恋姫外史終章・いつまでも一刀第4話
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各地の黄巾党は、諸侯たちの活躍により次々と鎮圧されていった。

 

そして遂に、黄巾党本陣の位置が明らかとなった。

 

それぞれにその場所を目指す諸侯たち。

 

今、歴史は一つの節目を迎えようとしていた・・・・・・

 

 

 

 

 

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(今、ワタクシ袁本初はとある策を実行中です。この策が成功すれば、黄巾党はあっというまに瓦解するでしょう。と言う訳で、策の成否が分かるまで皆さん勝手に戦ってはなりませんわよ?)

 

このような手紙が、黄巾党本陣の近くに陣取っていた各諸侯の下に届けられた。

 

そのうちの一人、曹操。

 

「いかがいたしますか?華琳様?」

 

「そうね・・・・・・」

 

秋蘭の言葉に思案する華琳。

 

「そんな手紙など無視して突撃しましょう!あんなやつら策など用いずとも粉砕して見せます!」

 

息巻く春蘭。

 

戦いたくてうずうずしているようだ。

 

そんな春蘭に対する華琳の返答は・・・・・・

 

「袁家の当主の言葉を無視する訳にもいかないでしょう?ここは待ちましょう」

 

「は、はい・・・・・・」

 

華琳の言葉に逆らうわけにもいかず、しょげる春蘭。

 

「でも華琳様。あの袁紹が考えた策なんて、成功するとはとうてい思えませんし、いつでも出撃できるよう準備しておいたほうが・・・・・・」

 

策は完全に失敗するだろうと決め付けている桂花。

 

「確かにそうね。でも、気にならない?桂花」

 

「?」

 

「あの麗羽がここで策なんて使うことよ。いつもの麗羽なら、雄雄しく!華麗に突撃なさい!おーっほっほっほ!!・・・なんて言いながら数に任せた力押しで攻めそうなものだけど」

 

「それは、確かに・・・・・・」

 

「麗羽の考えでないとすると、いったい誰の入れ知恵かしらね・・・・・・」

 

そんな疑問を抱きながら、華琳たちは出撃準備だけして待機するのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

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孫策の場合

 

「どうする?冥琳?」

 

「どうするも何も、待つしかないだろう。袁術の客将扱いの我等が、袁家の当主に逆らえるわけがない」

 

「それはそうだけど・・・早く暴れたいのに・・・・・・」

 

冥琳の言葉に、不満げに口を尖らせる雪蓮。

 

「まあ、そう急く事もないだろう?袁家の当主と言っても、あの袁術の従姉妹なのだから・・・」

 

「・・・・・・そうね。あの袁術の従姉妹なんだものね」

 

頷く雪蓮。

 

ようするに、この二人も策が成功するなどこれっぽっちも考えていないということだ。

 

「そういう事だ。今のうちに出撃準備を万全にしておこう」

 

「任せるわ。私は暇だから、祭の所にでも行ってくるわ」

 

「酒は厳禁だぞ」

 

「わ、分かってるわよ〜〜・・・・・・」

 

図星だったのか、歯切れの悪い返事と共に歩いていく雪蓮。

 

冥琳はため息をつきながら、自軍の状態を確認していくのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

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劉備の場合

 

「えっと、とりあえず待ってればいいんだよね?」

 

「そういう事になりますね」

 

桃香の言葉に首を縦に振る朱里。

 

「しかし、袁紹さんの策とはいったい何なんでしょう?」

 

そう言いながら、首を傾げる朱里。

 

そんな桃香たちの元に、もう一通の手紙が届いた。

 

「劉備殿個人への文です」

 

そう言って、使者は去っていった。

 

「何だろう?」

 

桃香は文に目を通す。

 

そして、

 

「・・・・・・そっか」

 

桃香はそう呟いた。

 

ちなみに、後から来た手紙にはこう書かれていた。

 

(やつらの事は俺に任せろ・・・一刀)

 

 

 

 

 

 

 

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さて、黄巾党本陣では・・・・・・

 

「みんな〜〜、元気〜〜?」

 

「「「「ほあああああああ!!」」」」

 

三姉妹による今日のライブが始まろうとしていた。

 

「みんな大好き〜〜」

 

「「「「てんほーちゃーん!!」」」」

 

「みんなの妹〜〜」

 

「「「「ちーほーちゃーん!!」」」」

 

「とっても可愛い〜〜」

 

「「「「れんほーちゃーん!!」」」」

 

舞台の前の定番も行われ、

 

「それじゃあみんな。今日もちぃ達の歌を・・・・・・」

 

三人が歌い始めようとした直前、

 

「ちょっと待ったーーーー!!」

 

一人の男の声が、それを遮った。

 

 

 

 

 

 

 

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声のした方に、皆の視線が集まる。

 

そこには、黄色の布を頭に着けた何の変哲もない一人の黄巾兵がいた。

 

「何だお前!」

 

「地和ちゃんたちの舞台を邪魔するんじゃねえよ!」

 

「やっちまえ!!」

 

周りにいた黄巾兵たちが、その兵士めがけて殴りかかってきた。

 

「とう!」

 

彼らの攻撃を、標的にされた黄巾兵は高々と跳躍して避けた。

 

そして、

 

ガッ!

 

「むぎゅ!」

 

トーン!

 

ガッ!

 

「ぐげっ!」

 

トーン!

 

黄巾兵たちの頭を踏んでは飛び、踏んでは飛び、三姉妹の舞台に近づいていった。

 

ガッ!

 

「ひでぶ!」

 

トーン!

 

最後に大きく跳躍した一人の黄巾兵は、クルクル回転しながら舞台の上に着地した。

 

「な、何よあんた!」

 

声を荒げる地和。

 

「俺か?俺はな・・・・・・」

 

そう言うと、兵士は頭の黄色い布と服に手をかけて、バッ!と脱ぎ捨てた。

 

 

 

 

その下には

 

 

 

 

マイク片手に黒いハチマキを頭に巻き、パンクロッカーのような姿をした

 

 

 

 

「俺の名は北郷一刀!同じ歌を生業とする者として、有名な張三姉妹に勝負を挑みにきた!!」

 

 

 

 

一刀の姿があったのだった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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皆様お久しぶりです。アキナスです。

 

随分時間がかかってしまいましたが、ようやく更新できました。

 

まあ、短いんですけどね。

 

そんな訳で、前の外史を含めて二度目の三姉妹対一刀の歌合戦が行われそうになってます。

 

今回の勝者は、果たしてどちらか?

 

そして、一刀は黄巾党を止める事は出来るのか?

 

様々な疑問を残して次回に・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「光魔法キラキラ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
話は進み、黄巾党は・・・・・・
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コメント
そういえばキタキタオヤジが主人公のやつありましたねえ。 次も待ってます。(ZERO&ファルサ)
きまおさん:も、元ネタが分からない・・・・・・(アキナス)
siasiaさん:選曲はどうするべきか・・・・・・(アキナス)
量産型骸骨さん:それはまあ、展開しだいですね。(アキナス)
Mr.ハリマエさん:あのマンガの真の主役はキタキタオヤジだと信じて疑わない私・・・・・・(笑)(アキナス)
明日にむかってドリルうんPナックル!(きまお)
まってましたw 一刀がどうするか楽しみですww(siasia)
策ってそれかww 成功すれば黄巾党を丸ごと味方に引き込めるかな?(量産型第一次強化式骸骨)
あの技は、結局武器として機能よりもおやじ達のギャグで構成されていたとしか考えられない。(コメディ構成はわかるけど・・・・)(黄昏☆ハリマエ)
魁薇さん:ぶっちゃけ自分でもそう思いました。(アキナス)
タグ
北郷一刀 外史 恋姫†無双 真・恋姫†無双 いつまでも一刀 

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