第一回ワイルドに飲む会! 折紙+バーナビー(MH誌上飲み会) |
このたび誌上飲み会はワイルドタイガーさんをレギュラーに迎え、装いも新たにリニューアルします! その名も「ワイルドに飲む会!」。命名は編集長です、僕のセンスではありません!
このコーナーでは、毎回ワイルドタイガーさんと共にゲストを迎えて、ゲストオススメの店で飲みます。まあ、店のセレクトが今までMH側だったのがヒーロー側になっただけで、ぐだぐだ飲んでしゃべるという、やることは変わってないです…。
第一回のゲストは折紙サイクロンとバーナビー・ブルックスJr.!お店は折紙サイクロンセレクトのこの店です!
折紙サイクロン(以下「O」):「ヒーローズ・バーでござる!」
ワイルドタイガー(以下「T」):「おー! 俺もよく来るぞ!」
バーナビー・ブルックスJr.(以下「B」)「僕、初めて来ました」
T「まーなー。バニーちゃんはなー、こんなトコ来たらちょっと大変なことになるわな」
O「タイガー殿もたいがい大変なことになるのでは……」
T「これが意外と、俺バレないのよ!」
O「いや、バレますよ……」
編集長ウラジーミル・バラノフスキー(以下「長」)「気ぃ使ってんだよ」
T「へ? なにが?」
長「ヒーローズ・バーの客たちは、ヒーローファンとして覆面ヒーローのプライベートを乱さないように気をつけてんだよ。たとえワイルドタイガーの素顔を知っていても」
O「そして『【来たぞ!】焼酎飲んでる緑のかわいいオジサン見つけた【ワイルドタイガーだ!】』とかシュテちゃんに投下してるんでござる…」
長「げっ!? そうなの? 最近の若者はえげつないなあ」
B「このコーナーも中身は大差ないのでは?」
長「……最近の若者はえげつないなあ…」
T「バニーちゃん、絶好調に毒舌だな!!」
O「バーナビー殿、実はすでに酒が入ってるでござる…。さっきまでスポンサーさんと飲んでたそうでござる」
長「タイガーは飲んでないの?」
T「俺はスポンサーと飲みに行くと急に体調が悪くなるという病気を持ってて…」
B「要はサボったんです、この人」
長「……、このコーナーを重ねるたびに、バーナビーがかわいそうになってくるんだよ。もうやめて! これ以上俺のバーナビーへの好感度を上げないで!」
O「なんで上げちゃいけないんでござるかw」
B「このお店、すごいですね……。あそこに僕とタイガーさんのフィギュアが飾ってあります」
O「ヒーローがテーマの店ですから、グッズとかヒーローにちなんだメニューがあって、ファンには堪らないんでござるよ」
B「へぇ……。あっ! タイガーさん!見てください! 『バディ炒飯』ってメニューがあります!」(とタイガーの袖をぐいぐい引く)
T「おー、そんなんいつの間に出来たんだろ。バニーちゃん、食ってみたい?」
B「(無言でうんうんうなずく)」
長「なんかバーナビーキャラ違くね? なんかちょっとかわいく見えて、俺目がおかしくなったのかと悩むわ」
T「こんなトコ来ないから物珍しいんだよなー? バニーちゃん、楽しい?」
B「はい。面白いです」
T「そーかそーか、よかったなあ」
B「はい!」
長「ねぇ、ダレこの目ぇキラキラさせてる金髪の人! 俺、こんな人知らないんだけど! いつもとまじ違うんだけど!」
O「まぁ、機嫌よく酔ってるときのバーナビー殿はこんな感じでござるよ。僕たちもお酒飲みましょう! 僕一杯目はとりあえずスカイハイ・ライフで! バーナビーさんは何にします? ここ、カクテルの名前も面白いんですよ」
長「……まあ、こっちの人もだんだんキャラ崩壊してるんだけど、いつものことだからな…」
B「すごい! カクテルの名前、全部ヒーローに因んでるんですね! このワイルドタイガーズテイルって言うの、飲んでみたいです」
T「お前、タイガーズテイル飲んだことあんの? 結構好き嫌い分かれるよ?」
B「いいんです。飲みたいんです、タイガーさんの尻尾ってどういうネーミングセンスですか! これが飲まずにいられるか! これ多分僕のために作られたカクテルですよ! これ僕に飲まれるの待ってたに違いないですよ!」
T「もー、何言ってんのか分かんねえよ、お前。いいから大人しくソフトドリンク飲んどけ」
B「イヤです! タイガーさんの尻尾を飲みます!」
T「はいはい、仕方ねーな。飲めなくても俺、交換してやんねーぞ?」
B「ちゃんと飲めます!」
長「なんなの、なんでタイガーそんな慣れてんの。この異常なバーナビーに!」
O「デレバニ発動時の二人はだいたいこんな感じでござるよ?」
B「タイガーさん、このピーチ・バーナビーってカクテル飲んでください! でもなんで僕、ピーチなんですか…。不本意です…」
T「色がピーチ色だからじゃね?」
O「これ、元はピーチ・バニーなんですよ。バーナビーさんの愛称からのカクテルですね。生クリーム系のカクテルで色は白です。バーナビーさんのファンは女性が多いので、女性にも飲みやすい甘口のカクテルにしてるんじゃないでしょうか」
B「へえ……。まあ、いいです。タイガーさん、これ飲んでくださいよ」
T「えー、やだよ甘ったるそう」
長「俺はなんかこの空気が甘ったるくていたたまれない!」
T「俺、なんか食いたいな。なに頼むかな。バニーちゃん、炒飯以外でなんか食べたいものある?」
B「いえ……、ていうかあんまりこういう店で食べないので、なにを頼めばいいのかよく分からないです」
長「つーか、バーナビー普段なに食べてんの?? お前の食生活凄そうだな!」
B「え、普通ですけど……。そうですね、最近は日本食が好きです」
長「そらまた、ハイソな……」
O「日本食ぅ!! どんな? どんな日本食が好きですかバーナビー殿!」
長「あ、火ぃ付いちゃった……」
B「最近のマイブームはオヤコドンテイショクです」
長「へ? なんかマイナーなもん食べてんなー。なにそれ?」
O「バーナビー殿! それ食べ物の名前ちゃう! セットメニューや! バーナビー殿、親子丼食べたことあるでござるか! 尊敬するでござる!」
B「?」
T「テイショクってセットメニューって意味なんだよ」
B「そうなんですか」
O「丼モノを出す店なんて、シュテルンビルトにあるんですか? どこに? どこにあるんですか!!?」
B「ちょ、ちょっと、落ち着いてください、先輩!」
O「これが落ち着いていられるか! こっちは高級ホテルの寿司とかテンプラしか食べたことがないんだ!」
長「なに? 普通の日本食じゃないの?」
T「いやいや、むしろ普通の日本食だよ。ただ、こっちって高級な日本食レストランが多いでしょ? そうじゃなくて、もっと庶民の味っていうか家庭の味?」
長「はー、なるほどね」
T「アポロンメディアの近くに日本風の定食屋が出来たんだよ。えーと、こうランチで気軽に食べれる店って感じね。そんで最近よく行ってんの、俺ら。」
長「バーナビーのイメージと違う……」
B「そうですか?」
長「そうだよ。そもそもタイガーと仲良くお昼ごはんとか食べてんじゃねーよ! お前らは仲悪いはずだろ!」
O「それ、編集長の頭の中でだけの話ですよね」
編集部新人シモン・ソシュール(以下「新」)「今さっきまでの甘ったるい空気を浴びてもその考えを改めないところは、ある意味尊敬しますけど」
長「分かった! バーナビーは日本好きなんだな!!」
T「え? そうなの?」
新「なんか不思議なこと言い出しましたね」
長「マイブームはお香とか言ってたし、日本が好きなんだろ? だから日本食を食べるためにタイガーに付いてってるんだな!」
T「バニーちゃん、日本好きなの?」
B「まあ、好きですが…」
O「聞き捨てならぬでござる!」
長「あ、また火ぃ付いちゃった」
O「バーナビー殿のソレはどう考えても日本好きとは違うでござる! ただ単にタイガー殿が好きなものが好きなだけの、ただのワイルドタイガーフリークでござろう! ていうか日本好きとかやめて! まじキャラかぶっちゃうから!!」
B「タイガーさんの好きなものが好きとか、べっ、べつに、そんなことないですよ! たまたま、タイガーさんが好きだったものを僕も好きになっちゃっただけです! やめてください!」
O「たまたまって、そんなわけないでしょう! 毎日毎日タイガーさんの後ろ付いて歩いてるからそんなことになるんじゃないですか! タイガー殿はともかく、バーナビー殿がこれ以上日本ネタに詳しくなったら困ります! 折紙サイクロンのアイデンティティ・クライシスですう!」
長「お前らよくケンカするよなー。このコーナー来るたびにケンカしてるよなー。そうか! 折紙とバーナビーの方が仲悪いんだな!! よく分かった!」
T「なんでバラさんはそう……もういいや」
長「おい! 諦めんなよ!! いつもみたいに言って!」
T「だってこのやり取りもう飽きたんだもん。バラさんなんとしても俺達を仲悪くしようとするんだもん…」
長「このやり取りがなかったら、このコーナーらしくないだろ!」
T「リニューアルしたしもういいんじゃね?」
新「変化に対応できないと、取り残されますよ」
長「いやだ! この発言を止められたら編集長の、ひいてはMonthly Heroのアイデンティティ・クライシスだから!」
T「どんな雑誌なんだよ、MH……」
長「僕たち仲いいんです、市民のために頑張ってます、とかそーゆー話、全然面白くないんだよ! 人間味が足りないの! そういうとこ、ほんとバーナビーってダメだね!」
B「え、なんで僕名指しなんですか」
長「普段そつなさすぎなの! まあ、その点このコーナーのお前はよくやってるよ。はっきり言ってお前めっちゃおもろいもん。あ、どうぞどうぞ、折紙とのケンカ続けてね!」
B「……そんなこと言われて、続ける人いないでしょう。そもそも別に折紙先輩とケンカなんてしてないですし。ねぇ、先輩?」
O「いや、ケンカしてるでござる!」
T「あれ? 流されなかった……」
長「いつもならこういう時なんとなく流されちゃうのにな」
O「拙者がヒーロー界一の日本フリークであることは譲らないでござる! タイガー殿は特別枠として、バーナビー殿がいくら日本フリークの座を狙っていても、これだけは譲れないでござる!」
B「いや、そんなポジション、狙ったこともないですよ」
O「確かにバーナビー殿はなんでもそつなく当たり障りなくこなして、ハンサムな悲劇のヒーローっていう強烈な背景の割にキャラクター立ってなくて地味ですけど、なにも拙者とキャラ被せなくてもよいでござろう!」
B「……地味…」
T「おお! バニーちゃんが地味って言われたことに地味にショックを受けて、地味に落ち込んでる!」
O「拙者負けないでござるうぅ!」
長「大丈夫、折紙勝ってるよ、なんとなく雰囲気的に今折紙が押してるよ! バーナビー地味にへこんでるから!」
B「僕って地味ですか……」
T「地味、ではないと思うけど」
長「まあ、バーナビーってスマートでクールなイメージだけど、それって強烈な個性とは言えないよな」
T「辛辣www しかもバニーちゃん全然クールじゃねーしww」
長「まあ、なんとなく気づいてるけど……むしろスマートですらないよな」
B「ちょっと! そーいうのやめてください! 営業妨害です!!」
長「そういうこと言うのがスマートじゃねえw」
T「全然クールじゃねえ」
O「むしろバーナビーさんなんてイジリどころ満載ですよ! 僕いつもバーナビーさんの言動には突っ込みまくりですよ! 心の中で!!」
T「声に! 声に出して!! 分かんないから!」
長「要はさー、バーナビーに日本フリーク以外の強烈な個性があれば、みんな幸せってことだろ。よし、バーナビー、今こそ屁をこくんだ! 屁をこいて、全シュテルンビルトの男子に親近感を沸かせるんだ!」
T「懐かしい話題をww」
B「ちょっと……考える時間をください」
T「え……考えるって、考えるってなにを考えるの。おならするかどうか悩んでんの?」
B「ちょっと黙っててください! 僕の将来がかかってるんだ!」
T「いや、今まで色々言っといてなんだけど、今のままでいいと思うよ、うん。そんな無理しておならしてまで個性が欲しいの?」
B「地味と言われたままで引き下がれません!」
T「相変わらずプライド高いなあ。心配しなくても地味ってことはないって!」
この後もタイガーさんがバーナビーさんをなだめていましたが、バーナビーさんは最後までおならをするか真剣に悩んでました。
そんなに心配しなくても、MHの読者はみんなバーナビーさんが変……じゃなくて個性的だって知ってますよ!(シモン・ソシュール)
説明 | ||
今回からちょっとリニューアルしました。どうリニューアルしたかは本文でいつもの人が説明してます。簡単に言うと、こてにゃんレギュラー化。もともとレギュラーみたいなものじゃねーか! ていう突っ込みはしてはいけないのですよ。 お待たせしてすみませんでした。ヒーローにちなんだ酒を考えてて、オン・ザ・ロックバイソンが秀逸だなっつって一人悦に入っていたのですが、使う暇がありませんでした。グラスの足がロックバイソンになってて、台座にバイソンさんの角が刺さってるんです。飲みにくいですね。 |
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鏑木・T・虎徹 イワン・カレリン TIGER&BUNNY バーナビー・ブルックスJr. | ||
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