ポケットモンスター ブレイカ― 第一部 第六壊
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【トキワシティ:ポケモンセンター宿場・集団個室A】

 

 

「いやぁ、悪いね。二人だけの空間を邪魔して」

「ペ、べべべ別に私達はそんななかではありませんからぁ!」

 

(なにその否定。少し泣いてるようにも聞こえる不思議)

 

「そ、そうかい」

 

(カナデちゃんがちょっと引いてるじゃないか。バレバレだよ!)

 

 

トキワシティのトレーナー達が止まるための施設。

ここは二段ベットが4つあり4人まで泊まれる。

今日は満員まであと一人と言うまで宿泊トレーナーがいるらしい。

そのためこの三人でこの個室で泊まることになったのだ。

 

「そういや、カナデはどこの出身なんだ?」

「僕? 僕はニビシティ。と言っても引っ越してきたばかりなんだ」

「カナデもか」

「カナデもと言うと。あなたも?」

「ああ、イッシュからな」

「それは遠いところを。僕はホウエンさ」

「ホウエンかぁ。俺のしらないポケモンもいるんだろうな」

「まぁそうだね。僕のポケモンは明日にでも紹介しますよ」

 

カナデはマサムネに対してのしゃべり方は夕食時と違い

丁寧になっている。マサムネの言葉が通じたのかもしれない。

 

「そうか。じゃあおやすみ」

「モグゥ〜」

 

マサムネはシモンと一緒に寝ている。

ちなみにトガミはミズホと一緒に寝ていにない。

以前に窒息死しかけるほどに苦しんでいたらしい。

 

「おやすみなさいです」

「おやすみ」

 

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「ん……む、朝か」

「モグゥ……」

 

マサムネは目が覚めてベットから出る。

 

「おや、カナデがいないな。顔でも洗いに行ったのか?」

「モグリュ?」

 

どうやらカナデはマサムネより先に起きていたようだ。

 

「いい時間だし、ミズホちゃんを起こすか」

 

そう言いながらミズホが寝ているベットに近づくマサムネ。

 

「ミズホちゃん。朝だよ」

「ふみゅう〜」

「起きないなぁ……ミズホちゃん! 朝だって!」

「はぁ〜みゅ!」

「グオボァ!」

 

奇妙な声を発したと思った瞬間

マサムネはミズホに捕まってしまった。

 

「うぉ。こ、これはぁぁぁぁぁ!」

 

これぞトガミが窒息死しかけた技。

『地獄の楽園』である。

 

「く、こんな意志のない状態でやられてもうれしくない!」

 

そう言ってマサムネは『地獄の楽園』を自力で脱出したその時。

 

「ほぇ?」

「あ!」

 

〈ブチュ?〉

 

〈ガチャ〉

 

「ふぅ、やはり朝は少し歩くのが……あ、ごめん。ごゆっくり」

 

〈パタン〉

 

「ふ、ふぎゃあぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「……ふぐぅ」

「モ、モグゥ!?」

 

マサムネはその場に倒れた。

 

「ふぎゃぁ……あ!マ、マサムネさぁぁぁぁん!」

 

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「私のせいで……」

「いや、いいんだよ」

「いやぁ、空気呼んだのにそのまま行かなかったのかい」

「いや、呼んだて……」

 

気を取り戻したマサムネは泣き続けるミズホと

残念そうにしているカナデに言葉をかけていた。

 

「まあ、いい。とりあえず着替えよう。俺は少し席をはずすよ」

「あ、はい」

 

〈ガチャ〉

 

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「しかし。なんかポッポとコラッタの大軍以外と戦った記憶がないな。なんかもっと強い奴と戦いたい!」

「モグっ!」

 

少し戦いに飢えている二人。

マサムネはジャージ姿でポケモンセンター周辺の公園を走っている。

 

「かと言って旅始めだしなぁ。適度な強敵いないかなぁ」

「ならば拙者と勝負するでござる」

「え? 誰?」

「拙者はむしとりしょうねんのカナブでござる」

 

鎧を身にまとったむしとりしょうねんのカナブが話しかけてきた。

 

「バトルの申し込みか? しかし俺は旅を始めたばかりで」

「拙者も旅を始めようとしていたところでござる」

「お、そうなの?」

「うむ。拙者はトキワ出身トキワ育ちの虫好き男児でござる!」

 

何やらかっこいいポーズをとるカナブ。

 

「でもちょうどいいな。まぁジャージ姿で悪いが。朝一バトルと行くか!」

「モグゥ!」

「では行くでござる! 行くでござるカイのしん!」

「ロォ―ス!」

 

カナブはカイロスを繰り出した!

いよいよ戦いが始まる……

 

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「おそいですね、マサムネさん」

「女にも何かあるように男にも何かあるものなんだよ」

 

 

次回に続く

説明
イッシュからやってきましたカントーに!そんでもって旅に行くことになったぜ!突然すぎるだって?お前ら俺を誰だと思っていやがる!よっしゃ行くぜぇ!

というわけで、にじファンより転載です。
原作のストーリーには沿ってない完全オリジナルです。
アニメのように重さ的に持てないポケモンを持ってたりしますが
気にしてはいけません。
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タグ
ポケモン オリジナルストーリー ポケットモンスター 原作より少し前設定 ドリル 

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