とある烈火の龍使い 初説明会:ホトンドリュウガガセツメイシテナイ? |
ジャッジメント本部
そこには、御坂、黒子、初春、佐天、そしてディスパイダー・リボーンを倒した城戸真司が居た。
「えぇーと、改めまして城戸真司です。」
「そんなことは知っておりますの。
それよりあれはなんですの?」
「ちょっと、白井さん。
感じ悪いですよ。」
「そうそう、物事には順序ってのがあるんだから。」
「おねぇ様まで…。」
「いいんだ、慣れてるから。」
「それで真司さん!あの怪物って何!?」
「佐天さんまで…。」
「う〜ん…。(どうやって、説明しよう。)」
(俺に代われ。)
真司が考えているといきなりこの場にいる人以外の声が彼には聞こえた。
(え?)と思い、きょろきょろしていると黒子に「なにしてますの?馬鹿にしか見えないものでも見えてますの?今度から馬鹿真司って言いますわよ?」と、けなされた。
(今の黒子ちゃんの台詞は無視………できない!くっそ〜!)
(無視するなぁ!)
(で、どこに居るんだ?)
(外のガラスを見てみろ。)
そう言われ、真司は少女4人のいるもっと先の窓を見てみる。
すると、そこには城戸に似た人物がいた。
(お前!もしかして、リュウガ!?)
(あぁ。)
なんと、声の主はリュウガだった。
(何の用だよ。)
(俺に代われ。)
(何でだよ〜。)
(説明するんだよ。お前じゃ無理だ。)
(うぅ。一理…ある。)
(じゃあ、代われ。)
(ったく、分かったよ。)
すると、真司の方がガラスの中へ。
そして、リュウガの方が真司の体の中へ入っていった。
「話を元に戻してもいいか?」
突然、雰囲気が変わった真司を見て黒子、御坂、初春、佐天の4人は真剣な眼差しになった。
(俺が話そうとしたときはこんな感じじゃなかったのに〜!)
「何処から話す?」
「では、変身と言って鎧のような物を着た姿は何ですの?」
「あれか…。あれは仮面ライダーといい、神崎 士郎が開発した、唯一、ミラーワールドに行ける道具だ。」
「あのぉ、ミラーワールドってなんなんですかねぇ?」
「あの『怪物たち』が潜んでいる、ここの世界とは真逆の世界だ。
例外もあるが、仮面ライダー以外がミラーワールドに行ってしまったら元の世界に戻るのは無理だ。
それに、長時間存在することが基本的に無理だ。
それ以上ミラーワールドにいると、粒子化して消える。
仮面ライダーでも9分55秒しかいられない。
さらに、怪物たち…ミラーモンスターの好物は人間の生命だ。
よって、仮面ライダー以外が行くと死ぬ。」
「何で、真司さんが仮面ライダーなんですか?」
話し終わると同時に、佐天が質問してきた。
「怪物を倒すために戦っている。それだけだ…。」
「そうなんですか〜。カッコイイですねぇ〜。」
(おいおい、ちょっとまて!お前ってそんなキャラだったっけ!?)
(しょうがないだろう。お前はこいつ等にライダーバトルのことを話すのか?刺激が強すぎる。)
(そ、そうだな。)
(いずれ話すことにしよう。)
(そろそろ代わるか。)
(わ、わかったよ。)
そして、真司とリュウガは居るべき場所へ戻る。
「で、もう話すことはないかな?」
「では、私からも1つありましてよ。」
「な、なに?」
「何でその 風紀委員(ジャッジメント)と書かれた腕輪を持っていますの?」
「へ?」
その質問を聞かれるのは迂闊だったと彼は思った。
「ですから、その腕輪はあらゆる試験に合格して、やっとの思いで取れる我々、 風紀委員(ジャッジメント)にとってはダイアモンドと同じ価値があるようなものですわよ。
それを、何故あなたがそうやすやすと持っていますの?」
「え…?」
(リュウガ、もう一度だけ代わってくれ!)
(断る。)
(即答!?)
「もういいんじゃない、黒子。
真司さんだって困ってるんだしさ。」
「しょうがないですわね。
あとは、こちらで調べるとしますか。
初春、そうとなったら調べますわよ。」
戸惑っている彼に救いの手を伸ばしたのは、御坂 美琴だった。
「ありがとう。
美琴ちゃん。」
「いいのいいの。黒子がああなるとめんどいからさ。」
「あっ!
もうこんな時間だ。
ホテルのチェックインしなきゃ。
そうだそうだ、これ俺の電話番号。
何かあったら連絡して。」
「わかりました〜。
じゃあ、また後で。」
そう言って、御坂は手を振りながら真司を送り、この日は終わった。
説明 | ||
もといた世界で城戸 真司はオーディンとの決着をつける前に死んだ。 だが、それは別の世界での物語の序章でしかなかった。 戦わなければ、生き残れない! part4 |
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