〜少年が望んだ世界と力〜
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前書き

 

えー、第2話です。

 

1話よりは長くなりましたが、まだ短いです。すいません。

 

では、どうぞ!

 

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どうもこんにちは 俺は野田 健悟といいます。

歳は、十八歳です。

え?なぜ自己紹介をしているのかって?

うーん、そうだなぁ。

軽い現実逃避かなぁ?

なんか俺の体縮んでるし、目の前にゼクターやガジェットやカンドロイドが動き回ってるんだよ。

びっくりして何がなんだかもう解らなくなってきたよ。

ハッハー。

つかなんだよこれは!

ゼクター達はまだいいよ。

確かにライダーになりたいって思ってたし、でもなんで体が縮んでるの!?

明らかに不便過ぎるだろ!!

 

「ハァー、俺これからどうなるんだ?」

 

正直俺はかなり落ち込んでいる。

扉をくぐるまでの威勢は何処にいったのやら。

そんな時だった。

 

「グァー」

 

「ん?」

 

鳴き声が聞こえたほうを見るとそこには仮面ライダーWの自立歩行型ガイアメモリ、「ファングメモリ」が俺のほうを見ていた。

よく見ると、ゼクター、ガジェット、カンドロイド達も俺を見ていた。

 

「お前ら、心配してくれてるのか?」

 

「グァー」

 

尋ねるとファングが鳴き、コクコクっと頭を頷かせていた。ゼクター達も同じように頷いていた。

 

「そっか、ありがとな。元気がでたよ。」

 

「グァー♪」

 

そう言うとファングは嬉しそうに鳴き、ゼクター達も嬉しそうにしている。

 

「そうだな。落ち込んでてもしょうがない、これが試練だっていうなら受けてたってやる。」

 

俺は新たに決意するが

 

グゥ-

 

腹がなってまった。

自分で格好悪いと思ってしまった。

 

「とりあえず腹減ったしなんか食うかって・・ん?」

 

今までパニックになったり、落ち込んでたりしていたので全く気がつかなかったがリビングのテーブルとソファーの上に無数のアタッシュケースが置かれていた。

テーブルの上に置かれいるケースの一つを取ると

 

「スマートブレイン!?」

 

なんと仮面ライダーファイズの大企業『((SMART|スマート)) ((BRAIN|ブレイン)) 』のロゴマークが入っていた。

他のアタッシュケースも確認するとスマートブレイン以外にもカブトの『((ZEKT|ゼクト))』のマーク、ブレイドの『((BOARD|ボード))』のマーク、他にも龍騎、響鬼、電王、キバ、ディケイド、W、オーズの紋章が描かれたアタッシュケースも置いてある。

 

「これ全部ベルトとかなのか?」

 

そう思った俺はアタッシュケースを片っ端から開けていった。

そして俺の考えは当たっていた。

スマートブレインのロゴマークの付いたアタッシュケースにはお馴染みのファイズ、デルタ、カイザのギア一式、更には帝王のベルトであるサイガとオーガのベルト、量産型のライオトルーパーのベルトにファイズブラスターまである。

 

「BOARD」と書かれたケースには、ブレイドからグレイブのバックルに加えアブゾーバーもあった。

 

「ZEKT」のケースにはカブト、ガタック、キックホッパー、パンチホッパー、ダークカブトのベルト

が入っている。

 

龍騎の紋章が入ったケースには龍騎からリュウガ、ディケイドに出てきたアビスに加え、擬似ライダーであるオルタナティブ、オルタナティブ・ゼロも含めて16枚のカードデッキが、ディケイドとディエンドのマークが付いたケースにはディケイドライバーとディエンドライバー、それぞれのケータッチが、電王のケースには電王のベルトからG電王のベルトまでが、響鬼のケースには響鬼から歌舞伎にアームドセイバーまでが、オーズのケースにはオーズドライバーと基本のタトバにガタキリバ、ラトラータ、サゴーゾまでメダルが揃っており、大量のセルメダルとバースドライバーまである。

 

「W」と書かれたケースには、ダブルドライバーとサイクロンメモリ、ジョーカーメモリ、ヒートメモリ、メタルメモリ、ルナメモリ、トリガーメモリの六本のガイアメモリが、「A」と書かれたケースには、アクセルドライバー、アクセルメモリ、トライアルメモリ、エンジンメモリ、 別のケースにエンジンブレードが、「S」と書かれたケースには、スカルメモリとロストドライバー、「E」と書かれたケースには、エターナルメモリとロストドライバーが入っていた。

 

キバのケースにはイクサドライバー以外はケースの中に「必要な時だけ呼べ」と置き手紙だけがあった。

 

「凄いなぁ。これ全部になれるか。・・・・アギトとかクウガにはなれないのか?」

 

そう思い俺はアギトと変身ポーズをとってみるとベルトが出現した。

 

「おー!出来た出来た。じゃあ次はクウガだな」

 

そう言うとアギトのベルトを付けたままクウガの変身ポーズをとるとアギトのベルトが引っ込み、クウガのベルトが出現した。

 

「もうすげぇの一言だな」

 

あまりの凄さに感動し、俺はある物がないか部屋を見渡した。

 

「・・・・G3ユニットとかないのか?」

 

G3ユニット・・・仮面ライダーアギトに登場する装着型仮面ライダー。

俺のお気に入りライダーの一人である。

しかしそれらしき物は見当たらない。

 

「うーん、流石にG3ユニットはないかぁ。まぁまずあれはGトレーラーで運用されているやつだし・・・・はっ!」

 

俺はあることに気がつき外に飛び出してガレージの前に立った。

 

「まさかこのガレージの中にGトレーラーが」

 

そんな期待を胸にガレージのシャッターを開けると

 

「うわぁ、本当にあった。しかも二台」

 

ガレージの中にGトレーラーが格納されていた。

しかもちゃんと「警視庁」とまで書かれ、なぜか二台もガレージに入っていた。

 

「本当の警察に会ったらどう説明すればいいんだ?つか誰が運転するんだこれ?」

 

ガレージにGトレーラーがあったのはいいがよくよく考えると誰がこれを運転するのだろうか?

俺は体縮んでるからペダルに足届かないし、まず大型車両どころか一般車すら運転を知らない俺がGトレーラーを運転出来る訳がない。

 

「・・・試しに乗ってみるか」

 

奇跡を信じGトレーラーのドアを開け、運転席に座るが

 

「・・ペダルに足届かねぇ〜!」

 

予想通りアクセル、ブレーキ、クラッチに届かず足をぶらぶらさせていた。

 

「やっぱり届かないかぁ。これじゃあ意味ないなぁ」

 

そんなことを呟いた時

 

ブォン!

 

といきなりGトレーラーのエンジンが掛かった。

 

「え!な、何!?俺何もしてないぞ!?」

 

突然のことに驚いた俺だったがすぐにあることに気がつく。

目の前のカーナビ画面に目的地を入力するようにと文字がでていた。

とりあえず進む距離を十メートル程に入力したらGトレーラーのクラッチとアクセルが勝手に動き、十メートル程で進み止まった。

 

「このGトレーラーって、自動運転なのか?」

 

そう思い今度は十メートルバックするように入力するとギアがバックに代わり自動でバックした。

 

「自動運転かぁ。これなら使えるな。さて、次はコンテナの中を見てみるか」

 

運転席から下り 一台目のGトレーラーのコンテナの中を調べると中は劇中と全く同じでガードチェイサーが中央に置かれていたが今の俺はG3もしくはG3?Xを早くみたくてしかたがなかった。

 

「えーっと、ここの壁の開閉の仕方は・・・これか」

 

そして、壁の開閉スイッチを入れると壁が開き、中から現れたのは

 

「やっぱりあったか。G3?Xユニット・・・ってG4ユニット!!??」

 

G3ーXユニットの隣に何故かG4ユニットがあった。

 

「G4ユニット、まさかこれまであるとは」

 

G4ユニットは仮面ライダーアギトの劇場版に登場するライダーシステムでG3、G3?Xと比べれば確かにとても強力なシステムだが、その力故に装着者を死にいたしめる危険なライダーシステム。

しかしここであることを思い出す。

 

「今の俺じゃ使えねぇな」

 

体が小さいので使えなかった。

 

「・・・・使いたかったな、G3?X」

 

無念に想いながら次に目に入ったのはG3?XとG4の武装だった。

得に1番気になったのが

 

「これが本物のGX?05 ケルベロスと多目的巡航4連ミサイルランチャー ギガント」

 

二つともG3?X G4の強力な火器で重火器が好きな俺は目を輝かせてた。

 

「他のライダーになった時に少し借りるか。」

 

そんなことを考えながら二台目のGトレーラーの中に入り一台目同様、壁の開閉スイッチを入れた。

中にはG3にG3((MILD|マイルド))、そして

 

「今度はV1か。」

 

今度は何故かV1も並べられていた。

V1はアギトの世界でG3に対抗して作られたライダーシステムだが劇中ではあんまり活躍してなかったな。

 

「うーん、今更だけどなんでもありだな。」

 

そう想いながらGトレーラーを下り、一つ目のガレージのシャッターを降ろし、二つ目のガレージのシャッターを開け中を見ると今度はファイズの世界のスマートブレインの子会社「スマートブレインモーターズ」製可変型バリアブルビークル「オートバジン」と「サイドバッシャー」、オーズの世界の巨大企業「鴻上ファウンデーション」で開発されたバイク「ライドベンダー」が置かれていた。

 

「今度はバジンとバッシャーとベンダーか、心強いな」

 

そして最後に三つ目のガレージのシャッターをかけたが何もなかった。

 

「こっちのガレージはオマケか」

 

シャッターを降ろし、家の中に戻った。

しかし、この家はなかなかいい。

リビングも広いしキッチンも使いやすく和室もあり、1番気にいったのは風呂が大きくジャグジー付きだということだ。

やっぱり風呂は重要だ、なんと言っても風呂は命の洗濯ともいうしな。

 

「さて、一階はこんな感じか。次は二階だな」

 

二階に上がってすぐのところに部屋があり入ってみた。

中にはベッドと机とテレビに本棚と中々シンプルな部屋だった。

そして机の上に何か置いてあることに気付いた。

 

「身分証明書に通帳にハンコにこれは・・・・制服?」

 

机の上には生活で必要不可欠な物と、どこかの学校の制服と鞄と教材が置いてあった。

 

「しかしこの制服、どこかでみたような気がするけど」

 

そんなことを考えているとベッドの脇にまた別のアタッシュケースを見つけた。

しかし何処にもライダーの組織のロゴやマークが書かれていなかった。

 

「まぁ、開ければわかるか。」

 

ケースを机に置き、中を開けると銃のとかなりの数のライダーカードが入っていた。

 

「ディエンドライバー?いや似てるけど違うな。それにこのライダーカードはなんだ?」

 

裏向きにされていたカードの表を見てると

 

「ガンダム!?」

 

ライダーのカードと思っていが絵柄にはガンダムが描かれていた。

更に他のカードも全て調べてみた。

ファーストからユニコーン、((MSV|モビルスーツバリエーション))も含めて全てのガンダム作品の((MS|モビルスーツ))、((MA|モビルアーマー))が描かれており、ガンダムシリーズの他にマクロスシリーズ、フルメタル・パニック!シリーズ、エヴァンゲリオン、ガオガイガー、ナデシコ、スーパー戦隊シリーズまでもカードに描かれている。

更に何も描かれていない真っ白なカードにオールドと書かれたカードが数枚入っていた。

 

「一体なんなんだこれは、ガンダムとかがライダーカードみたいになってるのも気になるけど、このオールドってなんだ?それにこの銃も」

 

そう言って俺は見たことがない銃を手に取った。

 

「初めてみたはずなのにどこかでみたことあるような」

 

すると

 

「おはようございます。マイマスター」

 

「!喋った!?」

 

なんと銃が喋りだした。

 

「なんで銃が喋るんだ?!」

 

「残念ながら私は銃ではなくドライバーです。まぁ銃としても使えますが」

 

ドライバー?

それってライダーのか?

しかしドライバーでありながら喋れるってことは・・・

 

「もしかして、自立型AIが搭載されているのかお前は?」

 

「イエス、その通りです、マスター。こちらの世界ではインテリジェントデバイスとも呼ばれます

が」

 

「そうかこっちの世界ではインテリジェントデバイスって呼ばれるのか・・・・ん?待てよ、インテリジェントデバイス?まさかこの世界って」

 

俺は今ようやく自分が望んだこの世界がなんの世界なのか理解した。

インテリジェントデバイスと呼ばれる世界は俺が知っている中では一つしかない。

 

「はい、この世界は[リリカルなのは]の世界です」

 

そう、俺が望んだ世界は「魔法少女リリカルなのは」の世界だった。

 

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後書き

 

ARXー7アーバレスト「第2話終了〜」

 

健悟「おい」

 

ARXー7アーバレスト「なにか?」

 

健悟「いくらなんでも無茶苦茶じゃないか?」

 

ARXー7アーバレスト「うーん、いいんじゃない?」

 

健悟「いい加減だな。おい」

 

ARXー7アーバレスト「さーて、そんなことより次回予告しよ。次回予告」

 

健悟「わかった、わかった。 次回『第三話 新居を探検、望んだ力はライダーと (後編) 』です」

 

ARXー7アーバレスト 「さーて、次回もサービス、サービスゥ♪」

 

健悟「ミサトさんの真似をするなよ!!!」

 

ARXー7アーバレスト 「お楽しみにー!」

((小説|しょうせつ))

説明
第二話 新居を探索、望んだ力はライダーと(前編)
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フルメタル・パニック! ガンダム 仮面ライダー リリカルなのは チート オリ主 オリジナルライダー 

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