ネギま〜スキル持ちの夜天の王〜閑話1
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 〜第三者side〜

 

 アスカが広域殲滅魔法で鬼達を消し去り、((大嘘憑き|オールフィクション))で森だけを直して去った後、その場に居たガンクロを含む数人の魔法先生と魔法生徒は魔法使いのかかり付けの病院にいき2、3日治療を受けた。

 その後ガンドルフィーニは学園長室に今回の事の報告とアスカの事を訊きに来ていた。

 

 「・・・以上が今回の出来事です。」

 「ふむ。アスカ君がのぉ。」

 「学園長。彼の力は一体何なのですか?!聞いていた魔法学校では兄のネギ・スプリングフィールドや他の生徒より成績が良くなかったということでしたが、あれは一般のましてや落ち零れの魔法使いが普通に出来る事ではありません!!」

 「ふむ。その事はいえないから諦めてくれんかのぉ。」

 

 近右衛門はアスカに敵対宣言されている事言ってはいけないと思いそう言った。

 

 「言えないとは如何言う事ですか?!!」

 「言えんものは言えんのじゃ。」

 「如何してですか?!私達も関係者の筈です!教えてください!!」

 

 近右衛門はガングロの気迫みたいなものにおされてしまった。

 

 「わかった。今夜皆を集めて話そう。」

 「わかりました。私の方から皆に伝えておきます。では失礼します。」

 

 そう言ってガングロは学園長室から出て行った。

 

 「はぁ〜。ホンと如何しよう。」

 

 そう言って学園長は胃薬を出して飲んだ。

 

 世界樹のある場所に麻帆良の魔法先生と生徒達が集っていた。

 

 「真名。今日の召集の目的は何だと思う?」

 「さぁ。私としては早く帰りたいね。」

 「そうだな。」

 

 そんな感じでアスカの所から帰る途中によった刹那と真名は話していた。

 

 「ふぉふぉふぉ。皆、集っているようじゃのぉ。それでじゃ、今日皆に集って貰ったのはアスカ・スプリングフィールド君の事じゃ。」

 「学園長。彼が如何したのですか?」

 「ふむ。それを今話すのじゃ。」

 

 落ち零れであるアスカ・スプリングフィールドの事で集って貰ったと言う近右衛門の言葉に疑問を感じた魔法先生が質問した。その質問に答えようとした近右衛門の言葉にかぶせるように人が来た。その遅れて来た人物を見て集った人間は驚いた。

 

 「ふぉふぉふぉ。皆のもの遅れて済まなかったのぉ。」

 「「「「「「「「「なっ!!!!!!!」」」」」」」」」

 

 その遅れてきた人物が今話そうとしていた近右衛門と同じ姿だったからだ。

 

 「如何いうことだなぜ学園長が2人いる!!」

 

 その言葉に初めからいた近右衛門の口調が変わった。

 

 「ワシが本物じゃ。遅れてきた方が偽者じゃ!」

 「何を言う。オヌシこそ偽者じゃろぉ!」

 

 そうして暫らく言い合っていた2人だが初めからいた方の近右衛門は口調が変わった。

 

 『こんな言い合いいつまでしてもするのは面倒だな。』

 

 そう言って初めからいた方はアスカの姿になった。

 

 「「「「「「「「「「?!」」」」」」」」

 「アスカ君。オヌシじゃったか。」

 「アスカ君。どうやって学園長になりすましたのかな?」

 『そうですよ。これは((身気楼|ミラージュプナイル))と言うスキルをつかったんですよ。』

 「それはどんなものなのかな?」

 

 そんな高畑の問いにアスカはいった。

 

 『そんな自分の手の内を明かすまねしませんよ。それより僕のことについての話でしょぅ?』

 「それは・・・。」

 『そんなに言いにくいのなら僕が変わりに話してあげましょうかぁ?』

 

 そう言ってアスカは讀心術を使い近右衛門がこの場で言おうとしていた事を代わりに言った。

 

 「アスカ君!正義の魔法使いを敵に回すとは、君は何を言っているのか分っているのか?!君はあのサウザンドマスターの息子だろ!それにそれは悪のに成り下がるという事だぞ!!」

 

 ガングロはアスカが正義の魔法使いにならないと言うところに噛み付いた。

 

 『正義の魔法使いね。』

 「如何したんだいアスカ君?」

 

 高畑はアスカの何かを考えるかのように、思うところがある様に呟かれた言葉に反応した。

 

 『それじゃぁ、訊きますが“正義”とは何ですか?』

 「決っています!悪魔や妖怪、悪い魔法使いなどと戦う私達の様な人達の事です!!」

 

 アスカの質問に麻帆良の脱げ女の異名を持つ事になる高音が答え、大半の者がそれを肯定した。

 

 『なるほど。では、“悪”とは何ですか?』

 「そんなの決っている!悪は悪だ!!エヴァンジェリン・・・闇の福音の様に人を殺している奴やこの麻帆良に来る妖怪達の事を言うんだ!!」

 

 アスカの質問に今度はガングロが答えた。

 

 『ふぅん。エヴァンジェリンが“悪”・・・か。なら見方を変えてみたら如何だろうか。エヴァンジェリンが人を殺したのは相手が彼女を殺そうと襲って来たからだ。襲って来なければ死ななかったんじゃないのかな?そもそも君達が知っているかは知らないが彼女は望んで吸血鬼になったわけじゃない、彼女を吸血鬼にしたのは魔法使いだ。つまり、魔法使いを“悪”とする見方もある。そもそもだ、英雄と言われている紅き翼にしたって、君たちの嫌いな人殺しの集団だ。』

 「なっ!君はっ!!」

 

 ガングロがアスカに何か言おうとしたがそれをエヴァが横から割って入った。

 

 「アスカ。貴様、人のことをペラペラと。」

 『来てたのかエヴァ。』

 「爺に呼ばれたからな。それと私は自分の事を悪の魔法使いと思っているぞ。人を殺した理由が自己防衛のためだとしても、人を殺したことには変わりないからな。」

 『まぁ、たしかにそういう見方もある。というか大半はそういう見方だ。“正義”とは主観的モノであると僕は考える。相手を“悪”と決め込んだ上で、自分の道理で相手を押しくるめる事を“正義”とする。そこにおいて相手の言い分には耳を貸さない。そこを曲げてはいけないと思う。“正義”とは立場を表す言葉ではない。“正義”とは、貫くものだ。』

 「ははははははは!面白い、面白いぞアスカっ!!。そのMMの元老院の掲げる正義に真っ向から喧嘩を売る意見。面白いぞっ!!」

 『お気に召して貰って何よりだよエヴァ。まぁ、僕が何を言いたいかと言うと、“すべての正義は同時に悪である”という事さ。見方を変えるだけでこの世界は“悪”に満ちている・・・・・・そう考えると、世の中は、また、違って見えてくるものだ。例えばMMの元老院の掲げる正義に則って自分たちの事を正義の魔法使いと言っている奴等も“悪”であるという風にね。』

 

 アスカの言葉を聞いてMMの掲げる“正義”を盲信している者はアスカに反感を、“正義”の魔法使いと言うことに其処まで興味の無いものはアスカの考え方に各々色々感じることがあった。

 

 『・・・まぁ、僕の考えにあなた達が如何思おうと僕は((自称正義の魔法使い|元老院の犬))を螺子伏せるだけだけどね。』

 

 そう言ってアスカは((腑罪証明|アリバイブロック))を使いエヴァと共にその場から去っていた。その後学園長が解散の指示を出し解散となった。

 

 〜第三者side end〜

説明
※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。
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コメント
大嘘憑きというスキルは酷いですね…。原作のネギ達を真っ向から否定できる能力…、いろんなSSで使われてますがこれはヒドイ…(トッシー)
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