ゲイム業界を駆ける炎の獅子 第2話 飛来する獅子 |
やぁ皆さんこんにちわ(ばんわ)、桐谷蓮です。
現在私は、空から落ちています。.....それもかなり高い所から落ちています。
周りを見渡して見えるのは、青い空と白い雲、自分の鞄と一つのアタッシュケースのみ。
どうして、俺がこんな状況に陥っているかというとだね........少し時間を遡る事になる。
?数分前?
「......ネプテューヌ?」
「はい、またの名前を女神パープルハート.........彼女にも鍵の欠片≠探してもらっているのです」
「でも、女神なんだろ?その娘。.......そんな事していて良いのか?」
「本来なら.........ですが彼女はいま女神様だっと時の記憶が無いのです」
「記憶喪失?」
「はい、((守護女神|ハード))戦争で受けたダメージが元で記憶喪失になってしまったのです」
「......君は、その娘に事実を教えてあげないのかい?」
「今の状況じゃ、辛い事実を教えて上げない方がいいかと」
「......確かにな.....じゃあ早く終わらせてあげないとね」
「はい!よろしくお願いします!」
「あぁ任された!」
「....そろそろ時間ですね...では最後に一つ、私からもう一つ、餞別として貴方に武器をお贈りします」
彼女がそう言うと俺の目の前に一つのアタッシュケースが出現した。
「その中に、貴方の武器が入っています。よければ使ってください」
「あぁ、ありがと。こんなにしてもらってすまないね!」
そう言って俺は目の前のアタッシュケースを拾い上げる。
「いいえ!これくらいはして当然、と言うものです」
「そうかぁ?」
「はい、そうなんです!...........では、貴方が助けに来てくれる日を楽しみに待っていますね」
彼女がそう言い終わると同時に俺の視界は真っ白に染まり、俺の意識はそこで途絶えた。
?そして現在?
「いや?.......まいった」
俺は心の中で着地はどうすればいい?.....などと考えていると、だんだん地面が見えて来た。
「もうすぐ地面か.......どうしたものか......」
なんで俺がこんなにも落ち着いていられるのかと言うと.......爺ちゃんの修行を受けたからだろうな。
「なっ!おいおいおいおい、やばいなこれは」
どうも、そんなくだらない事を考えている暇は無いらしい。
俺は、このまま行くと、どうやら湖に落ちるらしい.....それにさっきからだんだん落下速度が落ちて来ている。
普通に考えたら、地面より水に落ちる方が衝撃は少なく、怪我も少ないだろうが、俺の場合は全く違う。
地面の方がよっぽどましだ、だって俺.....かなづち≠ネんだもん。
昔から、何度練習しても全く泳ぐ事が出来ないのだよ?俺。
このまま行って、綺麗に着地したとしても、確実に『さよなら』じゃないか俺。
その後、湖に浮ぶ一人の青年の水死体が発見されました。
『ゲイム業界を駆ける炎の獅子 完。ご愛読有り難うございました』
あぁぁぁ、ちょっと待った!待て!いや待ってください!!
完結するの速すぎだろおい、まだ原作キャラも一人、もとい一冊しか登場してないだろ!
しかも、最後が俺の溺死って完全にバットエンドじゃないか!!
どうにかせねば......って、もうすぐそこじゃん。
もう俺と水面の距離は、300m位に達していた。
「えぇい、ままよ、こうなったらどうにでもなれ」
俺はそう叫び、携帯と音楽プレーヤーをズボンのポケットから取り出し、
隣で一緒に落下している、鞄の中に仕舞う、幾ら奴らが防水でもさすがに水中じゃ持たんからね。
「あとは、((鞄&アタッシュケース|これ))を陸地に飛ばすだけ、と」
少しでも生き残る方で考えたいからな、まずは荷物だけでもカバーせねば。
そして、水面との距離が100m位に達した所で、俺は目一杯、鞄とアタッシュエースを陸地に向かって投げる。
「これでよしと......さぁ?て、どうなるかな俺」
そして、ドボンッ、という音と共に、俺と水面は接触した。
溺れない様に必死にモガく俺が最後に見たのは、こちらに向かって飛び込む長い茶髪の女の子だった。
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注・見直ししてないので誤字脱字が多いかも.... | ||
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