超次元ゲイムネプテューヌ ~Mystic World~ プロローグ |
「いーすん、どこ~~?」
「いーすんさん~~どこですか~~?」
用事があって何時間に出かけたイストワールが夕暮れになっても協会に戻らなかった。それでネプテューヌとネプギアはイストワールを捜している最中だった。
「どこに行ったのよ、もう…。心配させちゃって。」
「お姉ちゃん、もうちょっと捜そうよ。きっとこの近くにいるから。」
しかし、10分過ぎても、30分が過ぎて1時間、2時間が過ぎてもプラネテューヌのダンジョンと森のあっちこっちを捜してもイストワールの姿は見つからなかった。
「…あれ?お姉ちゃん!これ見て!」
協会から遠くにある古代の神殿まで来て探索の途中、ネプギアがちょっと驚いた表情でネプテューヌを呼んだ。
「なに~?どうかしたの?」
「こんな通路あったっけ?ここ…。」
ネプギアが指した所は神殿の最深部ある隅だった。
「え?こんぱやあいちゃんと一緒に来た時はこんなの、なかったような…。」
初めて見る通路に珍しい目で見ているネプテューヌ。ネプギアはなんだか分からないけどちょっと不安だった。二人はポケットに入れ置いたハンドガンを取り出せ、抜き足差し足で少しずつ前に進んだ。通路の入り口は一人が辛うじて入るだけの大きさだったが、中は二人が並んで歩いても席が残るほど充分に広い。
「うわぁ…、何これ?」
ネプテューヌは周りを一度見渡した。通路自体は大した物じゃないが、その壁に初めて見る字がたくさん刻んでいた。『?』とか、『?』とか、『?』とか。
「字…かな?ただの絵じゃないみたいよ。」
「そう?もしかしてマジェコンヌの時より昔の時に使われた文字とかじゃ…。」
「ううん、現代の文字は昔の文字と違う所があんまりないって本で見たよ。」
「ふーん、んじゃ何の文字かな~?」
「私に言われても…。」
二人はあの文字に対して話しながらしばらく歩いて、ある広い所に辿り着いた。ドームの形に見えるこの空間の真ん中には、移動の為のポータルがあった。
「お姉ちゃん、あれ…ポータルだよね?」
「あ!本当だ!どうしてこれがここに?怪しいよ~。」
「ああっー!お姉ちゃん!これ!」
ネプギアが何かを発見したように声を出す。
「なにかあるの?」
「これ見てよ!」
ネプギアが手に握ってる物は、大きさはちょっと小さかったけど形は確実に靴だった。
「これ…いーすんのくつじゃない!」
「もしかしてあのポータルに入ったんじゃ…。」
ネプテューヌはイストワールが入ったの思われるポータルを見つめた。普通のポータルは到着地点を見せてくれる。だが、このポータルはただその奇妙な音と青色を見せてるだけ。
「おかしい…じゃ、行って見ようよ!」
「ええ!?いくらなんでもそれはいきなり過ぎる急展開だよ、お姉ちゃん!」
「でも百聞は一見に知らずだよ? さ、行こー!」
あのポータルの向こうにイストワールがいるかもしれないと思いながら、ネプテューヌはネプギアの袖を引っ張ってポータルの前まで連れて行った。ネプギアは最初は少し迷ったんだけど、諦めのため息をしてから静かにネプテューヌの後ろを付いて行った。
「んじゃぁ、行くよ!」
「う、うん!」
お互い一歩ずつ進んでポータルの中に入る。
ポータルの中に入ったとたん、体がふわふわとする浮遊感が共にどこかに移動される。内部は神界と下界を往来する時に使うあれと似てたけど、こんどはなんか違う。いつもなら5秒以内に移動されるはずだ。しかしこれはその時間より3倍以上かかっていた。
「こ、これちょっとおかs──」
ネプギアが異常を感じてネプテューヌに振り向いた時、周りが真っ白になって、まるでホワイトアウト現象のように何も見えなくなった。
だが、今のパープルシスターズは何も知らなかった。
後の出来事がどうなったのか。
説明 | ||
この小説に出る『?』とか、『?』とか、『?』とかの文字は中世韓国語です。 中世韓国語は高校の時習ったことがありますが、今見てもかなり難しくて、あまり見たくないです…。( ̄ー ̄)~ |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1550 | 1524 | 0 |
タグ | ||
超次元ゲイムネプテューヌ | ||
BP_Lordさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |