恋姫無双もう一人の御遣い 3話 |
なんでこうなった?」
地元の人から聞いておいしいお店を教えてもらいそこにむかっていたんだが・・・・
「なんでこうなった?」
大事な事だから二回いいました。大事だよこれ。
「て、てめえはこの前のクソガキ!」
目の前にはついこの間逃げた三人組がいる。兄貴が人質をとっていた。
「ここであったが百年目、この前の借りを返してやるぜ!」
は?
「俺、なにかした?」
「な、忘れたとかいうんじゃねえぞ」
う〜ん、なにかしたか俺。記憶にないんだが・・・・・・
「なんのことやらさっぱり・・・・」
「こ、この野郎・・・もういいチビ、デブ!殺れ」
そういうとチビ、デブが俺に近づいてくる。うーんこのまま戦ったら周りに迷惑かね・・・・・・・
「みなさんは、離れてください。危ないですからー」
そう言うと周りが距離をとる。物分かりがよくて助かる
「おいこら、周りより自分を心配しな」
チビがこの前と違い双剣を構えていた。剣の時と違い双剣のほうが長けているのか前の時と違ってみえた。
「デブはそこでみてな、俺一人でやる」
どうやらチビ一人でくるらしい、デブはわかったんだなといって様子見している。
「この前は油断したが、今日はそうはいかねえズタズタに斬りさいてやる」
チビが殺気を俺にぶつけてきた・・・・・・・・・それに対し俺は
「ふあ〜〜〜〜」
あくびをしました。だって暇なんだもん
「な、てめえ馬鹿にしてんのか!」
「だって暇で暇で・・・・ふあ〜〜〜」
本当のことだしね、あ、やべまたでそう
「ふ、ふざけるなーーーー」
よほど感にさわったのだろう、すごい勢いで斬りかかってきたが最低限の動きでかわす。
今度は左手の剣で水平に斬るがしゃがんで避ける、さらに右手で振り下ろす、痛そうなのでそのまま後ろに下がって避ける。
「おら、どうした俺が強すぎて手も足もでないのか!」
そのままこちらに近づいて両方で斬りかかってきた
めんど
ガキーーーーーーーーーン
「な?!」
止めれないと思ったのかチビがびっくりしている
「飽きた。というかアンタ弱い」
「な、なんだと」
そのまま双剣を弾き距離をとり、姿勢を正す
「あんた双剣の使いこなしてないよ、動きが単調だし、バラバラに攻撃できてないし」
「ぬかせ!俺はつかいこなしているんだ!」
そのままこちらに一気み近づき斬りかかるが、剣で防ぐ
「うおーーーーーーーーー」
そのまま攻撃し続けるが、単調すぎて話しにならない、決めるか
「死ねーーーーーーーーーー」
チビが大振りで振り下ろす、そのまま横に避け無防備になった所に斬りあげる、結果
「ぎゃーーーーーう、腕がーーーーーー」
腕が斬りとばされたチビは絶叫していた
「双剣は左右別々の動きをして攻撃するんだが、あんたはそれができてないんだよ」
そう、双剣は別々の動きをして相手を翻弄するのが戦い方なのだが、チビにはそれができておらず単調な動きをし、結果双剣を活かしきれなかったのだ。
「聞いてる?お兄さん」
動かなくなったチビに聞いてみたがどうやらあまりの激痛で気絶したようだ。そのとき後ろから殺気が近づいてきたので前に避ける。
ドゴーーーーーーーーーーーーン
さきほどいた場所にはクレーターができていた。おーすげー威力
「よ、よくもチビをなんだな」
木槌を振り下ろしていたデブが、こちらに殺気をぶつけながら再び攻撃してきた
「なんだなーーー」
肩にかついだ木槌をおおきく振り下ろしてきたがなんなく避ける、さらに追撃しようと薙ぎはらってきたが、剣ではとても受け止めれないのでさらに避ける、まあ当たらなければどうということはないからね。
「木槌は一撃の威力が大きいし、一振りで複数相手と戦えるため多人数相手に有利だがこういう一騎打ちみたいな状況では・・・・・・・・・・」
攻撃しつづけるデブに聞いているかどうか分からないが避けながら少しずつ近づいていく。
「だなーーーーーーーー」
再び振り下ろした木槌を避け、一気にデブの懐に入り
「大振りの攻撃が仇となり、隙ができやすいんだよ」
剣を振り下ろし、デブの体に深く切り裂いた。デブは絶叫をあげて後ろに倒れた。
ズドーーーーーーーーーン
倒れたデブの横を通りすぎて兄貴に近づく
「ば、ばかな・・・・」
兄貴は信じられないと言わんばかりの顔でみている
「く、くるな!近づくとこいつの命がないぞ」
兄貴が娘に短剣を当てて脅してくる。そのまま俺は気にせず近づく。
「本当にやるぞ、本気「どうぞ」な?!」
ありえない一言で兄貴が動揺しており、周りの人々をざまめいていた。娘も動揺してるな
「だって今あんたは人質がいるおかげで有利にたっている。でもあんたが娘を殺したらその有利が一気に不利になるけど?それでもいいならいいけど」
あきらかに動揺してるな、目が泳いでるし。周りの声が俺に対し「ひどい」「悪魔」とか言っていた。
いや本当のことだしな〜とその時
「ちきしょーーーーーーーーーーー」
兄貴は混乱し首に当てていた短剣を首から離れて上にあげ一気に振り下ろそうとしていた。ここからでは走っては間に合わないため縮地を近づき腕を掴んだ。
「な、いつの間に・・・・」
「だめだめ、一度突きつけたものを下げたら♪」
笑顔で話すと彼は恐怖に満ちた顔になり
「この化け物がーーーーーーーーーーーーー」
「それはどうも♪」
兄貴の腕そのままひっぱり民家の壁に投げ飛ばした。そのままぶつかり兄貴は動かなくなった。気絶したのかね?
うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「?????」
急に俺の周りにいた人々が戦いが終わった途端雄叫びを上げていた。なぜ?
「すごいなあんたかっこよかったぜ」
「別にたいしたことじゃ「あ、あの」はい?」
さきほど人質だった娘が俺に近づいてきていた
「助けていただいてありがとうございました」
先ほどの件にたいして礼をいってきた。別にいいんだけどね〜〜〜
「別にたいした事じゃないよ」
「どけどけ、道をあけんか!!」
不思議がっていると袁術の兵が来たのか声を上げながら近づいてくる。うーーーんめんどそうだな
「ねぇ、きみ」
「とりあえず俺逃げるから後よろしく」
「・・・え、それってどういう「よろしくねーーー」ちょっ?!」
めんどくさいのでその場を逃走。さて飯食いに行くかね。
そのまま当初の目的のため料理店へむかった
冥琳side
袁術の兵が来て沈静させ賊を連行していた。それにしてもあの少年・・・・
「ねえ冥琳」
私が考え事をしていると、雪蓮が声をかけてきた。
「どうかしたか雪蓮」
「あの子なかなかいい武をもってるわ」
「ふむ、たしかにいい武をもっているが賊相手ではな・・・」
たしかに賊にしかも三人相手(事実上二人だが)に勝っていたが所詮賊だ。それ以上に強者はたくさん存在する。雪蓮もそのひとりだからだ。しかし・・・・
「どうしたの雪蓮、あのくらいの武の持ち主ならいくらでもいるじゃない?」
なぜ、雪蓮があの程度の武に気になっているのが聞いてみたが
「うーーーーん、分からないけどなぜか気になるのよねー」
自分でも分からないと言ってきた雪蓮、まさか・・・・・・・・・
「また、勘?」
「うん勘♪」
またか・・・・。雪蓮の勘はよく当たるというか外したことがない、この勘に助けられたりするが正直ここまで当ててしまうと軍師が必要なのか?と思ってしまうほどである
「そうだとしても、その子はいないんだしどうしようもないでしょ」
戦いが終わると彼はそそくさといなくなっており、この場にいない。つまり手がかりがない以上探しようがないのだ。
「ぶ〜〜、そんなこと分かってるわよ」
頬を膨らませブーブーと言ってくる・・・・・もうすこし王ということを自覚してほしいわ
「ほら雪蓮ここにいてもしかたないわ、予定どうりにご飯を食べにいきましょ」
「あ、そうだ忘れてた、冥琳速く速く!」
雪蓮は走りだし、私を呼んでいた。まったく・・・・・・・
「へいらっ・・・・あ、これは孫策様」
料理店に入るといつものように大将が働いてた
「おじさん、どうも元気だった?」
「うちは元気が取り柄だからね」
二人が気さくに話しあっていた。ここの大将とは何回か通っていたら気が合うようになっていた。
絶えず話が続いていてので、私は雪蓮に呼びかけた。
「雪蓮、そこでいつまでも話をしないの店に迷惑だろ」
雪蓮は私の声に反応してはっとしていた・・・・・忘れてたのね
「そうだった、おじさんいつものとおいしいお酒を「大将ー、ご飯おかわりー」え?」
注文しようとしたとき、聞いたことのある声がしたので雪蓮が振り向き私も見ると・・・・・・・・
さきほどの少年が食事をしていた
「君は、さっきの・・・・・」
零夜side
「君はさっきの・・・・・・」
俺が料理店にはいり飯を食べていると、誰かに話しかけられた。振り向くと知らない女性が二人いた
「・・・・・どちら様?」
この世界に知り合いなんていないんだけど・・・
「ねえ席いいかな♪」
桃色のロングヘアーの髪で、腰には立派な剣をもった女性が話しかけてきた。
「別にいいですけど・・・・」
「そうよかった。冥琳こっちこっち」
女性が呼ぶと眼鏡をかけた臍をだした女性がこちらきて一緒に座る。
「それで俺に何か?」
とりあえず分からないので聞いてみた。
「あなた、さっき賊を倒した子でしょ。なかなかいい武をもっているみたいね」
さっき・・・・・・あーあれか。ということはこの二人はさっきの観戦していた人か
「まあ、そこそこは鍛えて「本当に?」はっ?」
なぜか桃色の女性にとめられた。
嫌な予感がする・・・・・・
「意味が分からないのですが・・・」
「貴方なだ実力をかくしてるんじゃないの」
めんどくさ、とりあえず分からない振りをしておこう
「何のことやら」
「ふーーん・・・あなた名前は?」
いきなり質問してきた。まあ名前ぐらいならいいけど・・・・
「えっと、清水零夜です」
「清水零夜・・・うん覚えたわ、私のは孫策。字が伯符よろしく♪でこっちが・・・」
「周瑜、字は公瑾だ」
・・・・・・・・・・は?孫策に周瑜だと
「?どうしたの君」
動揺していると孫策が話しかけてきた
「あ、大丈夫です」
落ち着けとりあえず整理してみよう
孫策
孫堅の息子で亡き父の跡をつぎ呉の基礎をつくった人物で江東の麒麟児といわれていた。みずから先頭にたち武もかなりのもの。数年で領地を拡大したが、26という若さでこの世をさっている
周瑜
ずば抜けた知性の持ち主で、義兄弟の孫策・弟の孫権を支えていた。また容姿も美しく美周郎といわれていた。有名な赤壁の戦いで火計を成功させ(史実と演技では異なる)見事曹操の大軍団を退けた。
しかしその後彼は病気で亡くなってしまう。
なのだが・・・・・・・・・・
また女性なのだ。俺の知っている二人は男なんだが・・・・・・
ああでも袁術も女性だっけ・・・このままだと有名な武将は全員女性なのかね。
「みろ雪蓮、いきなり言われたから困惑しているわよ」
「えーただ名前をいっただけじゃん」
二人が色々話している・・・・・・あれ?そういえば
「あのーー二人の名前と違う名前で呼び合っているけどどう言う事?」
ピタッと口論を止め信じられないと言わんばかりの顔でこちらを見る。
「お前、真名を知らないのか?」
「真名?」
聞いたことがない。そもそも三国志にそんな風習はないはず、そう考えていると周瑜が真名について教えてくれた。
真名
家族や親しき人しか呼ぶことが許さない神聖なる名。もし軽々しく呼べば死刑にされても当たり前だという。
まじかい・・・・とう言うことかあれか、俺が勝手に周瑜の真名をいったら首が飛んでもいいと
真名怖え〜〜〜、呼ばなくってよかった本当に。話を戻すか。
「で、孫策さんでしたっけ?俺に何か」
孫策が思い出したような顔していた
「ねえあなた、私の所にこない?」
は?
「あの意味が分からないんですが・・・」
聞き返そうとすると
「雪蓮!?あなたどういうつもり」
先に周瑜が孫策にきいていた
「だってそうでしょ、私たちは力が必要なの。この状況を打破するためにもね」
「それは、そうだけど」
なにやらほっておいたら勝手に進みそうだな
「あのーすいませーん」
「あっ、ごめんね急に」
「別にかまいませんが、詳しく教えてくれませんか?」
よく分からないのでとりあえず詳しく聞いてみた
ここらはどうやら孫堅が治めており、不自由なく暮らしていたそうだが、予想外がおきた。先の戦で孫堅が亡くなってしまったのだ。その直後いままで同盟等築いていた豪族が一方的に破棄してきた。また内部でも逃走する味方の兵がでていた。すぐに孫策を大将にしたが止まらなかった。そんな時袁術がやってきたのだ。なかば脅迫ともとれる保護をするといってきたのだ。孫策は渋々了承し袁術の客将となっているそうだ。
孫堅亡くなっていたの?しかももう呉は袁術に取り込まれてんの。早すぎじゃないのこれ
「でもこのままで終わらすつもりはないわ。今は力を蓄えてきが熟したら攻めるつもりなの。だからあなたにも手伝ってほしいのよ」
どうやら孫策は先の戦いでえらくきにいったようだけど、先ほどの実力のなら俺じゃなくてもいいようなきがするんだが・・・・・
「別に俺ぐらいの実力なら他にもいるはず、なぜそこまで気にするんです?」
「私の勘がね、いれた方がいいっていってるの。それが理由」
か、勘って・・・・・
とんでも発言をする孫策に俺は周瑜に聞こうとしたら、
「雪蓮の勘はほぼ当たる。軍師がいるのかとおもうくらいにね」
・・・・・苦労してるんですね周瑜さん。
「ねえ〜いいでしょ、ちゃんと給付金もだすし寝床も用意するし悪い条件「遠慮します」え?!」
「俺は今やることがあるんで、遠慮しておきますよ」
魅力的な条件だが俺にもやることがあるし、それに俺なりのやり方でいきたいしね
「む〜、どうしても?」
「どうしてもです」
どうしても孫策は俺を加えたいらしい、どうしたら諦めてくれるかね
「諦めろ雪蓮、清水はやることがあるんだ。それを妨害するのはよくないだろ」
隣で周瑜・公瑾が孫策を説得し始めた・・・・苦労してるんですね本当に
「う〜〜でも〜〜」
「雪蓮」
「・・・・・・・分かった、でも諦めてないからねそのやる事が終わったらまた誘いにくるから覚悟してよね」
なんか、えらい俺がほしいのね理由が勘ってどうなのかもしれないけど・・・・・・・・
「それじゃ俺はこれで」
話が終わったので店をでる
「あれ、もう行っちゃうの?」
「俺も用事があるんでね、それじゃまたどこかで‘江東の麒麟児さん’」
大将に代金を支払い店を出る。そのまま俺は次の武器の情報を手に入れるためとりあえず周りの人にきていたら以外に早く情報を得た。どうやら幽州にあるらしい
で、場所が分からないので地図も購入して確認。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遠いね、馬が必要になってくるねこりゃ
とりあえず馬は買えないため、他に必要な物を購入して宿に泊まり旅に備えることにした。
・・・・・・・・・そして、出発の時がきた
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