K-ON!+EXPLORES...第6話・ギター購入前半!
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〜土曜日朝〜

 

 

俺と正樹は一緒に集まって集合場所まで行くことにした

 

 

〜集合場所〜

 

 

 

 

 

「おっそいぞ!お前ら!」

 

田井中さんが俺たち言った

 

「ご、ごめ・・・・・・」

 

「うるせー、集合時間前に来たんだから文句ねーだろ」

 

 

 

俺が謝ろうとすると、正樹は全くの正反対の言葉を田井中さんに返した

 

 

 

 

「レディーより先に来るのが常識ってもんだろ!?」

 

 

 

バシッ!

 

 

 

そう言って、正樹の背中を叩いた

2人が軽いド突き合いしていると

 

 

 

 

秋山さんが俺に尋ねてきた

 

 

 

 

「あれ?正樹も泰広みたいに視力悪いのか?」

 

俺は音楽を聴いていたので、イヤホンを外して言った

ちなみに音量を最高で言う30の所を俺は2ぐらいで聞いてるので音量<人の声の大きさである

 

 

 

「ああ、正樹のはダテ眼鏡だよ」

 

「何だかカッコよくて憧れます!!」キラキラ

 

 

 

 

 

琴吹さんが目をキラキラさせながらそう言ってきた

何もダテ眼鏡ぐらいでそんなに憧れなくても

そう会話を交わしていると秋山さんが指を指しながら

 

 

 

「あ、来た来た。お〜い、唯、こっちだ!」ブンブン

 

 

 

 

腕を振りながら大きい声で言った

振り向くと向こうに平沢さんが腕を振りながら信号が変わるのを待っていた

ところが横断歩道の信号が赤から青に変わって渡ろうとすると

 

人に反対側から渡ってきた男性にぶつかったり、散歩中の犬を撫でたりしてなかなか辿り着けない...

 

 

 

 

「なあ、泰広」

 

「なに?」

 

「5メートルってこんなに長く感じる距離かね?」

 

「いや、多分違う」

 

「だよな」

 

 

 

 

そして、ようやく集合場所に辿り着いた平沢さん

 

 

 

 

 

「ごめ〜ん、遅くなって」

 

「それで、お金は大丈夫なの?」

 

 

 

 

ここで琴吹さんが最も正解に近い質問をすると

 

 

 

 

「うん、お母さんに無理言って5万円前借させてもらった」

 

「おう、良かったな」

 

「これなら大丈夫そうだね」

 

「これからは計画的に使わなきゃ・・・いけないんだけど、今なら買える」

 

「「こらこら」」

 

 

 

 

田井中さんと正樹が声を揃えて言うと

 

 

 

 

「ちょっとだけ〜!」ダダダダダッ!

 

そういうと勢いよく店内に走っていった

 

「い、行っちゃったよ・・・」

 

「はあ〜、仕方ねー。お前らも行ってこいよ、どうせ平沢連れ戻しても、ダダをこねるからよ」

 

「え?で、でも・・・」

 

 

 

 

秋山さんがそう言うと

 

 

 

 

「監視役も必要だ、無駄遣いしてギター買われなくなっても困るし、頼んだわ、秋山」

 

「わ、分かった・・・」

 

「おい、なんで澪だけなんだよー!?」

 

「琴吹はともかく、お前はむしろ平沢をヒートアップさせるだろうよ」

 

「なにおーコイツ〜」

 

 

バシッ!

 

 

「何度もバシバシ叩くな!じゃ俺らはそこの古本屋にいるから終わったらメールしてくれ」

 

 

 

 

そう会話を済ませると3人は店の中へ入っていった

やはり3人も遊びたいところもあっただろう、なにせ年頃の女子だ、誰だってそうだろう

 

 

 

「んじゃ、俺らも行くか」

 

「そうだね」

 

 

 

そう言って、俺達も古本屋へ入っていった

そして、俺はよく1人でもこの古本屋へよく行っていた

すぐに店内に入ると、100円のコーナーへ行った

この100円のコーナーは、大抵の本が読まれて売られている本ばかりであった

 

 

 

「おっ、まさかここにこれがあるとは・・・安いし買っていくか」

 

そして、レジへと向かい会計を済ませた

 

 

〜1時間後〜

 

 

会計を済ませて立ち読みをしていると俺の携帯にメールが届いた

 

田井中さんからのメールだ、内容は・・・

 

 

 

『今出てきたから、早く来い』

 

 

 

 

まさにシンプルなメールであった

すぐに俺は別のとこにいた正樹を見つけ

 

 

 

 

「正樹!田井中さんが出てきたってメールが来たよ」

 

 

そう言って、俺たちはすぐ本屋をあとにした

 

 

 

「な〜にやってたんだよ!遅いぞ!」

 

「よく言うぜ!自分さんざん楽しんでそうなくせに・・・」

 

「うるせー!!」

 

 

ヒョイ

 

 

今度は正樹は田井中さんのチョップをきれいに交わした

 

「何度も同じ手を喰らうか、バカ」

 

「くそ〜、覚えてろよ〜、正樹ぃ」

 

「それで次ドコ行こっか〜?」

 

平沢さんが気が抜けるような発言をした

 

 

 

「「楽器だ、楽器」」

 

 

 

正樹と秋山さんがそう言うと

 

 

 

「「あ " しまった!!!」」

 

 

 

 

平沢さんと田井中さんが声が合わさった

 

 

 

 

「なんでメインの唯と部長の律が忘れているんだよ・・・」

 

 

 

 

秋山さんが呆れて言った

 

 

 

 

「「ゴメンなさい」」

 

 

2人が頭を下げると、田井中さんは俺に視線を変えて

 

 

「ん?泰〜お前本買いすぎだろ〜?」

 

「え??ああ、安かったし、好きな本だったからね」

 

「え〜と、どれどれ?」

 

 

ニヤニヤ

 

 

「止めといたほうが身のためだぜ?」

正樹が止めにかかるが、既に遅かったみたいだ

少しニヤニヤと嫌らしい顔をしながら袋の中の本を開く

田井中さん、あなた男全員がスケベと思ったら大間違いですよ?

 

 

 

「・・・って、泰お前こんな本読むんだ・・・」サーッ

 

 

 

表情が少し暗くなったいくのが分かった

まあ確かにこんなの慣れてる人というより耐性が無い人は絶対読まない方がいいかもしれない...

 

 

 

 

「どれどれ?」

 

「やっくん、何の本買ったの〜?」

 

「私見てみたいです!!」

 

 

キラキラ

 

 

上から秋山さん、平沢さん、琴吹さんと発言し本の中身を覗くと・・・

 

 

 

 

「きゃー!痛くない怖くない痛くない怖くない痛くない怖くない痛くない怖くない」ガクガク

 

「あれ〜?何でこの人道路で寝ているの〜?」

 

「・・・・・」

 

 

 

上から秋山さん、平沢さん、琴吹さんの順番の反応と来た

 

 

 

 

「あれ?みんな、ど、どうしたの?」

 

 

 

俺がそう正樹以外のメンバーに尋ねると

 

 

 

 

「どうしたの?じゃないっての!なんだこの本は!!」

 

 

 

そう言って見せてきたページは、『男の人が自分の手の爪で喉を掻き毟って死んだシーン』であった

ああ、なるほど、そういうことか・・・

 

 

 

「ゴメン、俺グロイのはもう慣れたし気がつかなかった」

 

「慣れるな!!危ないだろ!!」

 

「まあ、許してやれよ。一応その本は殺人はしてはいけないと訴えている本でもあるし、かなりの人気のコミックスでアニメ化にもなった推理漫画だぞ、それに泰広にそんな趣味は無い」

 

 

 

正樹が俺にフォローすると

 

 

 

「わ、分かったよ、泰もあまり読むなよ」

 

「はい・・・みんなゴメン」

 

「???」

 

「もう大丈夫よ、気にしないで」

 

 

 

 

どうやら平沢さんは分かってないらしい

良かった、ずっとそのままでいてほしいものだ

 

 

「それじゃあ、唯のギター買いに行くぞ!」

 

「おう」

 

「うん」

 

「おーっ!」

 

「はい」

 

 

 

 

上から正樹、俺、平沢さん、琴吹さんがそう返事を返した

 

 

 

 

 

「あれ?澪は?」

 

「あ〜あそこにいるよ〜」

 

「痛くない怖くない・・・」

 

 

ガクガク

 

 

まだしゃがみ込んで、両目を両手で押さえながら泣いていた

 

 

 

 

「戻って来ーい!」

 

 

 

 

 

 

〜10GIA店内〜

 

 

 

 

 

「ここ久しぶりだな〜、泰広〜」

 

「そうだね、中学校以来かも」

 

 

軽く思い出に俺は浸っていた

 

 

「とりあえず、平沢さんは好きなギターを見てきたら?もうあまり時間が無いし・・・」

 

「うんっ!」

 

 

ダダダダダッ!

 

そう反応してまた勢い良く走っていった

ここはお店だから走っちゃダメなんじゃ・・・?

しばらく店内を1人でうろついているとあるギターの前にしゃがみ込んでいた

そのギターの型は『レスポール』だ、ちなみに俺のギターの型は「ストラトキャスター」だ

 

 

 

 

「ん〜」

 

「ひ、平沢さん」

 

「あ、やっくん」

 

 

そう軽く会話を交わすと他のメンバーもこっちに寄ってきた

 

 

「このギターがいいのか?」

 

 

正樹がそう質問すると

 

 

「うん」

 

「でも、このギター25万円もするぞ?」

 

 

田井中さんが痛いとこを着いた

 

 

 

「あっホントだ!これはさすがに手が出ないや・・・」

 

 

すると琴吹さんが平沢さんの右のほうにしゃがみ込んで

 

 

「このギターがほしいの?」

 

「うん・・・やっぱこれがいいなぁ〜」

 

 

すると後ろにいた秋山さんが

 

 

「・・・そういえば私も今のベースが欲しくて悩んで悩んで・・・手に入れたんだっけ」

 

 

 

 

気持ちも分かる、俺も同じような立場だったし

 

 

 

「私も中古のドラムセットを値切って、値切って・・・」

 

「あの店員さん泣いてたぞ?」

 

「どうしてもあのドラム欲しかったんだよ〜」

 

 

 

 

すごいな、一体どこまで値切ったんだ?俺はそれどころか値切る事すら頼む勇気が出ない

 

 

 

 

「あの〜、『値切る』って・・・」

 

 

 

琴吹さんはお嬢様らしいから、値切るって単語知らなくても無理はないかもしれない

 

 

 

「欲しいものを手に入れるために努力と根性で負けさせることだよ」

 

「すごいですね!なんか憧れます」

 

「(憧れる要素がどこに!?)」

 

「おいおい、憧れちゃダメだろ、どっかの誰かさんみたいにドケチ野郎になってしまうぜ?」

 

 

 

 

あ〜あ、田井中さんにそんな事言ったら・・・

 

 

 

「誰がドケチ野郎って!??」

 

「オイオイ?別にお前の事とは言っていないんだぜ?それともなんだ?お前は自分で『ドケチ野郎』って思ってんのか?」

 

「うっ......」

 

 

出た・・・正樹のドS能力

 

 

 

 

「そ、それよりさ!皆でバイトしよう!」

 

「バイト?」

 

「唯のギターを買うために」

 

「えぇ〜!!そ、そんな悪いよ!!

 

「これも軽音部の活動の一貫だって」

 

「りっちゃん・・・」

 

「私やってみたいです!」

 

「ムギちゃん・・・」

 

「俺も手伝うよ」

 

「やっくん・・・」

 

「俺も協力するぜ〜、早く全員で合わせたいからな」

 

「まーくん・・・」

 

「よっしゃー!やるぞー!」

 

「「「「オーッ!!」」」」

 

 

 

 

しばらく俺と秋山さんの以外の4人のテンションが上がっていると秋山さんが

 

 

 

 

「・・・どんなバイトするんだろう?」

 

「さ、さあ、とりあえずまた後で決めればいいことだし」

 

「うん・・・」

 

「ああ、それとさっきはゴメン、驚かせて、次から気をつけるよ」

 

「もういいよ、それにわざとじゃないんだし、悪気はないみたいだし・・・」

 

「お〜い、何やってるんだよ2人とも、早く行くぞ」

 

 

 

正樹がそう大きい声で叫んできた

 

 

 

「ああ、今行く」

 

「ちょっと待ってて」

 

 

 

俺を含めたメンバー全員10GIA店をあとにした

そして、平沢さんが言った

 

 

「あれ〜?まーくんって眼鏡してたの?」

 

「「「今頃かよ!!!!」」」

 

 

 

泰広

「というよりオチがこれ!!?」

 

 

 

 

 

俺と琴吹さん以外が突っ込んだ

そうして俺たち6人は平沢さんのギターを買うため25万円を貯めるまでバイトをすることになった

 

 

 

 

 

 

 

 

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第6話目どうぞ〜

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