転生物語 第1章 遊戯王GX編 第1部 セブンスターズ×■■■■■編 第6話 |
第6話 三位一体 VS天上院 明日香 遊輝編
Side遊輝
「「デュエル!!」」
さあて、今回のデッキはこいつだ
E・HEROデッキのうまい使い方を見せれるように頑張るとしますか
「俺のターンからいかせてもらう!ドロー!!
俺はE・HERO(エレメンタルヒーロー)フォレストマンを守備表示で召喚!
カードを1枚伏せターンエンドだ」
「おお、俺の知らないヒーローだ!今度それでデュエルしてくれよ!!」
いきなりそれか
まあ確かに見せたのはエアーマンと属性融合ヒーローくらいだったけど
「はいはい、また明日な」
「約束だぜ!」
「そろそろいいかしら?私のターン、ドロー!
マジックカード 融合!
手札のエトワール・サイバーとブレード・スケーターを融合しサイバー・ブレイダーを召喚する!」
いきなり来たな、サイバー・ブレイダー!
融合モンスターの割には低い攻撃力を除けば強力なモンスターだな
敵が1体なら戦闘破壊無効化、2体なら攻撃力倍加、3体なら魔法・トラップ・モンスター効果が聞かない
条件が条件だけど結構強力なモンスターだよな
「行くわよ!サイバー・ブレイダーでフォレストマンに攻撃!!」
十代の時と同じようにグルグル、回りながら回転蹴りをしてくる
だが、さっきと違って足の部分が全体的に残像になってるな
うん、これなら違和感がない
「その瞬間、トラップ発動!ヒーローバリア!
このカードは俺のフィールドにE・HERO(エレメンタルヒーロー)と名のついたモンスターが存在するとき発動できる!
サイバー・ブレイダーの攻撃を無効化する!」
フォレストマンに繰り出された回転蹴りは当たる寸前で見えない壁に阻まれる
これでフォレストマンは守れるな
久しぶりだな、E・HEROデッキで初期手札に融合がないなんて
「まあいいわ、私はカードを1枚伏せターンエンドよ」
「俺のターン、ドロー!
更にフォレストマンの効果でデッキから融合を加える!
さらに手札から融合発動!手札のネクロダークマンとブルーメを融合!
来い!E・HERO(エレメンタルヒーロー)エスクリダオ!!」
一瞬、ネクロダークマンとブルーメが現れると混ざり合い融合される
そこに闇が現れ、それが割れると中からエスクリダオが現れた
「エスクリダオの効果、こいつの攻撃力は墓地のE・HERO(エレメンタルヒーロー)の数×100ポイント上がる
つまり敗れ去ったヒーローたちがこいつに力を与えるのさ!ダーク コンセントレイション!!」
俺の墓地からヒーローたちの幽霊みたいのが現れエスクダリオを包む
一種のオーラにも見えるな、攻撃力が2700に上昇したな
「パ・ド・トロワ、あなたのフィールドに存在するモンスターが変わったことによりサイバー・ブレイダーの効果も変化するわ
サイバー・ブレイダーの攻撃力は2倍になる、つまり攻撃力4200よ!」
「わぁお」
痴女がでっかくなったな、体長3mくらいか?
しかも、メタボ気味になってる気が…
【(メタボですね)】
「(そうだな)メタボだな」
「メタボっすね」
どうやらダイヤも翔も同意見らしいって…
やべ!口に出しちまった!!
「どこがメタボよ!サイバー・ブレイダーの何処が!!」
胴体とか脇腹とか二の腕とか太ももとか…
挙げればきりがないな
若干、取巻きの二人も顔が引きつってるぞ
「サイバー・ブレイダーがメタボかどうかはこの際どうでもいい!
モンスターの攻撃力の差が勝敗を分かつ絶対条件でないことを見せてやる!!
これがヒーローの戦うべき舞台 摩天楼―スカイスクレイパー―!!」
湖に巨大なビル群、摩天楼が現れる
そのビルの屋上の一つにエスクダリオは立つ
「無駄よ!スカイスクレイパーによって攻撃力が上がっても3700!
サイバー・ブレイダーの攻撃力には届かないわ!!」
「ああ、分かってるさ
だからこそのこのカードだ!H―ヒートハート!!
このカードによってエスクリダオの攻撃力は500ポイント上がり3200!
スカイスクレイパーの効果によって攻撃力が1000ポイントアップし4200だ!!
行け!エスクリダオ!! Dark(ダーク) skyscraper(スカイスクレイパー) diffusion(ディフュージョン)!!」
エスクダリオの足に闇が集束していく
そしてビルの上からジャンプをしてサイバー・ブレイダーの胸、心臓部に向かって蹴りを繰り出す
その足の先は闇がビームソードのようになっている
そしてそれはサイバー・ブレイダーに当たる
だが、それだけでは終わらず右腕の肘と左足の膝でサイバー・ブレイダーがエスクダリオを挟むようにして攻撃する
そして同時に2体が消滅する
「カードを伏せターンエンドだ!」
エスクダリオを犠牲にしたがサイバー・ブレイダーは消せたな
さて次のターン、どう出てくるものか?
「私のターン、ドロー!
マジック発動!強欲な壺!2枚ドロー!!
更にマジック発動!天使の施し!!3枚ドローし2枚捨てる!!」
は?何このドロー加速?
此奴ってこんなにアニメでドロー運高かったか?
いや、現実の世界だから違うのは分かってるけどこれは…
「更に死者蘇生を発動!墓地のサイバー・プリマを復活させるわ!!
サイバー・プリマの効果発動!このカードが召喚された時フィールド上のマジックカード全てを破壊する!」
うげぇ!マジか!?アニメ版効果かよ!
OCGだったら生け贄召喚の時だけなのに…
「さらにトラップ発動!リビングデッドの呼び声!サイバー・ブレイダーを復活させるわ!!
そして、サイバー・チュチュを通常召喚!速攻魔法 プリマの光を発動するわ!!
サイバー・チュチュを生け贄に2体目のサイバー・プリマを特殊召喚!!」
はあ!?十代並みのチートドローだったのか?
何でこうも都合よくカードが来るんだ!?
サイバー・ブレイダーと2体のサイバー・プリマって
「行くわ!これで止めよ!!
サイバー・ブレイダーでフォレストマンを攻撃!グリッサード・スラッシュ!!
そして2体のサイバー・プリマでダイレクトアタック!終幕のツインレヴェランス!!」
フォレストマンがサイバー・プリマに蹴り飛ばされ消え失せる
そこから2体のサイバー・プリマが爪を立てながら迫ってくる
確かにこのままなら負けるな
「ふん、入試で試験官を倒したからっていい気になって
所詮オシリス・レッドの連中がオベリスク・ブルーに勝とうなんて思うこと自体とんでもない思い上がりだわ!」
「御気の毒に、これで退学決定ね」
「僕の事はどうでもいいんだ
だって僕何も悪いことしてないし、でも…
僕を助けに来てくれた遊輝君が馬鹿にされるのは許せないよ!!」
「よく言った翔!それでこそ俺の友達だ!!
まだデュエルは終わりじゃねえよ!トラップ発動!ガード・ブロック!!
片方のサイバー・プリマによる戦闘ダメージを0にして1枚ドローする!」
4000−2300=1700
そう、このままならな
トラップを伏せないわけないだろうが!!
「っく!だけど、次の私のターンであなたは終わりよ!」
「どうかな?俺のターーーン!ドローーーーー!!
来い、壺男 E・HERO(エレメンタルヒーロー)バブルマンを召喚!!
その効果により2枚ドロー!!」
来た!これで勝ちは決まった!!
「融合発動!バブルマンと手札のクノスペ、フォレストマンを融合!
三位一体!!融合召喚!!!X・HERO(ヴィジョンヒーロー)!トリニティー!!」
3体のヒーローが混ざり合い赤く角があるヒーローが現れる
此奴の能力を考えればわからなくもない見た目だな
ト○○○ムじゃないのは残念な気がするが
「E・HEROじゃない!?」
「X・HEROなんて初めて聞いたけどかっこいいぜ!」
「そうか、これで止めだ!
トリニティーの効果発動!融合召喚に成功したターン、こいつの攻撃力は2倍になる!」
「な、2倍ですって!?」
「それだけじゃない!融合召喚に成功した此奴は1回のバトルフェイズに3回の攻撃が可能だ!」
トリニティー、その意味は三位一体
キリスト教における教義の一つであり父なる神、キリスト、精霊は同じ尊さを持ちながら同一のものであるという考え
その三位一体と言う言葉が意味するかのように3体のヒーローで融合召喚する此奴はそれ以外の時に比べ3倍の性能を持つ
さあ…
「さあ、女王の実力とやらは見れた
これが本当の終焉だ!トリニティーで3体のモンスターに攻撃!!
トリニティー・トリプルクラッシュ!!!」
4000−(5000−2100)−(5000−2300)−(5000−2300)=−4300
本来、その効果であるパ・ド・ドゥで破壊されないはずのサイバー・ブレイダーも砕け散る
そしてその爆風は明日香にも届く
「うきゃああああああああああ!!」
「明日香さん!」
「大丈夫でございますか?」
闇のデュエルじゃないし大丈夫だと思うが
そりゃあ多少のフィールドバックはついてるがな
「やったあ!」
「ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ!」
「こら!俺の決め台詞奪うな!」
ケチだな、十代
それから船を近づけ話を始めた
「約束通り、翔は連れて帰るぜ」
「どうぞ、約束は守るわ
今日の事は黙っててあげる」
「ふん、マグレで勝ったからっていい気にならない事ね」
「そういうのは俺のメインデッキを出させてから言うんだな」
「な!?あれでメインデッキじゃないですって」
まあな、俺のメインデッキは性能がおかしいのしかないから
そのせいで使うに使えないんだけど
「そういうことだ、それと話がある
いったん女子寮側に下りて構わないか?重要な話なんだが
この件にかかわる者にとってものすごくな」
「いいわ」
それから俺たちはいったん女子寮側に降りた
「ますはこれを見てくれ」
「どこからそのノートパソコン取り出したのよ?」
「暗器だ、突き詰めれば此処までできる」
嘘だ、俺に暗器の技術はない
本当はスキマ擬きから取り出したからな
「このUSBメモリを入れて…このファイルだ!」
【あのドロップ・アウト・ボーイズ、よくも恥をかかせてくれました〜のね】
羽ペンで便箋に文字を白面教頭(クロノス)が書いてる映像とともに音声が流れる
【このままで済むと思ったら大間違いです〜の!
マナンゾーネ、マネンゾーネ】
便箋を手紙に入れ口紅を塗る白面教頭(クロノス)の映像が流れる
【うううん、ブチュ!これでよしっと
オホホホホホホホ!】
口紅を塗った唇で手紙にキスをする白面教頭(クロノス)の映像が流れる
「こ、これは!?」
「偽ラブレターを作ったのはクロノス教諭!?」
「その通りだ!説明する暇がなかったからこうして今になってしまったがこれは事実だ
ちなみに俺がこの映像を持ってる理由はエリート主義者のクロノスを見張るために盗聴器と盗撮器を仕掛けたからだ
いろいろ俺も犯罪を犯しているが頼むから気にしないでくれ」
盗聴に盗撮とかもろ犯罪だしな
「分かったわ、で、クロノス教諭はどうしましょうか?」
「どうしましょうか?、って明日香さん!
この映像を提出して首にしてもらえば…」
「それは無理だと思いますわ
クロノス教諭はここでも地位があり長年勤めてる教師ですわ
私たち一生徒の訴えなんて握りつぶす可能性もありますわ!」
「だったらどうするのよ!?」
取巻きの二人がヒートアップしちゃってるな
それに握りつぶすって…そんなに権力あったのかよ
「こんなことしてアニキをはめようと!でも、手紙は二つあったけどその残りは?」
「それなら俺のところに来た!」
「「「「「え!?」」」」」
十代を含めた5人が俺の方を向いて驚いてるな
まあ、それも無理がないか
「俺のところにも来た
これがその実物だ」
そういて俺が俺のところに来たラブレター(笑)をみんなの前にだす
「どうして?」
「え?」
「どうして遊輝君は行かなかったすか?」
「簡単に言うと字だな、汚すぎる
俺さあ、中学生の頃にクラス、いや学校で一番字が汚いって言われててさ
そんな俺よりオベリスク・ブルーの女王と呼ばれている明日香の字が汚いわけがないだろ?
自画自賛かもしれないが此処まで俺は字が汚くない」
「成程、そういう考えもあるわね
確かに学校一事が汚いって言われてた自分より私の方が字が汚いなてありえないって思うのは納得するわ」
「それに何よりもこの映像を見たらな」
「「「「「ああ……確かに」」」」」
全員がハモったという奇跡的な瞬間かも
「それで今後、クロノス先生はどうするんだ?」
十代がそうみんなに聞く
俺はアイデアあるし言ってみるか
「こういうのはどうだ?白面教頭(クロノス)がこういうことをしたら証拠を集めていって
たまったら一気に提出する、勿論白面教頭(クロノス)の態度次第では出さなくてもいいようにしてもいいし」
「それがいいわね、この映像が偽物だって言われたら証拠がないわけだし
クロノス教諭が更生したならそれでいいし」
「そして最後だ、おそらくもう逃げただろうが白面教頭(クロノス)はおそらくここにきている」
「どういうことよ?クロノス教諭が来ているって」
「よく考えてみてくれ、なんでこの場に俺たちを呼びだそうとした?
痴漢として捕まえようにも女子から逃げられてしまっては証拠は残らない
だとしたらだ、此処で証拠を取るためにスタンバってるはずだろ?
どうせ、カメラを構えながら
「此処は女子寮の風呂場の裏な〜ので〜す
そうとも知らず此処にやって来るドロップ・アウトボーイ〜ズの姿が目に浮かびます〜の
そこをパチリと!写真を撮れ〜ば誰から見て〜も女風呂をのぞ〜く痴漢ボーイ〜ズに見えるはずなの〜ね!
ドロップアウトボーイ〜ズは退学、この学園からおさらばと言う訳ね」
とでも思ってたんじゃないか?」
「成程…ちょっと待って!それってクロノス教諭が…」
「そうだな、クロノス教諭が覗きの犯人だろ
恐らく翔が来たことに驚いて大声を出したところを見つかったんだろう
それでちょうど翔が捕まってしまった
証拠がないがこう考えれば不思議はなくなるんじゃないか?」
「確かにそうみたいね!あのおかっぱあ!!
教師のくせに私たちを覗いたのね!証拠があれば捕まられるのに!!」
「ジュンコさんの言うとおりですわ!」
「その通りだよ!おかげで僕は酷い目にあったし女子のみんなは覗かれたんだ!!
僕の事を散々罵ってくれた女子たちだけど覗きなんて許せることじゃない!!!」
翔、男前じゃないか
「あなた、なかなかいいやつじゃない
ごめんなさい、勘違いしてたとは言えあんなこと言ったりして」
「私もすいませんでしたわ、貴方もいい男ですわね」
「そ、そうかなあ…
僕も行かなければ紛らわしいことになんなかったんだしお互い様ってことで…」
何か3人も和解したみたいだな
これはひょっとするとひょっとするかもな
「さあて、対策も決まったし、和解も終わった
このデータの元データは俺も持ってるしこのコピーは渡しておく
それじゃあ、そろそろ寮に戻るか」
「「そうだな(っすね)」」
【(流石マスターですね、旨く皆に説明してましたよ)】
「(ありがとよ、ダイヤ)」
それから俺たちはそれぞれの寮に戻っていったんだ
sideauto
明日香との勝負も終わり寮に帰った遊輝たち
そして遊輝は夢の中でとある依頼を受けるのだった
さて次回は 石崎 遊輝 VS 光と闇の竜
《サイバー・プリマ》アニメ効果
星6/光属性/戦士族/攻2300/守1600
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
フィールド上の魔法カードを全て破壊する。
《E・HERO(エレメンタルヒーロー) バブルマン》アニメ効果
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
手札がこのカード1枚だけの場合、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に
自分のフィールド上に他のカードが無い場合、
デッキからカードを2枚ドローする事ができる。
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