真剣で!?02話!? 転生、捨て子、梅屋の牛丼
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いえぃ、転生しましたよ!

 

 

でも早速鬱になってたりする。

 

 

気が付くと赤ん坊・・・両親からの羞恥プレイが始まるのか・・・とか思ってたら虐待が始まった

 

 

つか、名前すら貰ってないんですけど・・・

 

 

赤ん坊に絶食とか頭可笑しんじゃね?

 

 

まあ、絶食だろうが関係無しに俺は寝てたけどな!でも腹減るんだよ・・・

 

 

あの意味不明の空間での訓練と言う拷問のせいで俺の睡眠への欲望はかなり上がった

 

 

だって最終的には寝る時間が10分だぜ?

 

 

あのおっさんは俺を殺す気なのかと・・

 

 

と言う訳で、虐待の時以外は基本寝てる俺ですが

 

 

いつになったら力が宿るのだろうか?

 

 

 

 

5歳になりました。

 

 

未だに虐待の毎日です。

 

 

何故か3歳の時に忍法・足軽と爪合わせだけは使える様になってた。何で今これなんだ?と思ったがまぁ、いいや。

 

 

何故か今日はいつもと違う様で、外に連れ出された

 

 

その後、車に乗せられ神奈川県の川上市と言う場所に着いた

 

 

これからどうするんだろう?と思っていると車が橋の上を通ってる所で父親が橋の真下の川に俺を投げた

 

 

・・・・え?

 

 

この浮遊感が懐かしい。爺と別れて以来だった

 

 

川に浸かる直前にそう言えば・・・と思い出し、忍法・足軽を発動させ、溺れることはなかった

 

 

岸に上がりこれからどうしようかと考えてみた

 

 

まあ、両親の元に帰るという選択は無い。この状況はどう考えても俺は捨てられた訳だし

 

 

現在真夏の夕方。金、無い。住む場所、無い。食う物、無い。俺5歳児。

 

 

・・・何、この詰みゲー

 

 

と言うか俺って来年から小学校に行ける年齢何だけど・・・そこんとこどうする?

 

 

はぁ、もう考えるのダルい。眠い。疲れた。お休み〜

 

 

 

 

 

 ● ● ● ● ●

 

 

 

 

 

「あちーーーーッ!!!!!」

 

 

辺りは暗い。

 

多分夜中何だろう。そんな中、夏特有の蒸し暑さで目が覚めた。

 

目の前には手紙がある。誰宛て?・・・俺宛てだった

 

『欲望に正直な少年へ』

 

と書かれていた

 

 

明らかに俺宛てですね。わかります。

 

『ワシじゃ、ワシ。神じゃ。

 

「知ってる爺」

 

不憫な転生生活のスタートご苦労(笑)

 

「お前今ここに降臨しろ、ぬっころすから!」

 

とか思ってるじゃろうが

 

「心読まれたっ!?」

 

あ、心読まれたとか思うなよ?だって儂神じゃし(笑)

 

「納得しちまった俺が怖い」

 

流石の儂もあんな両親の元から生まれるとは思わんかったんでの〜。あまりにも不憫だったから能力を一気に贈ったぞ。これで晴れて自由になったんじゃから好き勝手に生きてみぃ By 髪・・あ、違った 神』

 

 

 

・・・・まあ、内容は理解した。そしてこのイライラをどうしてくれようか

 

 

「坊主、こんな時間に何してんだ?」

 

 

・・・丁度良い所におじさんが表れた。

 

 

黒髪短髪で鋭い目、無精髭を生やし灰色のシャツと黒いジーンズを穿いた中年一歩手前のちょって危なそうなおじさん

 

 

そのおじさんに俺はニコッとした良い笑顔で

 

 

「おじさんこそこんな夜中にどうしたの?」

 

 

「おじさんは飯食いに行く途中。坊主も一緒に食いに行くか・・ってママに知らない人に着いて行くなって言われてるわな」

 

 

おじさんは苦笑いでそう言うが俺はそんなまともな教育何て受けてません(キッパリ)

 

 

「はぁ?あの心底から腐った婆がんなこと言う訳無いじゃんww逆に「知らない同性愛者の糞男。もしくはショタ好きの年増にでも勝手に着いて行って尻掘られて死んでくれない?」とか言いながら酒ビンで殴られたことなら21回もあるぞ!!」

 

 

胸張って言った。これは自慢出来ることだ。数数えててよかった・・・ほろり

 

 

あの虐待の日々の中でする事何て日が過ぎていくことや殴られて蹴られた数を数えるくらいしかやることがなかったからな!

 

 

「・・・あー・・・。おじさんはどこからツッコめば良いんだ?」

 

 

「何で5歳のガキがそんな言葉知ってるんだ・・・とか?つか飯食いながら行かねー?」

 

 

「あらら。んじゃ、それでいこう。おじさんお前さんに興味出てきた訳だし。んじゃ飯は「梅屋!梅屋に行こう!!あそこの豚肉豚汁セットは至高の一品だッ!!更に単品のとろろをかけても良いならと俺は幸せ一杯、夢いっぱいッ!!」・・・」

 

 

あ、何かおじさんが口開けてこっち見てる。

 

いや、あれ美味いんだって。まじでwww捨てられる前はよく隙を見ては親の財布から金をちょろまかして近くにあった梅屋に行って食ってたからな!!

 

 

「くかか、かかかかかかかかかか!おいおい、坊主はあの味の良さが解んのか!「そこらの高級料理店で食うよりは絶対にいいと思ってる」ああ、そりゃおじさんも同意見だわ。堅っ苦しいのは苦手だしな。おじさんはますますお前さんに興味出てきたぜ。あの味が分かるとはな。何故か俺の連れは誰も食わねぇんだ」

 

 

ちょっぴり落胆気味のおじさん。だが、あんたの気持ち、俺には解る!

 

 

「それは仕方ない。だが、あの味の良さが解るとはおじさんあんたやるなぁ」

 

 

「いやいや、ガキのくせにあの味の良さを理解してくれる坊主もなかなかだと思いますがねぇ」

 

 

俺たち二人は夜の商店街へと歩き出した

 

 

 

 

 ● ● ● ● ●

 

 

 

 

梅屋に来た!!

 

 

もちろん食ってるのは単品とろろがけの豚肉豚汁セットだ。

 

隣のカウンター席でおじさんも同じの食ってる

 

 

「(もぐもぐ)んで、おじさん。聞きたいことって?・・・っとその前におじさん名前は?」

 

 

「んぐ、おう。俺は釈迦堂刑部ってんだ。一応、川神院で師範代やってるもんだ。んで、お前さんの名はなんつの?」

 

 

その時、俺に電流走る。

 

 

(あ、あれ?そういや名前何て貰ってねぇぞ・・・仕方ない。前世の名でも名乗っとくか・・。つか川神院って何ぞ?)

 

 

「(・・・・・前世の名って何だっけ?・・・ダメだ思い出せねぇ、鬱が死のう・・。・・・・また爺が居そうで恐いから止めよう)」

 

 

「おい、どうした?何か不味いことでもあんのか?」

 

 

「・・・いや〜、考えてみたら俺・・・親から名前貰ってないわwww捨てられたし(笑)」

 

 

そう言い、今日までの5年間であったことを軽〜く細かく話した

 

さあ、言ったぞ!どうくる、おじさん!?

 

 

「く、くかか、かかかかかかかかっ!!そ、そうか、そりゃお前さんも難儀な人生送ってんなっ!!」

 

 

カウンターの机バンバン叩いて大爆笑の釈迦堂さん・・・何故に?

 

 

「ん?ここって笑うとこ?違くね?ここは「大変だったんだね、今日からは俺がお前の親になってやるぜ。だから今日からお前の名は何々だ!」・・・的な流れの筈。どこでどう間違えた!?」

 

 

「ん?実際にそうしてほしいのか?」

 

 

「いいえ、これっぽっちも。つかそんなこと言われたら気持ち悪さで体が拒否反応出すわ!!」

 

 

キッパリハッキリと言う。だって・・・

 

 

「親とか法律とか面倒くさそうだし〜・・・気楽に堕落に退廃的に生きて逝ければモーマーンタ〜イ・・・はあ、やれやれだぜ」

 

 

「何かそこだけ聞くと物すげぇ怠惰な人間に見えるわな・・・にしてもお前さん面白いね。一つ質問するがよ、強さって何だと思う?」

 

 

「力」

 

 

即答した。だって俺が殺したおっさんだって言ってた。

 

結局は力が全てだって。結局力がないと何も出来んのじゃ。全くもってその通りですね、エッヘン!

 

 

「おっ?いいねぇ。お前は俺と同じ考えって訳か。いやーにしても・・爺やルーよりお前と話してた方が意見が合うわ、食も進むわで良いこと尽くしだなおい。やるなぁ、5歳児」

 

 

何故か釈迦堂さんの中で俺の株価が急激に上がってる件について、説明プリーズ

 

 

そしてルーとか爺って誰やねん。俺が知る爺は神だし。ルーはカレーかシチューだ。

 

 

そう言うと釈迦堂さん更に爆笑。え、ホントに何で?

 

 

取り敢えず、食えるだけ食い捲った後に釈迦堂さんと別れる直前までこの町を説明して貰い解散。またいつか会おうと約束した

 

 

何故、俺の株価が上がってるのかが未だに謎だが、俺の中でも釈迦堂さんの株価が上がってるので気にしない

 

 

帰り掛けに「普通の人は夜中に5歳児置いて帰るの?」と聞いたら「お前ぇなら何とかしそうに見える」と言われた。何故か俺テレる

 

 

 

 

 

 

 

 

再び、河原に来る。

 

時間は多分AM02:00くらい

 

釈迦堂さんから聞いたがこの川は多馬川って言うらしい。

 

んで、俺が投げ捨てられた橋の名は多馬川橋。通称、変態橋。

 

 

その沿岸で俺は作業を開始した

 

 

金が無い――まあ、どうしようもない

 

 

食べ物が無い――取り敢えず誰かをおだてればいい

 

 

住む場所が無い――じゃあ、造ればいい

 

 

 

将来までを見越した設計を完了させた俺は家を造ることをコンマ数秒で考え、実行しようと決意したのが釈迦堂さんと別れてすぐのこと

 

 

 

そして現在。

 

 

「俺の力は世界一ーーーーーッ!!」

 

 

奇声を上げながら穴を掘ってる男がいた

 

 

「この凍空一族の怪力とこの鉄製のシャベルさえ有れば俺の力は無限大!!」

 

 

再び雄叫びを上げながら穴を深く深く掘っていく

 

大きさとしては大人が二人が通れる位で深く掘っていき、地下12メートルから18メートルの間に部屋を造る予定だ

 

 

造っているのは1LDK。だが部屋の大きさは他とは桁違いッ!

 

 

縦幅8メートル

横幅8メートル

高さ6メートル

 

 

この素晴らしい家に一人で住むことが可能

 

 

ん?地下に造る理由?んなの決まってんじゃん、地上で造ると色々と面倒くさいんだよ。土地代とか。前世でガキの頃に作った秘密基地なんて見知らぬおっさんが住み着いてたしな

 

 

 

・・・・・・・・

 

 

・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

コケコッコーー!!

 

 

焼き鳥が鳴いている・・だと・・!?既に朝だと言うのか!?

 

まあ、完成したから良いけど

 

 

あの後、雄叫びを上げながら延々と掘り続けていった結果、穴掘りと中の清掃終了。

 

 

因みに穴の中は昨日釈迦堂さんに手伝ってもらって木材を盗み出すことに成功。

 

その木材で中の壁、床、天井を隙間なく釘で打っていき、完成した。

 

あれだ、ログハウスみたいになったww

 

 

でも朝まで時間がかかった一番の理由はガラスのせいだ。折角、川が地家(ちか)の真横に流れてるんだから楽しまない手は無い!と考え

 

ガラスを設置、固定、かなり頑丈に。

 

    ↓

 

川にダイブ。川の中から土とか泥とかを削る。

 

    ↓

 

川の中から地家(ちか)が見える様になる。つまり、中から水族館気分を味わうことが出来る

 

 

───   |

 地 | ガ| 川

 家 | ラ| 

───  ス|

 

 

こんなかんじ

 

 

その後、地上に出て入り口を作り、偽装とか隠蔽とかそんな言葉では言い表せないくらい完璧に塞ぎ、巧妙に隠した

 

 

周りの原っぱと同じように草を植えたりするのは疲れたよ・・・隠蔽って大変だねっ!

 

 

 

 

その後、眠気が襲ってきた為、寝た。

 

欲に従うのは良いことだと思うの

 

 

 

 

 

 ● ● ● ● ●

 

 

 

 

起床、状況確認

 

現在、多分PM16:00

 

 

キョロキョロ・・・理解不能。

 

 

何故河原じゃないのか、何故明らかに和室って場所にいるとか・・・もうわけわかめ。

 

 

もう寝る。不貞寝だ。まだ眠いしな

 

 

 

 

「お休みー」

 

 

夢だったらいいな〜

 

 

 

PM22:00

 

 

起床。

 

 

「夢じゃなかった・・・」

 

 

布団から起きあがった直後にorzしちまった

 

 

だが、布団の寝心地の良さ。あれは最高だった!思わず一日寝ちまってたからな!!・・・俺の地家(ちか)は無事かな・・

 

心配になってきた

 

 

部屋の中を確認。ダンボールを発見!

 

 

そして・・・・

 

 

 

 

 

 

「こちらスネーク。前方に敵兵無し。オーバー」

 

 

・・・何やってんだろ俺。つか、敵(仮)の本拠地に味方が俺だけとか何て無理ゲー?

 

 

和室を抜け出した俺は廊下をダンボール姿で移動して行く

 

 

むっ、あれは門!・・・鳥居?まあ、いいや。あそこから脱出出来る筈だ!!

 

 

らんらんらーん。らんらんらーん。

 

 

テンション高いダンボールが飛び跳ねながら進む姿は何も知らない人からしたらホラーだ。

 

 

「おいこら、逃げんなっての」

 

 

ダンボールが盗られた・・・何故いるし釈迦堂さん。

 

 

そして背後にいる爺さんとタイツは誰だ!

 

 

・・・ん?釈迦堂さんがここにいる?・・つ☆ま☆り

 

 

「あんたのせいかーーーーッ!!」

 

 

「いきなり叫ぶなよ。おじさんの耳がイカレちまうだろ」

 

 

「うるせぇよ!優雅に昼寝してる子供を前振りもなくいきなり誘拐とかバカなの?死ぬの?後ろで笑ってんじゃねぇぞクソジジイィィイイイ!!!」

 

 

・・・あ、ヤッベ、勢いに任せて全く知らん爺さんにあたっちまった。だけど、後悔なんてするわけない。後ろにいる爺さんが自分の髭を撫でながらふぉっふぉっふぉとか笑ってるから悪いんだ。

 

 

だから、僕は悪くない。

 

 

 

だからさ・・、釈迦堂さん。

 

謝るから俺の頭を鷲掴みするの止めて・・・脳漿(のうしょう)ぶちまけちゃうから・・・

 

 

「こら、釈迦堂。子供に手を上げルのはみっともないヨ!」

 

 

名も知らぬ日本語らしき言語を喋る兄さん、ありがと。もう少しで俺の脳味噌がアッーーされるところだった

 

 

「ほれ、そこまでにせい。それで、釈迦堂は何故この子をここへ連れてきたんじゃ?」

 

 

「いやね、昨日コイツを一目見た時ビビっときましてね、コイツは育てりゃ化けると思って今日多馬川の沿岸で拾ってきましたわ。私らは昨日一緒に飯を食った仲で性格も把握済みですんで。へへ、なかなかいい性格してますよコイツ」

 

 

「ン〜?釈迦堂、今拾ってキタと言わなカったかイ?」

 

「ふむ、儂もそう聞こえたぞ。釈迦堂、どうなんじゃ?場合によっては――」

 

 

爺さんの顔がやべぇ・・あれだ、腐ったメロンだ。・・・・・すまん、例えが思い付かなかったんだ

 

 

まあ、それは置いといて、釈迦堂さんが2人に俺のこと説明してる。

 

・・・・あれ?嫌な予感しかしない。これはマズい。

 

 

抜き足差し足忍び足。

気づかれないようにそっと、そっと門の外まで出られた

 

 

ドン・・・・ん?何かに当たった

 

 

振り返る。・・・・・黒髪幼女がいた。

 

何でさ

 

 

 

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