仮面ライダーディージェント |
激しい爆発の起きた風都タワーの屋上では、倒れたディボルグとそれを見下ろしているジョーカーの二つの影があった。
空は既に夕方に近づいている事もあってか、橙色に染まりつつある。
「身体が…言う事を聞かないな……。クソッ、ここまでかよ……」
「克也、これで本当にさよならだ」
ディボルグがそう毒吐くと、ジョーカーが変身を解きながら別れの言葉を元相棒に十年越しに言い放った。
互いの必殺技がぶつかり合った時、ジョーカーはディボルグの放った槍に直撃する瞬間にエネルギーを纏っていない反対側の左足で槍を踏み台してもう一度跳躍すると、ディボルグの眼前まで跳び上がって渾身の跳び蹴りを浴びせたのだ。
ディボルグは駆の別れの言葉を聞くと、鼻で軽く笑って駆に仰向けの状態で語りかけた。
「ハンッ、やっぱり駄目かよ…折角地獄の底から戻って来てやったって言うのによ……」
「………」
駆は黙ってディボルグの言葉を聞き続ける。
マキシマムドライブをまともに喰らった今、克也に残された時間はあと僅かだ。だからこその沈黙であり、元相棒としての最後の務めだ。
そしてディボルグも駆が何を訊きたいのか分かっているのだろう。ディボルグは更に紡ぐ。
「お前の言いたい事は分かってる。だから教えといてやるよ、俺をもう一度動かせるようにした奴の事を……」
「流石は俺の相棒だな。俺の気になってる事をすぐに当てる」
「お前は人情が厚いからなぁ…こう言う話には喰い付くのがお前だ」
互いに微笑みの形に口元を歪めながらほんの短いやり取りを打った。
駆は今回のような事件が今後も起きることを危惧して克也を復活させた人物の事を知っておきたかったのだ。
しかし今回の真相を話そうとした時、それは起こった。
[装着者ノ敗北ヲ確認。バーサーカーシステム、起動シマス]
『ッ!?』
一瞬ディボルグドライバーに電流が走ったかと思うと、本来の電子音声とは違う女性の無機質な電子音声が流れて来たのだ。
本来、ディボルグにバーサーカーシステムは搭載されていない。
しかしディボルグブッカーが流れ着いた世界に居たとある科学者がそのシステムを研究・解明して無理矢理バーサーカーシステムを搭載させたのだ。
歩がディボルグブッカーにバーサーカーシステムが搭載されていると分かったのは、その改造がイレギュラーと判断しきれないほどに正確だったからだ。それも、Dシリーズの成長記録機能で追加された物と判断できるほどに……。
そして、更に電子音声からの報告が続く。
[プロセスワン…装着者ノ人格ヲデリートシマス。デリート開始]
そう宣言されると同時にディボルグドライバーから激しい電流が流され、装着者である克也を激痛で苦しめ始めた。
「うっ…!うぐあぁぁぁぁ!!」
「克也!!くぉっ!?」
駆け寄ろうとするが電流が激しすぎて近づこうにも近づく事が出来ない。
「ああぁぁぁぁ!!あ…あぁ……」
やがて数秒と経たずに克也の断末魔が途切れ、ディボルグの身体がガックリと項垂れた。
[プロセスワン、終了シマシタ。プロセスツー…ディボルグノオートコントロールヲ開始シマス]
「な…っ!?」
電子音声の報告が終了すると、ディボルグの身体が生気の感じさせない動作でゆっくりと起き上がった。
[行動基準ヲ現在ディボルグガ滞在スル世界ノ完全破壊ニ設定シマス]
「………」
ディボルグが完全に立ち上がると、黙って槍に備え付けられているカードホルダーからカードを一枚取り出してバックルにセットした。
[アタックライド…ディメンション!]
カードの発動宣言が放たれると同時に槍を床に突き刺すと、ディボルグを中心に次々とディボルグが持っている槍と同型の槍が何本も突き出して来た。
「うぉっ!?克也!どうしたんだ!!」
[ジョーカー!]
迫り来る槍の大群から身を守る為にジョーカーメモリを発動させてもう一度ジョーカーに変身すると、槍の隙間を掻い潜りながら何とかディボルグに近寄ろうと肉迫する。
[滞在世界ノライダーノ接近ヲ確認。撃退ヲ開始シマス]
「ぐあぁぁぁぁ!!」
だがすぐ近くまで来た所でディボルグに触れようとした途端、ディボルグのカウンターの突きがジョーカーの左肩に直撃し、下から生えた槍をへし折りながら吹き飛ばされてしまった。
「ぐ…!かつ…や…!!」
[優先順位ヲ変更。敵対スルライダーノ殲滅ヲ開始シマス]
[アタックライド…スラッシュ!]
ディボルグ…折角救えたはずの克也に声が届く事はなく、無情な電子音声が自分の排除を宣言するだけだった。
麗奈はようやく目を覚ますと、自分が灰色の壁に閉じ込められた状態である事に気が付いた。
確か克也と話している最中に、克也が「もうすぐ駆が来る」と言って麗奈の首筋に手刀を入れて気を失わせた筈だ。
そして目を覚ませばどうやら箱状のケースの様な状態で次元断裂が展開されている事が分かった。
(どうやって次元断裂から出れば…何だか高い位置に展開されてるみたいだし……アレ?ちょっと待って…何でこの壁の事を知ってるの……?)
麗奈はどう脱出しようか検討していると、この壁…次元断裂の事を知っている自分がいる事に気が付いた。
(一体どうして…うっ…!)
『ウアァァァァ!!』
『クソッ!早く止めろ!!』
『無理です!リミッターが破損しています!』
突然頭痛がしたかと思うと、自分の記憶の一部だろうか?何かのやり取りの会話とその風景が脳裏をよぎった。
目の前にはガラス越しに見える何らかの実験室で、真紅と黒のツートンカラーの仮面ライダーと呼ばれる存在が、身体に繋がった何本ものケーブルを引き千切りながら暴れ狂っていた。
そしてその周りでは白衣を着た人達が必死に抑えようと身体にしがみついたりスタンガンで動きを止めようとするが、その意に介さずに次々と人やケーブル、機材を薙ぎ倒していく。
『―――!しっかりして!!―――!!』
麗奈がガラスを叩きながら暴れている仮面ライダーに声を掛けるがまったく止まる気配がない。
恐らくアレに変身している人物の名を叫んでいるのだろうが、そこだけくり抜かれた様に何と呼んでいるのか思い出せない。
やがてガラスを叩く事を止めると仮面ライダーが暴れる部屋に入ろうとこの部屋から出て行こうとするがドアの前で一人の背筋を伸ばした老人が立ちはだかって麗奈の行く手を塞いだ。
『通してください!彼は貴方の孫なんでしょう!?』
『まだだ。まだ実験の成果が見られてないんだ。アレが落ち付くのを待て』
『そんな事をしている間に死んでしまったらどうするんですか!?』
『アァ!!アアァァァァァァ!!!』
老人の冷酷な言葉に抗議していると、ガラスの向こう側に居る仮面ライダーに変化が訪れた。
その身体が徐々にブレ始めて来たのだ。まるで高速で動いた時にできる残像で物体が歪んで見える時の様だ。
『―――!!クッ…!』
またも自分が装着者の名を叫ぶが、やはりそこだけ聞き取る事が出来ない。
どうする事も出来ないのかと思っていたその時、麗奈は克也が持っていた物と同じバックルを取り出して腰に巻き付け始めた。
それを見た老人は慌てて自分を止めようと説得して来る。
『よせ!それの調整はまだ終わっていないのだぞ!?』
『使わないよりはマシです!変身!』
「……!そうだ、思い出した…!!」
確かに克也の持っていたあのバックルは自分の物であり、そして自分も仮面ライダーである事を思い出した。
――――ドゴオォォォォン……!!――――
「な、何…っ!?キャアッ!?」
思い出すと同時に上から爆音が轟き、麗奈を囲んでいた次元断裂が音もなく消えた。
それによって麗奈が床に叩き落とされるかと思われたが、空中で態勢を整えて無事に両足で着地する事に成功した。
戻った記憶の一部ではあるが、どうやら自分は運動神経はかなり良い方らしい。
(何とか上手く行った……。でも、アレは一体誰だったの…?あの老人の孫だって私が言ってたけど…私と彼等の関係は?)
しかし肝心のあのライダーの事が全く思い出す事が出来ず、麗奈は自問自答を繰り返す。
そうしていると部屋のドアが開いて一人の小柄な少女が入って来た。
走って来たのか若干息を乱しており、周囲を見渡すとこちらに気付いたのか駆け寄って麗奈に話し掛けて来た。
「貴女が、来栖麗奈さんですね?」
「え、えぇ…そうですけど、アナタは?」
見た目から自分より年下だと判断してその少女の問い掛けに応じると、少女は息を整えた後に簡単に自己紹介を述べた。
「私は歩って人に頼まれて貴女を助けに来た藤原楓です。後ここに後二人いませんでしたか?」
「それだったら、あそこから上へ向かいましたけど……」
「そうでしたか……。何とか無事みたいだけど駆は大丈夫なの…?」
それを聞いた楓と名乗った少女は、苦虫を噛み締めた様な顔でボソリと呟いた。
先程この少女は歩に頼まれたと言っていたが、何故こんな小さな女の子に頼んだのだろうか?
そう思っていると少女はその考えを読んだのかこちらを一瞥した後に「ハァ…またこれか……」と小さく愚痴を溜息と一緒に零し、敬語を捨てた口調で話し掛けて来た。
「言っとくけど、こう見えても28だから多分アナタより年上よ?」
「え!?あ、その…ごめんなさい……」
目の前に居る少女からのまさかの年上宣言に思わず謝ってしまうと「まぁ、何時もの事で慣れてるし……」と何処か遠い目で明後日の方向を見ていた。
見た目が若すぎると言うのも色々と大変なのだろうな……。
などと若干憐れみの籠った目で正面に居る自分より年下にしか見えないアラサー女性を見ていると、何やら妙な気配がした。
上手く表現は出来ないが、何かが消失したと言うか、何かが目を覚ましたと言うか、よく分からない物だ。
「どうしたの?」
「いえ…今何かが消えた様な気が……」
――――ドゴゴゴゴオォォン!!――――
そこまで言ったところでまたも上から轟音が響き渡り、麗奈の言葉が途中で遮られてしまった。
「ッ!また…今度は何なの!?」
今の音は先程の比ではないほどの大きさで、二人とも思わず耳を塞いで立ち竦んでしまうも、楓が麗奈より先に竦んだ状態から解放されて疑問と驚愕の混じり合った声を発した。
先程感じた気配もあって、何か嫌な予感がする。
その嫌な予感と言うのは楓も同様である様で、眉間に皺を寄せながら天井を見ている。
「貴女はここで待ってて。様子を見て来る」
「あ、待ってください」
そう言って楓は部屋から出ようとするが、麗奈はそんな彼女に声を掛けて呼び止めた。
「私も一緒に行きます」
「……これは遊びじゃないのよ。素人が出しゃばって良い物じゃないの」
「分かっています。でも多分、私がいないと解決できないかもしれない事なんです。お願いします」
そう言って踵を返して再び上へ向かおうとするが、それでも麗奈は喰い付いた。
これは自分でなければ…いや、自分でしなくてはならない事なのだ。
自分が何者かなんてまだよく分かっていない部分もある。だが、これは自分の使命でもある。そう感じたのだ。
「……ハァ、まあ私も駆に迷惑掛けに行くようなモンだし、人の事は言えないか」
「え?今何て?」
楓がボソリと小さく呟いたが、上手く聞き取れなかったのでもう一度訊ねるが「何でもないわ」と言って苦笑混じりに答えた。
「まあ行ってもいいけど自分の身は自分で守るのよ。良いわね?」
「はい!」
ハッキリとそう返事をすると、楓の後に続いて部屋から出て行った。
自分だって、何かできる筈だ。そう思いを胸に秘めて……。
ヴァンが意識を取り戻すと、目の前ではディージェントとエターナルの戦闘が繰り広げられていた。
エターナルは先程ヴァンが倒した筈なのだが今のエターナルには微妙に差異がある。
まず両腕に刻まれた炎が青くなっており、胸部にはいくつものマキシマムスロットが設けられたコンバットベルトが装着されている。
そして一番の特徴は、背後には黒いマントを羽織っている事だ。
そのマントを翻しながらディージェントの蹴りを遮ると、続いて隠し持っていたエターナルエッジを突き出してディージェントに迫る。
しかしディージェントは一瞬で消えたかと思うとエターナルの背後に出現して再び猛攻を仕掛ける。
エターナルの戦い方が先程と違っており、自分が戦ったエターナルとは違うようだ。また別の人物が変身しているのだろう。
一体何がどうなったのか、しばらくその戦闘をおぼろげに見ながら考えていると二体の姿がほぼ同時に消え、あちこちから何かがぶつかり合うような音が連続して聞こえてくる。どうやら高速で動いているようだ。
やがて両者の姿が目視できるスピードまで落ち、展開されていた攻防戦もディージェントが吹き飛ばされた形で終わった。
「グッ!クゥ……!」
「どうなさいましたか?仮面ライダー殿?」
倒れ伏したディージェントに、エターナルは見下したような声色で話し掛けて来た。
あの頭にカチンと来る喋り方からすると、あの井上運河とか言うナスカの男の様だ。
これは流石にこちらも加勢した方が良さそうだが、あの時アノマロカリスドーパントから喰らった攻撃が背中に直撃してしまって血が滲んできているために、動こうにも痛みが激しすぎて身体の自由が利かない。
(クソッ…何でこんな時に限って起き上がれねぇんだよ……!ん…?俺ってさっきまで気を失ってたんだよなぁ?)
ふと自分の不甲斐なさに苦虫を噛み潰したような顔をして悔やんでいるといると、気を失っている間に、声が聞こえてこなかった事に気が付いた。
一体何故?そう考えそうになったが、目の前の状況が状況だ。まずはこちらをどうにかする方が先決だろう。
さてどうするべきか?普段あまり回さない頭を最大出力でフル回転させていると、突如脳裏に何かの情報が流れて来た。
この感覚は、初めてディバイドライバーに触れた時の感覚と似ている。
(ぁん?なんだぁこのシステム…?でもまぁとにかく、まずはやらなきゃ始まらねぇ!)
そう決断すると、右手を伸ばしてその先にあるディバイドライバーを眼前に捉え、手元へ次元断裂を通して空間移動させる。
[カメンライド……]
「変っ…身っ……!」
[ディバイド!]
更にディバイドのカードを取り出してディバイドライバーのスリットに装填してから苦しげな声ではあるものの、変身コードを唱えて手首だけでディバイドライバーを小さく振ると、次元断裂が展開されてその中にヴァンの身体が包み込まれた。
[ディバイド!]
「ん?どうやら目を覚ましたようですねぇ。彼は」
エターナルの呟きにディージェントが今の電子音声が聞こえて来た方を見ると、ディバイドライバーを杖代わりにして立ち上がろうとするディバイドが目に入った。
「クッソォ、イッテェなぁ……」
「大丈夫?」
「全っ然、大丈夫じゃねぇっつうのぉ……。とにかく、目の前に集中しろぉ。俺も加勢してやっからよぉ」
「アッハッハッハ、可笑しな事を言いますねぇ君は。そんな怪我をした状態では碌に立つ事もままならないでしょうに」
ディバイドの援護宣言にエターナルは、聞く人によっては不快感を煽られる笑い声を上げながら更に続ける。
「それに、私は勝負は一対一でしかやらない主義でしてね。例え貴方がまともに動けたとしても、決して相手にはしませんよ?」
「お前の都合なんざ知ったこっちゃねぇよ。こっちはやりたいようにやる。それだけだぁ」
[フォームライド……]
エターナルにそう吐き捨てる様に言い放ちながら、ディバイドは一枚のカードを装填した。
ディージェントにとってそのカード音声は、情報では知っているが初めて聞く音声だ。
(あの音声の場合は確か、ライダーの形態を変えるタイプだった筈……。でもディバイドにそんな機能は…成程、成長記録機能のおかげか……)
どうやらディバイドの成長記録装置が今の状況に適した機能をディバイドライバーに追加し、たった今発現した能力の様だ。
果たして、どんな効果なのだろうか……。
「一体何が起きんのか知らねぇけど、やってやらぁ!」
[ディバイド・ゴースト!]
気合で弱った身体に鞭打ってディバイドライバーを何とか振るい、カードの効果を読み込ませた。その瞬間、ディバイドはその姿の残像を残してヴァンの身体だけが倒れ崩れた。
「ッ!」
ディージェントはすぐさまヴァンに駆け寄って身体を抱きかかえてアスファルトとの衝突を阻止すると、未だに残っているディバイドの残像を見た。
そのディバイドの身体は半透明に透けており、エメラルドグリーンの輝きを放ち続ける自身の身体を見ている。
『ぁん?何だぁこれ…身体が透けてる?ってか何で俺の身体がそこにあるんだぁ?』
若干ノイズ掛かった声でこちらに振り向いて疑問の声を漏らすディバイドを見て、ディージェントの中にこの能力に関する情報が流れ込んできた。
「『ディバイド・ゴーストフォーム』。ディバイドの特殊形態だよ」
「次は貴方が私の相手をするつもりですか?少し変わった能力の様ですが、負けませんよ」
ディージェントが説明をしてる途中で、エターナルがクロックアップで一瞬で目視不可能な速度で半透明になったディバイドに迫るが、何度かエターナルの影がディバイドの身体を通り抜けた後に再び姿を現した。
『うぉっ!?…ってアレ?何ともねぇなぁ?』
「……どうやらその姿、攻撃をすり抜けてしまうようですね」
「それがディバイド・ゴーストフォームの能力です」
ディージェントはゆっくりとヴァンの身体を壁に凭れ掛けながら、エターナルにそれだけ返した。
ディバイド・ゴーストフォーム…装着者の意識をディバイドライバーに転送し、ドライバーとカード以外接触不可能なディバイドのホログラムにディバイドライバーを使わせて戦闘をさせる形態であり、「分割」の役割を果たすディバイドならではの力だ。
ただし、本体である装着者は完全に無防備になってしまうのだ。
他にも本体と距離が離れ過ぎると接続が断たれてしまったり、「ファイナルアタックライド」以外のカードは使えなくなったりと、意外と欠点も多いのだ。
『ふぅ〜ん…ま、要するに今の俺は無敵って事だなぁ?』
ディバイドは何となくと言った感じで理解したのかそうぼやくと、だるそうにエターナルへ剣を向けた。
『ま、こっから先は俺が相手してやんよぉ。このナルシスト野郎ォ』
そう宣言すると、ディバイドはエターナルへ向かって鋭い斬撃を浴びせようと剣を振るった。
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第42話:逆転の鍵はG/バーサーカーシステム、起動! | ||
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独自解釈あり 挿絵募集中 仮面ライダー ディージェント ディケイド | ||
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