真・恋姫無双 (修行編) 第五章
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それはその日の夜、蜀と呉の全員が二日後に帰る前の事

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華琳「一刀・・・私・・・貰ってくれる」

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桂花「北郷・・・私・・・貰って」

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一刀「そんな無理だよ」

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華琳「どうしても・・・駄目なの・・・?」

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一刀「俺には、無理だ」

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桂花「アンタが無理なら、春蘭に貰って貰うわよ」

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一刀「ああ、別に構わないよ」

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桂花「ですって♪貰ってくれる春蘭♪もう一枚」(ニコニコ)

 

ガタ!

 

春蘭「あああああああああーーーー!!!!!!」

 

現在王座の間では、※お仕置きが行われていた(※石抱き)

 

※石抱き(別名算盤責め)江戸時代に使われた拷問道具

 

※お仕置きを受けているのは、一刀・春蘭・雪蓮の三人

 

 

雪蓮「冥琳!?こんな事していいと思ってるの!!」

 

冥琳「お前は、こうでもしないと反省しないからな#」

 

雪蓮「思春!!この縄解いて!?」

 

思春「えっ!?」

 

蓮華「思春、ダメヨ・・・メイレイキイチャア・・・」(ゴゴゴゴゴゴ!!!!)

 

思春「は!?はい!?」

 

雪蓮「思春!?貴方私と、蓮華と、どっちが大事なの!!」

 

思春「そ、それは・・・」

 

蓮華「私よね?・・・シ・シュ・ン?」(ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!)

 

思春「も!!勿論です蓮華様!?」

 

雪蓮「裏切りものーーーー!!!!!」

 

冥琳「まだ余裕そうだな、もう二枚乗せるか#」

 

蓮華「ソウネ・・・思春・・・オネガイ♪」(ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!)

 

思春「は!はい!?(申し訳ございません雪蓮様)」

 

ガタ!!

 

雪蓮「いいいいいいあああああーーーーー!!!!!!」

 

現在雪蓮には三枚・春蘭には二枚・一刀は一枚である

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華琳「一刀は♪もう三枚貰って頂戴ね♪」(ニコニコ)

 

ガタ!!!

 

一刀「だああああああああーーーーーー!!!!!!!」

 

何故こんな事になったかと言うと、それは、数日前に戻る

 

 

華琳「一刀、貴方に聞きたい事が有るんだけど?」

 

一刀「何?答えれる範囲で答えるけど」

 

華琳「実はね、新しいお仕置きの「お断りします」まだ何も言ってないじゃない」

 

一刀「どうせ新しいお仕置きの方法を考えてたんだけど、思い付かないから知恵貸してって言いたいんだろう?」

 

華琳「あら?話が早いわね、何か無いかしら」

 

一刀「華琳・・・お前が言葉攻めすれば済む話だろう」

 

華琳「それじゃあ、味気無いじゃない」

 

一刀「まったく、しょうがないお姫様だよ」

 

華琳「私は、覇王よ」

 

一刀「判ってるよ、愛しの覇王」

 

華琳の部屋での話である

 

 

一刀「そうだな、ちょっと度が過ぎてるけど石抱きとか?」

 

華琳「石抱き?」

 

一刀「ああ、石抱きって言うのは」

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説明中

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一刀「と言うのだ」

 

華琳「へぇー面白そうね」

 

一刀「まあ、ちょっとした拷問方法らしいからあんまりしてやるなよ?」

 

華琳「そんな事言われると、ますますやりたくなるわ♪」

 

その日の内に、華琳は真桜に作るよう命じた

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次の日

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春蘭「うーん」

 

秋蘭「如何した姉者?」

 

春蘭「ああ、秋蘭か」

 

中庭で考え事をしていた、春蘭を秋蘭が見つける

 

 

春蘭「なあ秋蘭、お前や一刀が使っていたあの速く動く技何て言うんだ?」

 

秋蘭「神風の事か?」

 

春蘭「おおそれだ!それを一刀に教えて貰おうと思ってな」

 

秋蘭「神風なら、私でも教えられるぞ」

 

春蘭「本当か!なら教えてくれ秋蘭♪」

 

秋蘭「判ったから落ち着け」(本当に可愛いな、姉者は♪)

 

最初は良かったのだが

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一時間後

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春蘭「うううっ・・・」

 

秋蘭「姉者・・・大丈夫・・・じゃあ無いな」

 

春蘭は、失敗の連続でボロボロになっていた

 

 

春蘭「秋蘭・・・何故こうも失敗するのだ?」

 

秋蘭「可笑しいな、私の時と同じ教え方なんだが?」

 

春蘭「私には、出来ないのか」

 

秋蘭「そんな訳無いだろう」

 

桂花「何してるのよ?」

 

中庭に休憩に来た桂花が、春蘭達に声を掛ける

 

 

秋蘭「丁度良い、桂花に気にする事ではないと証明して貰おう」

 

桂花「何?」

 

秋蘭「桂花、もし姉者の修行が旨く行ってないと言う話を聞いたらどうだ?」

 

桂花「そうね、とりあえず竹簡を用意するわ」

 

春蘭・秋蘭「「???」」

 

桂花の答えに春蘭・秋蘭の頭に?が浮ぶ

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桂花「そうしないと、春蘭の情けない姿を事細かに華琳様に報告出来ないでしょう」

 

シャキィン!!

 

桂花「ひゃあ!?」

 

秋蘭「落ち着くんだ姉者!?」

 

春蘭「離せ秋蘭!!もうこいつを叩き切るしかない!!」

 

桂花の目の前には、春蘭の大剣が振り下ろされる寸前だった

 

 

秋蘭「一刀に相談すれば済む話だろう」

 

春蘭「そうか!良い提案だ、秋蘭!さすが私の妹だ♪」

 

秋蘭「褒めるほどの事では、無いと思うが」

 

桂花「普通最初に、気が付くでしょう」

 

呆れた桂花が、サラッとツッコンだ

 

 

春蘭「でも最後にもう一回」

 

秋蘭「あっ!待て姉(ゴーン!!)じゃ・・・」

 

春蘭(ピクピク)

 

見事に頭から激突した

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春蘭「おーいたいた、一刀ーちょっと良いか?」

 

一刀「後にしてくれないか、今大事な所なんだ」

 

秋蘭「大事な所?」

 

厨房で一刀と一緒に季衣・流琉が、お茶を飲んでいた

 

 

流琉「天の世界のお菓子の再現をしてる所なんです」

 

春蘭「そんなの何時でも出来るだろう「華琳に言われた事なんだけど」なるべく速く終らせてくれ」

 

一刀「話が速くて助かる」

 

秋蘭「で、今何を作ってたんだ?」

 

季衣「えーと確か、ろぉるけぃき、だったけ?」

 

一刀「そ、ロールケーキね」

 

春蘭「何だこれは、少し黒いぞ?」

 

一刀「黒豆を混ぜてるんだ」

 

秋蘭「黒豆?」

 

一刀「健康になる為の成分が多くてなあ、確か減量に一番良いって聞いたけど」

 

春蘭「!?」

 

一刀の説明を聞いた春蘭は、一刀に詰め寄る

 

 

春蘭「減量できるのか!?」

 

一刀「あ、ああ、いっ一日三食絶対食べるんだ」

 

春蘭「ちょっと待て、それでは飽きてしまうだろう?」

 

一刀「そん時は、磨り潰したりして料理に混ぜるんだ、少しずつだが確実に食べ続ければ減量できる」

 

春蘭「成る程、食べるだけで」

 

一刀「しゅ、春蘭?」

 

一刀が恐る恐る名前を呼ぶと、春蘭が襟を掴んで、前後に揺さぶる

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春蘭「本当か!!本当だろうな!!絶対だろうな!!」

 

一刀「ちょ!!春!!蘭!!」

 

秋蘭「姉者、辞めろ一刀が!!」

 

春蘭「お、おおすまん」

 

一刀「うえー・・・気持ち悪い」

 

春蘭「すまん、一刀」

 

季衣「秋蘭様も、どうです一個?」

 

秋蘭「見た目はまああれだが、味は確かだな?」

 

流琉「はい♪」

 

秋蘭「ふむ、確かに問題は無いな」

 

一刀「そうか、じゃあ季衣・流琉、華琳の所に持っていくといい」

 

季衣・流琉「「はーい♪」」

 

季衣と流琉は、ロールケーキを持って華琳の所に向かった

 

 

一刀「所で、春蘭達の相談って何だ?」

 

春蘭「相談?・・・おお!そうだった!」

 

一刀「忘れてたのかよ、まあ良いや、で何だ相談って?」

 

春蘭「実は、私の魏武の大剣の名に、重い楔が打ち込まれそうなっているのだ」

 

一刀「???・・・何が有った?」

 

秋蘭「姉者、飛ばし過ぎだ、事態を知らなかったら私でも判らんぞ」

 

春蘭「そうか?」

 

秋蘭「ちゃんと一から説明しないと、判らんぞ」

 

春蘭「うーんでは仕方ない、要するにだな、これこれじかじかで」

 

一刀「成る程、じゃあちょっと場所を移して実際に見せて」

 

春蘭「え!?やるのか!?」

 

一刀「そりゃそうだろう、実際見てみないと、判らないからな」

 

春蘭「判った」

 

一刀達は、中庭に移動した

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一刀「じゃあ早速頼むよ」

 

春蘭「おう」

 

秋蘭「確りな」

 

春蘭「行くぞ!!」

 

ブオン!ズサアアア!!ガーン!!

 

春蘭「だああ!?」

 

一刀・秋蘭「「危ない!?」」

 

ドカーン!!

 

一刀・秋蘭が恐る恐る目を開けると

 

 

春蘭「あ・・・ああ・・」

 

木の上から頭から落ちた様な、格好の春蘭がいた

 

 

秋蘭「あ、姉者!?前を隠せ前を!!」

 

一刀「これは!!」

 

春蘭「ど、如何した一刀!?」

 

突然大声を出した一刀が、ヒザから崩れ落ちる

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一刀「明らかに、下手くそ過ぎる」

 

春蘭「だあー!!やっぱり下手くそなんだ!!」

 

春蘭は、泣きながら地面を拳でドン!ドンと殴る

 

 

一刀「安心しろ!俺はこういう評価で冗談は言わない!!」

 

春蘭「本心か!!思いっ切り本心なのか!!」

 

一刀「まあ、大体理由は判ったから良いや」

 

春蘭「何、本当か?」

 

一刀「ああ、用は体の重心の移動と、氣の放出量が極端に下手なんだ、そこさえ直せば後は如何とでもなる」

 

秋蘭「しかし、私の時はそんな問題なかったろう?」

 

一刀「秋蘭は、強化と放出の特性を持っているだろう?神風の語源になった瞬動術は足から氣を放出する事によって、高速移動を可能にする技だ、後は細かい微調整で如何とでもなる」

 

秋蘭「そうか、じゃあ一刀姉者の神風の件を任せても良いか?お礼に私が一週間添い寝を「直しておく!」」

 

春蘭「な、なら私も一週間添い寝を////」

 

一刀「絶対直してやる!」

 

親指を立てた一刀は、準備があるからと言ってその日は解散になった

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第六章に続く

説明
皆さんこんばんは、カイです。
今回は修行と、ちょっとした悲劇が起こります
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コメント
yadanさん 判り易かったですか?(カイ)
ma0さん 一刀なら、十分有り得ます(カイ)
ふむ、元ネタはバカテスと見た!!(yadan)
流石は魏の種馬の異名は伊達じゃないな、夜の営みのためなら本気になるかww(帽子屋)
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真・恋姫無双 修行編 

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