全ての終焉 25 |
第25話『修学旅行編10(完)』
〜本山〜
あれから歩いていたが、
実はまだ実家に到着してなかったりする。
その理由が、
「せっちゃん、ネギ君と仮契約せえへんの?」
「ええ!?」
僕と刹那さんの仮契約の事だった。
そんな事もあったっけ?と状況を傍観する。
「こ、木乃香!?」
「近衛木乃香、貴様何をほざいているんだ!」
エヴァが笑顔の木乃香さんに文句を叫んだのだが、
「せっちゃんもネギ君の事好きやろ?」
「そ、そそそそんな事あり……」
あっさりと無視されたエヴァは爪を立てて震えていた。
赤くなりながら否定する刹那さん。
説得力が全然ないのは言うまでもない。
僕は何をしてるかって?
「刹那さんと仮契約してなかった事、すっかり忘れてた」
前と違う事に今、気づいた。
フェイトの事、リョウメンスクナの事で記憶から消えてた。
今後の事どうしよう。
「う〜ん」
大きな岩の上に座り込み、明日菜さん達の方に何気なく魔法の射手1を発射。
追尾属性を含んだ射手だから只の射手な訳がない。
「ってちょっと、いきなり!?」
明日菜さんは叫びつつハリセンを射手に目掛けて振る。
「明日菜さんも随分と慣れてますね」
「刹那さん、私はネギにしごかれて」
「刹那さん、明日菜さんに稽古付けてくれませんか?」
僕は刹那さんの前に立ち、お願いをする。
「ネ、ネギ!?」
「剣術の基本を教えてあげたら大分楽になるかもしれませんから」
「まあ、今の神楽坂明日菜は弱いからな」
「魔法は効かないわよ!」
射手とか単純な魔法は効かないけど、被害で飛んでくる瓦礫とか無効化できないよ。
その辺は理解できないだろうな。
「ふん!」
「さっきも言ったけど、ネギ君と仮契約せぇへんの?」
「ネギはどうする気だ?」
エヴァの視線が怖い。
何で嫉妬したような視線が感じるのかわからん。
「いいですよ」
「ネ、ネギ先生!?」
「せっちゃんもほら!」
木乃香さんが刹那さんを僕の方へ引き付けた。
カモが兄貴の仮契約だぁ、ってはりきって魔法陣を生成する。
刹那さんのスカートが捲り上がってチラッとだけ中身が見えた。
「水色か……」
「え!?」
中身を見てつい感想を漏らしてしまった。
「ブチュッとやっちまおうぜ!」
口を突き立てるカモ
はっきり言って気味が悪い。
「刹那さん……」
「ネギ先生……」
じーっと見つめる僕と刹那さん。
外野である明日菜さんが頭を抱えながら
「さっさとやりなさいよ!」
「私も同感だ。これ以上長引かせるとうっかりえいえんのひょうがを使ってしまいそうだ」
エヴァ、それはどう見てもうっかりではなく確信犯そのものだよ。
「刹那さん、いいですか?」
「は、はい」
緊張で硬直する刹那さんの肩に手を置き背伸びしてキスをする。
「仮契約!」
魔法陣が大げさに光り出した。
何で仮契約魔法陣って無駄に光るの?
光が収まると、仮契約カードが浮いていたから
僕が2枚のうち1枚を刹那さんに渡した。
「ありがとうございます」
頬に赤く染まりながらも受け取ってくれた。
僕も恥ずかしいよ。思いっきり人前だし。
「じゃあ、戻ろうか」
「そやね!」
「転移しないの?」
「え〜、ネギ君と一緒にいたいだけやもん」
「それだけ!?」
「それだけやけど?」
木乃香さんのそんなん当り前や!みたいな態度に溜息を吐く明日菜さん
こうして、木乃香さんの実家へ向かいました。
〜木乃香さんの実家〜
救出部隊みたいな人がやってきて石化を直していた。
夕映さん達は僕の休んでた部屋に移動してたらしいです。
石化になった人ってここの人達だけだった事を今になって思い出した。
「ネギ君、エヴァンジェリン、ありがとうございます」
「ふん!」
「どういたしまして」
「お礼としてナギの使っていた別荘に案内しましょう」
お礼!?
そのお礼が父さんの別荘の案内って最悪だ。
フェイトの話はどこへ行った? どうでもいいけど。
そんな事を考えていた僕は遠慮気味で断ると、詠春さんが笑顔でこんな事を言ってきた。
「そうはいきません。一応、恩人ですし。それに彼も喜ぶでしょう」
「そうですか。では、案内してくれますか?」
「こちらは準備がいるので少々お待ちください」
詠春さんが奥へ引っ込んだ。
僕を案内するという事をここにいる人達に言うのだろう。
とりあえず、ここにいる全員に
「これから僕の父さんの別荘に行くんですが付いてくる人います?」
聞いてみる事にした。
あ、その前に一つだけ潰した出来事がある。
それは刹那さんが正体ばれた時の別れもどき。
電車の時など話し合ったのが影響で消失したみたいだ。
合っても無くても別れる気なんてさらさらないけど。
「行くわ」
「私も行きます」
「ネギ先生の父親……」
「魔法関連がごろりとあるのね」
ハルナさん、じゅるりって聞こえたんですが気のせいですか?
人の料理を横取りしようとする表情になってる。
明日菜さん達を見ると付いてくる気満々みたいだ。
「朝倉さんはどうしますか?」
「私も行くわ。写真撮らないといけないし」
思い出写真か、僕にはそんな物いらない。
記憶の中にあればいい。
どうせ、僕より早く居なくなるから……。
ネギは未来の事を思い出していた。
「ネギ、何辛そうな表情になってるのよ」
「え? なってましたか?」
「なってたわよ……」
僕って表情に出ていたのか。
明日菜さんの言葉からすると本当に心配してくれる気持ちが伝わってくる。
「ネ〜ギ君!」
「こ、木乃香さん!?」
僕に向かってくる木乃香さんだったが、魔力の糸が引いてあって足に絡み付きコケた。
「いきなり何するん!?」
エヴァの方へ目を向ける木乃香さん。
良く分かったものだ。
「よく私だと気付いたな」
「エヴァちゃん、笑ってたやん」
「口に出してないが?」
「口がにニヤけてた!!」
「そうだったのか、悪い悪い」
2人共、楽しそうだなぁ。
魔法の射手の打ち合いを始める。
無詠唱だから周りに被害は出ない。
横から僕の肩をポンポンと優しく叩く夕映さん
「ネギ先生、いいのですか?」
「大丈夫だと思いますよ? 普通のじゃれあいですし」
「そ、そうですか」
顔を引きつっている夕映さんを見て懐かしく思う。
普通のじゃれあいですよ。
「前、僕の親友とじゃれあった時、周りの物を破壊しまくってましたし」
「ネギ先生にもそういう性格があったんですか」
「のどか、魔法使いなら普通らしいです」
「木乃香さんとエヴァンジェリンさんが互角です」
じゃれ合ってる2人を見ると同じ数の射手で
ぶつかっては消失、ぶつかっては消失っと同じ事を繰り返していた。
「詠春さん、早く来ませんか」
「来たら来たで止まるのですか?」
「……」
「……仕方がないですね」
傍観していた明日菜さんの背後から持ち上げる。
持ち上げられた明日菜さんの表情が青くなったり赤くなったりして面白い。
「ネギ!? まさか、また!?」
「あの2人を止めるには明日菜さんしかいないんです」
「ネギで求められるでしょ!!」
投げられたくないという思いを強さに変え、
僕から離れようとするも固定されていて不可能だった。
「明日菜さんはそういう要員ですし」
「要員って何のよ!」
「小ネタとか色んな意味の……では、明日菜さんミサイル!!」
「ちょっ!?」
魔法の射手を撃ち合ってる中心へ投げた。
悲鳴と共に飛んでいく明日菜さんの前に17ぐらいの射手が両側から来ていた。
突然の光景に木乃香さんとエヴァの手が止まった。
「明日菜?」
「ん?」
明日菜には2人の声なんて気にしてる場合ではなかった。
何とか抗おうと咸卦法の弱版を使って、目の前の射手を無効化した。
だが、着地の事をすっかり忘れていた明日菜は壁に激突した。
「ぁ、明日菜さんは大丈夫なんでしょうか」
「大丈夫ですよ、強化させてましたから」
咸卦法の弱版はある程度強度がなければ痛みすら感じない。
状況を見守っていると詠春さんが奥から出てきた。
詠春さんは周りの状況を見て首を傾げる。
「これは、何かあったのですか?」
僕に聞いてきた。
状況を知りたいらしかったので教える事にした。
「明日菜さんが自ら壁にぶつかったんです」
「ネギが投げたんでしょ!!」
壁に激突していた明日菜さんが僕の前に移動してきてハリセンで叩かれた。
魔法無効化を無効にする障壁を貼ってあるため痛くない。
僕と明日菜さんに向かって苦笑いする詠春さん
「なるほど。ネギ君、女性には優しくしなきゃいけませんよ?」
「分かってますけど、明日菜さんのこういう要員は譲れません」
「どんな要員よ!」
「明日菜、エンドレスになってんで?」
「わかってるわよ……ネギ」
涙目になってる明日菜さんを見て胸がちょっとだけ苦しくなった。
色んな過去が一瞬だけ思い出してしまった。だから、
「わかりました。これからは一回程度に控えます」
「ずっとやらないで」
「……詠春さん、僕の父さんの別荘に案内してください」
「って無視すんな!」
明日菜さんの言葉をスルーして詠春さんに案内してもらおうと奨める。
こう言う事は3度までって言うし、止めときますか。
「では、付いて来てください」
詠春さんが先頭になり出発した。
〜ナギの別荘〜
使ってないにも関わらず綺麗になってる。
誰かが定期的に掃除をしているらしい。
「あの本って何?」
「ラテン語みたいですね」
さっそく夕映さん達が本棚に向かっていた。
僕も本棚に向かい並んでいるタイトルを見る。
「『レイジング・・・』……何で異世界の魔導具名が、偶然だよね」
異世界に行った時の事を思い出したが偶然と割り切った。
見なかった事にして本棚を見る。
「『聖なる光の魔法書』……こんな所に、これは運命だ」
誰も見ていないか両側を見た後、密かに圧縮させてポケットの中に入れた。
父さんの物は僕の物当然だからいいよね。
普通はいけない事を考えるネギだった。
「それはそれとして、剣とか使わなかったなぁ……イレギュラーか学園祭か魔法世界で使ってやろう」
本来上、リョウメンスクナには聖なる剣とか使う予定だったが、
おばさんのテンション、状況で使うということすら忘れてしまった。
計画が斜め上にずれていくネギだった。
「ネギ先生」
決断しながらも頭を抱えていたら、後ろから声をかけられた。
声の方へ向くと詠春さんだったが、手には例の地図を持っていた。
内容を知ってる僕にとっては何も意味がないゲームで言うと無価値な重要アイテムだ。
「それは何ですか?」
「これは地図です。学園に着いたら見てください。ここで見てもあまり意味がありませんので」
渡してきた地図を僕は受け取り、
「ありがとうございます」
お礼を言ってから圧縮させてポケットの中にしまった。
本を回収したら用済みのため、ここを出ようと思ったが上から爆発が起こった。
木乃香達の気配を察知した僕は溜息を吐く。
爆発音が聞こえた瞬間、エヴァの魔力が感じたからだ。
「何事ですか!?」
「多分、上にある魔導書で誰か唱えたんだと思います」
「ああ、エヴァンジェリンならありえますね」
こんな感じに話していると上からドタバタという音が聞こえた。
何が起こったのか分からなかった僕は上の階に向かった。
2階へ上ると周りが滅茶苦茶になって原型さえない部屋だった。
魔力でテーブルや本などがなかった。
写真も燃えているんだろう。
まあいっか、大戦がなんちゃらと聞かされる羽目が消えたからOKとしよう。
入ってくる僕に気付いた明日菜さんがこっちに来て
「どうしたの?」
「どうしたのっていきなり爆発音が聞こえたから何事かと」
「エヴァちゃんがその辺の魔導書を読んで呪文を発動させたんよ」
「私のせいか? あの魔導書に書いてあった黒き呪炎がどんなものか威力を抑えて唱えただけだ」
「……黒き呪炎って朝倉さん、何を写真撮ってるんですか?」
朝倉さんがカメラを黒こげになってる部屋に向けてシャッター音を鳴らしていた。
「いやあ、記念になるかなって」
「何の記念なのですか?」
いきなり入口付近から聞こえた。
夕映さんとハルナさんとのどかさんが立っていた。
「うわあ、見事に黒コゲになってるわね」
「とりあえず、写真でも撮りましょうか」
「写真って既に撮ってるんじゃあ」
「何言ってるのよ、私の仕事は修学旅行中の皆を撮る事だよ」
「修学旅行、そんなものがあったなぁ」
「そういえば、茶々丸さんは?」
エヴァが腕を組み遠い目で語る。
「役目を果たした茶々丸はホテルに戻った」
「そうですか」
「ホテルに戻った理由は何ですか?」
刹那さんがエヴァに聞く。
エヴァの言葉で思い出したけどダミーって確か。
「ネギや明日菜達のダミーは有っても茶々丸のダミーがないからだ」
「なるほど、茶々丸さんはロボットでしたっけ」
「それじゃあ、これからホテルに戻る訳ね」
今の茶々丸さんの雰囲気が壊れる為、作る気が無かった。
僕の知ってる茶々丸さんは生身の人と何にも変わらない様になる。
今からで言うと未来の生身になった茶々丸さんの印象が大きすぎて作ってもそうなるため、やめた。
「最終日で何をしろと言うのだ?」
「行ける所まで行きましょう」
「仕方が無い。行くぞ!!」
「ちょっと待ってください」
エヴァは急ぐように言うがもう時間なんてほぼ皆無だった。
新幹線の時間もだんだん迫ってきている。
「ネギ?」
「ネギ君?」
明日菜さんと木乃香さんがなぜか心配してそうな表情だった。
前と比べての印象が違うため笑みを浮かべてから呟いた。
「下に行きませんか?」
「そうね」
明日菜さんの返事に周りの皆が賛同し、下へ降りる事にした。
下へ降りると詠春さんが入口に立っていた。
入口に立っていた詠春さんが声をかけてきた。
「ネギ先生、鍵はテーブルの上にありますのでどうぞ。私は緊急が入ったので本山に戻ります」
「わかりました」
緊急? 詠春さんのその単語に引っかかった。
その辺のソファーに座り込み、鍵を回収する。
「黒き呪炎、エヴァンジェリンさんは詠唱覚えてますか?」
なぜか右隣に座っていたエヴァに聞く。
ひっつかれていたらカオスな状況になる事が分かりきっている。
隣と言ってもちょっとだけ離れてるから安心だ。
「覚えてない」
「エヴァちゃんの属性って闇と氷やろ?」
「ネギ先生の属性は何ですか?」
「僕は全てです」
「はっ!?」
夕映さんの質問から僕の答えにエヴァが驚く。
麻帆良学園の僕の資料では風と記載されている。
学園長に聞くと、エヴァは僕の資料を見せてもらっていたらしい。
「苦労して鍛えただけです」
「普通は無理だと思うが、まあ……ナギの息子ならそれも可能? だが」
ぶつくさと呟くエヴァを放置した。
「魔法かぁ、そういえば、魔法ってどんな事が出来るの?」
ハルナさんが妙な事を言い出した。
表情というか目がキラキラと輝いてる。
どこからそんな光を発生できるのか謎だ。
「じゃあ、僕が教えましょう」
「やめて!」
必死の表情の明日菜さんと木乃香さんが僕を止める。
「どうしてですか?」
「この辺を消す気?」
「水晶の中の距離考えたら本山も消えるやん!」
木乃香さんも明日菜さんも酷い事を言う。
そんな気が僕にあるとでも思っているのだろうか?
それだったら失礼すぎる。だから、僕は2人にこう言った。
「大丈夫ですよ。小さな範囲だけですから」
「雷の暴風と燃える天空を禁止にすればいい」
「じゃあ、雷の斧と千の雷はOKって事ですね」
千の雷は巨大の岩を溶かすほどだが、ネギが使うソレは巨大の岩を消滅させる。
溶かすと消滅は全然威力が違う。
「ネギ、明らかに消す気満々でしょ?」
「じゃあ、初心魔法でいいですか?」
小さな杖を取り出し
「プラクテ ビギ ナル 火よ灯れ」
唱えると、先っぽから火が出た。
「すごいすごい!」
ハルナさんがこの現象を見て拍手した。
「でも、これよりライター付けた方が早いですね」
「初心の魔法ですよ。魔法を使う時は精神力と魔力です」
「そうですか」
夕映さんは僕の杖をじーっと見ていた。
難しい表情で何かを考えているように見える。
突如、ピピピっと音がした。
「あ、もう時間みたい」
「時間、ですか」
あれ? こんな展開だっけ?
腕を組んで考えていると右腕に何かが絡み付いた。
絡み付いたのは木乃香さんの腕だった。
その瞬間にどこからか怖い視線が突き刺さってくる。
今は無視しよう。と無かった事にした。
「ネギ君、時間やって!」
「極移で戻った方が早いわね」
どうやら、僕の転移で帰ろうという訳だ。
この転移は魔力消費が存在しないから別に良いけど、
「今から展開する魔法陣の中に入ってください。入って無かったら問答無用で置いていきます」
置いて来ても本山からホテルまで、そんなにかからない筈だし別に良いと判断する。
魔法陣を展開すると皆が慌てて魔法陣の中に入る。
「こ、木乃香さん」
「ん?」
「さっきからエヴァンジェリンさんの睨みが怖いんですが」
こっちを見るエヴァの表情が不気味だ。
僕に突き刺さってる訳でもないのに鋭い視線を感じる。
これこそ長く生きた影響の生命反応か!?
馬鹿な事を考えていると左からエヴァが絡めてきた。
「何時の間に移動したんですか?」
「瞬動を使えば一瞬だろ?」
当たり前な事を聞くな!という態度で言われた。
ハルナさんは面白そうな状況とニヤニヤするし
朝倉さんは記念とか言って今の状況をパシャパシャと写真を撮る。
「朝倉さん、撮らないでください!」
「だって、こんな面白い場面もう見れないかもしれないしね」
「……極移」
どうでもいい理由を聞いた僕は状況を見捨てて実行した。
魔法陣の色が白になると、いきなり景色が旅館(ホテル)の裏側になった。
到着した瞬間、両腕に絡んでいるモノを魔力を利用した気合いで弾き飛ばした。
「え!?」
「ちょっ!?」
「僕はダミーを排除してきますので、これで」
誰かに何か言われる前に、表へ回り込み旅館に入った。
残された明日菜達はネギと同じ行動を取った。
ダミーを消した後、帰る途中に人数確認をして新幹線で京都を後にした。
これにて、修学旅行が終了した。
next 第26話へ
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次は弟子入り、ヘルマン編に移行します。
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