死にたがりの第三十七話 ギャグからシリアスに発展する事ってあるよね
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あらすじ

 

 

友達と旅館に泊まりに来て、温泉から上がったら、アルフに会いました。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「あの子ら、アンタの友達かい?」

 

 

「あ、はい。そうですよ」

 

 

「……そうかい……」

 

 

「どうしたんです?アルフさんらしくないですね」

 

 

何故こんなに俺とアルフさんが親しいかは。

番外編の方をご覧いただければと。

あれから何回かアルフさんとは交友を交わしております。

 

 

「……アニスは何も言わないのかい?」

 

 

「何がです?」

 

 

「私があの子らに……いや、あの子に絡んでた事に」

 

 

「……知ってますよ。なのは……あの三人の中で魔力がかなり高い子の事でしょ?」

 

 

「まぁ……ね……」

 

 

「アルフさんが何を思っているのか知りませんけど。俺はとやかく言う筋合いは無いですよ。俺はジュエルシード何て興味ありませんし、どうでも良いのです。例え、友達が魔導師で、フェイトちゃんと取り合いをしていても、俺にも口を出して良い権利何て存在しません」

 

 

これはマジな話だ。

なのはがやると決めた事に、手を貸す意味も権利も。口を出す権利も何処にもありはしない。

これはなのはの問題であって、俺の問題ではない。そして、これはフェイトにも言える……けど。

 

 

もし、フェイトがジュエルシードを集めることが嫌……って言ってくれたら、俺は全力でフェイトを助ける。

プレシアに良いように使われて、最後は捨てられるなんて。俺は是非としない。

 

 

でも、今助けようとしても、今の俺じゃ無理だしな〜。

いや、攻撃とかなら魔法を見れば全て分解できるからどうとでもなるけど、フェイトん家の座標しらねーしな。

 

 

「そうかい……」

 

 

「別にアルフさんが気にする事でもないでしょうに」

 

 

「一応アンタの友達じゃないかい、少し負い目もあるんだよ。まぁ、今感じてる事だけどね」

 

 

「みぃー、それは今日この場に俺あいなければ良かったと言う意思表示と取っても良いのですか?」

 

 

「ち、違うよ!それはアンタが勝手に感じてる事じゃないかい!」

 

 

「あはは!冗談ですよ冗談。それよりも、アルフさん達が止まってる部屋ってここですか?」

 

 

「あ、そうだよ。遠慮なく入って入って」

 

 

いや、遠慮も何も……ここアンタの家じゃねぇから。

まぁ、気にしないで開けて入ろう。

 

 

俺は戸を開けて中に入る……が。

 

 

「あれ?フェイトちゃん、居ないみたいですけど」

 

 

「あら……ホントだ……。う〜ん、あれほど部屋で休んでって言ったんだど、まだ探してるのかね〜」

 

 

「探してるって、もしかしてここら辺にジュエルシードが?」

 

 

「あ、そうだよ。ちょっとそこら辺を探してくるから、アニスも探してくれないかい?」

 

 

「はーい」

 

 

俺は仕方ないので、散策を開始する。

つか、旅館用のこの和服?子ども用でも凄く大きいので歩きづらい。

ちくせう、こんな事だったらちゃんとした服着るんだった。

下がスースーするよ……って……スースーする?

 

 

「はわぁ!?スパッツ穿くの忘れてた!?あうあうあう……」

 

ヤバい……普通のパンツ穿いてきちゃった……。

ヤバい……恥ずかしい……スパッツ無いとどうしても恥ずかしい……。

 

 

「そ……それよりも、フェイトを探さねば……」

 

 

森の中に入っては見たものの……さて、何処に居るのでしょうか?

取り敢えず、木を揺すってみる事に。

 

 

ユサユサユサ。

 

 

「キャッ!」

 

 

……あれ?何か冗談で木を揺すったら当たっちゃった。

今の短い悲鳴、間違いなくフェイトだよね?

 

 

「だ、誰!?」

 

 

「ヤッホー、フェイトちゃん」

 

 

「ア、アア、アニス!?どうしてここに!?」

 

 

「いやぁ、今日は友達とここに泊りに来たんですけど。さっきアルフさんに会ってさ、フェイトちゃんが何処かに居るから探して会ってくれって言われたですから探してました」

 

 

「そ、そうなんだ……(あぁ……アニス可愛いよぉ……。今着てるのって、この世界の文化の服なのかな?サイズが合ってなくてブカブカだけど、そこがまた良い!愛くるしくて良い!)」

 

 

「それよりも、どうして木の上なんかに居たんです?」

 

 

「あの……サーチャー飛ばしてたんだけど、もう少し上の方にし掛けたかったのもあったし、少し場所を確認してたんだ(変な子って思われてないかな!?大丈夫かな!?)」

 

 

「やっぱりここにもジュエルアシードあるんですね……」

 

 

「うん……そうみたい(あぁ、シュンってならないで!私が絶対にジュエルシードを封印するから!被害無く封印するから!あの白い魔導師も蹴散らすから!)」

 

 

「……あの、そっちに行っても良いですか?」

 

 

「あ、うん!良いよ。(やった!アニスが近くに来る!こう木の上って狭いから、抱き着いちゃっても大丈夫かな?……いや、危ないからやめておこう。それでもしアニスが落ちちゃったら大変だ)」

 

 

何か上で葛藤したんですけどこの人。

……まぁ、フェイトが何考えてるか分からんので無視する事に。

 

 

「よいしょ……よいしょ……」

 

 

「大丈夫?(一生懸命に木に登ってるアニスも可愛い!!)」

 

 

「あう……ごめんなさい……これ以上登ったら、この浴衣?が着くずれしちゃいます。しかももう帯が取れて……どうしましょう……このままだと裸になってしまいます……」

 

 

「え、えぇ!?(は、裸……アニスの裸!み、見たい……凄く見たい……でも……ここではまずい……人目が気になっちゃうし……何より他の人にアニスの肌を見られたくない!)」

 

 

「どうしましょー……」

 

 

「わ、私が下に降りるから、そのままアニスは手を放して!受け止めるから!」

 

 

そう言って、フェイトはそのまま木から降りて、俺の下に来る。

あんたすげぇな。結構この木高いのに、そのまま着地ですか。すげぇな。

 

 

「も、もう良いですか?」

 

 

「うん、大丈夫だよ!」

 

 

「わ、分かりましたー!」

 

 

そして俺は落ちたのだった。

 

 

ポスッ。

 

 

「っと……」

 

 

「……あうあう……すみませんフェイトちゃん、お手数をおかけしました……」

 

 

よし、何とか助かった。

つか良く持てたな……まぁ、俺軽いし、衝撃は然程ないだろう。

 

 

「ア、アニス……」

 

 

「い……言わないでください……」

 

 

とりま、帯が取れて、お腹丸見えのパンツモロ見えです。

死にたい、羞恥死って奴ですかね?もの凄く死にたいです。はい。

 

 

「………………」

 

 

「ジッと見ないでください!」

 

 

俺はフェイトの腕から飛び降り、逃げるように走る。

そして少しフェイトから間を置き振り返って一言。

 

 

「フェ、フェイトちゃんの……変態……」

 

 

そしてまた走り出す。もう俺はお婿に行けない!

あ、帯忘れた……どうしましょう……。

 

 

一方フェイトは。

 

 

「………………」ボタボタ

 

 

鼻血を出し、恍惚の笑みを浮かべ、立ちながら気絶をしていました。

やれやれ、この世界では変態しかいないのか?(←元凶)

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「ハァッハァッ……うぇっ……」

 

 

フェイトかた逃げ出したアニスです。

走ったらかなり体に負担が掛かりました。軽く口の中が鉄の味してるのは気のせいでしょうか?

それにしても、やはりあそこで裸になってしまったのは痛い……。

 

 

フェイトから記憶を消したいのだが……う〜む、止めておこう。

これは一刻も早く黒歴史化しなくてはならない様だ。

 

 

さて、帯どうしようかなコレ。

まぁ……手で押さえてるから大丈夫だけど、部屋戻ったら大変な事になりそうだねこれ。

 

 

「それにしても……何か、嫌な予感がするんだけど、今回のジュエルシードの件」

 

 

別に、ジュエルシードが暴走する……ってわけでもなさそうだけど。

少し……不安になって来た……。

何でだだろう?今日に限って、この胸騒ぎは……。

 

 

何か……起きそうな気がする……。

説明
温泉にやって来た高町家とその友人のアリサとすずか、そしてなのは達に誘われてやって来たアニスとアンク
そして、偶然にもなのは達が泊りに来た宿に、フェイト・テスタロッサの使い魔、アルフが現れた


アニスはアルフに着いて行き、フェイトに会いに行くのだが……


……真面目に作品の説明したかったんだけど、俺も良く分からない、真面目にした結果がこれだよ!
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