真病姫無双 呉を見守るは最凶の忍 11 |
一刀「先鋒は孫策になったんだっけ?」
一技「はい、そのように聞いておりますが・・・いかがいたしました?」
一刀「いや、誰かに見られてるような・・・気のせいだろう」
一技「誰か!『ハッ!』至急一刀様の警護に人員を「いらないだろ」ですが!」
一刀「誰かは知らんがむやみに仕掛けてくるつもりはないらしい・・それより、戦況どう見る?」
一技「そうですね・・・要点は一つ・・・あの堅牢な関からいかに守将を引っ張り出すか、この一点のみです」
一刀「報告では華雄と張遼らしいな」
一技「猛将と神速・・・敵には回したくありません」
一刀「ああ、だが華雄は猪と呼ばれることが多いらしいが・・・挑発すれば出てくるか」
一技「それはどうでしょうか・・・情報は入ってきてませんが・・・劉備の義妹、関雲長と張翼徳が援軍として入ってる可能性も捨て切れません」
一刀「そうだな、しかし嫌な配置だ」
一技「ええ、後ろは袁紹、前は曹操や孫策ですからね」
一刀「乱戦になれば逃げれなくなるな・・・今の内に部隊長に警告しておけよ」
一技「既に終えてます・・・『ガァァァン!ガァァァン!ガァァァン!』始まりますね」
一刀「敵はどう動くか・・・味方はどうするのか」
「ん?誰かでてきたみたいやな」
「ん・・・あれは、孫策!」
「なんや、知り合いかいな」
「ああ、私の仇の娘だ」
「ちゅぅことは・・・孫堅の娘っちゅうことやな・・・つよいん?」
「そこはわからん、最後に孫堅と死合いしたのはずいぶん前だからな」
「なんやいってるな・・・華雄への挑発みたいやね」
「・・・」
「かっ華雄?」
「・・・ぐぅぅぅぅ!うおぉぉぉぉぉ!」
「華雄隊でるぞ!この手で孫策の首取ってやる!」
「ちょっ!?まてぃ、あかんて!こりゃわなや!」
「ふん!罠など根元から叩き潰してやる!いくぞ!」
「どうしてもいくんやな?」
「ああ、止めるな」
「ほんならうちは退く・・・ええな?」
「ああ、私もすぐに合流する!門を開け!華雄隊いくぞ!」
「しぬんやないでぇ」
「出てきたみたいね・・・冥淋」
「わかっている・・・各々準備はいいか!?」
『おー!』
「・・・不自然ね」
「はい・・・孫策は何か考えがあるかと」
「敗走の振りをして後方に押し付けるつもりかしら」
「ですが、今の孫策に北郷、袁紹に押し付けてどのような徳があるか・・」
「それはわからない・・・けど、貴方も聞いてるでしょ?北郷と孫権の間でいざこざがあったことは」
「はい・・・傍から見る限り孫権は北郷に相との恨みを抱いてるようですが・・・」
「だからこそ敵を押し付けるか」
「私たちもとばっちりを受けないように離れるわよ!ただし他の諸侯に悟られないように」
『御意!』
一刀「まんまと挑発に乗った華雄が一直線に向かってきてるな」
一技「はい、あれが猛将猪華雄」
一刀「ほしいな」
一技「なっ!?本気ですか!?」
一刀「冗談でこんなことはしゃべらないよ・・・俺たちに将が少ないのは知っているだろ?」
一技「ですが!」
一刀「おっと、おしゃべりはここまでのようだ、全軍抜刀!そろそろくるぞ」
『はっ!』
華雄「孫策ぅぅぅ!」
孫策「相変わらず猪ね・・・華雄!」
華雄「シネェ!しねぇ!」
孫策「あれぇ?前より弱くなったぁぁ?」
華雄「キィィィサァァァマァァァ!」
孫策「チッ・・・ここは一旦引かせてもらうわ・・・全軍後退よ!」
華雄「ニガスカァァァ!」
孫策「(ありがたいわ・・・ドコまでも猪で)」
華雄「まてぇぇ!」
袁紹「今どのような状況か知らせなさい、斗詩さん」
顔良「はい、孫策さんの挑発により激怒した華雄が一直線に呉軍に突撃、勢いを殺しきれなく敗走の勢い。
孫策さんは北郷軍の間を縫うように逃げており、直に華雄と北郷軍がぶつかるかと・・・」
袁紹「なんですって・・・!では、急いで北郷軍へ兵を行かせなさい」
顔良「既にやっています!ですが・・・乱戦に突入したため・・・効果はあまり」
袁紹「そう・・・ですの。では、猪々子さんを前に、斗詩さんはできる限り情報を集めておいてくださいね。」
顔良「わかりました」
華雄「どこだぁぁあぁl!孫策!」
「うわぁ・・・着ちゃいましたよ・・・」
華雄「誰だ!きさまらは!?」
「始めまして・・・俺は北郷一刀」
「僕は沮授です」
華雄「そうか・・・ならば私も名乗らないとな・・・」
華雄「我が名は華雄!我を打ち負かせると想うならば掛かって来い!」
一刀「いや・・・別にいいし」
華雄「はぁ!?」
一技「ちょっと一刀様!?華雄を欲していたのではないのですか!?」
一刀「確かに有能な将だけどさ〜・・・今のアイツの目には孫策しか映ってないし〜」
一技「ないし〜じゃないですよ!ほら、華雄さんも怒ってるじゃないですか!」
一刀「あいつが怒ってるのは開戦からだろ?唯でさえ兵が少ないんだ、無駄に戦って死なせたくないんだよ」
一技「それは・・・そうですが・・・」
華雄「キサマラ!さっきから何を訳のわからぬことを!」
『ブゥゥゥン!』
『ガキィィィン!』
一刀「ちょっと・・・いきなり何するんだ!大丈夫か?一技」
一技「はっはい!」
華雄「キサマラが戦場で訳のわからぬことをしていたからだろうが!」
一刀「だからっていきなり切りかかってくるな!この猪」
華雄「きさまも・・・きさまもかぁぁぁぁぁ!」
一技「ちょっと・・・何挑発してるんですか!?」
華雄「うがぁぁぁぁぁ!」
一刀「残念」
華雄「ぐふっ!?な・・・なんだ・・・」
『ドサッ』
一刀「猛将華雄、北郷一刀が討ち取った!武器を捨て投降しろ!」
『うぅぅ・・・華雄将軍・・・』
『華雄さま・・・』
顔良「袁紹さま・・・華雄は北郷さんに打ち負かされ、華雄隊はそのまま投降したとのことです」
袁紹「そう・・・ひとまず、落ちつきましょう」
『袁紹さま!』
顔良「何事ですか!?」
兵「はっ!孫策軍がシスイを落としたと・・・」
袁紹「・・・そうですか・・・数刻後、軍儀を始めますわよ」
『はっ』
北郷陣営にて・・・
華雄「うぅぅぅぅぅ・・・・」
一刀「どんな調子?」
兵「あ、北郷様・・・それが・・・」
一刀「一技が来たときと同じってことか・・・」
兵「はい」
一刀「まぁいい、お前は投降兵に華雄の無事を伝えて来い」
兵「はっ!」
一刀「いつまでも唸ってないで飯くらい食ったらどうだ?」
華雄「ふん、この姿でどう食えというんだ!?それに何だこの黒い紐は!」
一刀「鎖だよ・・・鉄でできた頑丈な紐とでもいえばいいのかな」
華雄「こんなもの・・・くぅぅぅぅ」
一刀「無駄無駄・・・力だけで外れるはずないだろ・・・それより」
華雄「何だ」
一刀「お前の知っていることでいい・・・劉備、天の御使い・・・この二人に関することを教えてくれ」
華雄「・・・・知らんな」
『ドカッ』「グフッ」
一刀「もう一度言う、お前の知ってることを吐け」
華雄「・・・知らん」
『ドンッ!』「グッ」
一刀「自分の立場がわかってないと見えるな・・・まぁいい、ほれ飯だ。ちゃんと食えよ」
華雄「ふん」『ペッ』
一刀「・・・誰か!」『はっ!』
一刀「華雄の戦斧をもってこい」
兵「はっ・・・ここに」
一刀「・・・」
『スパン!』『カラン・・・』
華雄「あ・・・ああ・・・私の・・・私の・・・戦斧が・・・」
一刀「こんな物もう不要だ・・・それにお前の体もな」
華雄「いっいたっ・・・やめろ」
一刀「やめろ?おいおい、言葉使いには気をつけろよ」
『サクッ』
華雄「ぐぁぁ・・・やっやめ・・・やめて・・・」
一刀「そう・・・それでいい、さぁお前の知ってることを聞かせてもらおうか」
華雄「・・・だから、知らないって『プスッ』きゃぁぁぁぁ・・・いたい・・・いたいいたいいたい・・・(ぐすっ)」
一刀「嘘はだめだぞ・・・戦華」
華雄「ふぇ?せん・・・か?」
一刀「ああ、そうだ。其れがお前の新しい名・・・そして真名になる」
戦華「戦華・・・戦華かぁ・・・えへへへ」
一刀「何を笑っている」
戦華「えへへ・・・あ、ごめんなさい」
一刀「・・・そんなにうれしいか?」
戦華「うん!私、真名なかったから!」
一刀「そうか・・・ソコにいるな?一技」
一技「はい・・・おります」
戦華「ヒッ・・・や・・・やぁ・・・」
一刀「そんなにおびえるな・・・すまないがこいつに飯を持ってきてくれないか?」
一技「わかりました・・・・しばし失礼します」
戦華「・・・あう・・・あうぅぅ・・・」
戦華「(はぐはぐ・・・ごっくん・・・はぐ・・・)」
一刀「そんなに急いで食べなくても逃げはしないさ・・・「はい」どうした?一技」
一技「なんでもありませんよ」
一刀「ふふ・・・そうか」
一技「ちょっと!一刀様!?」
一刀「しばしの休憩だ・・・そんなに気を張ってなくてもいいぞ、一技」
一技「では・・・すこしだけですよ・・・兄者」
一刀「こうしてお前とじゃれるのも久しぶりだな・・・ん?どうした戦華、そんな惚けた顔して」
一技「こら、みっみるな!」
戦華「ごっごめんなさい・・・でも・・・」
一技「なっなんですか」
戦華「・・・いいなぁ・・・お・・・おにいちゃん?」
一刀「ぷくくく・・・そうかそうか・・・おにいちゃんか」
一技「兄者?」
一刀「戦華「はい」お前も俺を兄と慕うか?」
一技「一刀様!?あ・・・兄者!?何を言って・・・」
一刀「まぁそういうな、どうだ?戦華」
戦華「えっと・・・一刀おにいちゃん?」
一刀「ああ、今はそう呼んでおけ。今日はここまでだ・・・一技、戦華。ゆっくり休めよ」
一技「はい」
戦華「うん」
一刀「おやすみ」
「「おやすみなさい」」
一刀「・・・・いつまでソコで見ている気だ?」
「・・・」
一刀「いい加減出てきたらどうだ?・・・それとも俺を暗殺デモするつもりか?」
「・・・」
一刀「・・・こんな夜更けに何のようだ?周泰」
周泰「・・・北郷一刀」
一刀「何だ?」
周泰「わ・・・私も妹にしてください!」
一刀「はぁぁぁ!?」
周泰「てへ♪」
説明 | ||
tinami内の妹属性を持つものタチよ! ともに乱世をかけぬけるぞ! |
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コメント | ||
なんかいろいろとこわれてる〜(VVV計画の被験者) みんめ〜〜〜〜〜い!!!!www(氷屋) ・・・・・・・・・・え〜と・・・拷問されて何故慕う????(スターダスト) あれぇ?最後の最後に時間が飛んだぞ?いきなり明命が「妹にしてくれ」と言い出した。俺自身何を言っているのか(ry(アルヤ) 明命www(readman ) |
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