IS-W <インフィニット・ストラトス> 死を告げる天使は何を望む
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「ああ、織斑くんたち。まだ教室に居たんですね。良かったです」

「はい?」

 

一夏とヒイロが帰る用意をしている所に副担任の真耶が書類を抱えて教室へとやって来る。

その駆け寄る様子がいかにも小動物チックで生徒の間では真耶の事を『マヤマヤ』とか言われ人気が高い。

 

「えっとですね、織斑くんの寮の部屋が決まりました」

 

そう言って差し出されたのは部屋のキーと部屋の番号が書かれた紙きれ。

ここIS学園は全寮制で全ての生徒が寮での生活を義務付けられている。国防の要となるIS操縦者となると、学生とはいえ将来有望であれば学生の頃からあれこれ勧誘しようとする国がいてもおかしくない。最悪、誘拐されたり命を狙われたりする可能性だってある。この全寮制はそう言った危険から護るための物でもある。

しかしその寮も当然一夏とヒイロを除けば女子しか居ない。そして全員が相部屋。だから一夏たちはそう言った関係で準備が整うまで一週間程は自宅からの通学という予定の筈だんたんだけど…。

 

「俺の部屋って決まってないんじゃなかったんですか?」

「それが色々と事情がありまして。一時的ですが部屋割を無理やり変更したらしいんです。それに、織斑君もいやでしょ?家に帰ってテレビ局の人に詰め寄られるのも」

 

一夏はそれを聞いて

 

(ああ、確かに。多分今日は玄関の前で『入学初日はどうでしたか?』とか『IS学園に入学した今のお気持ちは?』とか質問されるんだろうなぁ)

 

と思った。ヒイロとしてもここ数日、テレビ局の人間が来ていたのでめんどいと思っていた。それに護衛の事も考えると家より寮の方がはるかに安全である。

 

「それとユイくんは申し訳ないんですが…部屋数の関係で…」

 

この言い回しでヒイロは自分にはしばらくの間部屋がないと悟った。

なのでヒイロは

 

「……気にするな。野宿すればいい」

「いえ!!ちゃんと場所はありますよ!!ただ研究室で寝てもらうことになりますので」

 

と真耶はヒイロの言葉に対して驚きながら訂正した。

ヒイロがいきなり野宿と言われてすごく焦ったのであろう。

 

「そう言う訳で、一ヶ月もすれば2人での部屋が用意されますから、しばらくは我慢して下さい。後、もしもの時の簡易ベットも用意しますので」

 

もしも…この言葉は後々に意味を成してくる。だが今は聞き流していい。

 

「そうですか。仕方ないですね。でも荷物とかの準備とかありますんで今日は帰っていいですか?」

 

一夏としては流石に着替えも無しとかは辛いし最近の若い男子は色々と必要な物だってある。携帯電話とか、歯ブラシとか後、大きな声では言えないようなものとかだ…。

また、ヒイロも家に着替えを置いてきているので取りに行く必要があった。最悪はこのまま過ごしても本人は気にしないが…

 

「あっ、荷物なら―――」

「私が手配しておいてやった。有り難く思え」

 

と突然現れた千冬はそう言う。今日は何発も叩かれた所為か声を聞くだけでビクリと身体が反応してしまう一夏であった。

 

「ど、どうもありがとうございます…」

「まぁ、生活必需品だけだがな。着替えと、携帯電話の充電器があればいいだろう」

「十分だ」

 

ヒイロは問題ないようだが一夏は顔を引きつっていた。

娯楽がないのはつらいものがある。そう思っているからであろう。

 

「じゃあ、時間を見て部屋に行って下さいね。夕食は6時から7時、寮の一年生用の食堂で取って下さい。ちなみに各部屋にシャワーがありますけど、大浴場もあります。学年ごとに使える時間が違いますけど…えっと、その、織斑くんたちは今の所使えません」

「え?なんでですか?」

 

一夏は大の風呂好きだ。本人としては大浴場に入りたいのだがダメな理由が思いつかなかった。

 

「…一夏、今の大浴場は女子がいる。一緒に入りたいのか?」

「あー…」

 

ヒイロの言葉を聞いて『そうだった。ここ女子しか居ないんだった。なら男子用の大浴場なんて必要ないよな〜』っと一夏は思った。

無論、男子である一夏、ヒイロが女子と一緒にお風呂に入るのはいくら男に飢えたIS学園の女子でも許さない。だが…

 

「おっ、織斑くんっ。女子とお風呂に入りたいんですか!?だっ、駄目ですよっ!」

 

真耶の妄想は爆発していた。

 

「い、いや入りたくないです」

 

一夏はどんな目に遭うか分かったものではないので否定した。もちろん一夏も男である以上、興味は無いのかと聞かれれば当然あると答えるが、その代償が命となるとやはりNOと答えるのだった。

 

「ええっ?女の子に興味無いんですか!?そ、それはそれで問題の様な…」

「……山田教諭、少し落ち着け」

 

とヒイロまでもが先生である真耶にもの申す事態に発展している。

ちなみに、ヒイロは『先生』とは言わず、『教諭』と言っている。これはヒイロの性格上、先生と言うのがなんとなく変な感じがしたのだろう。千冬も何回も注意したが普段は呼び捨てなのでまだマシだと判断して放置した。

 

「えっと、それじゃあ私たちは会議があるので、これで。織斑くん、ユイくん。ちゃんと寮に帰るんですよ。道草くっちゃ駄目ですよ」

 

校舎から寮まで50メートル位しかないと言うのにどう道草をくえというのだろうか。

IS学園では各種部活動、ISアリーナ、IS開発室など様々な施設・設備があるのだが、一夏はもう日が暮れるしそんな体力は残ってはいなかったので直ぐにでも休みたく、寮に向かったのだった。ヒイロはその後、一緒に一夏の寮までついて行き、もう時間が遅かったので夕飯を買って研究室の方へ行った。

研究室に近づいてきたあたりでヒイロはついつぶやいてしまった

 

「……一夏がいないから久しぶりに食べれる」

 

ヒイロがフッと微笑しながらそう言って取り出したのは『十秒チャージ』だった…

ようは『○イダーinゼリー』である。ヒイロは基本なんでも食べるがヒイロにとって食事はただの栄養補給でしかない。つまり、カロリー摂取ができ、生きるのに必要な栄養素が取れればいいのだ。ヒイロ自身最大で7日間飲まず食わずな生活でも耐えれるので腹いっぱい食べたいと言う願望もなかった。

そのヒイロが気に入ったのが『十秒チャージ』だった。これならすぐに食べ終え、なおかつ栄養が取れる。ちなみにカロリー○イト(フルーツ味)も好きである。

ヒイロにとっては最適な食べ物だった。ただ前に一夏がバイトでヒイロと暮らし始めた最初の14日間、3食全部『十秒チャージ』だったので一夏はさすがにヤバいと感じ、ヒイロもバイト(五反田食堂に)をさせてまともな飯を食わせていた。それ以来、一夏はヒイロの食事を管理していた。

ヒイロとしてはそれも構わないが『十秒チャージ』のほうが早く食べれて好きだったのだ。

そして今、一夏の監視が無くなったことで食べようとしている。

蓋をあけ、『○イダーinゼリー』を食べながら研究室のドアを開ける。

その時同時に開けようとしていたので目の前にいた女の子がヒイロにぶつかって尻餅をついてしまった。

 

「………いたた…」

「…すまなかった。大丈夫か?」

 

その女の子は水色のセミロングの髪形で癖毛は内側に向いていて、スタイルは悪くないが、胸はやや小さい。眼鏡もかけていていた。

いかにも文学少女のような感じだ。

ヒイロは手を差し出した。昔の…“彼女”と会う前の彼と比べたら驚くべき変化だった。

 

「ご…・ごめんなさい!!」

 

と言ってヒイロの手を使わず立ち上がり走り抜けた。

その時、大切なものを落としたことも気が付かず…

 

「ん?…指輪か?」

 

ヒイロは床に落ちていた指輪に気づいた。ヒイロはそれを拾い、ズボンのポケットに入れ、研究室に入った。

研究室の奥には研究員用の簡易宿直室がありヒイロはそこで寝るように言われていた。

ヒイロにとっての最初の一日が今終わりを告げたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

翌朝…ヒイロは朝6時に起床。購買で今日の分の『十秒チャージ』を買うのを忘れていたので寮まで行かないといけなかったので7時までいつもの緑のランニングに長ズボンのジーパンで学園のトラック(1週5km)を走っていた。だがその時も感じていたのは

 

(……視線)

 

そう、昨日からの視線である。もっとも今回のは気配を完全に消しているためヒイロもどこにいるか見当ができなかった。だが長年、MS(モビルスーツ)戦や破壊工作員として鍛えられた勘がそう告げていた。

しかし、またも殺気が感じられない。いや…殺気を出していたらヒイロは場所を特定している。それをしていないとなると向こうは狙う気ではなく…監視であると言う事だ。

 

時間が6時50分になろうとしていたのでヒイロは研究室に戻り、着替えるのだった。

 

寮についたヒイロは購買に行こうとしたときある人物に発見された。それはクラスメイトの女子3人で食堂に行こうとしたときに遭遇したのだった。

 

「あ〜ヒイロンだ〜」

「あ!ホントだ」

「ユイくん」

「…布仏 本音に谷本 癒子、鏡 ナギか」

「うわ〜うれしいな。私たちの名前覚えてくれるなんて」

 

とナギがそう言う。ヒイロはクラスの人間の名前は自己紹介のときに全部覚えている。それは一夏護衛の際、重要になることを知っているからだ。ちなみに癒子とナギは制服に着替えているけど本音だけはピ○チュウのようなキグルミパジャマ(袖はながめ)を着ていた。

 

「ヒイロン〜こんなところで何やってるの〜?」

「…食料の調達をしに来た」

「え?食堂使わないの?」

 

と癒子がそう言うがヒイロにとって食事は前にも言った通り最速で取れ、エネルギーを補給すればいいと思っている。無論、ちゃんと普通の食事も食べる。お茶会も過去にドロシー・カタロニアにさせられ飲んだことがある。(詳しくは新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFISTを読んでもらいたい)ただ食事に執着しななさすぎなのだ。

 

「ああ」

 

と肯定するヒイロ。だがここで認めない奴が一人。

 

「ヒイロン〜私たちと一緒にご飯食べよ〜」

 

本音である。本音はヒイロの腕を取り、食堂の方へ引っ張る。

ヒイロはそんなつもりはなかったがこうされるとどう振り切ればいいか分からないので従うことにした。

 

「織斑くん。隣いいかな?」

 

4人が料理を受け取り、席を探していると丁度よく一夏と箒がいるテーブルが4人座れるスペースが空いていたのでナギがテーブル席に座っていた一夏と箒に聞いた。ヒイロはこの時ご飯としてコーヒーと食パン2枚だった。

 

「ああ、別にいいけど」

 

と一夏がいい、女子たちが一夏の横に据わり始める。ヒイロは一夏の前の席に座ろうとしたのだが、

 

「ヒイロンはここ〜っておりむーって朝いっぱい食べるんだー」

 

と本音の横に強制的に座らされてしまった。ヒイロは難しい顔をしている。それがわかったのは一夏だけだったが…。ヒイロはいかにしてこの本音に捕まえられた手を離させるか考えていた。この手の小動物チックな女子を相手するのは初めての経験で困っていたのだ。

一夏はそんなヒイロを見つつも本音に対する質問に答える。

 

「ああ、俺は夜は少なめにするから朝のほうが多いんだ。ていうか、女子はそれだけで足りるのか?」

 

3人ともヒイロと同じぐらいしかご飯をとっていなかった。

 

「わ、私たちは、ねぇ?」

「う、うん平気かなっ?」

 

女子たちは大食いって思われたくない乙女心からの行動だった。唯一違うのは…

 

「お菓子よく食べるしっ!!」

 

と笑顔で言い切る本音だった。

すると、箒が立ち上がって、食器を持って

 

「織斑…先に行っているぞ」

 

と言って出て行った。

 

「ヒイロ…俺どうしたらいいんだ」

 

と一夏はヒイロに助けを求めたが、ヒイロも女心なんてわかりやしないので

 

「…知らん」

 

としか言えなかった。

そしてヒイロがコーヒーを飲んでいる最中に一夏がふと気が付いて言い始めた。

 

「ああ!!そう言えば俺が用意したわけでもないのにヒイロがまともな飯を食べてる!!」

「ええ?ユイくんってまともなご飯食べてなかったの?」

「ていうかなんでそう言う事織斑君が知ってるの?」

 

と癒子とナギが聞いた。

一夏はヒイロが自分の家の居候だと言う事を話し、さらにヒイロの一般人からは想像できないような食生活も話した。ヒイロは別に問題はないと思っていた。しかし、ここで一夏がとんでもないこと言う。

 

「そう言えば、ヒイロって俺のときは結構反抗するのにのほほんさんだったら何も言わないよな」

 

ヒイロは一瞬焦った。本音の小動物チックオーラによってなぜか言い返せない。先ほども述べたように初めてのタイプの女子なのでどうしたらいいか分からないのだ。

それを一夏に悟られそうになっている。いや…悟られた。

 

「そうか…ヒイロにも苦手なものがあったのか…のほほんさん、今度から飯食いに行くときはヒイロ連れてきてくれ」

「いいよ〜!!」

「…ま、まて一夏」

「ヒイロ、これは決定事項だ」

 

ヒイロの抵抗むなしく、今後ヒイロはしばらくの間、本音と飯を取ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

「織斑。お前のISだが準備まで時間がかかる」

 

SHRが終わり、授業が始まろうとしたとき、千冬は一夏にそう言った。一夏は『へ?』っという顔をしていた。理解が追い付いていないのだ。

 

「予備機が無い。だから、少し待て。学園で専用機を用意するそうだ」

「専用機?」

 

一夏はさらに理解をしていなかった。専用機と言う言葉は昨日ヒイロが代表候補の説明で使っていたがいまいち理解をしていなかったのだ。

 

「お前は…まさか専用機が何なのか理解していないのか?」

「はい」

 

パァンッと本日最初の一撃をもらった一夏に千冬は呆れながらも指示する。

 

「教科書6ページ。音読しろ」

「え、えーと…『現在、幅広く国家・企業に技術提供が行われているISですが、その中心たるコアを作る技術は一切開示されていません。現在世界中にあるIS467機、そのすべてのコアは篠ノ乃博士が作成したもので、これらは完全なブラックボックス化しており、未だ博士以外はコアを作れない。しかし博士はコアを一定数以上作ることを拒絶しており、各国家・企業・機関では、それぞれ割り振られたコアを使用して研究・開発・訓練を行っています。またコアを取引することはアラスカ条約第七項に抵触し、すべての状況下で禁止されています』」

「つまりそう言う事だ。本来なら、IS専用機は国家あるいは企業に所属する人間しか与えられない。が、お前やすでに持っているヒイロの場合は状況が状況なので、データ収集を目的として専用機が用意される事になった。理解出来たか?」

「な、なんとなく…」

 

ちなみに一夏はヒイロがISではないものを持っていることを知っている。ヒイロから身の上を一応聞いているからだ。かつて元の世界で破壊工作員だと言う事も…。ただ自分が護衛されていることは知らないのだが…

 

「あの、先生。篠ノ乃さんって、もしかして篠ノ乃博士の関係者何でしょうか…?」

 

女子の一人がおそるおそる千冬に質問する。千冬はいずればれることだとわかっていたので普通にあっさりと

 

「そうだ。篠ノ乃はあいつの妹だ」

 

と答えてしまったのだ。

現在、篠ノ乃 束は指名手配中の人物。別に犯罪を起こした訳ではないのだが、IS技術の全てを把握している人間が行方不明と言うのは各国政府、機関関係者とも心中穏やかではないだろう。もし、自分たちの知らない所でISを大量生産されて組織なんて造られたら…想像しただけで恐ろしいからだ

しかし、これは篠ノ乃 束と言う人物を把握していないものが考えることである。

彼女は興味のないことには無視する傾向がある。世界なんて関係ないのだろう。

 

「ええええーっ!す、すごいっ!このクラス有名人の身内が二人もいる!」

「ねぇねぇっ、篠ノ乃博士ってどんな人!?やっぱり天才なの!?」

「篠ノ乃さんも天才だったりする!?今度IS操縦教えてよっ」

 

授業中だというのに箒の机にわらわらと女子達が群がっていく。それはまるでお菓子に群がる蟻のようだ。

 

「あの人は関係無い!」

 

教室中に響く突然の大声。

その声に呑まれて箒に群がっていた女子も、そして一夏も何がおこったのか分からない様子でぱちくりと瞬きをしていた。ヒイロだけは平然としている。ヒイロは篠ノ乃 束の事を調べた際、彼女が要人保護プログラムを受けていたことを知っている。これについては後々語られるだろう。

 

「…突然大声を出してすまない。だが、私はあの人じゃない。教えられるようなことは何もない」

 

そう言って箒は黙ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休みになった。一夏は箒を無理やり連れて食堂に行こうとした。

ヒイロは席を立ち、購買で『○ロリーメイト』を買いに行って一夏の様子を遠くから見ようと思っていた。だがここで彼女が登場した。

 

「ヒイロン〜ご飯行こう〜」

 

本音である。ヒイロの袖をまたもつかみ、引っ張り出した。

 

「……わかった。わかったから引っ張るな。布仏 本音」

 

ヒイロはいまだに彼女の扱いがわかってなく、なすがままになっていた。

食堂に行くと、ヒイロは適当にカレーを頼み、本音と一緒に食べていた。

近くでは、一夏と箒が会話しながら食べている。ヒイロの超人的なスペックを駆使すれば声が聞き取れる。そこからヒイロは一夏が箒にISについて教えてほしいと頼んでいると分かった。

 

「ヒイロン〜人の話聞いてるの〜?」

「ああ…すまない。なんだった?本音」

 

と名前で言ってと言われたので名前で言うヒイロ。

本音は趣味丸出しの会話始めた。

 

「お菓子とか好き〜?」

「いや…お菓子というものをあまり食べないからな」

 

そう、ヒイロはほとんどといってもいいぐらいお菓子を食べていなかった。用意されたものなら食べる程度だ。

 

「もったいないよ〜今度一緒にたべよ〜」

 

と誘ってくる本音。その話は後々、別に行うものとする。

本音との約束をして、ヒイロは一夏の様子を見守るのだった。

しかし、ヒイロには懸念要素があった。

一つはいまだに続く視線である。この視線はどうやら授業がない時間の夜以外で感じられる。殺気がないのでほっといているが、さすがにこう2日続くと怪しくてしょうがない。

もう一つは昨日拾った指輪である。おそらく研究室でぶつかった際にその時の女の子が落としたものなんだろうがクラスメイトでない人物だったのでまだどこのクラスか分かっていないのだ。

ヒイロの思いとは裏腹にその後、一夏は箒に剣道の特訓を毎日させられて、そしていよいよ決戦当日になってしまったのだった。

 

 

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次回からオリジナルキャラ登場です.よろしくお願いします

説明
第04話 苦手なタイプ
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タグ
再構築 ヒイロ・ユイ ガンダムW IS インフィニット・ストラトス 

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