ネギま〜スキル持ちの夜天の王〜第13話
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 〜千雨side〜

 

 今日は買い物に行っていて帰るのが遅くなってしまった。

 

 「あぁ〜あ。こんなに遅くなるならアスカにも付き合って貰えば良かったなぁ。」

 

 私は暗い帰り道を歩きながらぼやいた。

 

 「あっ。でもアスカは子供だしな。暗くなるまで付き合わせるのもダメか。というかさっきから私アスカのことしか考えてないんじゃないか?」

 

 そう言って私はアスカが私たちにしか見せない自然な笑顔や、何かを考えている時の10歳の子供がしないカッコイイ表情や括弧無しの話し方などを思い出していた。

 

 「こうして考えると私、アスカが好きなのかも知れない。やべぇ。私、委員長見たくショタになってんじゃん。」

 

 私は自分がショタかもしれない事実にショックをうけた。

 

 ドン!カキン!バン!ドン!バン!ドン!ドン!バン!バン!

 

 「なんだこの音?」

 

 そう言って、普段なら近づかないはずなのに今日の私はどうかしていて音のする方に行ってしまった。

 行った先には変な格好した教師や変な格好した人間が化け物と戦っている所だった。

 

 「ヒッ。なんだよあれは。」

 

 そう言ってばれない様に逃げようとしたが石に躓いて転んで荷物をぶちまけて、化け物とかにばれてしまった。

 

 「なっ!君は!どうしてこんな所に!」

 「早く逃げなさい!」

 

 そう言っていた変な格好の奴らは化け物にやられて動けない状況だった。

 

 「残念だったな小娘。ここで死ねっ!!」

 

 化け物はそう言ってデカい棍棒みたいなのを振り下ろした。私はとっさにアスカの名前を心で叫びながらアスカに貰ったお守りを握りしめていた。

 

 カキン!

 

 「えっ!!」

 「なんだとっ!!」

 

 化け物の攻撃は私を包むバリアみたいなモノによって阻まれた。

 

 「なっ!結界だとっ!小娘貴様っ、術者かっ!ならこの結界が壊れるまで攻撃すれば良いだけだっ!!」

 

 そう言って化け物は他の化け物と一緒に私の周りに張られた結界に攻撃し始めた。

 

 「助けて、助けてアスカっ!!」

 【刃((以|も))て、血に染めよ。((穿|うが))て、ブラッディダガー!!】

 

 その声と共に赤色の何かが化け物達に殺到して行った。

 

 『あはっ!大丈夫?』

 「主。もう少し緊張感を持ってください。」

 

 そう言って、私の前にアスカとアインさんがいた。

 

 〜千雨side end〜

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 〜第三者side〜

 

 千雨が戦闘に巻き込まれ、アスカのお守りが発動する前、アスカは守護騎士たちとくつろいでいた。

 

 「はぁ〜。なんか面白い事無いかなぁ。」

 「ならゲームしようぜアスカ!」

 「良いよ。何する?」

 「ガンダム無双しよう!」

 「わかった。っと、あぁ、ごめんヴィータ用事ができた。」

 

 アスカがそう言うとアインが聞き返してきた。

 「何かあったんですか?主。」

 

 「あぁ、千雨にあげたお守りに掛けていた結界が発動した。ちょっと行ってくるわ。」

 「それならお供します。主アスカ。」

 「あっ!なら私も行く!」

 「いや。俺1人で大丈夫だろから1人で行ってくるわ。」

 「主。せめて1人は連れて行ってくださいっ!」

 「心配性だなアイン。っと、わかったからそんな目で見ないでくれっ!!」

 

 アインはアスカに泣きそうな顔で言った。 

 

 「じゃぁ、アイン付いて来い。」

 「御意っ!」

 「それじゃぁ行くか。夜天の書、セットアップ!」

 〈セットアップ〉

 

 そう言ってアスカは夜天の書を起動させ、八神はやてのバリアジャケットを男性用に仕立て上げたデザインのバリアジャケットを纏った。

 

 「スレイプニール展開。」

 〈Sleipnir〉

 「行くぞ、アイン!」

 「はい!」

 

 そう言ってアスカ達は全速力で千雨のいる方向に向かった。

 アスカが千雨のいる地点の近くに着くとそこからは千雨を守る結界に攻撃している鬼たちの姿だった

 

 「如何しますか、主?」

 「どうするもこうするも、こうするんだ。【刃((以|も))て、血に染めよ。((穿|うが))て、ブラッディダガー!!】」

 

 そういってアスカは鬼たちにブラッディ・ダガーを撃って、千雨の下に行った。

 

 『あはっ!大丈夫?』

 「主。もう少し緊張感を持ってください。」

 「君たちは一体何者だ!?」

 「アスカにアインさん!!」

 『千雨迎えに来たよ?』

 「聞くなよ!!それにしてもよくわかったな?」

 『それのおかげさ。』

 「このお守りの?」

 『そっ。詳しいことは後でね。』

 

 そう言ってアスカは鬼たちの下に行った。

 

 「アスカ君何をするつもりだ!」

 『決まってるじゃないですか。あれを倒すんですよ。』

 「魔法学校の落ちこぼれの君には無理だ!逃げなさい!!」

 『うるさいなぁ。黙ってくれませっんっと。おいおい危ないなぁ、いきなりなんて。』

 「それはこちらのセリフじゃ坊主。おかげでわしを含めて10体以下になってしまたわっ!!」

 『そうですか。喰らえ【ブリューナク!!】』

 「ぐぉっ。」

 

 アスカは鬼たちにブリューナクを撃った。

 

 「あの小僧から殺ってしまえ!」

 

 リーダー格と思われる鬼の命令でアスカに鬼たちが攻撃を仕掛けた。

 

 『喰らえ【ディバインバスター!!】』

 

 そう言って向かってくる鬼たちに砲撃し、機動力に優れたものは何とか避けたがそうでないものは還って行った。

 

 「なんちゅう砲撃や。化け物か!?」

 『酷いなぁ。でもこれで終わらせるよ。【全てのモノよ。闇に、染まれ。】』

 「いけない!!」

 

 そう言って、アインは千雨と自分の周りをおおう結界を張った。その結界は近くに倒れていた魔法先生や生徒も包む大きさで張られた。

 

 『じゃぁ、さようなら。【デアボリック・エミッション!!】』

 〈Diabolic Emission〉

 

 アスカの放ったデアボリック・エミッションは鬼たちを中心に結構な範囲を消し飛ばした。

 

 『さぁて終了終了。』

 「何が終了終了だ!アインさんが守ってくれなかったら今頃はお陀仏してたわ!!」

 『大丈夫だよ。アインに守っといて頼んだもん。それじゃぁ、帰ろうか?』

 「待ちなさい君達!」

 『なんですかぁ?ガングロさん。何にもないなら、いやあっても俺たちは帰りますよ。じゃぁ。さようなら。』

 

 そう言ってアスカは((大嘘憑き|オールフィクション))でデアボリック・エミッションで破壊された物を((戻|なお))し、アインと千雨を連れて((腑罪証明|アリバイブロック))でアスカの家に帰った。

 

  〜第三者side end〜

説明
※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあ

ります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません

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コメント
…………、千雨の救出、やはりテンプレですね。(トッシー)
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