聖杯は砂漠のバラの園に… 02話・守れなかった化け物と守るべき少女 |
砂漠の使徒
(ふぅ…疲れた。)と、ダークプリキュアは砂漠の使徒の廊下を歩き、サバーク博士の居る部屋に行く途中、心の中で溜息をついていた。
何せ、彼女は彼…相川 始をおぶってサバーク博士の下に戻ってきたからだ。
(たくっ、アイツらは…。)イライラ
アイツらとは、サソリーナ、コブラージャ、クモジャキーの三人である。
何故、彼女はこんなにもイライラしているのかというと、この三人に
「あんた、見た目以上に、案外、肉食系だったんだ〜〜。」
「そんな男触ってると汚れてしまうよ〜。」
「何じゃ、その貧弱そうな男は?」
と、上から、サソリーナ、コブラージャ、クモジャキーの順で言われたからだ(クモジャキーは、彼女の悪口は言ってないのだが。)。
そんなことを思っていたら、サバーク博士の居る部屋に着く。
「失礼します。」
と、彼女は部屋に入る。
「ダーク、どうした?」
サバーク博士が聞く。
彼の前の台には、始が横に倒れている。
「彼が何故、心の花がないのかを知りたいので、来ました。」
彼女は、ここに来た理由を話す。
「それは私でも分からない。
しかし、
彼の保有物と思われるものは解析できた。」
彼は、彼女に言い、モニターを開く。
「見てくれ。
このカードには、何らかの生物が封印されている。
そして、絶大な力が宿っている。
たとえば、このカード。
このカードには、鹿。
あのカードには、象が封印されている。」
彼は彼女に丁寧に教える。
「ただ、私たちには使えない。
あとは、持ち主の彼に…「うぅ…ここは…?」…起きたようだな。」
彼女は、ふと男…始の方を見る。
始は、こちらに気付いたのか、彼らの方に向かい言葉を発する。
「ここは…何処なんだ…?」
その質問に、サバークは答える。
「ここは、砂漠の使徒の中心部だ。」
「砂漠の使徒?」
「そうだ。
お前は、この周辺の砂漠に倒れていたのをダークが見つけたんだ。」
と、彼に対してもサバークは丁寧に教える。
「ダーク?」
「彼女だ。」
そういって、ダークプリキュア(以降DP)は前に出る。
「そうか…ありがとうな、ダークちゃん。
お礼がしたいのだが、生憎手持ちがない。」
「それなら心配ない。
…彼女の、ボディガードになれ。」
と、サバーク博士が言う。
「は?」
びっくりしたのは、DPの方だった。
「一体なんで!?」
そうDPは言うので、サバークが耳元に顔を近づけ、小声で言う。
「カードの効果が知りたい。
プリキュアと戦い、その効果を見ることが出来るかもしれないからだ。
運が良ければ、プリキュアも倒せる。」
彼の説明に納得し、彼女は口を開く。
「いいか?
今日からお前は私の部下だ。
私をプリキュアという者から守るのがお前の役割だ。」
その言葉の中にあった『守る』という単語に始は反応した。
(守る?
何も守れなかった俺が?
いや、だからこそ、彼女を守ろう。
それが、俺が罪を償う第一歩かもしれない。)
始は、決心した。
「分かった。
俺は、君を守る。
何があってもだ。」
「ふっ、何があってもだぞ。」
そして、彼らは互いに握手を交わした。
楽屋
(<::V::>)「おい。」
作者「どうした?」
(<::V::>)「いつになったら変身するんだ?」
作者「原作の戦闘しかないからまだまだ先かも。」
DP「ということは、私の戦闘もまだなわけだな。」
作者「そう言うことになるな。」
(<::V::>)「次回は、一体?」
作者「3馬鹿と初めて君が会うのかな。
では、みんな〜!」
三人「「「次回も、宜しく〜〜!!!」」」
説明 | ||
交わるはずのなかった物語。 化け物と少女の無くてはならなかった物語。 こんなものは本当の強さじゃない、、本当に強いのは、、本当に強いのは!人の思いだ! part2 |
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