IS〜インフィニットストラトス―ディケイドの力を宿す者 ― 二十七話
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「あ、士。ここにいたんだ」

 

鈴達と別れた後、後ろから声をかけられたので振り向くと

 

「お、シャルじゃん……って何?その隣の白いの……」

 

バスタオル?で全身を覆い隠したやつがシャルの隣にいた

 

「ほら、士に見せたら。大丈夫だよ」

 

「だ、だ、大丈夫かどうかは私が決める……」

 

「その声……ラウラか?何やってんの?」

 

「ほーら、せっかく水着に着替えたんだから、士に見てもらわないと」

 

「ま、待て。私にも心の準備というものがあって.......」

 

 

「ふぅ〜ん。だったら僕だけ士と海で遊んじゃうけどいいのかなぁ〜♪」

 

「そ、それは駄目だ……!え、ええい!」

 

バスタオルが宙を舞いラウラの水着が露となった

 

ラウラの格好は黒のビキニ、それもシースをふんだんにあしらった物を着て、長い銀髪をツインテールをアップにした髪型にしていた。

 

普段のラウラからでは想像しなかった格好+顔を赤らめ恥ずかしがっている姿にはかなり可愛いと思ってしまった

 

「わ、笑いたければ笑えばいい……////」

 

 

「おかしなところなんてないよね士?」

 

 

「ああ、可愛いと思うぞ。だから少しは自信を持とーぜ」

 

「なぁ!?そ、そうか私が可愛いのか。そのようなことを言われたのは初めてだ////」

 

これは本当に可愛いな。小動物みたいな感じでやばいな……

 

 

「神谷くーん!」

 

 

「さっきの約束!ビーチバレーしようよ!」

 

「わー、ツッチ〜と対戦〜。ばきゅんばきゅーん」

 

あ〜、そう言えばさっき誘われたな

 

 

「それっ。」

 

 

俺にビーチボールを投げてきたので、それを受け取り人差し指でボールを回してから、リフティングする……

 

「よっと……」

 

お、決まった!

 

って、皆さん?顔赤らめながら俯いてどうしたんですか?

 

「えーと、格好よすぎるんだけど……///」

 

「ツッチ〜……///」

 

「士……///」

 

まあ……いいや

 

「ちょうど人数もあってるし、やりますか」

 

ちなみにこっちのチームは俺、シャル、ラウラとなっている

 

 

てかいつの間にかギャリーがかなり増えている

 

 

「ふっふっふっ。七月のサマーデビルと言われたこの私の実力を……見よ!」

 

 

知らねーーーわ!!

 

「任せて!」

 

 

シャルがレシーブして

 

 

俺がスパイクで決めようとしたが、本音ちゃんがたまたまボールを弾き、

 

 

「アタック!!」

 

 

それをナギさん(茶髪で赤のカチューシャしてる人です)がスパイクを放った

 

それが運悪くぼーっと立っていたらしいラウラの顔にぶつかってしまった

 

 

「大丈夫か?」

 

 

「ラウラどうしたの?」

 

 

俺とシャルがラウラに近づくと

 

 

「か、かわ、可愛いと……言われると、私は……うぅっ////」

 

 

「ひょっとしてまだ照れてたの?」

 

 

「はぁ〜、大丈夫か?」

 

ラウラの顔を覗き込むと

 

 

「っ!?////」

 

 

顔を真っ赤にし、海に向かって走っていってしまった

 

 

「あいつどうしたんだ?これ追いかけたほうがいいかな?」

 

「ほっといてあげたほうがいいよ」

 

 

そっとしとくか……

 

「ビーチバレーですか、楽しそうですね」

 

 

山田先生が来た……水着は黄色のビキニである

 

ただね……うん、これ以上言うとあれだけど……うん、でかいよね

 

 

「先生も一緒にどうですか?」

 

「ええ、いかがですか織斑先生?」

 

そしてその瞬間周りは、ざわついた

 

 

そりゃそうだちふy……織斑先生の水着は黒のビキニでスタイルの良さ、自分に合った着こなし

もうモデルとしてもやっていけるぐらいのレベルの高さだった

 

「織斑先生、モデルみたい」

 

「かっこいい〜」

 

どうやら他の女子も俺と同意見だったみたいだ

 

「先生、私とどうぞ。私交代しますから」

 

「では」

 

「はいやりましょう!!」

 

 

こうして相手側に織斑先生が、こっちには山田先生が入った

 

 

「ねぇ士。士って織斑先生みたいなのがタイプなの?」

 

 

「はぁ?何言ってんだ?俺達姉弟だぜ?……それに俺じゃ釣り合わんでしょ?」

 

 

「はぁ、ライバル多いなぁ……そこに織斑先生まで入ってくるなんて」

 

 

シャルは何故か溜息をついていた

 

「なんか、よく分からんが……頑張ろうぜ。」

 

「はぁ〜〜〜〜」

 

さらに溜息つかれちゃったよ

 

…………

 

まあ、バレーボールはそこそこ楽しかった……

 

「ってか、疲れたわ……」

 

今は、海の家的な店の前のベンチで休んでる

 

カキ氷でも食うかな……

 

「つ、士……」

 

簪が歩み寄ってくる

 

「おっ……かん……ざ……し」

 

やばい……可愛すぎるでしょ……これは

 

簪の水着は水色のビキニタイプの水着で、レースもついており、谷間部分には大きなリボンもついているもの……

 

「あー、簪?その〜……水着、すげー似合ってるぞ」

 

「〜〜〜〜!?/////」

 

「(つ、士〜だから、そんなに、微笑んだら……た、倒れちゃう、よ?)」

 

似合ってるなー

 

「あ、そうそう、簪もカキ氷食うか?」

 

「いい、の……?」

 

「おう、おごっやるよ……何味がいい?」

 

「じゃ、じゃあ……いちご」

 

「いちごね……おじさーん、イチゴとブルーハワイ一つずつね」

 

 

 

 

「ほい、イチゴ」

 

「あ、ありが……と」

 

簪に手渡してから一口……

 

「うめ〜〜!やっぱり夏はカキ氷だよなー」

 

「う、うん……おいしい……」

 

喜んでもらえたなら良かったかな

 

少しして

 

「つ、士……!」

 

「ん?どした?」

 

「そ、その……わ、私も……ブ、ブルーハワイ……一口、頂戴?////」

 

顔を真っ赤にして聞いてきた

 

「ん?別にいいぞ……ほれ、あーん」

 

「……!?///(ま、まさか、士からしてくれるとは……思って、なかった……で、でも……もらっても、いいんだよね?)」

 

そして、一口パクリ……

 

「どうだ?」

 

「う、うん……おい、しぃ……///(か、関節キ、ス……しちゃっ、た……///あ、甘いよぅ〜///)」

 

「じゃあ、簪のイチゴも一口くださいな」

 

「ふぇ……!?……あ、あの……その……あ、あーん///(こ、今度は……士か、ら!?うぅ〜//)」

 

「お、イチゴも美味いな〜」

 

その後も簪と楽しい時間をすごしました……

 

 

 

 

 

 

時間は過ぎて、俺たちは大宴会場で夕食を取っていた

 

ちなみに座席はシャル、俺、セシリアとなっている

 

ラウラはテーブル席で、箒は俺らの反対側にいる

 

「うん、うまい。さすが本わさだな……」

 

「本わさ?これかな?」

 

すると何を考えたのか、シャルはわさびの山をそのまま食べてしまった

 

 

「っ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

 

「お、おい大丈夫かよ!?み、水……ほれ!」

 

「ら、らいひょうぶ……。ふ、風味があって……お、おいしい……ね」

 

 

 

おお、優等生……

 

「っ....ぅ.....」

 

 

何かと思い見てみればセシリアがもじもじしていた。しかも全然箸に手をつけてないようだ

 

 

「どしたー?正座がきついのならテーブル席に行ったほうがいいぞ」

 

 

「へ、平気ですわ……この席を獲得するのにかかった労力に比べれば、このくらい……」

 

後半から聞き取れなかったんだけど

 

 

「??」

 

 

「士、女の子には色々あるんだよ」

 

 

「はぁ……大変だな」

 

 

「う、ぐ……、んっ……」

 

「はぁ〜セシリア、どうしてもテーブル席は嫌なのか?」

 

コクン

無言で頷いた

 

 

「わーったよ。俺が食べさせてやる、それでいいだろ?ほら、昼間ちゃんとクリーム塗ってやれなかったからな……」

 

さすがに見ていられない

 

「それは本当ですの!?そ、その食べさせてくれるというのは!」

 

 

物凄い顔を輝かせながら近づいてきた

 

 

「おう……」

 

「(日焼け止めの事を気にしてくださってたなんて……///わたくしも悪かったのに……どこまで、優しい方ですの?)」

 

 

「んじゃまずは刺身でいいか?」

 

 

「はい!!あっ、わさびは少量で……」

 

はいよ

 

「ほれ、あーん」

 

「は、はい。あー……」

 

 

物事ってのはうまく運ばないもので

 

「あああーっ!セシリアずるい!」

 

セシリアの隣のバレてしまい

 

「神谷君に食べさせてもらってる!」

 

 

「セシリアの卑怯者!」

 

女子達が騒いでいると

 

 

「お前たちは静かに食事することができんのか!!」

 

ほら来た

 

織斑先生の一喝により静まった

 

「お、織斑先生......」

 

「神谷、あまり騒動を起こすな。鎮めるのが面倒だ」

 

「りょ、了解……」

 

そんなに睨まないで

 

俺ばかりよく責められるこれいかに

 

 

「という訳で悪いがセシリア、ここは自分で「ムーーーーー」………」

 

物凄い膨れっ面で俺を睨んでくるが、それはただ単に可愛いだけだぞセシリア

 

 

仕方ないので小声で

 

 

「次でラストだぞ?」

 

「は、はい!!」

 

そしてまた刺身をセシリアに食べさせてやる

 

 

「……////」

 

 

セシリアは顔を赤らめている

 

 

「「「「「あーーーーーーー!!!!!!!!!」」」」」

 

 

ずるいやら、二度もなどと言ってるがこんなもんやったもん勝ちだ

 

あれ?織斑先生……もう、出て行ったのでは?

 

なんで、俺の後ろに立ってるんですか?

 

……笑顔が怖い

 

地獄を見ました

 

 

説明
二十七話
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