IS〜インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ― 二十五話 |
今俺とシャルは正座しながら山田先生に説教されている
何故に店の中?
恥ずかしすぎる……
「いいですか、いくらクラスメイトと言ってもけじめはつけなければいけません!試着室に男女二人で入るなんて駄目です!!」
(まったく……士くんは!また……デュノアさんですか……そんなにデュノアさんが好きなんですか!?やっぱり、同級生じゃないとダメなのかな……?ううぅ〜)
「まったくだ!本当に貴様らは……」
(なんだ?士?またデュノアか?デュノアなのか!?私でも最近甘えられないのに……ふざけ……
ゲフンゲフン!と、とにかく士はやらん!やらんぞ〜!)
なんか、お二人から叱るとは違うなにかを感じる……
気のせいか……?
一方、追跡していた三人組は……
「やばい!千冬さんと山田先生に見つかる前に逃げるわよ!」
「そうですわね!」
「……撤退」
そうして、こそこそと去っていった……
時は遡り、箒side−
うむ、篠ノ之箒だ……
私サイドになって早々悪い……しかし……
ううわわわわわわぁぁぁ!!
またか!!またデュノアかかかかあああ!
うわっ!なんか、手つなぎだした!
くそ〜〜〜!!
私も、つないでほしい〜!!
ん?あれは……ボーデヴィッヒか……
「おい、ボーデヴィッヒ」
「ん、篠ノ之か……」
おいおい凄い、殺気じゃないか……
……こいつも士か……
どいつもこいつも、士つかさ……って
くそ……
それから、ボーデヴィッヒと一緒に士を追跡し、いつの間にかボーデヴィッヒは消え……ってあれ?
どこ行った?
ラウラside-
篠ノ之も嫁を取ろうとするなど……
何人いるんだ……
なんて、考えているうちに篠ノ之とはぐれてしまった……
適当にブラブラ歩いているうちに、水着売り場に着いた
私は水着の種類の量に驚いていた
「これが全て水着か」
「この世にはこんなに様々な水着があったとは.....」
とりあえずは学園指定のものがあるから別にいいかと考えていた
しかし
「しっかり気合入れて選ばなきゃねー」
ふと客の会話が聞こえてきて、耳を傾けると
「似合わない水着を着ていったら彼氏に嫌われちゃうもん」
「他のこと全部百点でも水着がカッコ悪かったら致命的だもんね〜」
ズキューン!!
あまりの事実にショックを受けてしまったラウラであった
まずいぞ……嫁に嫌われてしまう……
適切なアドバイスをしてもらうべく、ラウラはある人物に電話をかけていた
「クラリッサ私だ。緊急事態発生」
そう電話をかけた相手とはドイツのIS配備特殊部隊「シュヴァルツェ・ハーゼ」副隊長のクラリッサ・ハルフォーフである
よく色々な(誤った)知識を教えてもらっているため、今回も相談を持ち掛けたのだ
『ラウラ・ボーデヴィッヒ隊長。何か問題が起きたのですか?』
「う、うむ……例の神谷士のことなのだが……」
『あ〜、世界で唯一ISが使える男で隊長が好意をよせている彼ですか』
「そうだ、お前が教えてくれたところの私の嫁だ!!」
『ほおー』
「実は今度臨海学校というものに行くことになったのだが、どのような水着を選べばよいのか選択基準がわからん……そちらの指示を仰ぎたい」
『了解しました。この黒ウサギ部隊は常に隊長と共にあります』
『ちなみに現在隊長が所有しておられる装備は?』
「学校指定の水着が一着のみだ」
『グッハ!何を馬鹿なことを!!確かIS学園は旧型スクール水着でしたね。それも悪くはないでしょうだが....しかしそれでは....』
「それでは.......?」
『色物の域をでない!!!!』
「ならば.....どうする?」
『私に秘策があります』
そう言い目を光らせた
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