とある【正義】を持っているヒーロー 第23話
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てなわけで、エキシビションの為の練習が始まった…

覚は見てるだけである。

何か手助けできることがあれば手助けする。

いわゆる監視役の先生としての仕事をするだけである。

そんなこんなで知らぬまに時間がきて終わった…

時の流れは速いものだ……時の流れは……

 

    「じゃあまた明日な」

「「「「「は?い」」」」」

 

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【ホール】

 

    「ん、あそこにいるのはネギか?おーい、どうしたんだ?」

 

ホールを歩いていると、その場を去る学園長と、ネギ・木乃香の姿が見えた。

 

    「学園長に頼まれて、パンフレットを作る係りを2人選ばなくてはならなくなって……」

    「パンフレッド作りか?ええ思い出になりそうやな?」

    「ふむ……」

    「木乃香さんやってみますか?」

    「う?ん、そやな……ちょっと考えてみるわ」

    「ふむ……」

    「?どうしたんです?」

    「いや、別に……」

 

パンフレット係は2人……

 

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【中等部 休憩所】

 

    「いやぁ、疲れるわなぁ……」

    「先生はほとんどひとりで指示してますからね」

    「坊主も応援とかしてくれてるからこそみんなの頑張りがでるというのもあるがな……」

    「そうだね」

    「俺が応援して元気になる奴らも少数よ……」

    「でしょうね」

    「夕映ってば毒舌?てかのどかと一緒にいなくていいの?」

    「私だってずっと一緒というわけではないです」

    「まぁそうだけどね……」

 

覚を元気付ける会のメンバーが集まり

休憩所で会話していた……

 

    「そういえば、刹那殿がいないでござるな」

    「用事があるらしいぜ」

    「用事でござるか?」

    「まぁ、いろいろあっからなぁ……」

    「いろいろって?」

    「まぁ、気にするなよ、な?」

 

それから何かを感じ取った裕奈は黙った。

契約者になったことにより気持ちは簡単に通じるらしい。

 

    「んでさ、坊主なんだが、鈍感すぎるというか……恋に疎いと思わねぇか?」

    「う?ん」

    「あいつは好意を持ってくれてる相手を理解してないんじゃないか」

    「それはその通りです」

 

うんうんと頷く夕映。

そして覚のほうを少し見ているが覚は気が付いていない。

ちなみに覚が鈍感というわけでもない。

はっきりしたもの以外は察知できないのだ。

 

    「まぁ、言うほうも方ではっきり言えばいいのに言わないのもある」

    「それもわかります」

    「夕映はもう誰の話してるかわかるんじゃね?」

    「……のどかの事ですか」

    「そう、あれははたから見て、はよせんかっ!という気になる……」

    「うう……」

    「して、覚殿に何か考えでも?」

    「図書館探検部を使えばいいのだ」

    「使う、とは酷いいいようですね」

    「あ?協力してもらう、という事で」

    「それってどういう作戦なの?」

 

わくわくした顔で覚に近づく裕奈。

じっと見つめる夕映。

そして覚の口が開く。

 

    「それはな……」

 

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【数分後】

 

    「てなわけで、ハルナに何となくこれを伝えて実行するんだ」

    「わかったです」

    「成功するといいんだがなぁ?」

    「そうでござるな」

    「まぁ、運命は神のみぞ知るってな」

 

 

次回に続く

説明
にじファンより
詳しくはプロローグ1作品説明にて
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