甘い毒
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2月14日はバレンタイン。

その日は、学生の男女は慌しい一日になる。

先に回答を述べれば、風間ファミリーの男子全員(なぜか川神百代も)はチョコを受け取った。ただし、どんな分類のチョコなのかは述べない……が。

だけど、直江大和にとって一番ほしい女性からのチョコはまだもらっていない。それどころか彼女は大和に会わずに帰ってしまう。

「松永先輩からチョコもらったぜ〜!」

他の生徒は、松永納豆チョコを他の男子に見せびらかしながら下校して行く。でも、あれは燕がバレンタイン限定販売として売っていたチョコである。

もちろん大和も買いに行こうと思いもしたが、燕の恋人の自分が行けば修羅場になることは予想できたために、会いに行くことできなかった。

「うーむ……よし、行くか」

大和はチョコもらいに燕の家に行くことにした。内心では、動揺と恥ずかしさが渦巻いているが、恋人がチョコを受け取っていないことはやはり悔しかったからだ。

……でも。

「あれ? 大和くんどうしたの?」

恋人の松永燕は恋人の訪問に悪戯顔で出迎えた。

「…………やられた」

どうやら彼女の策に溺れてしまったらしい。

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夜、燕は大和に口付けをする。

 

「……チョコを口移し?」

 

それはいつもよりもとても甘かった。

 

「これが、私からのバレンタインだよ♪」

 

燕の笑顔と誘惑に大和はメロメロだった。

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『ふふ……これで、さらに大和くんは……もっと……』

 

でも、燕の甘さはある意味……。

 

説明
食べすぎにはご注意を。
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真剣で私に恋しなさい!S 松永燕 

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