ネギま〜スキル持ちの夜天の王〜第9話
[全2ページ]
-1ページ-

 〜エヴァside〜

 

 今日は珍しくサボらずに教室に居た。いつもならあの男にかけられた忌々しい呪いによって無理やり登校し、屋上や部活時間まで人の来ない茶道室、はたまた直ぐ帰ると言うのがいつものパターンだったが、今日はあの男の2人居る息子の内、無能と言われている子供が来ると聞いて何と無くあの男の息子を見ようと思い教室に居た。

 

 「茶々丸。本当に奴の息子は今日来るのか?」

 「はい、マスター。教職員配布されたプリントにはそう書いてありました。」

 「そうか。」

 

 そんな会話をしているとしずなが来て奴の息子を呼んだ。

 

 奴の息子の第一印象は歪んでいて独特の口調をした美少年と言う感じだった。歪んでいると言っても、私みたいに長い歳月を過ごした者か、人の心に敏感なもの位いしかわから無いそんな歪みだが。

 

そんなことを考えていると朝倉が奴の息子のアスカに色々質問していた。その質問の中で引っ掛ったのは家族構成で、両親共に育児放棄と言うところが引っ掛った。奴はもう10年前に死んだ筈なのに、アスカの言い方はまるで奴が生きている事を前提に言っていた。そんな疑問を感じ考えているとアスカは此方に来ようとしていた。その時アスカは一瞬、武術の歩行(あれは多分剣術だろう)をしこちらに来た。あの歩き方からあいつは力を隠しているのに私は気付きアスカに興味を覚え挨拶してきた時に思念で屋上に呼びつけた。

 

 HRが終わると私は茶々丸を伴い屋上にいった。少ししてからアスカは来た。

 

 「ふっ。来たか。」

 『遅くなってごめーん。』

 

 その独特の喋りと余りにも感情の篭ってない謝罪をしながら。

 

 〜エヴァside end〜

-2ページ-

 〜第三者side〜

 

 アスカはエヴァが教室から出た後少しして((知られざる英雄|ミスターアンノウン))を使い2-Aの生徒に一切認識されずに教室から抜け出し、鼻歌(あすなろ)を歌いながら屋上に向かった。

 

 『遅くなってごめーん。』

 

 アスカはただ遅れたからそう言っただけという風な感じで全く悪かったとも思っていなかった。

 

 「ふん。言葉だけの感情の無い謝罪など意味は無い。」

 『そうだねぇ。それで用事は何?((闇の福音|ダーク・エヴァンジェル))。貴女の様なヒトに呼び出されるいわれは無いんだけれど?』

 「ほぉ。良く分かったな私が闇の福音だと。」

 『まぁね。初めはビックリしたよ?闇の福音が幼女でしかも東国の島国に封印されてるなんてさ。』

 「幼女だと?!貴様ぁ、私に喧嘩を売っているのか?!!(怒)」

 『喧嘩なんてとんでもない!貴女のような魔法使いからすれば僕なんてそこいらの塵以下の強さしかない取るに足らない存在ですから。』

 

 そうアスカは言った。

 

 「塵以下の強さねぇ。お前力を隠してるだろ?」

 『何の事かなぁ?僕は魔法学校でも落ち零れの存在ですよ?』

 「嘘をつくな。さっきの挨拶の後、貴様ワザとに武術の歩行をしただろ?」

 『あは?やっぱり分かりました?あれに気付いたなんてやっぱり凄いですねぇ〜。』

 「フン。私を甘く見るな。それにクラスでも何人か気付いてたぞ?」

 『そうですねぇ。古菲さん、桜咲刹那さん、龍宮真名さん、超鈴音さん、長瀬楓さんも気付いてましたねぇ〜。それで力を隠していたから何なんですか?』

 「お前の実力に興味が湧いた。だからそれを知るために私の家に来い。」

 『えっ!?嫌です!!』

 

 アスカはエヴァの提案を脊髄反射とでも言うべき速度で返した。

 

 「即答か!?」

 「即答ですね。」

 「何故嫌なんだ!?」

 『だって、メンドクサイじゃないですか。』

 「そんな理由でか!?」

 『十分じゃないですかぁ?それで納得できないならしょうがないですね・・・』

 

 そう言ってアスカは((腑罪証明|アリバイブロック))を使い茶々丸に肩にちょうど肩車をされる格好で移動していた。

 

 『これでどうですか?』

 「なっ!どうやって移動した!!?」

 「マスター。魔力、気、共に感知されず。カメラにも移動した瞬間は移っていません。」

 

 茶々丸の言葉にエヴァはますます驚愕し、恐怖した。なぜなら魔法も気も使わない自分の知らない移動法で移動したからだ。確かにエヴァは不老不死だが攻撃を受ければ痛みを感じるし、不死殺しの武器を使えば死んでしまう可能性もある。アスカは誰にも気付かれずそれができるからだ。はっきり言って防ぎようが無い。

 

 『これで納得して貰えました?まぁ、して貰えなくても関係ないですが。』

 

 そう言ってアスカは((腑罪証明|アリバイブロック))を使い入り口まで移動し扉を開け言った。

 

 『んじゃ。また後でとか!』

 

 そう言ってアスカは出て行き((知られざる英雄|ミスターアンノウン))を使いコッソリ教室に戻り、((知られざる英雄|ミスターアンノウン))をきって、((創造幻想|スキルメーカー))で創った存続認識を使いサボった間も居たという風に周りに認識させ何事も無かった様に授業を受けた。

 

 〜第三者side end〜

説明
※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
7483 6966 12
タグ
ネギま 駄文 めだかボックス リリカルなのは 

零崎煌識さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com