とある【正義】を持っているヒーロー 第20話
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【次の日 3−A】

覚の授業が終わり、教室を出ようとしたときネギが現れ覚に突然修学旅行について話し始めた

 

    「京都?修学旅行は京都がいいだぁ?つまらんぞあんな所。それよりも外国もいいんだから外国はどうだ?特に南の島方面とかはいいぞぉ〜」

    「僕は京都がいいんですよ京都が!」

    「まぁ、叫ぶだけなら自由だ。どこに行くか決めるのは次の体育祭の後だ」

    「体育祭?」

    「はぁぁ、職員会議とかでも言ってただろうが。聞いてなかったと見える」

 

どうやら聞いていなかったご様子だ。

いろいろあったし、仕方がない。

 

    「今は体育祭でいい結果を残す事を考えていろ。まずはそれからだ」

 

そういって覚はその場を去って行った。

 

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【エヴァの家】

 

    「どうやら坊主とは引き分けだったようだな」

    「ああ、停電が回復してな」

 

大停電は学園長が嘘を言ってたため一時間ずれていた

ずれてなかったらどうだったのか

 

    「残念な話だ……が、俺は用事があるので失礼する」

    「昨日、見に来なかったが……何かあったのか?」

    「何?心配してくれんの?」

    「べ、別にそういうわけではない」

    「ふっ、そうか……」

 

ツンデレというのはこういうことを言うのであろうか。

 

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【麻帆良学園 クラブ棟】

 

    「ん、バレーボールをやってるのか〜のどかだねぇ〜」

    「はい?なんでしょうか」

    「あ、いや、ごめん…呼んでないよ…」

    「あ、はい……」

    「ややっこしいわ……」

 

覚はそんなこんなでバレーボールを見学していた

 

    「先生もやらない?」

    「ん、俺がか?ふむ、面白い」

 

覚は笑いながらバレーボールに参加する

まぁボールをトスして他の人に回すだけで

体育などでするバレーボールとは違う。

 

    「そうれっと」

    「よっと」

    「おっと」

    「うおっと」

    「おっと」

    「やっと」

 

覚⇒裕奈⇒アキラ⇒覚のエンドレス。

 

    「さっきから同じやつに回り続きだ。違う奴にっと!」

    「え、あ、え…わわわ!」

 

のどかに向かってトスをするがのどかが誰もいないところに飛ばす。

 

    「どこに飛ばしてんだか……お?」

 

ちょうどいいところにネギがいた。

 

    「坊主〜お前それトスしろ〜」

    「えっ?あっ、はい!」

 

そのトスはまき絵に向かう。

 

    「おっと」

    「えぃっ、ですわ」

    「俺にばかり来てやがる……んじゃ坊主いくぞ!」

 

そして覚はネギにトスをする。

 

    「え、ええと……誰にトスすれば……」

    「坊主の好きな奴にでもすれば?」

 

その瞬間そこにいた人たちの動きが変わる。

 

    「ネギ先生!ぜひ私にパスをください!」

    「するーい!ネギ君のパスは私が受ける!」

    「す、好きな人って……僕は3−Aのみなさんが好きだから、選べないですよ〜」

 

と言ってネギは誰にするか決めずにトスしてしまった

 

    「こりゃ嫌な予感がするな。裕奈にアキラ〜そろそろ大変な事になるからさがっとれ」

    「え、あ、はい。」

    「?わかったよ」

 

と言うわけでネギたちのいる所から離れる3人。

 

    「わーい♪ネギ君のパスこっちに来た〜」

    「お待ちなさい!私の方がわずかに距離が近いですわ!」

    「べーっだ。パスいただき〜……あれ?……あれれ?」

 

まき絵があやかに勝ち、ボールをトスしようとした時ふらふらと倒れ

ボールは地面に落ちた。

 

    「どうしました?まき絵さん」

    「ごめーん、なんか急に足がもつれちゃって……」

    「まき絵夜更かしのしすぎ。寝不足や」

    「そうかなぁ?うーん、まぁいいや!バレー再開!いくよっ!」

 

そういいながらまき絵はボールをトスする。

 

    「おっと、亜子さんのほうに飛びましたわよ!」

    「おおっと」

    「亜子も落とした〜!」

    「今、うちも頭がくらっと……」

  

なんか頭がくらくらする事件が起こってた

吸血鬼事件の後遺症によるものだろう。

 

    「ん〜なんか予想と違うなぁ。坊主争奪戦始まらんのかな〜」

    「ネギ君の」

    「争奪戦?」

 

そう覚が残念そうにつぶやき、アキラと裕奈が何のことかと考えていると

ネギのいる集団に異変が起きていた

 

    「皆さん気をつけてくださいね、心配ですから」

    「ネギ君、心配してくれてありがと〜!」

    「みなさんズルイですわ!ああ!私も病弱であればネギ先生に心配してもらえたのに……」

    「あんたは殺したって死なないと思うわよ」

    「それはどういう意味ですの!明日菜さん!」

    「い、いえ、僕は元気でいてくれた方が嬉しいんですが……」

    「私も介抱してもらいたいです」

    「ネギ坊主〜ボクもふらついちゃった〜」

 

突然現れた双子がネギにふらふらと近づいていく。

これがきっかけとなり、なにか始まり始めていた……

 

    「いよいよだな」

    「何が?」

 

突然横に現れる和美。

 

    「和美か。見てみろあのネギの周りに集まる女子を」

    「おっ、何だろ、気になるねぇ」

 

そして和美もネギのほうへ向かっていく

 

    「なんだ、なんだ。ネギ先生争奪戦が始まったのか!?」

    「なに?争奪戦!?それっ、行くよぉ〜のどか!」

    「え……!わ、私……」

 

ハルナに連れられていくのどか。

 

    「ちょ、ちょっと…!」

 

巻き込まれる明日菜。

 

    「ネギ先生〜!私、立ちくらみが」

    「ネギくーん!看病して〜!」

  

どんどんと女子に囲まれていくネギ

 

    「わわっ!み、みなさん。それ、本当に病気なんですかっ!?」

 

そして、ネギは囲まれてしまった……

 

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    「はっはは、坊主困ってやがる!」

    「見て面白がるのはどうかと…」

    「面白いものは面白い……ん?坊主の様子が……やべぇ、さらに離れるぞ!」   

    「え?」

 

そしてネギがくしゃみをしようとする

 

    「ああもう。しゃがんでスカート抑えとけ!」

    「え、うん」

    「はい!」

 

そしてネギがくしゃみをする

   

   「ぶえっくしゅん!」

  「「「「「きゃああ!?」」」」

 

突然風かふき、ネギの周辺にいた女子達のスカートがめくれた

 

    「噂どうりってか。あ〜俺は惚れた奴以外のは見ない主義なのに困った奴だよ坊主……」

    「言われたとうりにしなかったら危なかったかな」

    「多分な……」

 

ネギはその時明日菜の鉄拳制裁を食らっていた……ご愁傷様。

 

 

次回に続く……

説明
にじファンより
詳しくはプロローグ1作品説明にて
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