輝神武装/アクロオウ |
1996年7月**日
外の熱気が上がりつつある季節
俺はいつもどおり、爺ちゃんとスクラップをバラしたりバラしたスクラップを寄せ集めてロボット(ハリボテ・ミニ)を作っている
大ジイ)おお、タライ今日はずいぶんカッチョええロボ作ってんなぁ
タライ)あたりまえだい!かっちょいいだけじゃない、メッチャ強いんじゃ!!
大ジイ)なにぃ!?わしの作ったウルトラデラックス・ガイの方が強いに決まっておる!!
ビームも出るし、この巨大パイルバン〜カなんてどんな悪もんが来ても1ころじゃい!!
タライ)なにぃ!?俺のロボは、この剣でだす一刀両断は瞬殺だ!!
二人)ぐぬぬぬ・・・・
実に微笑ましい祖父と孫のやり取りである
最近の家庭では「てれびげぇむ」なのどが普及しこういった遊びをする子供は見なくなった
大ジイは、昔から変わり者でガラクタを集めてきては変な発明をして一人喜んでいた
そのうち、孫のタライも興味を持ち二人でガラクタを集めて日々「発明」をしている
大ジイ)タライ・・
タライ)どした大ジイ?
大ジイ)実はな・・・・この近い将来悪者が日本に来て滅茶苦茶にしていくんじゃ
タライ)はぁ?大ジイついにボケたか??
大ジイ)ドアホイ!!真剣な話じゃ!!
ohon!ええか、その悪者は日本を滅茶苦茶にしたあげく全世界も滅茶苦茶にしてしまうんじゃ。
それでだ、この大ジイその悪者に対抗できるロボットを地価の秘密基地で作っておる!
タライ)へぇーそらすごいすごい
タライは、大ジイの言うことを華麗に受け流し最高傑作になるであろう自分のロボットを組み立てていた
無駄に長い間大ジイとガラクタをいじり倒していたからか、そのロボットの完成度はお店で売られているそれとも
負けず劣らない物であった。
タライ)完璧だべw
タライが自分の作ったロボットにときめいていると突然デコに衝撃が走った
大ジイが俺にハリセンでツッコミを入れてきたのだ
タライ)何すんじゃじじー
大ジイ)人が地球の存続にかかわる話してるときに何遊んどんじゃ!
まぁいい、これからもっとも重要なことを言うぞ
タライ)ん〜なにぃ?
大ジイ)さっき話した秘密基地に入る合言葉じゃ、あと場所もだ
タライ)どうぞ、耳かっぽじってきいてるから
大ジイ)場所は、スクラップ置き場のドラム缶が並んでおいてある右から5メートルにあるドラム缶の下だ
合言葉は、ヨミヨルミルヨルニルだ
タライ)ヨミヨルミルヨルニルね了解・・・・そろそろ晩飯か俺帰るよ大ジイ!!また来週、今週は友達と遊ぶんだ
大ジイ)まったく、気をつけて帰るんじゃぞ!
大ジイは夕日に向かって走り去る孫を見届けながら何かをつぶやいていた
・
・
その数日後大ジイはこの世を旅立った・・入れ歯を喉に詰まらせたことによる窒息死だそうだ
間抜けすぎる最後だ・・葬儀は小さく執り行われた・・
そして俺は高校へ入り1年2年3年・・・・月日は流れていった
そして、高校最後の夏事件が起きた・・・・全世界になぞの宇宙船・ロボットが飛来し世界を火の海にしていった
文字道理「世界の終わり」である
今では日本の一部を含む北よりの国が残るのみとなった
俺の住む場所への侵略も時間の問題だ・・毎日少ない配給で飢えをしのぐ・・・・空腹と疲れでみんなぐったりしている
俺もお腹と背中がくっつきそうだ・・2012年9月15日午前05時51分31秒悪夢が始まった・・・・
日本北部にヤツラが攻めてきた・・みんなが安全な地を求め走る
俺は、その日友達と学校でボランティアに参加していた
空)慌てないでください。護送ヘリには、全員乗れますから!!
りんご)この家族で全員だよ
タライ)俺たちもヘリに・・
最後に俺たちがヘリに乗ったらそれで非難は終了だ、だがあいつらは・・それをさせてくれなかった
俺たちが乗ろうとしたヘリはヤツラの攻撃で跡形もなく消し飛んだ
ヘリがあったであろう場所は深くエグレていた・・そして、空も・・りんごは運よく生きていたが・・大怪我をおっていた
タライ)もう・・嫌だ・・クソっ・・なんだよ・・助けてくれよ・・誰かっ
りんご)だめ・・希望をすてぇ・・・・ちゃ・・だめ
タライ)っ・・希望・・そんな・・
俺は、リンゴの言葉を否定しようとした・・ふと、大ジイの言っていたことが脳裏にかすめた
タライ)あるかもしれない・・希望ってやつが
俺はリンゴをヤツラの攻撃が届かない場所へ連れて行き・・・・俺は例の場所へと急いだ
例の場所・・そうスクラップ置き場だ希望になるかはあやしい
だけど!俺たちには胡散臭くても希望なんだ明日の笑顔へ繋ぐ希望なんだよ!!
タライ)あった・・
俺は唱えた「ヨミヨルミルヨルニル」
地面が人一人通れるほど開く俺は奥へと進んでいく幸い通路は一本道だった
行き止まりの扉が開く・・そこには、鉄の巨人がたたずんでいた・・・・
よく見ると継ぎはぎだらけでお世辞でも、かっこいいとはいえず・・とてもじゃないが世界を救えるようにも見えなかった
だが希望には変わりない、俺は急いで開いていたコックピットに乗り込んだ
コックピットには沢山の電子機器とボタン類が並んでいたが、乗り込むと機械が自動的に動き出し起動準備をはじめる
鉄の巨人用の出入り口のハッチが開き出撃準備も完了した。
「俺たちの最後の希望よ・・どうか・・・・」
カタパルトより出撃後俺は、奴らが攻撃している場所へと急いだ
目的地に到着すると、さっきまであった建造物が無くなりとても殺風景になっていた
奴らが俺に気付くと、レーザーやミサイル・ビットで攻撃をしてきた。
いくつかの攻撃は、かわせたものの残りの攻撃は全て受けてしまった。
機体が異常に重くかわしきれない。
だが、やられる訳にはいかない!!
俺は、やっとのことで大量の同型の奴らを蹴散らした。
タライ)やった、倒せた・・皆・・っ
俺が、奴らを倒せたいう嬉しさに浸っていると
上空から何かが落ちてきた・・奴だ・・だが今回は、さっきまで戦っていた奴とは別の機体だ
その機体はクラゲのよな姿をしていた
飛来後やつは激しい攻撃をしてきた
その攻撃は、奴本体が空間を移動しているかのような挙動とレーザーを用いた攻撃
俺の機体はなす術がない
俺の機体の外装はひび割れ一部砕けている・・・・そして奴のトドメの一撃をくらい沈黙した・・
コックピット内は薄暗くなり各機器は停止した状態になっていた
タライ)負けた・・っ・・俺達・・皆死ぬのか?皆・・皆・・
クソッ!!なんだよ・・大ジイ!!勝てねぇじゃんかよ・・!クソぉ・・
奴らは、俺が撃沈したのを確認すると攻撃を再開した
上空の避難中のヘリ・そして地上の自衛隊車両が灰へと変わってゆく・・
タライ)はは・・全部消えちまう・・全部・・俺のせいだ
突然俺の機体に通信が入ってきた、女性だ・・
椿)・・搭乗員聞こえるか?・・聞こえているなら応答しろ・・こちら、最終生命保守自衛組織「輝夜」・・悪路王搭乗員・・
タライ)聞こえてる・・
椿)こちら、最終生命保守自衛組織「輝夜」司令官「龍宮 椿」だ、お前の名前を教えろ
その女はやたらといばりくさった感じで話してくる、普通なら2・3言返すのだろうが今の俺にはそんな気力は残っていない
俺は「椿」に聞かれたとおりに自分の名前を教えてやった
タライ)タライ・・「禅柳寺 太雷」
椿)タライ・・私の言うことをよく聞け
今から悪路王を実戦闘状態へ移行する
オペレータ良二)司令!まだ悪路王は試験運用段階ですよ?それにまだ、機体拘束具を外した高出力状態にしたことがありません
うまく起動するかどうか・・
椿)かまわん・・今のタライ・・全人類にとってそれしかない
総員悪路王、実戦闘状態へ移行に取り掛かれ!!
輝夜全部隊員)了解!!!!!!!
椿)聞いたかタライ?今からお前の乗っている悪路王を真の姿にする
タライ)真の姿?そんなんで奴らに勝てるのかよ
椿)それはわからない、勝てるかは悪路王に乗っているお前次第だ!!
タライ)俺次第・・・・
オペレーター楓)これより悪路王の拘束具を全排除および全機器数値を正常値まで上昇を開始します
リン)悪路王拘束具拘排除開始・・ぽちっとな
悪路王拘束具全排除完了を確認
ハヤテ)各種全機器数値正常稼働領域まで上昇開始
悪路王各種機器正常値まで上昇完了を確認!!!!シャー!!やったれや!!
楓)悪路王内オペレータと操縦席搭乗員との精神を接続
悪路王内オペレータと操縦席搭乗員との精神接続完了を確認!!
悪路王いつでも行けます!!!!司令!!
椿)タライ・・全人類の命を背負って戦う勇気がお前にあるか?私たちに残された希望はお前とお前の乗る「悪路王」だけだ
タライ)覚悟ならこいつに乗った時からできてるよ!!
椿)なら行け!!私たちと全人類の未来のために!!
悪路王!!出撃!!
タライ)応!!!!!!!!
立ち上がる・・白色の体と怒りに燃える瞳の巨人が
残された全人類の希望を背負い強靭な2足の足で大地を踏みしめる
怒りの咆哮が天を粉砕する
「コオオオオォオオオン」」
異常に気付いた奴は悪路王を眼前にとらえる
先ほど沈黙させた張りぼてが再び立っている・・いや、あれはさっきの張りぼてなのか?いや違うあれは、先ほど沈黙させたあれであって
あれではない!?
あれは何なんだ?
あれは・・・・悪魔
タライ)オォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!
翔る、先ほどと比べ物にならないスピードで天と大地を切り裂きながらやつに向かって
そして、悪路王の拳が奴をエグッた
害体)ギェイエイィィエェイ!?!?
奴は空高く舞い上がり地上に激突する
だが成層圏から落ちたであろうにも奴は、ほぼ無傷であるそれどころか激突後すぐ悪路王に攻撃をくりだす
だが悪路王、難なくそれをかわした
タライ)すごい、すごいよ!!
悪路王内オペレータ/リリス)喜んでいる暇はないわよ
早く片付けないとさらに他の民間人に危害がおよぶわ
タライ)ああ、一気に黙らせてやる!!
悪路王は、間髪入れずに拳と蹴りを入れていく,だがダメージがほとんど行ってない気がする
タライ)クソっなんなんだよ
もろに入ってるのに奴は倒れても起き上ってくるぞ
リリス)シールド・・
タライ)シールド?そんなもん持ってるように見えない
リリス)違うわ
高圧縮のエネルギーを用いた電磁シールド
あれを突破できなければ、ただ単にサンドバックを殴っているようなものよ
タライ)どうすれば!
椿)タライこれを使え、悪路王最終兵器「パイルバンカー」だ
コックピットのモニターにパイルバンカーの使用方法が表示される
後部に背負っているバックパック横に取り付けてあった槍のような装飾がそれらしい
タライ)ヨッシャ!!!!
やってやろう、悪路王!!!!
リン)これより悪路王最終兵器パイルバンカーの使用準備に移ります
悪路王パイルバンカー使用形態へ移行
移行完了
楓)パイルバンカーへエネルギー充填開始
50・・70・・85・・100・・150・・200・・350・・500
600!!!!!!
椿)パイルバンカーの使用は初めてだ、不足な事態が伴うかもしれない・・
リリス)問題ない、私がサポートするから全力で行って
椿)わかった、頼んだぞタライ・リリス!!
タライ&リリス)オウ!!!!!!!!・はい!!!!
タライ)しかし・・パイルバンカーってしっくりこないなぁ
リリス)こんな時に何を言ってるの??
タライ)最終兵器なんだし、こう「ガッッ」っとくる名前がいいよな
リリス)ちょっと?
椿)後で好きな名前を付けるといい
タライ)いや、決めた!!これだ!!
リリス)まったく
楓)出力1000!!!!!!いつでも行けます!!!!!!
椿)よし、タライ、パイルバンカー放て!!!!!!!!
タライ)よぉおし・・・・
悪路王が奴目がけて駆けていく、我らの最後の希望をパイルバンカーにかけ
放たれる必殺の一撃
打ち砕け
悲の涙を流す未来を!!!!!!
タライ)おぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!
奴に思いっきりそれを打ち付け、それが勝利の咆哮をあげた
タライ)パイル・・・・
全人類)(T人T)
タライ)・・・・・・・・
「ブ レ イ カ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
我々の怒りと知れ
神の業火を目に焼き付けろ
害体)ヒィウイギヒーーウーヒェ!!!!????
ゴ・・ヒ・・
火柱が天を超え宇宙へと登って行った
火柱の消えた場所には、我々の悪路王・・希望がたたずんでいた
良二)勝った・・・・・・
ハヤテ)やったぜぇええ!!!!!!
楓)やったー
リン)やりましたね、ぴょんぴょんヽ(´・ω・`)ノ
椿)よくやった
タライ)やった、勝った!勝ったぞ!!
あああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!
タライの雄叫びに合わせて悪路王も雄叫びをあげた
リリス)まったく
まだ始まったばかりというのに
タライ)だって、ずっと倒せなかった憎いヤツを倒せたんだ、うれしいっぺ
リリス)・・確かにそうね
やったね////
こうして、人類の存続をかけた・・本当の闘いの火ぶたが切って落とされた
説明 | ||
※必読 本作品??は、読み物・小説ではありません。 本作は、「ネタ」です 自分の、消えない「トラウマ」の為に作りました。 ※作品補足※ 本作では、日本東北一部と東北より下はなくなっております。 ※震災のキーワードにストレスを感じる方は、閲覧しないようお願いします。 ※母国愛が強い方は閲覧しないでください |
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