とある【正義】を持っているヒーロー 第27話 |
【昼休み 3‐A】
「刹那!」
「は、はい!」
今回は刹那に逃げる隙も与えずに話を始める覚。
「お前には話がある……」
教室の角に刹那を逃がさないようにした状態で会話をする覚。
もしもここが学校の教室じゃなかったら危険だ。
「は、話とは?」
「その前に木乃香〜来てくれ〜」
「え!?こ、木乃香お嬢様?!」
「木乃香〜」
刹那はどうやらパンフレットのことで覚に呼び止められたとは思っていなかったようだ。
「なに、兄ぃ……あ、せっちゃん!」
「お前ら二人がスポーツフェスティバルのパンフ係に正式決定したぞ」
「な、な、覚さん!?」
「決定事項で〜す。じいさん公認で」
権力とは恐ろしい。
「ほ、ほんまなん兄ぃ!」
「そゆこと、じゃよろしくなぁ〜」
「あ、ま、待ってください覚さんー!」
覚は待たずにその場を去った
二人の一番近くの机には作業用の資料などが置いてあった……
【大浴場】
昨日はネギに代役してもらったが今回から覚が
エキシビジョン特訓の監視に復帰する事になった。
陸上⇒バスケ⇒新体操までやったらしいので次は水泳と言う事になった。
「プール無理でよくここが借りれたもんだなぁ」
「事情を話して特別に許可を貰いましたから」
「そうか……」
「所でこの水着姿をどう思うの!」
裕奈が覚に水着のことを聞く。
しかし裕奈の成長率は早い。
「ん……アキラのが一番いいと思うよ」
「え……」
「普通が一番だと思うよ」
それからぼちぼちと練習が進んでいった
アキラが少し止まっていたので開始が少し遅れたが
覚は見てるだけだった…
【世界樹】
「ぼちぼち暇になってきた。特に何もすることがなくて……」
「特に何もすることがないでござるか……」
「ああ……」
世界樹の下で覚は楓と二人で話していた
いつもの他のメンバーはクラスメイトとどこかに行っているらしい
「にしても……平和だ……」
「ござるな〜」
二人のほのぼのとした時間が流れていく……
【午後の授業】
特に何事もなくいつものように過ぎていく…特に何もない…書くこともないよ…
【放課後】
教室では刹那と木乃香が製作を頑張っている
ぎこちない感じがするが……
まぁ強制で無理やり仲直り作戦であるゆえ……
そして現在はフェスティバル特訓でサッカーの訓練である
マネージャーの仕事らしい
審判もしなくちゃいけないらしいが
覚ははサッカーに詳しくないので今日も見てるだけである。
【女子寮 管理人室】
「刹那と木乃香がうまくいけばいいなぁ……」
そう思いながら知らぬ間に一日は過ぎていく……
次回に続くよ
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