ネギま〜スキル持ちの夜天の王〜第17話
[全1ページ]

 〜アスカside〜

 

 俺達が教室の近くまで来るとしずな先生がネギに出席簿を手渡した。

 

 「ハイ。これ、クラス名簿。」

 「あ、どうも。」

 「アスカ君のは。」

 『それなら大丈夫ですよ。クラス全員の名前とかは覚えてますし、出席簿も新田先生から予め貰ってます。』

 「そうなら良いの。それで授業の方は大丈夫なの?二人とも。」

 「あっ・・ちょっとキンチョーしてきました。」

 『大丈夫です。』

 

 俺は教室の入り口に仕掛けられているであろうトラップの方が気になっていて、しずな先生の言葉には適当な感じの答え方になってしまった。

 

 「ここがあなた達のクラスよ。」

 『ネギ兄さん先に入りなよ。』

 

 俺は自分がトラップに引っ掛らないために緊張しているネギにそう言った。

 

 「えっ!良いのアスカ?」

 『良いよ。』

 

 そう言ってネギに入るよう促した。

 ネギは原作通り魔法障壁を切り忘れていたので黒板消しが不自然に止まり、それを誤魔化すために棒読みで引っ掛った事をアピールし、そのまま足を進め仕掛けてあったトラップ全てに引っ掛った。2-Aは引っ掛ったのが子供のネギだと分ると騒がしくなったがしずな先生が静かにさせた。

 

 「それじゃぁ、ネギ君自己紹介して貰おうかしら。」

 「はっ、はい。ええと、ボク、ボクは今日からこの学校でまほ・・・・英語を教える事になりました。ネギ・スプリングフィールドです。三学期の間だけですけどよろしくお願いします。」

 「「「「「「「「「キャァッァ。かわいいい〜〜!!」」」」」」」」

 「ハイハイ。静かにして次にもう一人先生を紹介します。入ってきて。」

 

 俺はそう言われて教室に入り教卓の前まで行き、教卓を叩き言った。

 

 『世界は平凡か?未来は退屈か?現実は適当か?安心しろ、それでも生きることは劇的だ!そんなわけで本日よりこの僕、アスカ・スプリングフィールドが君達の担任兼、数学の教師だ。学業・恋愛・家庭・労働・私生活に至るまで、悩み事があれば迷わずこの僕に相談するがよい。24時間365日私は誰からの相談でも受けつける!!』

 

 僕は一番初めに自己紹介した時と同じ言葉に少し付け足して言った。そんな僕の言葉を何事も無かったかのようにしずな先生は言った。

 

 「そんな訳でアスカ君は冬休み明けからの研修の結果、まだ一応教育実習生の身分ではあるんだけど、何かと主張の多い高畑先生に代わりに担任代理という形ではあるけどこの2-Aの担任になりました。」

 「「「「「「「「「えぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」」」」」」」」」

 

 その後、ネギの周りに人だかりができ、俺は巻き込まれない様に離れて、千雨達とその人だかりを傍観していた。そして、原作通りにこの日の授業は終わった。

 

 『それで、如何だったネギは?』

 「ふんっ。期待はずれだな。良くあれで天才だと言えてものだ。あれで天才なら貴様はなんと言い現せば良いのだろうなぁ、アスカ。」

 『そこまで僕を気に入って貰えてるなら嬉しいなぁ、エヴァ。』

 

 俺は放課後、屋上でエヴァと話していた。

 

 「まぁな。貴様とはこれから先、長い付き合いになるからな。」

 『そうだねぇ、だからこれからよろしくお願いしますよ、|お友達《ディアフレンド》。』

 

 そうして話していると千雨が来た。

 

 「アスカ。これから教室に来れるか?」

 『行けますけど。何かあるんですか?』

 「お前なら、受信感度とかで分ってるだろ?」

 『いやいや。あれは通常はOFFにしてるから分らないよ?』

 「そうなのか?まぁ、その辺の事は置いといて教室行くぞ?」

 『わかったよ。それでエヴァは如何する?』

 「私も行こう。暇だしな。」

 

 そう言って千雨に連れられ教室に向かった。

 

 〜アスカside end〜

説明

※初めて読む方は過度な期待はしないで下さい。(大変ガッカリする恐れがあります。)
基本駄文なので誤字などは受け付けますが、罵詈雑言の感想は受け付けません。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
6574 6162 8
コメント
どうせネギをひどい目に合わせて、本来のネギを活躍を全て奪うんでしょうね…。私はネギにアンチ要素はないと思いますが…。(トッシー)
タグ
めだかボックス リリカルなのは 

零崎煌識さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com