とある【正義】を持っているヒーロー 第31話
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【次の日 3-A】

 

   「ふむふむ、あいつらは何とかやっていけそうだな……」

 

刹那と木乃香は以前のようにとはいかないもののうまくいっているようだ

これなら再びあのころのように戻れるだろう。

 

   「ふ、パンフレッド作りを頑張るがいい。我が嫁候補達よ……」

 

ちなみに今日は土曜日なのである。

授業はない。

 

   「……特訓午後からだけでいいよね」

 

そんなこんなで時間は過ぎる……

 

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【休憩所】

 

   「エキシビジョン、いよいよ明日だねぇ」

   「そうですね」

   

アキラと覚が休憩所にいた。

いつものメンバーはそれぞれ理由があっていない。

理由は覚も聞いていないので知らないが……

 

   「まぁ平和だ」

   「そうですね……」

 

そんなこんなで二人きりでほのぼのとする時間が過ぎていく。

 

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【午後】

 

   「最後の特訓は陸上なのね…」

   「そういえば陸上の監督するの初めてでしたよね」

   「そうね……」

 

空気が覚に……違う。

美空が覚に話しかける。

というかほかのメンバーが目立って目立てていない。

 

   「なら先生これをもってスターターをしてくださいね」

   「これか、これか……」

   「うわっ、危ないですからこっちに向けないでくださいっ!」

   「おお、すまねぇ……つい……」

   「注意してくださいよぉ」

 

銃型だったのでいつもの如く相手を狙ってしまいかけた。

 

    (いけない、いけない……)

    「んじゃ行くぞぉ〜♪」

 

そんなこんなで特訓の時間は過ぎていく……

 

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【それから それから】

 

   「……ふむ」楓

   「どうしたでござるか?」

   「いや、嫌な予感がしたんだが……気のせいだと思うがな。平和だし」

   「そうでござるか」

   「うむ、うむ……」

 

覚は普通に中等部をぶらぶらしていた時

突然嫌な予感を感じたが気のせいだという事にした。

平和だし、自分の予感など当たったためしがないからだ。

そして再びとぼとぼと歩く。

さんぽ部と一緒にね。

 

   「ぶらぶら歩いて色々話すだけの部活もなんかいいもんだよなぁ〜」

 

一緒に回ろうと双子に誘われて一緒に行く事にしたのだが

のどかである……

 

   「風香、史伽。ほれ俺の作ったクッキー食べるか?」

   「食べる(ですぅ)〜!」

   「はっは、うまいぞ〜」

 

覚手作り特性クッキーに群がる二人。

 

   「拙者にはないでござるか?」

 

羨ましそうな顔で覚に問いかける楓。

覚は珍しいものを見れている。

 

   「楓にはこれ」

   「プリンでござるか!」

   「お前用の特別だぜ」

   「ずるい〜!」

   「お前達には追加のクッキ〜♪」

   「わ〜い♪」

   「〔小声で〕ちょろいね」

   「プリンでござる〜♪覚殿の手作りでござる〜♪」

   「ふ、楓も子供やねぇ〜♪」

 

『結局はあのクラスの面々は全員同じ年なんだよなぁ』と考える覚であった……

 

   (何で同じ年で姉とか呼んでんだろうかあいつら。体格差とか気にしてないのか?)

 

普通、姉と呼ばれてる奴は歳が上に見られて嫌じゃないのかなぁとか

呼んでる奴らは年下に見られていいのかなぁとか思ったりしていた……

 

   「人それぞれね、見た目なんて」

 

考え方も人それぞれというものなのである。

 

次回に続くよ

説明
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