K-ON!+EXPLORES…第8話・バイト終了! |
〜午前中〜
こうしてバイトが始まった
最初は同じクラスでもある平沢さんだ
さっき田井中さんから『女性恐怖症』の説明を聞いたときニヤッっとしていたが・・・
何だか不安になってきた・・・
まあ前みたいにそんなに意識しないで
普通に話せば大丈夫かな
話しかけられたら普通に話していこう
「ねぇ〜やっくん!」
俺は通りかかった車をカウントしながら、返事を返した
「ん??な、なに??」ビクッ!
「やっぱりやっくんてって本当に女性恐怖症?」
「正樹がそんなこと言ってたけど、そんなことないから気にしないで!!」汗
「・・・やっぱり女性恐怖症じゃん、ビクッ!ってさっきなってたよ〜」ニヤッ!
「うっ・・・・・・」
「じゃあ少しでもそれ直すために私の事『唯』って呼んでよ」
平沢さんが俺にとってはとても無理的な提案してきた
「え!?」
「だって、『平沢さん』じゃ何だか遠い感じだし〜、それに『唯』って呼んでくれた方が仲良くなれそうな気がするし」
・・・・・・イヤイヤイヤイヤ!!!!無理無理無理無理、絶対無理!!!!
「ひ、平沢さん、そ、それは、ち、ちょっと・・・ご勘弁を・・・」カアァアァァァ
俺は自分でも真っ赤になっていることが分かりながらなんとかそう返事をすると
「ダメ!!やっぱり皆仲良くないと!!」
俺は縦に首を振りながら勘弁したかのように答えた
「わ、分かったよ、でも、今日は無理だからしばらくしてからね」
「うん、絶対だからね!!」
こうして、あっと言う間に1時間が過ぎた
俺は次は車内で待機だ
俺はしばらく音楽を聞くことにした・・・
・・・・・
・・・ん?
あれ?俺いつのまにか寝ていたみたいだ
時計を見るとさっきから1時間経つまであと5分程度残っていた
すると、後ろから・・・
「もうすぐですよ、泰広君」
琴吹さんの声だ
どうやらこの発言からすると次は琴吹さんみたいだ
「ん、ああ、分かったよ」
「泰の寝顔、かわいかったぞ〜!」
そう言ってニヤニヤしながら、俺に携帯画面を見せてきた
何とも普段俺も鏡からではとても見せないような顔であった
「○w&d△rf☆tgy+@※lp;□!!!」
「お〜照れてる照れてる」
「ち、ちょっと!!何で撮っちゃってるの!?」カァアァァァァ
「え〜だって、こんな顔してもらったら撮りたくなるもんだろ〜」
俺の横にいた平沢さんが
「りっちゃん!!後でその画像ちょうだい!!やっくん、かわい〜」
俺は顔を赤く染めながら下を向いてる以外何もできなかった
ああ、俺の寝顔が・・・バラ撒かれていく・・・・
〜5分後〜
俺と琴吹さんはカウンターを持って車を出てすぐに椅子に座った
すぐにかなりの人や車が通った
かなり大変だ・・・
しばらく、するとやっと車も人も落ち着いてきた
俺が持ってきた清涼飲料水のアクエリアスを飲もうとすると
「ねえ、泰広君」
「ん??なに?琴吹さん」
俺は飲もうとする手を止めながら答えた
「さっき唯ちゃんから聞いたんだけど、私の事も『ムギ』って呼んで欲しいの」
「ま、また!?琴吹さんも!?」
「やっぱり唯ちゃんの言う事は本当だし、皆軽音部の仲間だし」
「うっ・・・わ、分かったよ、呼べるように頑張るよ・・・」
琴吹さんの言っていることは間違ってはいない
でも、俺にとってはこれは試練でもあるかもしれない
あっと言う間に1時間が過ぎた
もう午前中に俺の出番がくることは無いので車に戻って鞄からゲームを取り出した
そしてしばらくすると公園で昼食をとるそうなので俺たち6人は公園に向かった
「あれ?このサンドイッチは??」
「ああ、それは憂が作ったの」
「「「「「憂???」」」」」
平沢さん以外が声を揃えた
「私の妹だよ〜エッヘン!」
「お前が威張ってどうするんだ・・・」
「でも、本当に美味しいよ」
「ありがとう、やっくん!!憂に言っておくね!!」
平沢さんが視点を琴吹さんに変えて
「ねぇムギちゃん、すっごくおいしいんだけどこんな高そうなお菓子いつももらっちゃっていいのかなぁ〜?」
平沢さんが言った
「確かに・・・大丈夫なのかい?」
「毎日毎日学校に持ってきてるからな、いずれなくなるんじゃないのか?」
すると琴吹さんが
「いいのよ、いつもいろんな方から頂くんだけど家に置いていても余らせてしまうから」
「(((いろんな人から余るほどお菓子を貰う家ってどんな家|(なんだよ)???)))」
俺たち3人は顔を見合わせながら驚きを隠した
すると横で寝転がっていた秋山さんと田井中さんが横で何か違う事驚いてみたいだが
大体想像がつくのでスルーすることにした
おそらく流れる雲とか木から落ちてきた葉を数えていたみたいな感じがする
〜午後中〜
俺たちは車のあるとこまで戻った
開始は正樹からになった
まだ女性人4人は何か話題になっているので
俺は正樹に話しかけた
「なぁ、正樹?」
「どうしたよ?」
「皆に呼び捨てで呼んで見たいなこと言われなかった?」
「ああ、言われたぜ」
「それで、その・・・自分どうしたの?」
「普通に呼び捨てで呼んだけど・・・お前もしかして・・・」
「うっ・・・」
「俺もこれは庇い切れない、時間が掛かっても自分で頑張るしかないな」
「そんな〜(泣)」
「うるせー、無理なもんは無理ってこった」
すると、女性陣から
「な〜にやってんだよ、お前ら!!」
田井中さんが俺たちにに向かっていうと
「正樹と唯とからだな、それじゃあ昼からも頑張っていこう!!」
「「「「オーッ!」」」」
俺以外の4人は叫んだ
「おー・・・」
俺も遅れながら声を出した、嫌ではないが何となく気乗りができなかった
俺は2時間の空きがあるので現在の1時から3時まで自由だ
なにをしようか・・・
車にいたのは俺の横に琴吹さん、前の座席に田井中さんと秋山さんがいた
俺は鞄に何かないかと探すとロジックを見つけた
このロジックは解いて浮かんで出てきた絵が何かを答えて、応募すると、抽選であたるものだ
そのなかに偶然ギターの抽選を見つけた
どうせなら暇だしこれをやろうとして、俺がロジックを取り出すと
「泰広、何やってるの?」
秋山さんが聞いてきた
「ああ、雑誌の懸賞のロジックだよ」
「雑誌の懸賞?」
「商品はギターだって!」
田井中さんが雑誌の中を覗く
「確かにこっちのほうが早いかもな」
「だね、皆こういうの得意?」
「私は無理」
「私もちょっとやり方が・・・」
田井中さん、琴吹さんが即返してきた
「わ、私なら少しできるけど・・・」
「じゃあ少し手伝って」
「いいよ」
俺と秋山さんで少し大きめのロジックをすることになった
そして2時間後〜
「「できた〜!!」」
俺と秋山さんが声を上げた
「大変だったな」
秋山さんが声を掛けると
「そうだね、わざわざありがとう」
「お〜い、澪!泰!次はお前らだぞ〜!」
田井中さんが車の外で叫ぶと
「それじゃ行こうよ」
「そうだな」
そして、俺は田井中さん、正樹と交代をして
俺は秋山さんと同時に椅子に座ると即秋山さんが
「なぁ泰広」
「な、なに、秋山さん?」オドオド
「オドオドしなくても・・・」
「すいません」
「それより、唯とムギに名前で呼ぶよう強要されたって?」
「う、うん、おっしゃる通り」
「私は・・・私もちょっと恥ずかしいけど呼び捨てのほうが仲良くなれそうだし、それに私たち全員はもうすでに泰広のこと呼び捨てにしているし、べ、別に無理しなくてもいいんだぞ」
「いや、いいよ、わざわざ俺のために気使ってくれてありがとね、秋山さんもいずれ呼び捨てできるよう頑張るから気にしなくていいよ」ニコッ
「べ、べつに気使ってなんか・・・」カァアァァァァ
なんだ?秋山さんの顔がいきなり真っ赤になってるけど・・・
「どうしたの!?顔が真っ赤だけど熱でもあるのかい?」
「いや、な、なななななんでもないから・・・!」
「そう?ならいいんだけど・・・」
そして、しばらくカウンターを押しているとあっと言う間に1時間だ
時間は過ぎるのは早いものだなっと俺は少しじじ臭いを思った
そして、車の中に戻ろうとすると
「まて〜い、泰!!泰はもう3人とも一緒だったろ?もうあと1回しかないから次は私とな!」
田井中さんがそう言ってから
時間確認してみると
既に4時であった、話によると5時で終了らしい
「え〜、もういいんじゃないの?もう俺きついし、充分仲良くなったし・・・」
「嘘付け!!とにかく私ともう1回だ!分かった!?」
「・・・はい(泣)」
「まっ、頑張れや!」
「くっ、人事だと思ってよく・・・」
「人事ですから、あはは」
「ちぇ・・・」
結局最後の2時間俺はぶっちぎってする事になった
「はぁ、眠い!!」
「我慢しろ!!唯のため、お前のためだろ!!」
田井中さんがそう言うと
「よく言うよ、自分やすやすと俺の為だと言って・・・」
グギッ!
「なんかいったかっな〜、泰?」グググググ
後ろに回りこまれて、チョクスリーパーを掛けられた
徐々に首が締まっていく音が自分でも聞こえた
ヤバイ、首が!!骨が!!気管支が!!
「ご、ごめ、ギ、ギブ・・・」
「よし、それでいいんだ」
そう言って腕を緩めて俺の首を開放した
ハァハァ・・・助かった・・・ガチで窒息になりそうだった・・・
幸い車や人は通らなかったものの、まさか今日みたいな日に花畑を見るのは初めてだった
「(今度からできるだけ田井中さんに逆らわないようにしよう・・・)」
「そうだ、いい忘れるとこだった!!」
「何?」
「あたしも名前で呼べよ!!」
「また〜・・・?」
「嫌ってかい・・・!?」
「そうじゃないけど・・・3人にも言った通りしばらく掛かるかもな〜」
「まあいいや、じゃ、いつか必ずそうしろよ〜!!」
「はいはい」
「それじゃああと1時間頑張ろうぜ」
「了解っと」
こうしてまた軽い会話を交わしながら、カウンターを押し、それの繰り返しで1時間が過ぎた
そして、ようやくバイト1日目が終了した
俺たち6人はバス停の前に集まっていた
「1日目終了〜♪」
田井中さんの声が響いた
「じゃあ私は駅へ行くから」と琴吹さん
「私と澪はバス」と田井中さん
「泰広と正樹は自転車、唯は歩いて帰るんだっけ?」
「うん」
「俺が途中まで乗せて行ってやろうか?」
「あ〜じゃあお願い!!」
「はいはい」
「明日も…」
「うんっ お菓子よろしく?」
「…『頑張りましょう』って言おうとしたんだけど…」
「エヘヘ?」
「おいおい、またかよ」
正樹が呆れていった
「え?何?」
正樹以外の視点が俺に集まった
「泰!お前もちゃんと名前呼べるように努力してこいよ〜!」
「はい・・・」
「おい、律!泰広に無理矢理強要させるな!!」ゴツッ!
「いった〜い!」
アニメでしか見たことがないたんこぶが田井中さんの頭に出てきた
「それじゃあ、もう行こう平沢さん、正樹」
俺が2人に向かって言った
「うん!」
「それじゃ、帰るか」
平沢さん、正樹と返してくれた
こうして、正樹の自転車の荷台に平沢さんが乗ると
俺たちはゆっくりとペダルを足で押し始めた
すると
「あっ」
が、数十歩、歩いたところで平沢さんが声を上げる
正樹が自転車を止めてから、いきなり荷台から降りて
くるりっと田井中さんと秋山さん、琴吹さんの方を向き…
「みんなぁー!本当にありがとね!私ギター買ったら毎日練習するねー!」
それを聞いて笑みを浮かべる三人。
そして…
「やっくんもまーくんもありがとっ!!私やっくんたちと演奏できるよう頑張るねっ!!」ニコッ
そう言って平沢さんは満面の笑みを見せた
「気にするな、俺たちは好きでやってるんだからさ」
「そうだよ、それに前の正樹がにも言った通り少しでも早く皆と合わせたいからね」
こうして俺たちは平沢さんが乗ったのを確認して再び自転車を漕ぎ始めた・・・
〜バイト2日目〜
こうして2日目も同じ交通量調査のバイトだ
さすがに1日目ほどのような事は無かった
むしろ、雑談で少し楽しむことができた
でも、結局まだまだ4人を名前で呼ぶことはできなかった・・・
そして、バイトが終了した
昨日と同じくバス停まで行き…
「はい」
と平沢さんに二日間で稼いだ金を渡す。
「一日8千円か?」
「お母さんに前借りした5万円と合わせても、まだ全然足りないわね」
「あと何回かバイトするか」
「そうですね」
「あと15万ちょっとか・・・」
「まだまだ長い道のりだけど、少しずつ近づいてるよ」
「よしっ!また探そっか!」
今まで黙ってた平沢が口を開く。
「…やっぱりこれ、いいよ」
「「「「「えっ?」」」」」
「バイト代はみんな、自分のために使って」
そう言って先程渡したバイト代を俺達に返す。
「唯ちゃん…」
「私、自分で買えるギターを買う」
「唯…」
「平沢さん…」
「唯、お前…」
「一日でも早く練習して、みんなと一緒に演奏したいもん」
そう言って笑う平沢
「また楽器屋さんに付き合ってもらってもいい?」
俺と正樹の3人がコクリと頷き
俺と正樹は「もちろん(だ)」と返す
そして、交通量調査のバイトを終えた俺たちは帰ろうとしていた
軽く3人と挨拶を交わした
「それじゃあ行くか」
「そうだね」「うん!」
そして、自転車に身を乗り出そうとすると平沢さんが
「ジャカジャ?ン♪」
急にエアギター(結構なノリ)を始めた・・・
「(うわ〜恥ずかしい、俺には到底できないな)」
そう思っていると正樹もやり始めた
「正樹も!?」
そういえば、正樹は中学校からノリが良かったんだっけ?
何もこんな人気のある場所でやらなくても・・・
「「「(案外この2人気が合うかも・・・)」」」
そして、俺が呆れて置いていこうとすると
「待てよ〜、他人のフリするな〜!!」
「待ってよ〜、やっくん!!」
こうして、長かった2日間は終了した
まだまだ名前で呼ぶことはできないが、仲良くなっていてるのは分かっていた
「(俺も名前で呼べるようにしないと・・・しかし、それがなかなかできないいだよな)」
俺はペダルを踏みながらそんな事を考えていた
説明 | ||
日常では普通女友達とかに『名前で呼んで』って言うのは親密な関係でない限りほぼ無いかなと思いましたが修正が大変だったのでそのままの投稿です、すいません では8話目どうぞ〜^^ |
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