とある【正義】を持っているヒーロー 第18話
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【女子寮 管理人室】

 

    「まず始めに言うが俺は純粋な人間じゃない」

 

覚がそうはっきりと言う

 

    「違う種類の化物と人間のハーフの両親から生まれた。親が両方半分化物で人間だったらしい。死ぬ間際に聞いただけだしな」

 

覚は話を続ける。

 

    「そして俺はそんな親から生まれた特殊な能力を持った人間としてこの世に生を受けたわけだ。どう思う?」

    「そんなの関係ないよ!」

    「先生は先生です!」

    「そうでござる。覚殿は覚殿でござる」

    「ふっ、さすがは俺の契約者達」

 

覚は少しだけ笑顔でそう言う。

 

    「所でその契約について何でござるが」

    「あれか、あれは魔法使いが使う仮契約(パクティオー)を基に作った俺の能力みたいなものでな」

    「魔法使い?」

 

裕奈が少し考えるような顔をして覚に問う。

 

    「む、魔法使いってのは……(明石には悪いが、まぁ奴の事は伏せておこう)まぁ魔法を使う奴の事だが」

    「それはわかりますけど……」

    「だよなぁ、当たり前だよな……」

 

なんと言えばいいのか分からない覚。

 

    「ま、まぁ、いるんだよ魔法使いが。そいつらがな使う契約方法でな。で具体的にキスで契約するのが簡単な方法で」

 

そういうと3人は顔を赤らめるが覚の話は続く……

 

    「まぁ、魔法使いならなんか特殊な武器が契約者が取得できるんだが。俺の場合はカードのライダーの力を与えるって感じかな」

    「ライダー?」

    「いや、一応バイクのカードもあるんだがなライダーと言われるからにはそれぞれ専用のが。ディエンドないけど……」

 

どこか悲しそうな顔をして言う覚。

 

    「年齢的に免許が…」

    「まぁなぁ、中学なわけだしあと一年は法律的には駄目だけどさ、ライダーになりゃ見た目から女とも中学生ともばれないだろう」

 

覚はそういうところはあいまいである。

 

    「坊主とかじいさんとかタカミチにはばれない様にしないといけねぇなぁ〜正体とかなぁ〜」

    「ばれない様に?」

    「いや、ばれたら色々やばいからな……うん、いろいろ。特にエヴァとかも」

    「エヴァンジェリン殿?」

    「真祖の吸血鬼だからなあいつは」

    「なんと!」

    

同級生が吸血鬼だったということに驚く楓。

 

    「いなみに坊主とかじいさんとかタカミチは魔法関係者でなぁいやはや今回のけんばれるの面倒くさいなぁ〜」

    「へぇ、ネギ先生って、魔法使いなんだ!」

    「タカミチとかは明確には違うけどなぁ」

    

どこからか話がずれてきている。

 

    「とりあえず、ライダーの事は誰にも秘密で頼むぜ。あと、お前らは少し人間こえた存在になってるかな」

    「人間をこえた?どういうことでござる?」

    「わかってるだろ?あの状態であったのに今はもうお前らはなにも異常はない」

    「……」

    「まぁ、いきなり言われても困るよな。特には変わらんが、危機的状況時に治癒能力や身体能力が上昇したりかな……大体それくらいかな」

    

大体それくらい、まぁ大体なのだが……

覚も完ぺきに把握はしていない。

 

    「まぁそれぞれ個人に特殊な能力が付く可能性もある。初めてのことなんでよくわかってないんだがな……」

    「そうなのでござるか……」

    「気にしないのか?少しでも普通の人間をこえる事が……」

    「気にしないよ!」

    「楓とアキラもか?」

    「もちろんでござる!」

    「先生のためなら!」

    「ありがてぇことだなぁ〜さすがは俺の契約者……いや!俺の女達だ!」

 

その瞬間……

辺りは静かになった……

 

 

次回に続く

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詳しくはプロローグ1作品説明にて
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