葉じゃない、別のもので意思疎通出来るような、そんな『相棒』と呼べるそんな関係が好きです。
異性を思う、愛とか恋とかそんなじゃない、別のもの。
だけど同じくらい深い信頼関係。
男同士だから成り立つ、その関係が好き。だから男の友情っていいなぁ、と思います。

腐向けっぽく見えるけれど、表現したかったのは『恋人』じゃなく、『相棒』の二人。
この二人に恋愛感情はないと思っているので一般向け扱いです。
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