<インフィニット・ストラトス> 金と銀の瞳が見据えるモノ プロローグ |
私の名前は磨美・アーデルハイト
名前からわかる通りハーフだ。イタリアと日本の。
私には金と銀の目がある
かっこよく言ったらオッドアイ。
本格的に言ったら虹彩異色症。
朝、私はいつも通り小学校に登校した
「あ、バケモノが来たぞー!逃げろー!」
私はバケモノ扱いを小学校の時受けていた。
でも仕方ないことなんだ
オッドアイだもの。
「こっち来んなっバケモノ」
「いたっ…………!」
石ころも投げつけられた。でもそれも仕方ないこと
オッドアイだもの。
その時の私は自分をいじめたりするやつを黙って容認してた。
オッドアイだもの。
回りから奇異の目で見られるのは仕方ないこと。
「…………」
「死んじゃえばいいんだ!あんなバケモノ!」
そう言うけど、何度もリストカットしてるんだよ?
「おい」
突然、近くにいた男子が近寄ってきた
「…………なに」
どうせこの人も私を馬鹿にするんだろうなぁ…………
「あんな事を言われて黙ってられるか?」
「…………え?」
「目の色が右と左で違うだけで他の人と何にも違う所がないのにいじめられるのを黙ってられるか?」
その男子は今までの男子と違った。
私がオッドアイにもかかわらず、普通に話してくれる。
「やだ…………いやだけど…………」
「いやだけど?」
「…………仕方ないことなんだよぉ……!」
私は泣いてそう言った。
「あー!バケモノが泣いたぞー!」
「……お前ら……!いい加減にしろよっ!」
ボカッ!
「……!?」
私は目の前で起こった事にびっくりした。
さっきの男子が私をいじめてた男の子を殴ったからだ
「……な、何すんだよっ!」
「お前らこそ何やってんだよっ!あの子はただ目の色が右と左で違うだけでなんでいじめてんだよ!?」
「そ、それは…………」
「答えられねぇじゃねえか!」
「…………」
私をいじめてた男の子達が黙って、帰っていく
「ふう…………あ、大丈夫?」
「…………うん」
「あ、まだ名前聞いてなかったね、なんていうの?」
「……磨美」
「え?もう一回言って」
「磨美・アーデルハイト」
「かっこいい名前だなー!あ、俺は織斑一夏、よろしくなっ!」
そう言って織斑君は手を差し出してきた
私は一気に赤くなった。だって……一夏くんに恋をしちゃったから……………………
「わっ、顔が真っ赤だぞ!熱は?」
「……大丈夫だよ!よろしくね、一夏くん」
それが私と織斑君の出会い。
月日は流れて私は十五歳になった。
オッドアイはカラコンで隠してる。
私は目の前にある寄せ書きをみていた。
そう、私は転校した。
小学校六年生の最後、卒業式以来一夏くんとは会ってない
「…………そういえば一夏君は高校どこにいくのかな」
私の進路は決定済みだ。
IS学園にイタリアの代表候補生として入学する事が決まっている。
「一夏くんは男子だし、同じ高校は無理だろうなぁ……」
そんな事を言いながら私はテレビをつけた。
その時、私の目に見覚えのある顔が出てきた
「いち……か……くん?」
そのニュースは世界で初めて、男性のIS操縦者が出現したというもの。
そして、一夏君がIS学園に入学する事が決まっている事をニュースで知った。
「……一夏くんと……同じ高校に行けるの……!?」
私の中で喜びが一気に沸き上がってきた
「いやったぁぁぁぁぁぁぁ!」
「磨美!うるさいわよっ!」
下からお母さんの怒声と箒で天井をつつく音がした。
「ごめんなさーい!」
私は一気に沸き上がってきた喜びを抑えるためベッドで寝た。
けど眠れない!
ふふふ、早く入学式が来ないかなぁ〜♪
説明 | ||
オッドアイでいじめられ続けた主人公、磨美・アーデルハイトは入学したIS学園で自分を救ってくれた初恋の人、織斑一夏や小学校の時の友人に再会する にじふぁんからの移転モノです。駄文ですが読んでいただけたら幸いです |
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