【腐注意】もし俺 小話04【オリジナル】
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CP:まろさし 会話文のみ

 

 

「そういえばさしこさん」

 

「ん?何?」

 

「ミクの日何もしなかったね」

 

「え?ミク?」

 

「3月9日」

 

「こなあああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいい」

 

「それは違う」

 

「こっちの方が好き」

 

「そっか」

 

「ていうか3月9日はザクの日だし」

 

「え?」

 

「わざわざガンプラ買ってきて組んだのに、気付かんかった?」

 

「うん。ガンダムそんなに詳しくないよ」

 

「えええええ!量産型の良さを知らないとか人生まるっと損してる!」

 

「そんなに?」

 

「いやごめん、そうでもなかった」

 

「だよね」

 

「それより、ミクコスでもした方がよかった?」

 

「しなくていいけど、珍しいと思っただけ」

 

「本当は用意してたんだけどねー。先越されたから止めた」

 

「先?」

 

「うん。ついにブラさんが本気を出しやがった」

 

「え。どういうこと?」

 

「コスしたいから良いショップ教えてって言われただけ」

 

「本当に?無理やりさしこさんがやらせたんじゃなくて?」

 

「こんなことで嘘吐かないよ。秋山じゃないし」

 

「誰それ」

 

「秋山さんは秋山さんだよ!」

 

「ごめんわからん。何ネタ?」

 

「思いつき」

 

「もっとわかりやすいネタにしようか」

 

「はい」

 

「で、ブラさんに先越されたから止めたの?」

 

「一応衣装は2人分作って写メったけどね」

 

「作ったんだ、いつの間に」

 

「オレ天才だから」

 

「え、あ、うん」

 

「で、冷静になってミクコスとか定番すぎて恥ずかしくなって止めた」

 

「そっか。で、ガンプラにしたの?」

 

「さすがにザクコスは無理だからね。シャアとは違うのだよ、シャアとは」

 

「それだとシャアがザクコスしたみたいになるから。わけが分からないよ」

 

「QB?」

 

「違うから」

 

「何だ。ホモも、やおいも、あるんだよとか言い出すのかと期待したのに」

 

「ホモもやおいもあるけど、言わんよ」

 

「ざんねん」

 

「で、さっきから携帯で何見てるの?」

 

「黒さんからの惚気メール」

 

「ああ。ブラさんがミニスカツインテだもんね」

 

「しかも敢えてカラーチェンジして黒髪黒ライン黒ニーソで揃えてみました」

 

「それは、頑張ったね」

 

「緑髪とかハードル高いから」

 

「確かに」

 

「これから仕事?」

 

「うん。もうすぐ出るよ」

 

「そか。行ってらっしゃい」

 

「淋しい?」

 

「…べっべつに!そんなことないんだからねっ!」

 

「はいはい、できるだけ早く帰ってくるから」

 

「わかった。待ってる」

 

「眠たかったら寝てていいよ。行ってきます」

 

「いってらっしゃい」

 

【04 3月10日】

 

(淋しくないはずがない)

説明
※こちらは男同士の恋愛を取り扱った作品なので、閲覧の際はお気を付けください。
ちょっと外れたオリジナルBLの小説サイドです。
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