桂花エンド外伝 魏兵士Aは見た part9 |
〜part8の続き〜
時は流れて、半年後 〜呉の玉座の間〜
周瑜「今日はお前に言われたとおりに呉の重臣を集めておいたぞ。」
甑「私のような一兵卒の願いを聞いていただき、ありがとうございます。
今日は"全て"を終えたのでお話に参ったしだいです。」
周瑜「そうか、なら話を聞こうか。」
孫策「ちょっと待って〜、まず祇栄の自己紹介をしなきゃ♪知らない人もいるでしょ?
だから……」
周瑜「すまんな、雪蓮。私はこの日を待っていたから、つい急かしてしまった。
では、祇栄。皆に自己紹介を。」
甑「は。姓は祇、名は栄、字は蔽祁と申します。職は北郷警備隊で働いております。」
???「へぇ〜、彼が思春の脅しに耐えたんだ〜。私は孫尚香ってっていうんだよ。
一応、呉の王族なんだ。」
???「思春さまの脅しに耐えるなんてすごいですね、私は周泰と申します。」
???「貴方って、北郷隊で働いてるんですか!?警備案は天の御使い様が考えたと聞いたの
ですが〜、皆さん教えてくれないんですよ〜、教えてくれませんか〜?
あ、私の名前は陸遜です〜。」
???「穏様、魏の方に天の御使い様の話は禁句だって言ったじゃないですか、
すみませんすみません、私の名は呂蒙です。」
周瑜「では、自己紹介も終えたことだし、改めて聞かしてもらおうか?」
俺は最初に周瑜さまに話したことを話した。
すると、呉の重臣の方々の反応は様々だった。
孫策さまはニヤつきながら、こっちを見ている。
孫権さまはどこか不満そうな顔をなさっている。
甘寧さまは孫権さまと似た表情をしているが、苦虫を潰した表情に近い。
周泰さまと呂蒙さまはどこかほわわ〜というのだろうか、たまに『御使い様〜』という
声が聞こえるのは気のせいではないだろう。
陸遜さまはどこか落ち込んでいる表情をしていらしゃっる。
孫策「で、話はそれだけじゃないでしょ?」
孫策以外「「「「「「「!?」」」」」」」
周瑜「よく分かったな、雪蓮。いつもの勘か?」
甑「すごいですね、孫策さまの勘は。では、申し上げます。
隊長が助けたのは周瑜さまだけでは、ございません。
他にもう1人いらっしゃいます、それは黄蓋様です。」
甑以外「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」
孫策「それは本当か!?で、祭はどこにいる!」
???「やれやれ、そう興奮せずともよかろう。策殿」
俺は孫策さまに襟元を捕まれて、問いかけられたとき扉を開ける音が聞こえた。
俺と孫策様はもちろん、この場にいる者は全員、扉のほうを見た。
そこにいるのはもちろん、黄蓋さまだ。そして、孫策様に一喝をした。
すると、孫策さまの目から雫が落ちるのが見えた。
そこからが大変だった。俺は黄蓋さま帰ってきたことに感動していた孫策さまを初めに
この場にいる呉の皆さんが黄蓋さまの方に走るのは分かる、だがちゃんと周りを見てほしかった、
俺は呉のみなさんに踏まれて、全治一ヶ月の骨折をしてしまった。『はっはっは、そんなことも
あるさ』という隊長の声が聞こえた気がしたが、そこで意識が途絶えた。
甑「・・・うん、ここは・・・・どこだ。…っ、そこにいるのは誰だ!」
俺は人の気配を感じ、武器に手をかけようとしたが武器がなかったため、叫んだ。
周瑜「すまんな、私だ。驚かしてしまい、本当にすまない。」
甑「滅相もありません、こちらこそすみませんでした。
まさか、周瑜さまだとは思いもしなかったものですから。」
周瑜「済んだことだ、気にするな。それに扉の後ろにいるんだろ、雪蓮。」
孫策「ちぇ〜、流石は冥琳ね。まさか、バレるとは思わなかったわ。」
周瑜「昔から、一緒にいるんだから気づかないわけないだろ。祇栄、お前に話があるんだ。」
甑「は。何の話でしょうか。」
周瑜「いやなに、そんなに緊張をするな。実はな、『私の真名を預けようと思ってな』って、
雪蓮。なんで私の心を読む!」
孫策「うん?そりゃ、勘よ勘♪」
甑「へ?……私のような者が預かるわけにはいきません、私は只の一兵卒ですよ?」
周瑜「蜀や魏の上層部には預けているし、お前や天の御使いには預けたいと思っているんだ。」
孫策「そうそう、それに預からないのは失礼よ、ってことで私の真名は雪蓮よ。」
周瑜「私の真名は冥琳だ、受け取ってくれ。」
甑「お二方、私の真名は甑と申します、よろしくお願いします。」
雪蓮「うんうん、ってことで私は宴に戻るから。じゃあね〜〜〜。」
冥琳「って、待て雪蓮。お前ももしよかったら、宴に参加すればいい。
宴なんて言っても飲み会みたいなものだ、だから緊張する必要ないぞ。じゃあな、甑。」
冥琳さまが急いで雪蓮さまを追いかけ行ったが、俺はここで参加するのは無粋だと思ったので
参加せずに眠ろうと思ったが、扉が開く音が聞こえたのでそっちを見た。
そこに立っていたのは、酒を持った黄蓋さまの姿だった。
甑「どうしたんですか、黄蓋さま。たぶん、今日の宴の主役は貴方でしょうに?」
黄蓋「大丈夫じゃろ、それにさっきまで冥琳や策殿もここに居たんじゃろ?」
甑「なんで、そのことを…。まあ、それで何のようですか?」
黄蓋「いや、お前に真名を預けるついでに酒を飲もうと思ってのぅ。」
甑「またですか、それにそんな簡単に真名預けてもよろしいのですか?」
黄蓋「またとな。そうか、冥琳と策殿は預けたのか。
わしの真名は祭じゃ。それに小僧にはわしの特訓に付き合わしたお礼じゃ。」
甑「わかりました、私の真名は甑です。」
祭「良い真名じゃな。じゃあ、一杯飲むか?それとも宴に行くか?」
甑「いや、どちらとも遠慮しておきますよ。私は呉の者ではありませんから。」
祭「やはり、冥琳ににておるわ、フッフッフ。」
甑「じゃあ、俺は紫燕…ええと楠邦とどこかで食べてきますよ。」
祭「小僧、他国の者とそこまで仲良くなるとはよくやるのぉ」
甑「これもあれも全て隊長のおかげですよ。」
祭「そうか、では食べ終わったらここに帰ってくるがよい。ここは客間だから
気にすることはない。」
甑「は。ありがとうございます、祭さま。では、行ってきますね。」
祭「おう、気をつけるんじゃぞ。……なんだか、大きな息子ができた気分じゃわい。」
あとがき どうも〜ma0です。
突き指が直って完全復活・・・・だと思ったんですが偏頭痛が治らないww
そんなこんなで、回想が今回で終わったので次で外伝は終わりですかね、たぶん
今回のお話で雪蓮、冥琳、祭の三人に真名を預けてもらえてもらえましたね〜、
それにしても祭が甑を息子あt(←耳元に矢が刺さっております、すいません
最近の不幸 バイト帰りに水溜りをトラックが踏んでジーパンがびしょ濡れwww
ってことで、ノシ (最近、ネタが思いつかない)
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本編の3倍って、ねぇ〜おかしいよねww | ||
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コメント | ||
雪蓮と祭にバシバシ叩かれそうですよね〜。 不幸は毎日起こってるので気にしたら負けかなって思ってますww(帽子屋) なんとなく宴に参加したら、怪我が悪化しそう。 ma0さん不運が続いているみたいなので、気をつけてください。(神木ヒカリ) |
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