ネギま〜スキル持ちの夜天の王〜第6話
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 アスカ達は麻帆良に着き、待ち合わせの場所で待っていた。

 

 「ねぇ、アイン。」

 「なんですか?主。」

 「うん。俺はこれから、球磨川みたいに出来るだけ括弧を付けて話すことにしようと思うんだ。」

 「いきなりどうしたんですか?何故あえて球磨川なのですか?安心院みたいでも良いのではないですか?」

 「うん。考え方としては俺は安心院に近いけどさ、球磨川の方が個性があるじゃない?だからだよ。」

 「そうですか。主が決めた事ならよいです。」

 「うん。ありがと!」

 「ですが、私たちの前では出来るだけ括弧を外して、括弧なしで格好付けずに話してください。」

 「わかったよ。」

 「なら良いのです。」

 

 こうしてアスカは出来るだけ括弧を付けるという個性?を付ける事にした。

 そんな話をし終えると、1人の人がこちらに向かってきた。

 

 「またせたかな?」

 『いえ、全然待ってませんよ〜。』

 「そうかい。ところで、そちらの人は?」

 『あぁ、彼女ですか?彼女は僕の奥さんですよ。』

 「奥さん?!」

 『まぁ、嘘ですけど。あは、もしかして信じちゃいました〜?』

 「いや、少し吃驚しただけだよ。」

 『そうですよね〜。こんなバレバレな嘘引っかかるわけ無いですよね〜。』

 「あぁ、そうだね。えっと、僕は高畑・T・タカミチっていいます。よろしくお願いします。」

 「私は、リインフォース・アイン・・・主、姓は如何しましょう?」

 『う〜ん。姓は、夜天で良いんじゃないか?または英語に変えてスカイナイトとか。』

 「そうですね。では改めて、私は主アスカ・スプリングフィールドの従者でリインフォース・アイン・スカイナイトと言います。」

 「アスカ君従者が居たのかい?」

 『えぇ。それよりもう行きません?』

 

 こうしてアスカ達は高畑の先導で学園長室に向かった。

 

 コン、コン。

 

 「高畑です。アスカ君達を連れてきました。」

 「うむ。入って良いぞい。」

 「失礼します。」

 『失礼しまーす!』

 「失礼します。」

 

 そう言ってアスカ達は学園長室に入って行った。

 

 「うむ。まあ座りなさい。わしはこの麻帆良学園の学園長、近衛近右衛門じゃ。」

 『うわ〜。高畑さん。僕初めて見ました。あれが日本の妖怪で妖怪の総大将であると勘違いされたイメージを持つ、ぬらりひょんでしょ?』

 『この学園は妖怪が運営しているんですか?』

 「ちがうわい!わしは列記とした人間、ヒューマンじゃ!!」

 『ははは。冗談はその頭だけにしてくださいよ。』

 「アスカ君。学園長はれっきとした人間だよ。」

 『そうなんですか?では、学園長失礼しました。』

 「いや、わかってくれれば良いんじゃよ。それで、アスカ君の横にいる女性はどなたかの?」

 『あぁ、彼女は僕の従者ですよ。』

 「私は、私はアスカ様の従者でリインフォース・アイン・スカイナイトと言います。」

 「そうかの。よろしくの。」

 「えぇ、こちらこそ。」

 「それでじゃ。早速じゃが・・・。」

 

 近右衛門が言おうとした言葉に被せるように、

 

 『話をする前に近衛学園長』

 『催促するようで申し訳ありませんが』

 『お茶をください』

 『今すぐに』

 『なにぶんここに来るまで秋だというのに随分日差しが強かったから』

 『のど』

 『渇いていまして。』

 

 とアスカが言った。

 

 「・・・・・・・これは気の利かないことで失礼した。」

 「学園長。僕が淹れてきますよ。」

 『ありがとうございますっ。』

 『僕は日本茶でかまませんよ。』

 「リインフォースさんは?」

 「私は主と同じものでかまいません。」

 「わかりました。」

 

 そう言って高畑はお茶を淹れに行った。

 

 「はいどうぞ。」

 

 そう言って高畑は人数分のお茶を出した。

 

 『「ありがとうございます。」』

 

 アスカとリインは高畑にお礼を言いお茶を飲んだ。

 

 『んっ』

 『おいしっ。』

 「それでじゃ、アスカ君。君の課題である教師の仕事は数学を担当して貰いたいのじゃが。」

 『問題ありませんよ。』

 『ただ、教師の仕事をする前に生徒として他の教師の方の授業を受け、さらに少しの間で良いので誰か一般人の先生の下で研修をさせてください。』

 「ふぉ。どうしてそんな面倒なことを?」

 『先生とは先に生きていると書きますが生憎、僕の教える方たちより僕の方が年下になるのでしょうからせめて勉強を教えるのだけはちゃんとしたいですから、面倒でもなんでもするんですよ。』

 「わかった。その様になる様取り計ろう。それと言っていた家じゃが・・・。」

 『見つかりませんでしたか?』

 「いや見つかるには見つかったのじゃがな。その家は麻帆良荘という元アパートなのじゃがそれで良いかの?」

 『別に構いませんよ。でも中とか改装しても良いですか?』

 「別に構わぬよ。おぬし達のものじゃからな。」

 『分かりました。』

 

 そうしてアスカは買取契約の書類を書いた。そしてそこの近隣の地図を貰った。

 

 『それじゃぁ、僕達は行きますね。』

 「待ってくれんかの?」

 『如何したんですか?』

 「アスカ君に聞きたいことがあるんじゃが。」

 『なんですか?』

 「アスカ君はあちらの学校に通ってる時、力を隠していたそうじゃが。どうしてじゃ?」

 『えー』

 『理由?』

 『理由ですかー?』

 『弱りましたねぇ』

 『あ、そうだ!』

 『あちらの学校の魔法教師の誰かに両親を殺されたからってどうですか?』

 『実の妹が魔法使いに攫われたからとかー』

 『あっ!でも僕に妹はいないからなあ』

 『そこは兄にしときますよ』

 『親友だと信じていた魔法使いに裏切られたっていうのも萌えますよねー』

 『でも、僕に友達何て呼べる人間は居なかったしなぁ(笑)』

 『ま、良いか(笑)』

 『んー?どれにするか迷うなあ。』

 「理由は無いのかの?」

 『そうですね、自称正義の魔法使い達を抹殺する為ですかねー。』

 「抹殺とはどおゆう意味かな、アスカ君?」

 『あはっ』

 『やだなあ』

 『意味も何もそのまんまの意味ですが?』

 『高畑さん、近衛学園長。』

 『この世界に巣喰う自称正義の魔法使いを一人残らず抹殺します』

 『僕はそのためにこれまで落ちこぼれのフリをしてきました』

 『だってあいつら』

 『鬱陶しいし、気持ち悪いでしょ?』

 「どうしてそうしようと思ったのかな?」

 『だってあいつ等、年がら年中、正義正義正義五月蝿いし。』

 『悪いことしても正義の為に仕方が無かったとかとか言うし』

 『だから僕は自称正義の魔法使いという元老院の犬どもを抹殺するんですよ。』

 「・・・・・そ、そんな事が出来るわけ・・・!」

 

 そう言って近右衛門は身を動かした。

 

 『できますよ』

 『僕は』

 『昔からそれだけを生き甲斐にしてきた男です。』

 『現に前の学校で何人か先生が辞めたりしてるでしょ?』

 

 アスカの発言に高畑と近右衛門は驚いた。

 

 「なっ!あれは君がやったのか!?」

 『えぇ。だからこの学園でも同じことをしますよ。』

 「な!そんな事が許されるはず無いじゃろ!出来るかどうかという問題じゃ無い!そ、そんな事されれば警備の人数が減り、図書館島や一般の生徒などに被害が出てしまう!?わしの目の黒いうちはそんな真似―――」

 

 言おうとした近右衛門と同じ意見だと言わんばかりにそれを見ていた高畑の上半身に大きな螺子が刺さった。

 

 「「!!」」

 『へーえ』

 『じゃ』

 『おめめを白黒させてもらおーかな』

 『パンダみたいに!』

 『老人や両親の仲間なら攻撃されないと思った?』

 『黒幕や強者ぶっていれば安全だと思った?』

 『僕が可愛らしい顔立ちだからおしゃべりの最中なら死なないと思った?』

 

 アスカは螺子を持ち高畑達に近づきながらいった。

 ちなみにリインは今までのをお茶を継ぎ足しながら傍観していた。

 

 『甘ぇよ。』

 

 そう言って高畑と近右衛門の顔面に蹴りで螺子を打ち込んだ。

 

 「「はっ!?」」

 『・・・が』

 『その甘さ』

 『嫌いじゃあないぜ』

 

 アスカのその言葉の最中も近右衛門たちは今起こった事に困惑していた。

 アスカは座り続きを言った。

 

 『心配しないでくださいよ学園長に高畑さん』

 『あなた達の事はとりあえず最後にしてあげますから。』

 『そうですね。僕達に手出しをしない限り自称正義の魔法使い以外は手出ししない事を誓いますよ。』

 『なんなら契約書でも書きましょうか?』

 『僕の敵は自称正義の魔法使いという元老院の犬と元老院だけです。』

 『だから、卒業課題には本当に感謝してます。』

 『こんな((敵|自称正義の魔法使い))だらけの箱庭に僕を招待してくれたことを!』

 「「・・・・・・・・」」

 『ま、見てたください。』

 『あなた達自称正義の魔法使いの元老院の犬共を』

 『僕と僕の従者達が螺子伏せてあげますから』

 

 そう言ってアスカは立ち上がり出て行きながら言った。

 

 『あはっ』

 『とはいえ抵抗も無くヤッてしまうのは味気ないから近い内に自称正義の魔法使いが集っている時にでも宣戦布告しに行きますよ。』

 『んじゃ』

 『また明日とか!』

 「失礼します。」

 

 そう言ってアスカとリインは学園長室から出て行った。

 アスカ達が出て行った後近右衛門たちは、

 

 「大変なものを呼び入れてしまったかもしれんのぉ。」

 「そですね。アスカ君があそこまで正義の魔法使いを敵視してるなんて。」

 「高畑君。君ならアスカ君達に勝てるかの?」

 「無理ですね。あの螺子の攻撃が避けれませんでしたから。強さならもしかしたらナギさん達に匹敵するかも知れません。」

 「そこまでかの?!」

 「はい。」

 「は〜あ。如何したものか。」

 

 近右衛門と高畑は溜め息をついて考えた。

 

説明
※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。
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コメント
アスカがキモかったですwwそれはそれで面白かったw(トッシー)
スキルメーカーの使い過ぎで20歳になるまでに死ぬんじゃなかったっけ? ダイオラマ魔法球のなかですでに20歳になってたよね? めだかボックスの全ての異常/過負荷だから死延足も持っているのかな?(ぼるてっかー)
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ネギま 駄文 リリカルなのは めだかボックス 

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