こんな状況で今、授業を受けている

腹が減りすぎていて意識が朦朧としてきて

飛びそうになる意識をなんとかつなぎ止めている

その中で左隣の席の北郷が俺の肩を叩いて

「おい、ジン顔色悪いけど大丈夫か？」

と心配してくれた

俺はいくばくかの気力を振り絞り返事をする

「ああ、北郷か

問題ない、顔色が悪く見えるのはお前の目が悪いからだ

だから、気にするな」

と隣の北郷に言ったら

今度は、俺の右隣の席から

「あの、本当に大丈夫ですか？

私から見ても全然大丈夫そうに見えないのですが？」

と心配してくれる声が

俺は

「あ、愛紗さんか

本当に大丈夫だから気にしないでくれ」

と言って手を振ったら

軽く眠くなってきたので俺はそのまま眠ることにした

「ちょ、ジン？

生きてるか？」

と北郷が聞いてきたので俺は

「少し寝るだけだから

授業が終わったらおこしてくれよ」

と言って俺は眠りについた

それから、どれだけの時間が過ぎたのか

北郷が

「おい、ジン

授業終わったぞ」

と声がしたので

軽く頭を上げると

授業は終わっていて

昼休みに入っていたのであまり人が居なかった

俺は

「もう、昼か

北郷はこの後どうするんだ？」

と聞いたら本郷は

「俺？今日は中庭に行って愛紗とか凪とか華琳達と一緒に昼食だよ

そうゆう、お前はどうするんだ？」

と聞いてきたので俺は

「屋上で少し眠る」

と言って俺は立ち上がったら北郷が

「なぁ、最近思うんだが

お前ちゃんと飯食ってるか？」

と心配そうに聞いてきたので

俺は笑いながら

「大丈夫だよ

３６５日女子といちゃついているお前と違って

ちゃんと飯は食ってるよ」

と言って教室を出て階段を上り屋上へとたどり着く

いつものことだが、屋上には俺以外誰もいない

俺はいつものように周りを見渡して誰もいないのを確認して

「北郷にはああ言ったが

実際はここ一週間何も食べてないな」

と言って屋上のフェンスに背中をあずける感じで座ったら一枚の紙が降ってきた

俺はそれを手に取り読むと

「注意、このフェンスは壊れやすいのであまり体重をかけないでください

最悪、フェンスが壊れて屋上から落ちることになります

風紀委員 風紀委員長 朱里」

と書いてあった

俺は

（そんなことあるわけ無い）

と思ってその紙を捨てて

フェンスにもたれかかったら

何かが外れるような嫌な音がして

後ろを見たら背中にあるはずのフェンスが破れていて俺の体は

そのまま、倒れた

この場合、倒れたら屋上からの紐無しバンジーをすることになる

そして、このまま何もせずにいると俺はこの世からおさらばだ

・・・って、何悠長にそんなこと考えてるんだ！！

取り敢えず何かに捕まらねば！！

と思って手を伸ばしたが

捕まるものが何もなかった

ああ、さらばこの世よ

短い人生だったぜ

あー死ぬ前に北郷ぶん殴っておけばよかったかな

と思っていると強烈な光に包まれた